田中恒成指名試合するってよ。ジョナサン・ゴンサレスと8月24日に名古屋で。vsサウスポーの対応に注目してマス【予想・展望】

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名古屋イメージ
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2019年8月24日、名古屋市にある武田テバオーシャンアリーナで行われるWBO世界フライ級タイトルマッチ。同級王者田中恒成がランキング1位の指名挑戦者ジョナサン・ゴンサレスと対戦する。
 
 
2018年9月に木村翔からタイトルを奪取し、2019年3月に元L・フライ級王者田口良一を退けた田中恒成。今回の相手であるゴンサレスは戦績22勝2敗13KO1分1無効試合のサウスポー。田中にとってはデビュー2戦目以来のvsサウスポーとなる。
 
田中本人はゴンサレスの印象を「テクニックがありスピードも速い」とコメントし、KOを意識してリングに上がると宣言している。
 
 
また、この試合に勝利した際は他団体王者との統一戦や階級アップを目論んでおり、9月16日にS・フライ級王座決定戦に出場する井岡一翔も候補の1人とのこと。
 
攻めのマッチメークに定評のある田中が指名挑戦者を相手にどんな勝ち方を見せるかに注目である。
 
「田中恒成がゴンサレスを7RTKO。だから田中は近場の差し合いで勝負する選手だと8億5248万5年3ヶ月前から言ってる」
 

田中恒成のタイトルマッチが楽しみすぐる。日本人の苦手なタイプと言われる技巧派サウスポーをどう攻略するか

フライ級王者田中恒成の次戦の相手がランキング1位の指名挑戦者ジョナサン・ゴンサレスに決定した。スピードとサイドへの動きを得意とする技巧派サウスポーで、2017年から現在4連勝中の強豪である。
 
以前にもちょろっと申し上げたが、田中にとってはプロ2戦目以来のサウスポーということで僕はこの試合を割と楽しみにしている。
 
しかも、過去の試合をいくつか観たところ、日本人選手があまり得意ではないタイプに思える。
 
スタンスが広く距離が遠い。
そこそこスピードもあり、サイドへの動きもスムーズ。
基本的には見切りとカウンターの選手で、いかに相手を塩漬けにするかが生命線となる。
 
また、身長リーチともに157cmとサイズ的には小柄。
その分フィジカル面は心もとなく、リードの右にも鋭さが足りない。そのため、パワフルな相手を持て余す傾向が見られる。
 
さらに2敗1分はいずれもサウスポーに喫したもので、左構えの前手となる右フックを顔面にもらうシーンが目立つ。
 
「ジェスレル・コラレスvsラダリウス・ミラー。瞬き推奨のおネムな一戦。ミラーはヘリングに勝ってるし面倒な選手だよな」
 
全体的な印象としては、スケールの小さなハビエル・フォルトゥナ
自分の距離をキープできれば強いが、インファイトを得意とする相手には一方的にやられる可能性が高い。先日、ノニト・ドネアと対戦したステフォン・ヤングともちょっと似ているかなぁという感想である。
 

勝敗予想は田中恒成の10RKO。ジョナサン・ゴンサレスはいい選手だけど、田中に勝つまではいかないかな?

今回の勝敗予想だが、田中恒成の10RKO勝利でいきたい。
 
僕の勝手なイメージだが、今回の試合で田中の負けはないと思う。
ゴンサレスは上半身が柔らかい技巧派で、確かに日本人選手の苦手な技巧派サウスポーなのだが、まあ田中なら何とかなるだろうと。
 
動きはスムーズでスピードもあるが、右リードの鋭さはない。
左のカウンターはまあまあ当て勘がいいが、驚異的なほどではない。
近場でもそれなりに連打は出るものの、パワフルさは感じられない。
 
あらゆる面で突き抜けたものがないというか、すべての数値が平均を少しだけ上回るサウスポーというイメージ。
 
内山高志に勝利したジェスレル・コラレスは左カウンターをチラつかせることで出足を止め、じっくり隙を探すスタイルを得意とした。ゲイリー・ラッセルJr.は強烈な右リードの連打で相手を足止めし、連打を浴びせるスペースを確保した。
 
だが、今回のジョナサン・ゴンサレスにはそういう突出した武器がない(気がする)。全体的なスペック不足を足は使ってカバーしなければならず、不安定で燃費も悪い。
 
恐らく田中の体力とスピードであれば、どこかで捕まえることは十分可能なのではないか。
何とも言えないが、5、6Rあたりでゴンサレスが逃げ場を失い、絶望的な手詰まり感を漂わせそうな……。
 
