パーフェクト・ワールドのブッチが予想以上にクズだった。イケイケのケビン・コスナーと力技ロマン映画のクリント・イーストウッドが黄金タッグでアラスカ目指すぜ【感想】

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アラスカイメージ
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映画「パーフェクト・ワールド」を観た。

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パーフェクト・ワールド(1993)
脱獄囚のブッチ(ケビン・コスナー)は相棒のテリーとともに8歳の少年フィリップを誘拐して逃亡する。だが、初めからソリが合わないテリーとブッチは言い争いが絶えない。
そして、フィリップに危害を加えようとしたテリーに逆上したブッチはテリーを射殺してしまう。

複雑な家庭環境で育ったフィリップは時間が経つにつれ、しだいにブッチに父の姿を投影し始める。そしてブッチも、自分と同じく父親の愛を知らない境遇のフィリップに親近感を覚え、2人の間には囚人と人質を超越した奇妙な友情が芽生える。

2人を追う州警察署長レッド(クリント・イーストウッド)は、かつてブッチを刑務所に送った張本人だった。ブッチのためを思って刑務所に彼を送ったが、それが却って彼の人生を狂わせてしまったことに負い目を感じるレッドは、過去に決着をつけるためにも必ずブッチを捕まえると誓う。

ブッチが大事に持つ一枚のハガキ。
それはただ一度、父親から送られてきた思い出のハガキだった。
そこに記された地名はアラスカ。愛に溢れた理想郷(パーフェクト・ワールド)であるアラスカに、ブッチとフィリップはたどり着くことができるのか。

映画界の2大スター、ケビン・コスナーとクリント・イーストウッドのタッグが話題を呼んだロードムービーである。

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スーパースター、ケビン・コスナーさんはこれだけすごかった。もちろん「パーフェクト・ワールド」も大ヒットした

1993年当時、押しも押されぬスターとなったケビン・コスナーが、すでに大御所の風格を漂わせていたクリント・イーストウッドと初の共演を果たした作品がこの「パーフェクト・ワールド」である。

当時のケビン・コスナーといえばまさに絶頂期で、出演する作品すべてが大ヒットを記録するイケイケな状況。

「新垣結衣「逃げ恥」はひさびさの俺ヒット。綾瀬はるか「ホタルノヒカリ」以来、数年ぶりに規則正しい生活を強いられたぞww」

試しにこの年前後1、2年の出演作を調べてみたが、本当にすごい。まさしくスター街道まっしぐらのラインナップである。

・フィールド・オブ・ドリームス(1989)
・ダンス・ウィズ・ウルブズ(1990)
・ロビン・フッド(1991)
・JFK(1991)
・ボディガード(1992)
・パーフェクト・ワールド(1993)
・ワイアット・アープ(1994)
・ウォーターワールド(1995)
 
「アンチェイン梶とかいうクズ中のクズ。映画「アンチェイン UNCHAIN」感想。アンチェイン梶というボクサーがいた」
 
何というか、笑いが止まらないww
人生を謳歌するとはこういうことを言うのだろう。
スターにはスターなりの苦労があったとは思うが、我々パンピーが想像できない世界の住人であることは間違いない。

「ターミネーター3の評価がクソだということを再認識した件」

そして、件のパーフェクト・ワールドも当然のごとく大ヒットを記録し、2016年現在でも「お薦めの泣ける映画」として名前が挙がる作品の一つとなっている。映画レビューサイトなどでも、軒並み5点満点で4.5点以上の高評価を得るほどの作品である。

「シティ・オブ・ゴッド感想。くたばれ胸糞悪いクソ野郎ども。滅びちまえよ」

僕がこの映画を観たのは2000年代でした。そして涙が枯れるほど号泣しました

僕がこのパーフェクト・ワールドを初めて観たのは、確か2000年代に入った頃だったと思う。公開から10年前後が過ぎ、すでに泣ける映画の定番として認知されていた時期である。
 
「映画「アイアムアヒーロー」の進撃の巨人感w 説明不足が却ってミステリアスな恐怖を生む。不条理のゾンビ大量破裂」
 
この映画を観た当時の僕は問答無用に号泣
ケビン・コスナー演じるブッチのクールさに惚れ、けなげなフィリップ少年にメロメロになり、ブッチを誤射してしまうFBIのクソったれを心底ぶん殴ってやりたいほど憎み、溢れる涙を止めることができなかった。
あまりに切ない結末に、数日間放心状態が続くほど尾を引いた記憶がある。

そして2016年9月現在。ふと「泣ける映画を観たいな」と思い、本作を10数年ぶりに観た次第である。
 
「映画ボディガードがただのAKB48の握手会事件だった。ケビン・コスナーが全然クールじゃねえww」
 

久しぶりに観たパーフェクト・ワールドの感想は「ブッチのクズっぷりに笑った」

映画を観た感想をひと言で言うと、
「ブッチが思った以上にクズだったww」

・与えられなかった父親の愛
・行きずりの男に父親の影を投影するフィリップ
・かつての自分と重ね合わせ、親近感が愛に変わるブッチの心情
・レッドの過去の清算、そしてブッチへの父性
・ないとわかっていながら追い求める理想郷
・かなわぬ思い、そして哀しい結末

