レイ・バルガスやべえww強いww こいつは絶対覚えておいた方がいい。周辺階級総ナメしちゃえよマジで【S・バンタム級のホープ】

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メキシコイメージ
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レイ・バルガス。
1990年生まれのメキシコ人。S・バンタム級でありながら桁外れの長身とスピードを誇るオーソドックススタイルのファイターである。
2016年3月現在、26勝21KO無敗の戦績でWBC世界S・バンタム級1位にランキングされている。

「BoxRec – Rey Vargas」

なおアマチュア時代の亀田和毅と対戦経験があり、そのときは判定でバルガスが勝利している。

階級屈指のホープであるレイ・バルガス。激戦区のS・バンタム級において、果たしてどこまで上り詰めることができるか。2016年はまさしく勝負の年となりそうである。
 
「無敗対決レイ・バルガスvsギャビン・マクドネル予想。かなり興味深い試合です。長谷川穂積の後がまに座るのはどっちだ?」
 

レイ・バルガスすげえぇぇ……!! オラワクワクすっぞ!!

レイ・バルガスはすごい。久しぶりにワクワクが止まらないくらいいい選手を見つけた。こんな強いボクサーがいたとは。
この選手には絶対注目しておいた方がいい。もしかしたら周辺階級をひっかき回す存在になるかもしれない。レオ・サンタクルスにも勝てる可能性があるのではないかと思う。
強気の予想をするといつも恥をかく僕が言うのもアレだが。

偉そうに語ってはいるが、実をいうと僕は今日までこの選手を見たことも聞いたこともなかった。
Twitterのフォロワーさんが「レイ・バルガスが強い」とおっしゃっていたのを見て名前を知り、試しに観てみたら目ん玉が飛び出すぐらい驚いたといういきさつである。
僕など比べ物にもならないような深いボクシング好きの方には有名な選手なのかもしれないが、ニワカwwな僕にとっては本当に衝撃的な出会いだった。

スタイル的には長身を活かしたパンチの打ち下ろしと左右どちらでも自在に打ち込めるボディアッパー。
長身選手に似つかわしくないスピードがあり、前後左右と縦横無尽に動いて相手に距離を掴ませない。
左のジャブを突いて距離を測り、膝を曲げて低い体勢から左のボディアッパー。相手が下を意識したところで顔面への右フックにつなぎ、そのままダブルで右ボディ。
頭を振って突進してくる相手に下がりながら左ボディをカウンターで打ち込み、足が止まったところに打ち下ろしの右。

「ケル・ブルックは強化版ハメドだ!! ケビン・ビジェールに圧勝!!」

長身選手とは思えないスピードに加え、一発一発を思いきり打ち込むことができるのがこの選手の大きな特徴である。メキシカン特有の伸びるパンチをボディから顔面に嵐のように打ち込むので、対戦相手はガードを崩せなくなりあっという間に手を出せなくなる。

どうにか懐に入っても、腕をうまくたたんでのボディフックで足を止められる。腰をうまく回転させてパンチを打ち込むので、至近距離でもそれほど威力が落ちないのも大きい。

「アンドレ・ウォード降臨!! セルゲイ・コバレフ戦が楽しみ過ぎて血管がちぎれそうなんだがww」

ボディへの強烈なパンチでダメージを負ったところで顔面へのラッシュ。どうにか踏みとどまって打ち返しても、バックステップからのカウンターで迎撃される。

なるほど。
確かにこの選手は亀田和毅にとっては天敵だ。
リーチが短く、出入りとポジショニングで勝負する亀田和毅との相性は最悪だろう。
スピードは互角、もしくはややバルガスが上。攻撃力は完全にバルガス。防御勘は五分五分くらい。どう考えても亀田和毅が上回る要素が見当たらない。プロで再戦するにしても、相当作戦を練らないことには勝ち目はない。少なくともジェイミー・マクドネルよりははるかに上だ。

「無策の亀田和毅、マクドネルとの再戦に完敗。ダウンも奪われ王座奪取ならず」

ちなみに僕は名前の印象から身体能力系の黒人選手を想像していたのだが、全然違った。実際は手足の長い好戦的なファイターで、典型的なメキシカンというイメージの選手だった。

「パッキャオがブラッドリーに完全勝利!! ラバーマッチを制し有終の美を飾る」

まるで長身のリカルド・ロペス。高野誠三を小突き回しての圧勝

いや、すごい。これはモノが違う。

これだけ攻撃力とスピードが突出した選手はなかなかいない。
パンチの軌道が外旋回であること、そして右のガードがやや低いこと。そのためカウンターの左を合わせられやすいという欠点はあるものの、それを補って余りある攻撃力と圧力がある。

