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ケル・ブルックは強化版ハメドだ!! ケビン・ビジェールに圧勝!! ガルシア、サーマン、ブラッドリーとのビッグマッチは実現するか?

ボクシング観戦, 趣味, 雑談 | 2016年3月29日 | タグ: , , ,

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海辺の夕日
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2016年3月26日(日本時間27日)、英国にあるシェリーフド・アリーナで行われたIBF世界ウェルター級タイトルマッチ。
王者のケル・ブルックが挑戦者ケビン・ビジェールを2R2分15秒TKOで下し、3度目の防衛に成功した。

2015年の10月に予定されていたディエゴ・チャベス戦が負傷で流れて以来、10ヶ月ぶりとなったこの試合で健在ぶりを見せつけたブルック。
試合後にはWBC王者のダニー・ガルシアやティモシー・ブラッドリー、キース・サーマンの名前を挙げるなど、強敵たちと拳を交えることを強く望むコメントを残している。
 
「スペンス圧勝!! ケル・ブルックを一方的にコントロールしてウェルター級最強対決に勝利」
 

ケビン・ビジェールねえ……。あんまり興味沸かんなぁ

この試合が決まってからケビン・ビジェールの過去の試合をちらっと見たのだが、ほぼ3分ほどで興味は失せた
ビジェールは決して悪い選手ではないが、はっきり言ってブルックの相手ではない。恐らくコツコツと努力を積み重ね、ようやくチャンスをつかんだ勤勉型の選手なのだろう。フレデリック・ローソンをTKOで下すなど、世界のトップ戦線に食い込むだけの力を持ったボクサーであることは間違いないようである。

「亀海惜しくもソト・カラスとドロー!! 勝ったと思ったけどな。でもいい試合だった」

だが、残念ながらケル・ブルックには敵わない。
突進力が持ち味のスタイルのようだが、あの程度のフィジカルではケル・ブルックには歯が立たない。何より動きが直線的すぎて引き出しが少なすぎる。あんな動きでは恐らくケル・ブルックに翻弄されて終わりだろう。
申し訳ないが、わざわざ予想するほどの試合じゃない。今回もケル・ブルックの圧勝。それでいい。

「エロール・スペンスがクリス・アルジェリをまったく問題にせず!! こりゃ本物だ」

こんな感じで、僕としてはあまり興味を引く試合ではなかったのが正直なところである。

むしろ2015年10月に予定されていたディエゴ・チャベス戦がケル・ブルックの負傷によって流れてしまったことの方が残念だった。

以前の記事でも申し上げたように、ケル・ブルックvsディエゴ・チャベス戦は個人的に非常に楽しみにしていた試合だった。

「ケル・ブルックvsディエゴ・チャベス予想!! ケル・ブルックの強さが世界に証明される」

ディエゴ・チャベスが相手であれば、改めてケル・ブルックの実力が証明されるだろうし、どれだけこの選手がすごいかを見せつけてくれる絶好の機会になると思っていたのである。
ただ故障が癒えても再セッティングされる気配がなかったところを見るに、もしかしたらブルック自身がこの試合にそこまで乗り気ではなかったのかもしれないが。

「アンドレ・ウォード降臨!! セルゲイ・コバレフ戦が楽しみ過ぎて血管がちぎれそうなんだがww」

案の定、ケル・ブルックの圧勝!! 力の差があり過ぎですね


ブルック圧勝が目に見え過ぎて興味の沸かなかったIBF世界ウェルター級タイトルマッチ。
結果的には予想どおりケル・ブルックのワンサイドゲームで終了した。

「無謀にもほどがあるケル・ブルックがゴロフキンに5RTKO負け!! セコンドのナイス判断」

開始直後からガードを固めて左を出しながら前進するビジェール。対するブルックはビジェールの打ち終わりを狙って左を返す。ビジェールの左に合わせて小さくバックステップし、そこから間髪入れずに踏み込んで左を打ち込む。

「俺的PFPのNo.1コバレフ登場!! イサック・チレンベに勝ってウォード戦へ進めるか?」

高く上げたガードの間を打ち抜かれるビジェール。早くも顔が赤くなる。
前進しているのはビジェール。だがダメージを蓄積させているのもビジェール。
開始1分30秒で試合の大勢はほぼ決した。そんな感じの立ち上がりである。

2Rに入っても、判で押したように同じ展開が続く。
ガードを上げて前進しながら左を出すビジェール。ブルックはそれに合わせてバックステップし、打ち終わりに一歩踏み込んでパンチを返す。

