モデルボクサー高野人母美KO負け!! 今後のボクシング界のために高野人母美の後継者を大至急探すんだ!!

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モデルボクサー高野人母美、初の世界戦で壮絶KO負け!!

2015年11月11日、WBO女子世界S・フライ級タイトルマッチが東京・後楽園ホールで行われ、9頭身のモデルボクサーとして話題の高野人母美が王者ダニエラ・ベルムデスに挑戦。健闘虚しく4回1分26秒KO負けを喫した。

S・バンタム級を主戦場とする高野にとって2階級下のS・フライ級で挑んだ今回の世界戦。トータルで11キロの減量苦に加え、時期尚早と言われた経験値のなさも影響しての完敗だった。

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高野人母美本人は今後についての明言を避けているが、ジムの会長である金平氏は「今辞めるのはもったいない」と現役続行を促す発言をしている。

完敗はしたが、思った以上にいい試合だった世界戦

試合を観た率直な感想を申し上げると「思ったよりも全然よかった」

正直なところ、もっと何もできずにボコられておしまいだと思っていた。
それが、結果的に完敗したとはいえあそこまで健闘するとは予想していなかった。本当によくがんばったのではないかと思う。ナイスファイトだった。

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高野人母美の作戦は、ベルムデスの踏み込みに合わせてバックステップしてパンチを避け、カウンターで右を打ち込むというものだったと思う。

ベルムデスの持ち味は見ての通りである。
鋭い踏み込みで一気に距離を縮め、左のジャブの連打やオーバーハンドの右をお見舞いする。軽量級離れした突進力を活かして相手にどんどんプレッシャーをかけ、ロープ際まで追いつめてラッシュでとどめをさすというものだ。高野人母美との身長差、距離の差を強烈なプレスでゼロにする作戦である。

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それに対して、高野人母美が狙っていたのはベルムデスの飛び込み際。
確かにベルムデスは踏み込みが鋭くパンチは強烈なのだが、飛び込む瞬間のモーションが大きい。
たとえば飛び込んでの右オーバーハンド。フォームが大きく、打つ際の溜めも長い。この瞬間に顔面ががら空きになるのだ。

高野人母美の狙いはここだった。
バックステップでベルムデスのパンチを避け、空いた顔面に右をカウンターで当てる。そしてすぐに左に回り込んで距離をとる。
165cmのベルムデスに対し、高野人母美の身長は179cm。距離やパンチの長さでは圧倒的に有利だ。このアドバンテージを十分に活かすための作戦だったのだ。
つまり、2011年に当時女子最強のキックボクサーと言われていた神村エリカをライバルのRENAが下した際に選択した作戦である。

さらに、懐に入られた際には左右のショートフックやショートアッパーの連打で突き放す。そのパンチにしても、膨大な反復練習を重ねてきたことが感じられる動きであった。

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実際この作戦は成功していたのだ。
試合開始直後はベルムデスの突進をうまくバックステップして避けるシーンが見られたし、ベルムデスの顔面に右のカウンターをヒットするシーンもあった。懐に入ったベルムデスに対し、ショートのパンチで距離をとる作戦も成功していたし、作戦としては間違っていなかったのだ。事実、1、2Rまでは高野人母美を優勢としたジャッジもいたと聞く。

ただ、残念なことに体力がまったく続かなかった
体力だけではなく、足の運びもベルムデスとは雲泥の差があった。
1Rの後半あたりからベルムデスの突進を止めることができなくなり、距離をとろうとしてもすぐに追いつかれて連打を許す。根本的な体力差をまざまざと見せつけられる展開に持ち込まれていたのである。

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2Rまでは何とか持ち堪えていた高野人母美だが、3R以降は完全にベルムデスの突進を受け止めることができずに一方的に攻められるシーンが続く。
恐らく疲労のせいだと思うが、腰が落ちて背中が丸まり、10cm以上ある身長のアドバンテージがほとんど消されていたのも痛かった。

そして4Rにベルムデスの猛攻を受けてダウンを喫し、タオルが投入された次第である。
あのまま続けていても一方的にタコ殴りにされるだけだったので、あのタオル投入は正しい判断だろう。

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もう一度世界王者を目指すなら適正階級で

予想以上に健闘はしたと思うが、結果としては完敗。まさにそういう試合だった。

高野人母美が今後どうするのかはわからないが、もし続けるのであればとりあえず適正階級での挑戦を考えるべきだろう。主戦場にしているS・バンタム級で、1、2試合程度前哨戦を挟んだ上で世界戦に挑むのである。
女子ボクシングの事情にそこまで詳しくないので、どれだけの選手層があるのかも知らないので何とも言えないのだが。

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ただ、今回のS・フライ級ではさすがに厳しすぎたと思う。体力不足は明らかだし、身体全体に力感がまったく感じられなかった。
相手の体力が落ちるアドバンテージより、自身の体力の低下の振り幅の方がはるかに大きかったイメージである。
相手の耐久力が上がるS・バンタム級でならうまくいくかといえば、必ずしもそうとは言えないが、少なくとも今回のS・フライ級よりは多少マシになるのではないだろうか。

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猶予はないぞ! ボクシング界は大至急第二のモデルボクサーを探せ!!

