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ラフファイトとか体重超過とか、別にアリだよな? というお話。パッキャオやシーサケットのヘッドバット、アンドレ・ウォードのローブローなど【前編】

ボクシング観戦, 趣味, 雑談 | 2017年7月5日 |

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カメレオンイメージ
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ビッグマッチが続くボクシング界。
 
2017年も半分が過ぎたが、9月のゲンナジー・ゴロフキンvsサウル・“カネロ”・アルバレス戦を筆頭に注目試合が目白押しである。比較的おとなしかった2016年の反動か、ファンにとっては楽しみな試合が多い。
 
「ヒット率、ヒット数以外のスタッツのお話。リングの広さとか温度とかの表記。見えなかった自分が見えるはず【後編】」
 
だがその反面、物議を醸すほどのラフファイトや反則ギリギリの行為で勝利を掴む試合も増えているように感じる。
先日のアンドレ・ウォードvsセルゲイ・コバレフVol.2におけるウォードのローブローや、アンダーで行われたギジェルモ・リゴンドーvsモイセス・フローレス戦のゴング後のリゴンドーの一撃。
 
「ウォードが再戦に完勝!! コバレフがキャリア初のKO負けでリベンジ失敗。仕方ないね。ちょっと差があり過ぎたよな」
 
ローマン・ゴンサレス戦でのシーサケット・ソールンビサイや、マニー・パッキャオ戦でのジェフ・ホーンのラフファイトなど。
特にここ最近、反則スレスレの行為に対するレフェリングの改善を望む声は多い(ような気がする)。
 
「シーサケット勝利!! PFP No.1 ロマゴンに判定で大金星を挙げる!! すっばらしいねシーサケット」
 

前々から興味があった「ラフファイト」について。「疑惑の判定」も多いし、旬な話題に乗っかってみる

表題の通りなのだが、この辺の話題は常々取り上げてみたいと思っていた。しかも、最近旬な感じがするので、ちょうどいいのかなと。
 
中でも僕が興味があるのが「ラフファイト」について。
先日のパッキャオvsジェフ・ホーンでの流血戦や、ローブローでコバレフをKOしたアンドレ・ウォードなど、「自分はこう思っていますよ」というのを適当に列挙していく。
 
もちろんいろいろな意見があるだろうし、それを否定する気はさらさらない。
僕の考えを受け入れられない方も多いとは思うが、それはそれ。特に気にせず突き進むことにする。
 
「マイキー・ガルシアがブローナーに判定勝利。階級の壁をちょっと感じたかな。ブローナーもよかったよね?」
 

「ラフファイト」について。辛辣な評価が並ぶジェフ・ホーンさん。ああいうスタイルが嫌いな人はマジで多いですよね


先日のジェフ・ホーンや、ロマゴンを敗ったシーサケットの強引なクリンチや頭突き。
また、ローブローギリギリのパンチでコバレフをKOしたウォードなど。
一見、反則に思える行為で勝利をもぎ取った選手への風当たりは強い。
 
「ジェフ・ホーン圧勝!! パッキャオ議員に力技で勝利し人生の厳しさを教える!! 作戦勝ちかな」
 
特に荒っぽいファイトで勝利したジェフ・ホーンの評判はすこぶる悪い。
 
「体格差を利用して上からのしかかった」
「パッキャオのパンチを強引なクリンチでストップした」
「単発のパンチにヘッドバットを加える汚い行為」
などなど。
 
体格差のあるパッキャオだからあの展開に持ち込めただけで、ほかの選手が相手だったら話にならない。
スタイル的に人気も出そうにないし、今後の展開を見込める選手じゃない。
あの程度の選手がジモハンとラフファイトで王座を獲得するのはよくない。
 