「パッキャオvsブラッドリー第3戦目予想!! フィリピンの英雄のラストマッチの行方は?」

1分30秒過ぎ。
ブルックがこれまでどおりバックステップからの踏み込みでパンチを返す。だがこれまでと違うのが、返すパンチを右に変えたこと。

1Rと2Rの半分でタイミングをインプットし終えたブルックが「微調整終了」とばかりに力を込めて拳を振るう。

すでに鼻血を出して青息吐息のビジェール。
不用意に出した左に右を合わせられ、こめかみに豪快に被弾する!!
たたらを踏んだところにブルックが畳み掛ける。
ロープにもたれかかるようにダウンするビジェール。

何とか立ち上がるものの、足下がおぼつかない。
仁王立ちのブルックが手を緩めずに襲いかかる。
リング中央での打ち合い。ビジェールの足に力が入らない。

ブルックがさらに猛攻を仕掛ける。頭から覆い被さるようにパンチを打ち下ろす。腰砕けのビジェール。反撃不能と判断したレフェリーが試合を止める。
2R2分15秒TKOでケル・ブルック勝利!!



いや〜……。
圧倒的というか、力の差があり過ぎるというか。
さすがにこの両者ならこうなるだろうという予定調和の結末である。

ビジェールがよくがんばったと言うべきなのか、ブルックのイージーゲームだったと言うべきなのか。
どちらにしろ、あまりに実力の離れた選手同士のタイトルマッチだった。
ただ単にブルックの強さを再確認しただけ。ホントにそれだけの試合だった。

「正気か? ケル・ブルックがゴロフキンに挑戦? しかもミドル級正規のウェイトで?」

結局才能とフィジカルですよ。ブルックを見ているとそう言わざるを得ない

ご覧になればわかるようにケル・ブルックというボクサーはめちゃくちゃいい選手である。以前から僕はメイウェザーを除いたウェルター級最強はこのケル・ブルックであると言い続けている。

「ケル・ブルックはウェルター級で最強に最も近いボクサーだという事実に異議はないはずだが?」

突進力が持ち味の突貫小僧ショーン・ポーターにも負けないフィジカルを持ち、無駄な動きの多いキース・サーマンにはそもそも負ける要素が見当たらない。
テレンス・クロフォードなら勝てる可能性があるだろうが、サイズやパワーを考えるとケル・ブルックの有利は動かない。
いい勝負になりそうなのがティモシー・ブラッドリーだが、僕はブルックがパワーの差を見せつけて判定勝ちをおさめるのではないかと思っている。

「ブラッドリーがブランドン・リオスにTKO勝ち!! スピードと手数でリオスを圧倒!!」

同じ英国出身のアミール・カーンがブルックを避け続け、結局ミドル級のカネロ戦を選んだのはある意味正解である。

「カネロ・アルバレスとカーンがまさかのミドル級タイトルマッチ!? 斜め上のマッチメークに業界騒然!!」

正直な話、この選手を見ていると結局スポーツはフィジカルの強さと才能がすべてだという身も蓋もない結論に到達してしまう。

足の踏み込み、ガードからパンチへのつなぎ、左右へ動く際のバランス。そのすべてがブルックの強靭なフィジカルに支えられたものであり、溢れる才能によるところからくるというのは間違いない。
恐らく自分を上回るテクニシャンと遭遇しても、ブルックは強靭なフィジカルによって有無を言わさず捻り潰すのだろう。

天性の身体の強さ。
持って生まれた才能。
この2つが、コツコツと積み重ねた努力をあっさりとひっくり返してしまうのだ。
「え? 努力って何?」

「エロール・スペンスvsクリス・アルジェリ予想!! メイウェザーの秘蔵っ子がベールを脱ぐ?」

これが進化だ!! ケル・ブルックはナジーム・ハメドの完成型

繰り返しになるが、僕は以前からケル・ブルックの強さを推している。ショーン・ポーターを判定で敗った試合を観て以来、ウェルター級最強はこのケル・ブルックであると言い続けてきている(メイウェザーを除いて)。数いる僕のおすすめボクサーの中でもこのケル・ブルックは文句なしのNo.1である。

「メイウェザーはボクシングを終わらせた? アンドレ・ベルトとのラストマッチ発表を受けて」

ケル・ブルックのトレーナーはドミニク・イングル。ご存知のようにナジーム・ハメドのトレーナーだったブレンダン・イングルの息子である。
そのせいだとは思うが、この2人には共通点がかなり多い。
柔軟な上半身、絶妙なタイミングのフック、抜群の見切り。そして、ブルックが時折見せる大きく飛び込んでの右アッパー。あの一撃必殺の野性的なパンチこそ、ハメドが最も得意としたKOパンチの1つである。

