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久保隼vsセルメニョ感想。ナイスファイト久保。万全の準備をした上での好試合。え? リゴンドーとやれ? 無理言うなよ【結果】

ボクシング観戦, 趣味, 雑談 | 2017年4月11日 | タグ: , , ,

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大阪イメージ
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2017年4月9日に行われたWBA世界S・バンタム級タイトルマッチ(エディオンアリーナ大阪)。
同級8位の久保隼が王者ネオマール・セルメニョに挑み、11RTKOで勝利。初の王座奪還に成功した。
 
「久保隼陥落…。ダニエル・ローマンすごかった。こりゃ勝てんわ。まるでゴロフキンじゃねえかww」
 
試合は序盤から久保の左が冴え、ベテラン王者の顔面を次々に捉える。
15kgの減量の影響か、本来の動きが見られない王者はアウトボクシングに徹する久保を追い詰めることができない。7Rに2度のダウンを奪ったものの、勝負と見られた8Rも積極的に出ることができず。
 
「井岡vsノクノイを予想する。てか、井岡圧勝を予想する。今回ばかりはやりやすい相手を厳選した感が」
 
最後は11R終了時に「体力の限界」を理由に棄権し王座が交代。
あっけない幕切れとなったものの、勝者の久保には大きな声援が送られた。
 
「野獣ワイルダーがオルティスを豪快KO!! やべえ、おもしろかったww オルティスは勝たなきゃダメな試合だったな」
 
なお久保は試合後のインタビューで、IBF王者の小國やWBC王者のレイ・バルガスへの挑戦を希望するなど、今後のビッグマッチに意欲を見せている。
 
「小國vsグスマン感想。怒らないで聞いて。実は小國が勝てるんじゃないかと思ってた。でもビビって口に出せなかった」
 

前評判が散々の久保隼。いや、そこまで言うんすかww

見事に王座奪還を果たした久保隼。
 
だが、実をいうと僕はこの選手の試合をこれまで一度も観たことがなかった
「長谷川穂積の後継者」というフレコミで名前は耳にしていたものの、何となく興味が沸かずにスルーしてきていた。今回初めて世界タイトルマッチを行うと聞いてもテンションが上がらず、相変わらずノーマークのままだった。
 
「田中恒成が激闘の末にアコスタを退ける!! すっげえ試合! アコスタも間違いなく最強の挑戦者だった」
 
ただ、試合前の評価があまりにも低く、逆に久保という選手に興味が沸いた次第である。
 
「勝てるわけがない」
「セルメニョにボコられて終わり」
「無敗の戦績もかませを選んで作ったもの」
「まったく期待できない」
 
などなど。
まるで久保隼という選手を貶すことが目的化しているような意見の数々。
「え? そこまで言う必要あるの?」と思うほどボロッカスだったおかげで、ちょっと観てみようかという気になったわけである。
 
「タパレスが大森を11RTKOで粉砕。顎を骨折した大森は病院直行する」
 

久保隼ってそんなにダメか? 僕にはそこそこいい選手に思えたけどなぁ


そして、過去の試合をいくつか確認したところ、僕にはそこまで悪いようには思えなかった
「ん? これってそんなにダメか? そこそこいい選手に見えるんだが」
 
身長176cm、リーチ180cmとS・バンタム級ではかなりの長身。
重心を若干奥足に置き、スタンスを広めに斜に構える。
サウスポーの前手の右を小刻みに動かしながら相手との距離を測り、得意の左につなぐアウトボクシング。
 
なるほど。
絶えず動かす前手の右とフィニッシュの左。カウンター使いのサウスポーという意味では、確かに「長谷川穂積の後継者」と言われるのもわかる気がする。
 
「長谷川穂積のベストバウトはあの試合だろ? 壮絶な打撃戦の最中に長谷川を覚醒させ、その後の道すじを決定した7R」
 
ただ、あの右はタイミングを測るというより、相手の侵入を防ぐつっかえ棒としての比重が高く、長谷川穂積のそれとは若干違う。
またあれだけ広いスタンスで、なおかつ奥足重心の構えからほとんど身体を開かずに打つ左。威力自体はそれほど感じないが、あの独特の距離感は非常にやっかいに見える。いきなり肩口からタイミングだけで「スパッ」と来る感じだろうか。
 
