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「はじめの一歩」が酷すぎる。マンガ史に残る汚点。まさか井上尚弥の試合を丸パクリするとは…。森川ジョージは完全に終わったんだな【感想】

ボクシング観戦, 映画・マンガ・ドラマ, 趣味, 雑談 | 2019年7月6日 | タグ: , , , ,

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ボクシングイメージ
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2019年7月3日発売の週刊少年マガジン31号に掲載された「はじめの一歩」第1267話。
29号からスタートしたWBA・WBC世界ミドル級統一王者鷹村守とランキング1位の挑戦者マイケル・ゴートの対戦も、今回で3週目を迎えている。
 
 
序盤1Rは両者の激しい左の差し合いが続くも、各局面でゴートが鷹村を上回る。
鷹村の左にゴートが鋭いワンツーで応戦。時おり強烈なカウンターで後退させるなど、まさかの苦戦にリングサイドの一歩も驚きを隠せない。
 
だが、1R終了間際にゴートの右をガードした鷹村の姿に一歩は違和感を抱く。
あらかじめゴートのパンチを予測していたような動きを見て、セコンドの鴨川会長も2R以降試合が動くことを予感する。
 
そして迎えた2R。
あいかわらず大きなスイングを振るう鷹村に対し、的確でコンパクトなワンツーで対抗するゴート。
ところが、軌道を寸前で切り替えた鷹村の左をモロに被弾し、豪快なダウンを喫してしまう。
 
何とか立ち上がるものの、今度はフックと見せかけた左ボディがゴートの腹に深々と突き刺さる。
 
「左を制するものは世界を制す」
たまらずマウスピースを吐き出し悶絶する挑戦者の姿に、一歩の目は釘付けになるのだった……。
 
「「リクドウ」が井上尚弥vsパヤノ戦にそっくりだったと聞いて。マジか。はじめの一歩だけじゃなく、ここにもアカンことが…」
 

森川ジョージが完全に終わった…。マンガ史に残る汚点といっても過言ではないほどの酷さ

本編1267話、単行本も120巻を超え、長期連載マンガとしていまだに衰えぬ人気を誇る「はじめの一歩」。
 
ただ、僕はここ最近の「はじめの一歩」をまったく読んでおらず、ストーリーをほとんど把握していない。
 
2017年末、主人公幕之内一歩の引退に伴い「はじめの一歩終わる? 続く?」といったネタで注目したものの、結局ダラダラと続いたためにすっかり興味が薄れてしまった。
 
「弟子? 教え子? の裏切りに逆上→ビンタ→反省して坊主に」まではチラ見したのだが、それ以降はいっさい読んでおらず。一応「鷹村の防衛戦くらいは見るか」ということで、今回久しぶりに手に取ってみた次第である。
 
「「はじめの一歩」とかいう最高のギャグマンガ。滅びの美学への方向転換のために作品の根幹すらも折っててワロタw」
 
そして、率直な感想を申し上げると「あまりに酷い」
正直、ここまでの出来の悪さは過去に記憶がないほど。この酷さはマンガ史に残る汚点といっても過言ではない。
 
表題の通りなのだが、森川ジョージは完全に終わったなと。
腹立たしさの中に寂しさが入り混じる、何とも言えないテンションが続いている……。
 

WBSS準決勝の井上尚弥vsエマヌエル・ロドリゲス戦そのまんま。現実の試合を後追いでパクるってどういうこと?


だってアレでしょ?
この試合って、要は「井上尚弥vsエマヌエル・ロドリゲス」でしょ?
 
開催中の「WBSS」準決勝でWBA世界バンタム級王者井上尚弥が、IBF王者エマヌエル・ロドリゲスを2R1分19秒TKOで下したわけだが、それをそのままトレースしただけ。
 
〜〜〜〜〜
 
鋭い左の差し合いが続く1R。
時おりロドリゲスの左が井上の顔を跳ね上げるなど、わずかにロドリゲスが井上を上回るシーンが目立つ。
 
息の詰まるような緊張感の中、ラウンド終了のゴングが鳴る。
 
そして迎えた2R。
このラウンドもロドリゲスは積極的に前に出る。
対する井上も、やや硬さの見えた1Rから修正し、持ち前の洞察力で対抗。
 
ヒリヒリするような差し合いの中、リング中央で両者が同時に左を放つ。
 
すると、井上の左が凄まじいタイミングでヒット!!
吹き飛ばされるようにロドリゲスがダウンを喫する。
 
何とか立ち上がったロドリゲスだが、続けざまに左ボディを浴びて再びダウン。
がっくりと膝をつき、苦悶の表情を浮かべてセコンドを見る……。
 
〜〜〜〜〜
 
もう一度申し上げるが、あまりに酷い。
 
「井上尚弥w 理不尽な左と意味不明なタイミングでロドリゲスを片付ける。パワー勝負に切り替えた瞬間だったな」
 
当たり前だが、スポーツマンガのキモは試合シーン。
主人公や人気キャラクターが努力を重ね、大激闘の末に強敵に打ち勝つ。
そこのハラハラドキドキが読者や視聴者を惹きつけ、作品が魅力あるものに変わっていく。
 
