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コバレフvsウォード感想。コバレフ敗れる!! ウォードが3-0の判定で王座戴冠!! 神の子がクラッシャーに鼻差で勝利【結果】

ボクシング観戦, 趣味, 雑談 | 2016年11月20日 | タグ: , , ,

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電車内モスクワ
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2016年11月19日(日本時間20日)に米・ネバダ州ラスベガスで行われたWBA、IBF、WBO世界L・ヘビー級統一戦。
同級王者セルゲイ・コバレフと挑戦者アンドレ・ウォードが対戦し、3-0(114-113、114-113、114-113)でウォードが勝利。S・ミドル級に続いて見事2階級制覇を達成した。

「エキサイトマッチ総集編2016を観た感想と、俗世にまみれた雑感など」

共にPFP上位に名を連ねる無敗同士の激突は期待にたがわぬ接戦。
2Rにコバレフが右のカウンターでダウンを奪うなど、前半を有利に進めるが、後半からウォードがペースを掴んで反撃。疲れの見えるコバレフに対して立て続けにパンチをヒットさせる。

「ロマチェンコ完勝! ウォータースあへあへギブアップで余裕の防衛成功!! 階級アップで覚醒」

最終ラウンドでの勝負となったが、終盤でも動きの落ちなかったウォードが高度な技術戦を制して逆転勝ち。見事に統一王座を奪還する。

なお、試合後のインタビューではコバレフが判定に不満を漏らすなど、両者ともに再戦に乗り気のコメントを残している。

「ホプキンス引退!! ジョー・スミスにリングアウト負けで伝説に終止符。出がらし状態の51歳がラストマッチで豪快に散る」

試合が実現したことに感動しちゃいました。だってコバレフとウォードが同じリングにいるんだぜ?

ウォード勝利!!
クラッシャー(破壊者)コバレフ初黒星!!


まず最初に申し上げておきたいのだが、僕はとにかくこの試合が実現したことに感動しているww
試合開始直後、リング上で対峙する両者を目にして意味不明な高揚感が沸いた次第である。

このクラスの選手が、
時期を逃さず、
大きなトラブルもなく、
最高の盛り上がりの中、
リングに上がる。
 
「ベテルビエフvsコーリン感想。攻略法が見えたような見えないような…。ベテルビエフの剛腕フィジカルにコーリンが撃沈」
 
モンキービジネスと呼ばれて久しいボクシング界で、これだけのビッグマッチがすんなり開催されたという事実に僕は無駄に感動してしまった。

「やべえ……。マジでコバレフとウォードが試合しとるわ……」

言ってみれば、ロイ・ジョーンズとバーナード・ホプキンスの再戦が両者の全盛期に実現したようなものだろうか。

「無謀にもほどがあるケル・ブルックがゴロフキンに5RTKO負け!! セコンドのナイス判断」

高揚感というか、満足感というか。
両者を俯瞰で映したあのシーンを観ただけで、なぜか僕は半分満足してしまったww
 
「ウォードが再戦に完勝!! コバレフがキャリア初のKO負けでリベンジ失敗。仕方ないね。ちょっと差があり過ぎた」
 

2016年最高の一戦。実力伯仲の両者に大熱狂でございます


肝心の試合だが、やはり期待通りの大激戦である。
最後までどちらに軍配が上がるかわからない、2016年に行われたビッグマッチの中でも最高峰の接戦だったのではないだろうか。

「ベテルビエフこれアカンヤツやww プリエトを豪打のカウンター1発で生まれたての小鹿に」

ウォードの判定勝利についてはかなり物議を醸しているとのことで、確かに微妙だったので何とも言えない。
だが、個人的にはそこにはあまり興味がない。というよりこの試合はもっと普通に観た方が楽しい、ポイントでゴチャゴチャ言うのは野暮だと考え、ポイントを数えるのを途中で止めた。

まあ、僕はコバレフに勝ってもらいたかったので残念な結果ではあったのだが。

「コバレフvsウォード予想!! PFP最強を賭けた2016年最大のメガマッチ!!」

2Rにダウンを奪ったコバレフ。まさかウォードのさばきが通用しないとは

2016年屈指の大激戦となったこの試合、内容的にはウォードの作戦勝ちといったところだろうか。
作戦勝ちというより、勝負を賭けたウォードと、勝負どころで躊躇したコバレフの差といった方が正解か。

試合の流れとしては前半がコバレフ。後半ウォード。
前半から圧倒的有利な状況を作り出したコバレフに対し、徐々に盛り返したウォードが最後の3Rで逆転して勝利を掴んだ。大雑把に言えばそんな感じである。
 