思ったとおりである。

「女子ボクシング+モデル」
この組み合わせの相性は抜群だ。

ボクシング界は、日本の格闘技界復活のためにも大至急第二のモデルボクサー、第二の高野人母美を発掘すべきである。

前回も申し上げたが、高野人母美にボクシングの才能はない。パンチの打ち方や反応を見る限り、打撃の才能という面では残念ながらこれ以上の伸びシロがあるようには感じられない。

「モデルボクサー世界挑戦! 女子ボクシングが格闘技界を救う?」

だが、それでも今回のベルムデス戦のように、チャンピオンが相手でもある程度の健闘を見せることができた。
才能のない遅咲きボクサーが、曲がりなりにもチャンピオンと4R打ち合い、1、2Rまでは優勢だったとジャッジに判断させたのである。

理由は単純。

背が高いから
179cmという高野人母美の身長が、この階級では無類のアドバンテージになる。

「格闘技を生で観戦してはいけない理由」

体重制の競技であるボクシングにおいて、高身長というのは何にも代え難いアドバンテージになる。
そして、これを言うのは本当に勇気がいるのだが、現状の女子ボクシングの競技レベル自体がこの程度なのだ。高身長のボクサーが距離を活かしてパンチを打ち下ろしていれば、そこそこ勝ててしまう。最低限の防御だけできれば、リーチの差だけで勝ててしまうというのが、女子ボクシングのレベルというヤツ。

しかも今回の試合で、身長差を活かした打ち下ろし作戦がチャンピオン相手でも有効であることが証明された。

「背中を向けて逃げるマクレガーに中指を立てて挑発するネイト・ディアス。しょーもない、悪童が聞いて呆れるわ」

南海キャンディーズのしずちゃんも同じように長身ではあるが、彼女は残念なことに横にも大きすぎた。あれだけ体重があると、相手の身長も高くなるのでリーチ差によるアドバンテージを享受できなくなってしまう。
軽量級かつ圧倒的な高身長。これが必須条件というヤツである。
 
「高野人母美楽しそうでよかった。吉田実代に判定負け。もうボクシング界の救世主になれなんて言わねえよ」
 
おわかりだろうか。
才能のない高野人母美が二階級制覇王者であるベルムデスにもある程度通用したのだ。
それなら、ボクシングの才能があるモデルをボクサーにすれば最強ではないか。

「ボクシングよりUFCの方が上? もうめんどくせえよ」

前回も言ったように「何年かに1人の逸材」である必要はまったくない。半年、三ヶ月に1人の逸材で十分だ。ひょっとしたら一ヶ月に1人の逸材でもいいかもしれない。
とにかく芽が出ずに燻っている高身長のモデルに片っ端から声をかけるのだ。そして打撃の才能がある人間を見つけて2年間たっぷり仕込むのである。

口説き文句は高野人母美をエサにすればいい。
恐らく高野人母美はモデルボクサーという肩書きによって芸能界での仕事は増えているはずだ。OPBF東洋太平洋女子タイトルを獲得したことによって、今後もさらに仕事の幅が広がることも予想される。たとえこの試合で引退したとしても、しばらくはテレビやCM出演の依頼が舞い込むのではないだろうか。

仮にこの肩書きがOPBF東洋太平洋王者ではなく、世界王者だったとしたら。
モデルボクサーで世界王者。これだけのインパクトがあれば、たとえ二番煎じであっても高野人母美を超えるほどの話題性と知名度が得られるに違いない。
 
「RIZIN山本美優初勝利。何か成長しとったぞ。タックルが神過ぎてヤヴァイww あと真珠さんゴリ押しはボクシング界が高野人母美でやるべきだったヤツ」
 
しかもモデル出身なら容姿端麗であることは間違いないし、当然スタイルも抜群である。
美しく強い世界王者。
これだけスター性のある肩書きがほかにあるだろうか。
女子ボクシング界を盛り上げるだけでなく、日本の格闘技界全体の救世主になれる可能性すらあると思うのだがどうだろうか。

「君なら世界王者になれるよ」

燻っている本人の知名度も上がり、格闘技界も盛り上がる。まさしくWINWINである。

「日本の格闘技が不人気な3つの理由【低迷? 迷走?】」

「作られたスターなど必要ない。本物のスターは勝手に出てくるものだ」という意見があったが、ちゃんちゃらおかしい。
スターは作り上げるのだ。
そして「女子ボクシング+モデル」という組み合わせはスターを作るのに最適かつ効率的な組み合わせなのだ。

何度も言うが、格闘技界を救うのは女子ボクシングだ。

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