それがまさか。
現実の試合を後追いでパクるって。
 
マジな話、上記を井上→鷹村、ロドリゲス→ゴートに変えて読めば「前回までのあらすじでした」で通じるレベル。オリジナリティもクソもあったもんじゃない。
 
何とも言えないが、これはプロの作者が一番やったらアカンことなのではないか。
そこまでスポーツマンガに詳しいわけではないが、果たしてこんな暴挙が過去にあったのだろうか。
 

作者が現実のトレンドを作品に取り入れるのは普通。サッカーでも「トップ下」の役割の移り変わりによって作品の流れも変わる

一応言っておくと、実際の競技の流行り廃り、トレンドを作品に取り入れるのはごく普通のことである。
 
たとえばサッカーの「トップ下」でも、時代によって役割が微妙に変わってきている(と思う)。
 
昔は「トップ下」と言えばいわゆる「王様」のポジションで、中央でボールを受けて前線に供給する役割が中心。視野の広さとパスの正確さ、支配力を兼ね備えたスター選手が君臨する場所だった。
 
だが、ゾーンでプレスをかけるディフェンスが浸透するにつれ、中央で落ち着いてパスを出せる状況は減少する。それに伴い、トップ下は視野の広さやパスの正確さに加えて相手に当たり負けしないフィジカルがなければお話にならないポジションへと移行。
 
さらに時代は流れ、今では司令塔というより、むしろ走り回ってスペースを作るハードワークタイプがトップ下の適正となっている(違ったらすみません)。
 
つまり、中村俊輔→本田圭佑→香川真司のイメージ。
本田圭佑のような長身パワフルなタイプは中盤よりも前線で高さ勝負をする方が有効で、中村俊輔のようなフィジカルペラペラマンは国際大会では生き残ること自体が難しい(違ったらすみません)。
 
「僕がサッカーを嫌いな理由。「悩みがある人間はスポーツをやれば解決する」とかいうスポーツ万能クソ理論が反吐が出るほど嫌いです」
 
そして、当然マンガ作品もその流れを汲んだものとなる。
 
サッカーマンガの金字塔「キャプテン翼」でも、初期はチーム1の天才同士による個人技勝負が中心だった。
要するにマラドーナの5人抜きを初めとする1対1でのドリブル勝負がルーツとなっているのだと思うが、現代サッカーではあそこまでゆったりとスペースができるケースは少ない。
 
それがトレンドの変化によって、サッカーはドリブルよりもパス中心の競技に。
主人公大空翼はFW→MFへ転向し、ワールドユース編の決勝戦では師匠のロベルト本郷に「ドリブル突破が通用する時代は終わった」と切り捨てられる。
 
さらに2010年のバルセロナ編からは「トップ下」としてゲームメイクの役割を担うなど、まさに時代の流れに沿って作者のサッカー観も変わっていることがわかる。
 
「映画「ライオン・キング」感想。荒んだらディズニー映画ってそれ基本だから。ハクナ・マタタ。世界が後ろを向いたらお前も後ろを向け」
 

昔は「はじめの一歩」の作者も鋭いアンテナを張ってたんだよな…。今は向上心のカケラも残ってないけど


もちろんボクシングマンガ「はじめの一歩」も同じ。
 
過去の遺産である「デンプシーロール」を主人公の必殺技にしたり、同じく過去の遺産である「ガゼルパンチ」と組み合わせて技の完成形を示したり。
 
また、木村達也の「ドラゴンフィッシュ・ブロー」は90年代にちょくちょく見られたパンチだったと聞くし、2011年にノニト・ドネアがフェルナンド・モンティエルをダウンさせた左フックがそれっぽかったりもする。
 
さらに言うと、2015年に内山高志からダウンを奪ったジェスレル・コラレスのコンビネーションはヴォルグ・ザンギエフの「ホワイト・ファング」そのもの。
 
改めて振り返ると、森川ジョージもかつてはトレンドや流行り廃りにアンテナを張り、作品にうまく取り入れていたことがわかる。
 
「はじめの一歩ベストバウトランキング7選。やる意味ないと思ったけど、やっちゃいます。終末感漂うボクシングマンガの名作記念碑」
 
それがまさか。
アンテナを張るのを止めるどころか、現実の試合をまんまトレースするとは……。
 
ここ数戦の鷹村は「楽勝宣言→油断→軽くピンチ→本気になる→1発KO」の内容ばかりで、完全にパターン化していた。すでに作者には新たな技術やトレンドを取り入れる姿勢、向上心がないことは明白である。
 
才能の枯渇というか、恐らく「今さら努力なんかしてられっか」という思いもあるのだと想像する。もちろん週刊少年マガジンやマンガ界への貢献度を考えればそれも致し方ない(気もする)。
 
しかも作者の「あしたのジョー」リスペクトは有名な話なので、主人公のテンポの悪い闇堕ち展開もギリギリ許されていた。
 
 
ただ、今回の丸パクリだけはね……。
擁護する部分がいっさい見当たらないというか、完全に終わったなぁと。
 
「幕之内一歩が復帰する気満々の件だけど。展開予想というか、キレイな終わりかたを考える」
 
2017年末から2018年にかけての幕之内一歩の引退には多くの読者が不満を抱き、作者や編集部にブーイングを浴びせていた。
だが、残念ながら僕の中では今回の方がはるかにキツい。特に話題にもなっていないのが不思議なほどに。
 
すでに世の中は「はじめの一歩」を諦めているのか、それとも大したことではないと思っているのか。どちらにしても切ない話である。
 
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