「タイソン・フューリー完全に戻してきやがったなw トム・シュワルツを2RボコしてKO勝利。ヘビー級だけはマンガでいいんだよ」
 
まあでも、似たようなことを言っていた伊藤雅雪もジャメル・ヘリングに逃げ切られちゃったしね。パワー差で何とかなると思っていたのが、いくら腕を振ってもちっとも届かない地獄が12R続いてしまった。
 
田中恒成に関しては大丈夫だとは思うが、一応そういうパティーンも想定しつつ。
 

この手のタイプをどう攻略するか。これまでは中間距離での差し合いで上回り、勝利してきたけど

そして、申し上げたように僕は田中恒成がこの選手をどう攻略するかをめちゃくちゃ楽しみにしている。
 
 
繰り返しになるが、とりあえず今回の試合で田中の負けはない(はず)。
ジョナサン・ゴンサレスはいい選手だが、今の田中恒成にとっては通過点に近い(気がする)。
 
とはいえ、田中のvsサウスポーのネタがまったくないせいでどういう展開になるかがちっともわからない。
 
ガードを上げてプレスをかけるのか。
出入りとサイドへの動きで勝負するのか。
 
本人が「持ち味のスピードを出していきたい」とコメントしているのを見ると、以前のようなロマチェンコもどきのステップを駆使する? のか?
マジで予想がつかない。
 
「田中恒成にデラホーヤ、パッキャオを感じた日。田口良一を大差判定で粉砕」
 
そもそも田中にとってもこういうクネクネなサウスポーは初めてなんですよね。
 
僕が田中の試合を最初に観たのは2015年3月のフリアン・イエドラス戦なのだが、それ以降の相手は
 
・ビック・サルダール
・レネ・パティラノ
・モイセス・フェンテス
・アンヘル・アコスタ
・パランポン・CPフレッシュマート
・ロニー・バルドナド
・木村翔
・田口良一
 
と、中間距離から至近距離での差し合いを得意とするタイプばかり。
特にここ3戦は田中のハンドスピードが発揮できる相手との対戦が続き、その分試合もエキサイティングなものとなった。
 
だが今回のゴンサレスは距離が遠く、田中が腕を思い切り振るには得意な間合いまで近づく必要がある。
ここでモタモタするか、あっさり詰めるかによって試合の流れが大きく変わると思うのだが、その過程がまったくわからないと申し上げている。
 

僕の理想はジョシュ・ウォーリントン。2018年のウォーリントンvsフランプトン戦を再現しろ


ちなみにだが、僕が今回の田中恒成に求める理想のスタイルとしては、ジョシュ・ウォーリントンかなと。
 
アングルを変えながら徐々に距離を詰め、タイミングを測って一気に距離を詰める。そして、持ち前のハンドスピードを活かした連打を浴びせ、相手に反撃の隙を与えない。
 
2018年12月のvsカール・フランプトン戦のように、カウンター狙いの相手を無理やり打ち合いに巻き込んで勝利できれば最高である。
 
「ウォーリントン圧勝! フランプトンを終始コントロールして初防衛成功。うん、思った以上にウォーリントンがすごかった>」
 
恐らくだが、田中恒成のハンドスピードはウォーリントンやゲイリー・ラッセルJr.にも匹敵する(はず)。
ウォーリントン並みのダッシュ力で距離を詰め、持ち前の回転力をMAXで発揮できれば十中八九ゴンサレスはついてこられない。
得意のボディ→右フックの流れがハマれば中盤KO勝ちという結末も十分考えられるのではないか。
 
 
てか、正直一番手っ取り早いのはノニト・ドネアvsステフォン・ヤングですけどね。
多少の被弾は気にせず前進し続け、最後は物量で押し潰す。顔面にポコポコ被弾はするが、「ほーん、それで?」みたいな。
ゴンサレスとの圧倒的なフィジカル差を田中が見せられれば、あの試合と似たようなパターンで倒せる可能性もある。
 
「完敗の伊藤雅雪。ヘリングに最後まで追いつけず…。これ系の相手はどうしても鬼門になるよな。この先避けては通れないけど」
 
でもアレだ。
つまらないでんですよねそれだと。
やっぱり田中にはドネアのような脳筋ファイトではなく、インテリジェンス()というヤツをですね……。
 
 
まあ、ここまで言っておいて伊藤雅雪vsジャメル・ヘリングになっちゃったらホントにすみません。
 
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