「コバレフがシャブランスキーを倒しまくり再起戦に勝利。かっこええわ~コバレフ。やっぱり破壊神が王座にいないとね」
 
相手がアジアの英雄パッキャオだったこともあってか、正直「そこまで言う必要ある?」と思う言葉の数々である。頭突きなど、ああいうラフファイトが嫌いな方はホントに多いんだなぁという印象が強い。
 
「グヴォジクすっげえわコイツ。クレイグ・ベイカーを6RTKO。何? この内山と井岡とリー・セルビーのいいとこ取りしたようなヤツ」
 

僕はジェフ・ホーンはめちゃくちゃよかったと思っている。ロマゴンに勝ったシーサケットも、ローブローでコバレフをKOしたウォードも

だが僕自身、ああいう一方が意図的にかき回した泥試合は嫌いじゃない。
 
先日も申し上げたようにパッキャオvsジェフ・ホーン戦は大いに楽しめたし、あの作戦を最後まで貫いたジェフ・ホーンは普通によかったと思っている。
 
ロマゴン戦のシーサケット同様、頭のぶつかりやすいサウスポーとオーソドックスの試合で、フィジカルで上回るアンダードッグがそれを利用するのは当然である。
 
というより、開き直りでも何でもなく「え? 何がいかんの?」
 
「リゴンドーに勝てる選手見つけた。リゴンドーの倒し方、勝ち方考えた。無謀な挑戦を前向きな妄想に」
 
→実力が上の相手とまともに勝負しても勝てない
→自分が上回っている部分は身体の大きさ、フィジカルの強さ
→右構えと左構えで頭が当たりやすい
→ロマゴン、パッキャオとも、連打による波状攻撃を得意とする
→ペースを掴ませないためには体格差を活かした突進が有効
→頭を当てるくらいの思いきりのよさで前に出て、連打の発動を抑える
 
ごく自然な流れである。
 
 
以前にも申し上げたように、勝負ごとはいかに相手を自分の土俵に引きずり込むか。化かし合いでどれだけ相手を出し抜くかがキモになるわけで、正々堂々などクソ食らえである。
 
「三浦仁選手はいいっすね。てか、エカテリンブルク日露対抗戦おもしろかったww 金子大樹ロシアで散る」
 
さらにレフェリーの傾向を瞬時に見抜き、反則スレスレのラインを狙う判断力。レフェリーの目から反則行為を「隠す」テクニック。これもある意味プロフェッショナルと呼べるわけで、アンドレ・ウォードのローブローなどはその最たるものである。
 
なので、ウーゴ・ルイス戦の長谷川穂積には興醒めだったし、ジョナタン・グスマンに敗れた和氣慎吾には心底幻滅した。
 
「顔面崩壊で完敗和氣。ダメだ、全然感動しなかった…。グスマン4度のダウンを奪い世界タイトル獲得!!」
 
勝手に試合を止めてローブローやバッティングをアピールしたり、その最中に追撃を受けてダウンするなど愚の骨頂である。至近距離で顔面を晒してローブローをアピールするなど、普通に考えてあり得ない。それも世界戦の舞台で。
 