「嗚呼ゴロフキンww マーティロスヤンがんばったけどな。ゴロフキンの衰え? あると思います」
 
恐らくウォードが実行した作戦はプランB。被弾覚悟で前に出てのスピード勝負だ。
WOWOWエキサイトマッチの実況が「相打ちの多い試合です」と言っていたが、まさにその通り。ウォードがコバレフの危険地帯に踏み込み、瞬間瞬間の勝負を挑んだ結果があの相打ちの数々である。


試合序盤、1、2Rのウォードの作戦はコバレフを完全にコントロールすること。
弾丸のようなコバレフのパンチをバックステップで避け、打ち終わりを狙う。そのまま腕を絡め、小さくサイドにポジションチェンジしながら反撃を封じる。いわゆるこれまでのウォードのスタイルそのものである。

「最強のクソ試合製造機アンドレ・ウォードさんが本日も安定の完封」

打ち終わりを狙われ、パンチの戻り際にカウンターをもらううちに対戦相手は手が出せなくなる。相手に手詰まり感を味わわせ、それでも距離をとって安全な位置からポイントを奪取し続ける。ウォードのいつもの塩試合というヤツだ。

だが、驚くことにこのスタイルがコバレフには通用しなかった
コバレフの左の伸びはウォードの予想を超え、想像以上に凶悪な破壊力を秘めていた。
そして、予想以上にコバレフはしたたかだった。
 
「サンキューコバレフ、お前はサイコーだった。アルバレスに7RKO負けで王座陥落。クラッシャーの終焉か?」
 
射程の長いコバレフのジャブがウォードの鼻先を捉え、踏み込みの速度を一瞬鈍らせる。
だが、リーチ差を埋めるためにウォードはコバレフの懐に入らなければならない。これまでよりも足を踏ん張り、渾身の踏み込みでコバレフの懐に飛び込む。

コバレフの狙いはまさにここ。
ウォードがパンチの戻り際に踏み込んだ瞬間、何と右のカウンターを合わせるのである。あのウォードの踏み込みに、である。

カウンターを被弾したウォードはたまらずダウン。
まさかの展開に場内が異様な盛り上がりを見せる。
この試合の最初のハイライトである。

「バーンズvsレリクとかいう隠れ名試合。疑惑の判定に興味がわかないのはおかしいのかな?」

ウォードのプランB発動。後半勝負に切り替え、時間稼ぎに徹する

2Rにまさかのダウンを喫したウォード。
だが、ここからの切り替えが本当に早かった。

まず、あのダウンによってウォードは試合をコントロールすることを諦めた

コバレフの強打とテクニックを完全にさばききるのは無理。
そんなことをやっていたら怪力に呑み込まれる。
 
「リナレスvsルーク・キャンベル予想。濃い顔族か平たい顔族か。強化版阿部寛の顔力で英国の英雄を吹っ飛ばせリナレス」
 
それなら多少の被弾を覚悟で強引に懐に入るしかない。
相打ちならそこまでのダメージはないし、コバレフの腕が伸びきる位置で被弾しなければ耐えられる。

綺麗に勝つことを諦め、コバレフの危険地帯に踏み込むことを決心する。
つまり、プランBの発動である。
 
「スティーブンソンがフォンファラを2RKO!! 顔面かち上げたろか? と言わんばかりの自慢の左が炸裂」
 
さらに言うと、恐らく2Rのダウンのダメージは意外と大きかったのではないだろうか。
ウォードは3〜6Rまでの間、ポイントと引き換えにダメージの回復に努めたのだ。

接戦になることを承知の上で。
最後に逆転できることを信じて。

これぞ稀代のテクニシャン、現役最高のクレバーさと勝負勘である。

「トロヤノフスキー、ワンパンKO負け!! 40秒でインドンゴの左で衝撃ダウンで王座陥落!! 内山vsコラレスの既視感」

ダメージ回復完了!! 7Rに反撃開始のウォード

左手を前に伸ばし、コバレフの侵入経路を塞ぐ。
距離をとり、左右に動きながら決定的な被弾を避ける。
時おりタイミングを合わせて懐に飛び込み、そのまま腕を絡めてコバレフの動きを封じる。
ダウンのダメージ回復に努めるウォードが見せた時間稼ぎの数々である。

特にコバレフの両腕に自分の腕を絡めて動きを封じる作戦はうまかった。
自分の腕を外側から回して身体の力を抜く。コバレフが前に出ようとする力に逆らわず、うまく身体を預けながらロープにもたれかかる。コバレフの体力を削りつつ、自分の安全を確保する芸の細かさである。


そして、ダウンのダメージから完全に回復した7R。ウォードが反撃に転じる
しっかりと両足に力を入れ、コバレフの踏み込みに合わせてバックステップ。そこからスピーディなリターンで左を叩き込む。