全体的には攻撃に傾向したオールマイティなタイプ。
イメージでいうとペドロ・ゲバラの強化版といったところだろうか。
さらに言えば長身のリカルド・ロペス
ややボディに依存し過ぎる部分はあるものの、伝説のボクサーに例えても遜色ないくらいのポテンシャルを持った選手ではないかと思う。

「木村悠が1ヶ月休職の覚悟で挑んだ世界戦で逆転勝利!! ゲバラに判定勝ちで世界王座奪取!!」

ボーッと観ているうちに「こりゃあかんぞ」と目が離せなくなり、気づけばエキサイトマッチを含めて続けて3試合も観てしまった。
フォロワーさんのつぶやきで存在を知ってからわずか2時間。僕は完全にレイ・バルガスの大ファンであるww

特に2013年の高野誠三戦はすごかった。
物理的にも精神的にも完全に相手を見下ろすバルガス。166cmと決して小柄ではない高野がひときわ小さく見え、バルガスの周りを回る姿が滑稽にすら思えるほどだった。

どうにか懐に入ろうと頭を下げて出入りを繰り返す高野に対し、バルガスはほぼワンツーだけでその突進を完封してみせる。
何とか至近距離まで近づくも、バルガスはうまく腕をたたんでボディフックで迎撃。高野に付け入る隙を与えない。

「おなじみムニョス見参!! レイ・バルガスに試練か? 世界前哨戦でベテラン元王者を一蹴できるか」

遠い距離からシャープなワンツーで削られ、近づいて打ち合ってもボディフックで打ち負ける。
ワンツーで下がらされたところにさらに踏み込んでの右ボディ。どうにかバックステップで距離をとろうとする高野だが、歩幅の大きなバルガスが一足飛びで追いつく。そして得意のボディを打ち込まれ、再び遠い距離からのワンツーで顔を跳ね上げられる。

何というか、ここまで絶望的な試合も珍しい。
1Rを観ただけでも高野が勝てないことがわかる。誰が観てもわかる。それくらい力の差がある試合だった。
近年まれに見るくらいのミスマッチ。世界レベルの選手が格下相手にプロの厳しさを教える。ただそれだけの試合だった。

「レイ・バルガスが日本に来るぞ?! カボレに圧勝判定で挑戦者決定戦を制す」

2016年はレイ・バルガス勝負の年。まずはウーゴ・ルイスを倒して日本に来て欲しい

このバルガス、恐らく2016年中にはタイトルを獲得するのではないだろうか。現在WBCの1位にランキングされているので、最も可能性が高いのはウーゴ・ルイスだろう。

ウーゴ・ルイスvsレイ・バルガス。
どうだろう。
普通にバルガスが勝つのではないか?

「パッキャオvsブラッドリー第3戦目予想!! フィリピンの英雄のラストマッチの行方は?」

お互いがリーチを活かしてのフックの打ち合いの末、スピードと出入りの差でバルガスがペースを掴む。そんな試合になるような気がする。
背の高いウーゴ・ルイスのカウンターとアッパーにバルガスがどの程度対応できるかは未知数だが、最終的には判定でバルガスが勝つのではないだろうか。

そして、S・バンタム級を制覇した暁には階級をアップしてフェザー級に殴り込んでもらいたい。最初に言ったようにバルガスならレオ・サンタクルスに勝てる可能性があるし、ゲーリー・ラッセルとの試合も観てみたい。

「サンタクルスがキコ・マルティネスにKO勝利!! フランプトン、ラッセルとのビッグマッチを希望!!」

そして、なんだかんだで長谷川穂積のラストマッチの相手になるような気もする。
たとえばS・バンタム級での初防衛戦の相手として長谷川穂積が選ばれ、日本で開催されるという可能性は割と高確率であるのではないかと思う。

「長谷川穂積は引退するべきか? 現役続行するべきか?」

さすがの長谷川穂積でもレイ・バルガスに勝つのは相当難しい。引導を渡してもらう意味でもラストマッチの相手としては最適ではないだろうか。

恐らくレオ・サンタクルスやフランプトン、ゲーリー・ラッセルと絡み始めると日本に呼ぶのは難しくなる。

「クイッグがフランプトンに敗れる!! 英国スター対決は凡戦の末にフランプトン」

世界的な知名度が低い今のうちに日本人ボクサーと絡んでもらって、ぜひとも日本のリングに衝撃を与えてもらいたいところである。フォロワーさんがおっしゃっていたように山中慎介が階級を上げて挑むというのもおもしろい。

「山中は海外挑戦を思いとどまるべき? ソリスに2度のダウンを奪われ、よもやの大苦戦」

レイ・バルガス最高だ。
久しぶりにむちゃくちゃワクワクした。

日本に来い、日本に。
その後は階級総ナメしちゃえよ、な?

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