「インドンゴがバーンズ討伐を果たして王座統一。おもしれえ試合ww 野生動物のようなインドンゴにビックリ」
 
同じサウスポーのカウンター使いという共通点はあるものの、身体能力と抜群の見切りで王者に君臨した長谷川穂積とは完全に別物。どちらが優れているとかではなく、久保は久保で普通にいい選手に思えたのだが。
 
まあ、それでもこれだけ言われてしまうということは、もしかしたら「英雄・長谷川穂積を久保隼ごときと比べるな」というファン心理が働いているのかもしれない。
 
「村中優惜しい!! ヤファイを追い詰めるが、最後の最後で失速。敵地で絶好のパフォーマンスは次につながる」
 

セルメニョと久保は相性自体は悪くないと思ったが、予想以上に久保のスタイルが機能した

また対戦相手のネオマール・セルメニョだが、僕はこの選手についてもあまり詳しくはなく、まともに観た試合と言えば2010年のアンセルモ・モレノ戦くらい。
突進力と右の大振りのフックが持ち味のファイタータイプというのが僕の中でのうっすらとしたイメージである。
 
「神の左()炸裂でモレノを撃破!! 山中慎介が宿敵とのリマッチを制して11度目の防衛に成功!!」
 
といっても、完全なインファイターというわけではなく、特別スピードがある方でもない。ガードを上げてにじり寄り、自分の距離に入ったところで両腕をフルスイングするスタイルだが、左リードをほとんど出さずに間合いを詰めるために被弾も多い。
決して悪い選手ではないが、そこまでぶっ飛んだものもない。
 
「山中竜也、サルダールに判定負け。足がちっとも動いてねえなオイ。アレしかなかったんだろうな」
 
そして、スタイル的に久保との相性は悪くない
どちらが勝つかはわからないが、言われているほど一方的な試合にはならないんじゃないか? 久保のペラッペラのフィジカルは懸念材料ではあるが、自分の距離をキープしつつ、あの左が通用すれば勝機はありそう。よくわからないけど。
 
 
などと考えていたのだが、実際の試合では思った以上に久保の左は効果的で、思った以上に久保の右も機能していた。
 
「亀田和毅vsイバン・モラレスはわかるわ~ww はっきりと意思が見えるマッチメークはいいね。3兄弟末っ子対決」
 
ジャブの少ないセルメニョに対し、前手の右は十分に防御としての役割を果たす。
絶対に相手と正対しないことを意識した構えで急所をさらに遠ざける。
死角から打ち込む左がセルメニョの顔面を再三捉え、出鼻を挫くとともにメンタルを削っていく。
 
「長身サウスポーのカウンター使い」という自らの特徴を十二分に活かした試合運びで、王者を徐々に追い詰めていく久保。どこからどう観てもいい選手である。
 
「圧勝ザキヤノフ!! ウォーレン手も足も出ず。やべえなww サウスポーの墓場みたいな試合だった」
 

本調子ではなかったセルメニョ。あまり詳しくないけど、あそこまで迫力がない選手じゃなかったような……

だが、今回のセルメニョが本調子でなかったことも事実である。
 
申し上げた通り、僕はセルメニョという選手についてあまり詳しくはないのだが、まさかあそこまで足が出ないとは思わなかった。
久保の右に侵入を阻まれたというのはあると思うが、それでもアンセルモ・モレノ戦では相手の左側から鋭角に間合いを詰めるうまさも随所に見られた。
 
「井上尚弥に勝てる選手? バンタム級で誰が井上尚弥を倒せるか、どうすれば勝てるかを妄想してみる」
 
フィジカルが脆弱な久保のディフェンスをあっさり突破し、持ち味のロングフックをヒットするシーンも作ったがそこからが続かず。返しの左が当たりそうなタイミングが何度もあったが、それも出ず。
特に久保の右がガクンと減った6R以降、得意の距離で打ち合ったにもかかわらず、自分も一緒に失速したのは意外だった。
 
2度のダウンを奪った次の8Rなどは、その最たるものである。
解説の長谷川穂積も言っていたように、あれだけのチャンスであそこまで何もしてこないというのは……。
 
「比嘉大吾vsエルナンデス予想。和製ロマゴン? ちょっと違う気がするけど、期待の比嘉大吾が王座初奪還に挑戦」
 
また棄権する直前の10Rを改めて観返すと、あの局面でのセルメニョはもはや何も残っていないほどフラフラだったことが確認できる。
腰は丸まり顔も上がらない。腕を振るだけでもしんどそうで、本人のコメント通り気力も体力も限界だったのだろう。あれでは棄権も致し方なしである。
 