「言うほどいい試合かこれ? 長谷川穂積がウーゴ・ルイスにTKO勝利!! すまん長谷川、あんまり感動せんかった」
 

アマチュア上がりのロマチェンコを封じたサリドの周到さはやっぱりお見事だった

そういう意味でも、2014年のワシル・ロマチェンコvsオルランド・サリド戦のサリドがダメだったとは僕にはどうしても思えない。
 
鳴り物入りでプロ入りし、初戦ですでにモノの違いを見せつけていたロマチェンコ。
だが、身体全体の線の細さなど、サリドとの相性の悪さも少なからず指摘されていた。
 
「ロマチェンコ完勝! ウォータースあへあへギブアップで余裕の防衛成功!! 階級アップで覚醒した天才ロマチェンコ」
 
そして、試合当日にサリドが選択した作戦は「体重超過」「頭突きを含めたラフファイト」
恐らく体重超過は意図的で、頭突きや故意のクリンチも普段より多かったと思う。
 
内容についてはいちいち繰り返さないが、あれを「見苦しい」「不快」と感じる方は多いかもしれない。
 
「京口世界王座!! アグルメドとの激戦を制す。いいですね京口! こういう試合が観たかった。最短世界一は無意味? まあ商売だから」
 
だが、あの時点では懐疑的だったロマチェンコのポテンシャルを見極め、露骨なラフファイトに活路を見出したサリドは文句なしにすばらしい。
 
しかも体重超過で身体を大きくし、アマチュアっぽさの残るロマチェンコを物量でねじ伏せる周到さ。反則ギリギリの境界線を見極め、ロマチェンコの実力を封じる兵法はまさしくプロフェッショナルである。
 
「尾川堅一がテビン・ファーマーに勝つには? どうすりゃいいのかサッパリわかりませんが、一応考えてみる」
 
「試合が中止にならない程度の体重超過」ってのもまたねww
練られてますよねww
 
「は? ソーサがロマチェンコに勝てるわけねえじゃんかww え? 棄権した? よし、批判の時間だあああああぁぁぁ」
 

サリドのキャリアを見れば、あの体重超過とラフファイトが正解だったことは明らか。チート化したロマチェンコに「唯一勝った男」

2017年現在、あの体重超過とラフファイトが正解だったのは、今のサリドを見れば明らかである。
 
チート化したロマチェンコに唯一勝った男として名をはせ、ターサク・ゴーキャットジムやローマン・マルティネス、フランシスコ・バルガスら強豪とのマッチメークが次々に決まる。
期待された三浦隆司戦をブッチしようが、ロマチェンコからは再戦要求を何度も受ける。そして、そのたびに高額な報酬をゴリ押しして決裂する。
 
「ゾンビか!! サリドがバルガスを追いつめ惜しくもドロー!! 三浦を敗ったバルガスがギリギリで初防衛」
 
マジな話、オルランド・サリドは世界でただ一人、ロマチェンコを相手にAサイドでやりたい放題できる選手である。2014年に失ったWBO世界タイトルなどとは比較にならないほどの商品価値と言える。
 
 
以前にも申し上げたが、僕は体重超過がOKと言う気はまったくない。
だが、それで失うタイトルやファイトマネー、業界内での信頼と比較して、見返りの方が大きいのであれば、体重超過は「あり」
 
「タパレスが大森を11RTKOで粉砕。顎を骨折した大森は病院直行する。意図的な体重超過が「あり」な件」
 
「勝利が大前提」だが、厳しい懲罰もなく公式記録として残るのだから、意図的にやらかすメリットは多い。無理な減量で体力を削るよりも明らかにお得である。
 
「岩佐圧勝で世界王者!! 小國は手も足も出ず、試合後に引退を表明。ラフさが足りなかったかな小國は」
 
1、2回のダウンや敗戦などは何とも思わないサリドの処世術というか。過酷な生存競争を生き抜くための兵法というか。
 
 
まあ大した罰則がない現状、体重超過を手っ取り早く防ぐ方法は罰金。
カネロvsチャベス戦やブローナーvsマイキー・ガルシア戦のように、ファイトマネーがふっ飛ぶくらいの罰金を課すのがベストである。それこそ「Aサイドの人気選手のみに許された行為」でもあるのだが。
 
「マイキー・ガルシアvsブローナー決定!! マジかよスゲー試合だよこのマッチメイク。体重超過あり?」
 
なお、次回は「地の利」について書いてみたい。
これも僕が前から興味があった話題で、いい機会ということで。
 
「地の利とか日本人ボクサーがタイで勝てない理由とか。世界戦19敗1分を引き起こしたマモノ()についてのお話」
 
「タイの選手が地元で強い理由」や日本人選手がホームで試合をすることの優位性など、その辺を好き勝手に列挙していく予定っす。
 
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