松坂大輔2ヶ月ぶりに実戦登板。2軍戦で2回1失点【ソフトバンク】がんばれ怪物、明日は見えたか?

NO IMAGE

夕日イメージ
5月20日、右肩筋疲労のため2軍で調整中のソフトバンク・松坂大輔投手(34)がウェスタンリーグのオリックス戦に2番手として登板。2回を投げて打者8人に対し2安打1失点、32球の内容だった。
右肩の筋疲労により、3月17日のロッテとのオープン戦以来2ヶ月ぶりの実戦登板となった松坂だが、登板後は「長かった。普通に投げられて一安心」と笑顔をみせた。なお、直球の最速は142kmをマークした。

「松坂復帰登板で2回1失点」
この報道を受け、インターネットでは案の定、松坂批判が渦巻いている。
「ここまで使えないとは思わなかった」
「最速142kmてww」
「元怪物終わったな」
「年俸4億円のリハビラー」

まるで失敗を待ち構えているのではと思うようなコメントの数々。あまりの辛辣な言葉の数々にさすがに目を覆いたくなるほどである。

「松坂大輔のフォームがおかしい」って連呼するけどさ?

復活を願う松坂ファンとしては、毎度のことながら悔しいやらもどかしいやら、何とも言いようのない気分になってしまう。報道によると後数試合2軍で登板するようなので、1軍登板は最速でも6月後半〜7月前半くらいだろうか。

実際どうなるかはわからないが、何とか納得できる形で戻ってきてもらいたいと願うばかりである。

報道を聞く限り、調子は上がってない、かな?

2安打1失点。
最速142km。

この結果を見るに、調子は上がってきてないことは明白です。
力感のないテイクバックから腰の落ちない立ち投げ状態でのリリース。迫力不足のまっすぐが「ポスッ」とキャッチャーミットに収まる姿が容易に想像できてしまいます。

「先頭バッターにいきなりスリーベース、そこから5球で1失点」
この結果からも、元来の立ち上がりの悪さに加え、とにかく致命的に球威がないのだろうと予想できます。
恐らく2ヶ月前のオープン戦2試合のときよりもさらに状態はよくないのでしょう。後数試合でどこまで調子をアップできるかわかりませんが、今の松坂にかつての姿を求めるのは酷だということは動かしがたい事実でしょう。

松坂は2ヶ月間実戦から遠ざかってたことを忘れていませんか?

ただ、松坂は2ヶ月ぶりの実戦登板ということを思い出してください。
そりゃ調子なんか上がるわけないじゃないですか。

スピードも出ない。球威もない。恐らくコントロールもよくない。2軍戦で2回1失点。
こんなピッチャーの年俸が四億?
いやいやいや。悪い冗談やめてくださいよ。

確かにそのとおりだと思います。
罵声を浴びせたくなる気持ちもわかります。

ですが、思い出してください。
松坂は今回が2ヶ月ぶりの実戦登板です。
それまではずっとノースロー調整で、ここ2週間くらいでようやく投球らしい投球を再開したばかりです。
つまり、キャンプインした当初と変わらない状態ということです。もしかしたら自主トレ期間を抜かした分、それ以下かもしれません。

球速が出ない?
それはそうでしょう。
2ヶ月前のオープン戦2試合のときよりも状態がよくない?
当然の話です。
いきなりスリーベース? 5球で1失点?
そりゃ相手は2軍とはいえ、シーズン中の打者です。

大丈夫です。
伸び代という意味では間違いなくまだまだあります。
今の松坂に罵声を浴びせるのではなく、後少し調整をこなした松坂の姿を観てから判断しても遅くはないはずです。
四億円の投手がそんな体たらくな時点で話にならないと言われてしまえばそれまでですが。

知ってました? 松坂復活を願う方って結構多いですよ

ご存知でしょうか?
松坂を応援してる人が意外と多いことを。

インターネット上の辛辣な批判ばかりが目立つ松坂投手ですが、実は応援している人は結構多いです。
ありがたいことにこのブログにも、「松坂大輔 2015 成績」などのワードで訪問していただいている方が割といらっしゃいます。
もちろん松坂に好意的な方ばかりだとは言いませんが、少なくとも相当関心の高い選手だということはわかります。まだ日本復帰後に公式戦で1球も投げていない投手にもかかわらず、です。

全盛期の姿を知っているファンからすれば、松坂の日本復帰はかなりのインパクトがあったはずですし、オープン戦2試合の登板にショックを受けた方も多いと思います。
そして大型契約を結びながら、ここまでは完全にその期待を裏切った形の松坂に対し、痛烈な批判を浴びせたくなる気持ちもよくわかります。

ですが、それでも松坂の活躍を願っている方は多いと確信しています。

「それでも松坂大輔(ソフトバンク)の復活を諦めない」

先ほども言いましたが、特に全盛期の姿を知っている人からしてみれば、今の松坂の姿は哀しいものがあるでしょうし、「頼むから復活して批判を吹き飛ばしてくれよ」と願ってやまない気持ちの方も多いのではないでしょうか。

当然ながら僕も松坂復活を願うファンの一人です。

正直、オープン戦の2試合と今回の報道を見る限り、例え1軍に上がったとしてもここから大幅な上積みを期待するのは厳しいかもしれません。

それでも僕は松坂の復活を諦めないことにしました。
理由はただ単純に「松坂だから」という強引なものですが、そこはすでに理屈ではなく、いろんなものを超越した願望です。我ながら意味がわかりませんが。

投げるたびに「あれじゃ使えない」と批判され、投げなければ「四億もらって投げないのか」と批判され。よくも悪くも常に注目を集める松坂大輔。
どこにいても何をしても、人を惹きつける不可思議な引力。ある意味これが彼の最大の魅力であり、僕が松坂を応援する大きな要素の一つでもあります。

もう一度言いますが、何とか納得できる形で1軍のマウンドに立ってもらいたいと願います。そしてできるならば、結果で周囲の雑音をかき消してもらえれば最高です。

すみません。
今回は心の叫びのような記事になってしまいました。

【個人出版支援のFrentopia オンライン書店】送料無料で絶賛営業中!!