上半身の柔軟性を活かしたノーガードのダッキングとウィービングで相手のパンチをかわすハメド。
ガードを上げたオーソドックスなスタイルで相手のパンチを見切って後の先を狙うブルック。
スタイル自体はまったく違う両者だが、抜群の身体能力や動物的な閃きという意味では共通する部分はかなり多い。

というより、正確に言うとケル・ブルックはハメドの完成版だ。

ナジーム・ハメドの試合を見直すとわかるのだが、トリッキーさとは裏腹に実は無駄な動きがかなり多い。

派手好きの格闘家がこぞってマネをしたように、一挙手一投足に華があり問答無用でおもしろいことは間違いない。
だが、よくよく見るとボクシングとしては粗が多い雑なものであることに気づくはずである。
必要以上にスタンスを広くとり、相手の踏み込み以上に大きなバックステップで距離をとる。不必要にスイッチを繰り返し、遠い位置から全身のバネを使って無理矢理飛び込むので不用意なカウンターももらいやすい。自分の身体能力に頼りきって自由奔放に動き回るために燃費は相当悪い。当然怪我もしやすいだろう。

ひと言で言うと、ハメドのボクシングは洗練されていないのである。
キャリア後半、相手のレベルが上がるに従ってノーガードのディフェンスだけでは対処しきれなくなっていたところなど、あのスタイルの限界を証明していたのではないだろうか。

そもそもあんなに膝を深く曲げた姿勢から思いきり踏み込むような動きを毎試合繰り返していて、長持ちするはずがない。
見ている分にはアクロバティックで楽しいが、その実荒削りで未完成。スタイリッシュとはほど遠い雑なボクシングである。

つまり、奇抜さと華やかさで一世を風靡したブレンダン・イングルのボクシングはあの時点では発展途上。それを完成の域に押し上げたのがケル・ブルックなのである。

必要以上にスタンスを広げることはせず、基本はガードを上げたナチュラルな構え。
ハメドのように前後に大きく身体を傾けるようなことはせず、体幹の強さを活かしたバランスのよさで左右のパンチを力強く打ち出す。
元来の上半身の柔軟性に加えて強靭なフィジカル。これによって、両肩にミサイルの発射台を搭載したような強烈なパンチを全方位に打ち込むことを可能にしているのだ。

ご覧のように、ブルックはハメドと比べればトリッキーさやアクロバティックさに関しては遠く及ばない。このスタイルで人気が出るかと言われれば、それは「No」だろう。だが、それと引き換えに安定感や力強さという意味ではブルックはハメドをはるかに凌駕している。

そして端々に見せる野性的な動き。ハメドの野生をきっちりと受け継ぎつつ、より最短距離で勝利へ向かうクレバーさを兼ね備えた万能さ。
まさしく野生とメカニックを融合させたハメドの完成型ともいうべきボクサーがケル・ブルックなのである。

山中慎介との統一戦が噂されるリー・ハスキンスがハメドのスタイルを踏襲していると言われているが、僕に言わせればあんなのはただのバッタもんだ。
あの選手はハメド好きが高じて動きを模倣しているに過ぎず、ハメドのスタイルすべてを理解しているわけではない。
ブレンダン・イングルの意志を受け継ぎ、ハメドスタイルを完成させたケル・ブルックこそがその正当な後継者なのだ。
といっても、僕自身がハメドのスタイルをすべて理解できているのかと聞かれれば、決してそんなことはない。

「ボクシング岩佐亮佑、敵地でハスキンスに6R TKO負け!!」

メイウェザーvsケル・ブルック→メイウェザーvsハメドの時空を超えたメガ・ファイトを見たくないっすか?

ことあるごとにケル・ブルックを推しまくっている僕だが、その中でも最も推奨していたのがメイウェザーvsケル・ブルック戦である。
もちろんケル・ブルックがメイウェザーに勝てる可能性があるというのもあるが、それ以上にケル・ブルックにナジーム・ハメドの系譜を感じていたことが大きい。

フロイド・メイウェザーvsナジーム・ハメド。このメガ・ファイトを見たいと思いませんか?
僕は見たい。

メイウェザーvsケル・ブルック戦によって、フロイド・メイウェザーとナジーム・ハメドの時空を超えた戦いを再現することができるのである。

メイウェザーが引退してしまった今、この試合が実現する可能性は限りなくゼロに近い。だが、今でも僕はこの試合を妄想して人知れずワクワクしている。

「ダニー・ガルシアがロバート・ゲレロに完勝して2階級制覇達成!!」

メイウェザー復活しないかな?
真っ先にケル・ブルックと試合しないかな?
ダニー・ガルシアなんか相手にしてる場合じゃないでしょ。
両方とも。

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