およそ感動する要素をすべて取り揃えたと言っても過言ではない本作だが、改めて観直してみたところ、ブッチの予想以上のクズっぷりに笑ってしまったというわけであるww

「ワイルド・スピード SKY MISSIONなんじゃこりゃww ドラゴンボール化が止まらなくて腹がよじれそう」

どれくらいクズかと言うと、

・脱獄時にバッティングした刑務官からテッポーを強奪
・しかもその刑務官さん、あらぬ姿となって車のトランクから登場。
・フィリップに暴力を振るおうとした相棒をあっさり撲殺
・「ハロウィンごっこ」と称して、縁もゆかりもない奥さんをテッポーで脅して金品や食料を強奪
・快くヒッチハイクを受け入れてくれた家族をテッポーで脅して車を強奪
・孫を折檻するおっさんに逆上、テッポーで脅して家族全員グルグル巻きにしてなぶりまくり。

主人公のブッチさん、誰かれ構わずテッポーで脅す。とにかくすぐにテッポーをチラつかせて強奪、強奪、強奪である。

囚人ではあるけど、“根はいいヤツ”ブッチ。
確かそんな設定の映画だったと思うけど、全然そんなことねえ!!
銃器に頼り、相手の自由を奪って強奪を繰り返す。人間の風上にも置けない所業の数々。これでもかってくらい、安定のクズっすわww

「映画「BASURA」←タガログ語で「ゴミ」。映画自体が「ゴミ」ってこと?」

「撃てる時に撃て」
ブッチの教えた通り、フィリップはブッチから奪ったテッポーでブッチを撃つ。
これで前半からの伏線がキレイにつながるわけだが、ぶっちゃけこういうクズにはおあつらえ向きの結末であるww

さらに、厳重な警戒線を張ったという警察組織のグダグダっぷり。
ブッチの乱暴な運転で何度も警戒網を突破され、そのたびに行方を見失う
しかもレッドがブッチを追うために乗り込んだ車は機動力ゼロの市長御用達キャンピングカーである。捕まえる気あんのかww

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あげくの果てに、殺された刑務官を見つけたレッドがひと言。
「ブッチがやったとは限らない」
 
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いやいやいやいや。
そういう問題なのかww

ただアレだ。
そんなことはクリント・イーストウッド映画の前では無意味だけどな!!

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細部の違和感を壮大なストーリーで覆い隠すイーストウッド映画。男のロマンの前では細かいツッコミはいらんのですよ

以前から感じていたのだが、クリント・イーストウッドの映画はストーリーの壮大さで細かい部分の違和感をねじ伏せる傾向がある。

たとえば「スペース・カウボーイ(2000)」
年老いた宇宙飛行士が宇宙に旅立つために視力検査を受けるのだが、老眼が進んでまともに見えない。そこで、検査版にある「C」をすべて暗記して見事にパスしてみせるのである。

いや、んなわけあるかww
「視力」という最も大事な部分の検査があんなグダグダなわけがないだろww
だが、宇宙という壮大な舞台の前でそんなツッコミはまったくの無力なのだ。
 
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たとえば「人生の特等席(2012)」
メジャーリーグのスカウトであるガスの娘・ミッキーは、何気なく泊ったコテージでとんでもない才能と出会う。
おもむろに投げた彼の球は、これまで見たこともない軌道で捕手のミットに収まる。
これを見たミッキーは大至急父親のガスに連絡する。
 
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そして、迎えた入団テスト当日。
ミッキーの見出した才能は、見事全米No.1ドラフトを三球三振に切って取る。
 
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いや、んなわけあるかww
たまたま泊ったコテージにたまたま全米No.1ドラフトを三振させる才能がいてたまるかww
アメリカ広しと言えどもさすがに都合がよすぎるわww
だが、メジャーリーグという壮大な舞台において、そんなツッコミはまったくの無力なのだ。

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もちろん今回のパーフェクト・ワールドも同様だ。
主人公のブッチがどれだけクズだろうが、警察組織がグダっていようがそんなことは関係ない。ツッコミ自体が無意味であり、野暮以外の何物でもないのである。
理想郷(パーフェクト・ワールド)を探す壮大な旅の前では、そんなツッコミはまったくの無力なのだ。

つまり「クリント・イーストウッド舐めんなよ」という話だ。我々下民は黙ってイーストウッドさんの言うことを聞いていればいいのであるww

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「パーフェクト・ワールド」お薦めです。休日の夕方の暇つぶしに最適






ここまで主人公ブッチのクズっぷりとイーストウッド映画のアレな点を長々と述べてきたが、何だかんだで僕はこの「パーフェクト・ワールド」が好きである。

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細かい部分でのツッコミどころは数あれど、話としては非常におもしろいし普通に感動できる。10数年ぶりの鑑賞ということで期待し過ぎた面もあり、しなくてもいい粗探しをしてしまったが、映画としては絶対お薦めだ。
たとえばだが、日曜日の夕方などに何気なく観る分には最適な作品ではないだろうか。

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てか、どうでもいいけど理想郷がアラスカ?
行ったことないけど、クッソ寒いところだよな?
「水曜どうでしょう」のイメージしかないわww
 
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