さらに至近距離でのボディ。
このパンチでコバレフが身体を微妙にかがめ、ほんの少し嫌がる表情を見せる。

洞察力に優れたウォードはこれを見逃さない。
踏み込みのスピードを上げ、コバレフの懐でボディを中心に攻める。

まさしくウォードが自分に流れを引き寄せたラウンドである。

「アンドレ・ウォード降臨!! サリバン・バレラを大差判定で下してL・ヘビー級のテストマッチを楽々クリア」

9、10Rの勝負どころを見逃さなかったウォードがコバレフという高い壁を乗り越える

3〜6Rで回復に努めつつ、クリンチでコバレフの体力を奪う。さらに7、8Rにボディを叩いて失速を呼び込む。

そして9R。
ついにウォードが勝負に出る。

これまでの半身の構えから一転、足を踏ん張りガードを上げて前に出る。
一気にペースを上げ、コバレフのパンチ1発1発にリターンを返す。
バックステップを止め、その場のシフトウェイトのみでパンチを打ち込み、コバレフの豪打にカウンターを合わせまくる。

これまでのラウンドで体力を削られたコバレフはウォードのペースアップについていけない。
再三高速のワンツーを被弾し、前に出られなくなる。
フェイントをかけてパンチを打ち込むものの、自分の腕に振り回されてほんのわずかに足がもつれる。

「最強巨神兵コバレフの攻略法判明? チレンベ(チレンバ)の大健闘で大差判定ながら不安を残す」

耐えに耐えたウォードが満を持して勝負を賭けた9、10R。
体力が底をついて流れを引き戻すことができないコバレフ。

この試合の2度目にして最大のハイライト。さらに言うなら、ウォードがコバレフという壁を乗り越えたシーンである。

「鉄拳爆発!! ジャーマル・チャーロがテクニシャンウィリアムスを豪腕で沈める!!」

クラッシャーの人間っぽさを見たインタビュー。僕はやっぱりコバレフのファンですわww

結局試合は9、10Rに勝負を賭けたウォードが僅差の判定で勝利を収めたわけだが、上述したように勝負の分かれ目は2Rと9Rだろう。

2Rにダウンを奪い、圧倒的に優位な状況にもかかわらず勝負をかけられなかったコバレフ。まだ序盤だったこともあって体力を温存してしまった。

そして、プランAをさっさと諦め後半勝負に切り替えたウォード。冷静な判断に加え、ここぞの場面を見逃さない勝負勘もすばらしかった。フィジカル差のある相手をテクニックとメンタルの強さで上回る。フィジカル至上主義の僕にとって、こういう試合をする選手は問答無用で尊敬に値する。

「今さらメイウェザーとパッキャオを語る。アルバレスvsカーン戦を観て、この2人が唯一無二の存在だった」

ポイント云々にケチがついているのはわかるが、そういうものを超越した好勝負だった。両者とも本当にナイスファイトだった。
 
「村田はブラントに勝負師として負けてる。準備、経験、覚悟。すべての面でブラントが上回り完勝。文句なしの感動的な試合」
 
ちなみにだが、試合後のコバレフのインタビューを聞いてどう思っただろうか。

「観てればわかるだろう。俺の勝ちだ」
「ウォードに勝ってもらいたいのはわかるが、これはスポーツだ」
「(ジャッジが全員アメリカ人だったことを受けて)勝負に政治を持ち込まないでほしい」

大ブーイングの中、判定に対する不満と再戦を要求するコバレフに対し、もっと潔く負けを認めるべきだと感じた方が多いのだろうか。

実を言うと、僕はこのコバレフの姿にちょっと感動してしまった

何と言うか、この選手は本当に自分の拳だけでのし上がってきたのだろう。
ロシアを飛び出し、完全アウェイの米国を主戦場とする。その過程で様々な困難を乗り越えてきたのだ。
ノーギャラでの試合を強いられたり、下積み生活が長かったとも聞く。相当の苦労を経て、ようやくこの地位を手にしたのだと思う。きっと競技以外の面でも理不尽な目に合ってきたのではないだろうか。

不満ももらさず、一攫千金を目指して自分の拳だけを頼りに這い上がり、ようやくたどり着いた場所で納得のいかない判定に泣かされる。
そして、みんなが自分の言葉を聞いてくれる場所で、思わずこれまでの不満を爆発させてしまう。
これが破壊者と呼ばれた男の人間臭さである。

泣けるぜコバレフww
絶対また這い上がってこい。

たまりませんな。
僕はさらにコバレフのファンになってしまいましたよ。

我ながら気色悪いことこの上ないが。

まあ、ウォードと再戦するなら、次は相当工夫しないと一方的に負けると思いますけどね。

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