試合後半の至近距離のもみ合いで散見された、久保が懐に右肩を押し込み、スペースをこじ開けるようにボディを打ち込むシーン。
恐らくだが、あれがセルメニョの精神と肉体を消耗させたのではないだろうか。前半から幾度となくボディを叩かれ、後半からは得意の距離でもボディを打たれる。本調子でないセルメニョにとっては地獄だったはず。
 
そして、久保にとってはまさに想定通り。数えきれないほど重ねた練習の成果が見事に出た試合というヤツである。
 
「亀田和毅が余裕の勝利! イバン・モラレスとの3兄弟対決を制す。世界タイトルマッチはやっぱり久保隼選手?」
 

苦戦を視野に入れ、この試合に向けてセルメニョ対策をバッチリしてきた久保と陣営。どう考えてもナイスファイトでしょ

減量苦と年齢的な衰え? により本来の力をまったく発揮できなかったセルメニョ。
対して、自分の得意な距離だけでなく、接近戦に持ち込まれた際の対処やダウンまでを想定してこの試合に備えた久保。
 
「世界戦にふさわしい試合じゃなかった」「穴王者から穴王者にベルトが移っただけの低レベルな試合」という声も聞こえてくるが、そんなことは関係ない。
自分の現在地と相手の特徴を冷静に見極め、苦戦を前提に最善の準備をして試合に臨んだ陣営と、それを忠実に実行した久保は本当にお見事だった。
 
いや、マジでナイスファイト。
あっさり入られるわりにまっすぐ下がるディフェンス面と、ペラッペラのフィジカルがもう少しアップすればさらによくなるんじゃないの?
でも、そうするとS・バンタム級にとどまれなくなるのか。
 
「田中恒成vsアンヘル・アコスタ予想。過去最強の挑戦者が愛知に来るぞ」
 
どちらにしろ、これまで「興味がなかったのでスルーしてきた」僕が言っても説得力に欠けるが。
 

小國やレイ・バルガスの名前を出すならスーパー王者のリゴンドーと試合をしろだって? そもそも、ちっともリングに上がらないヤツとどうやって?

てか、WBAにはスーパー王者にリゴンドーがいるから久保を王者と認めてほしくないだって?
小國やレイ・バルガスの名前を出すならリゴンドーに勝ってからにしろだって?
 
はっはっは。
 
無茶言うな。
 
勝つも何も、アイツ試合しねえじゃんww
 
「リゴンドーに勝てる選手見つけた。リゴンドーの倒し方、勝ち方考えた。無謀な挑戦を前向きな妄想に」
 
最後に試合をしたのが2016年7月で、やっと決まった次の試合が2017年6月。もっと言うと、その前は2015年11月。
 
「エリスランディ・ララvsフォアマン感想。ムカつくけどすげえ。ララがダーティ、正当両面でフォアマンを圧倒」
 
わざわざ久保がこんなヤツの都合に合わせろってかww
試合しないヤツにどうやって勝つんだよww
勘弁してくれよマジでww
 
現状リゴンドーに挑戦しようと思えば日本に呼ぶしかないわけで、しかも2014年の大みそかに日本に呼んだときのファイトマネーが6000万っつったか?
 
当時も「あんなヤツに6000万払うとか、マジであり得ねえなオイ」と思っていたが、改めて活字にしてみると正気の沙汰とは思えないww
そんな金があったら老後のために貯金しといた方がまだマシっすわ。
 
もうちょい、いろいろな現実を見てからものを言おうずww
いやマジで。
 
 
久保の「小國選手やレイ・バルガスに挑戦したい」旨のコメントに対し、IBFはWBAのスーパー王者がいる状況での統一戦は認めていない。リゴンドーに勝ってからだろというツッコミも多数見かけるが、それもまたどうなのだろうか。
 
「マクドネル敗北!! レイ・バルガスがポイントゲームを制して王座奪還!! 手がなが〜〜い!! 動きがはや〜〜い!!」
 
久保の言いたいのってそういう意味なんすかね。
僕には「やっとベルトを獲得したことで小國選手やレイ・バルガスと同じ土俵に立てた」という意味に思えたんですが。IBFの制度がどうこうではなく。
 
まあ、個人的な想像ですけどね。
 
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