小泉進次郎が「男は顔」であることをセクシーに証明した件。この世は顔面偏差値が高ければだいたいのことが許されるのである

小泉進次郎が「男は顔」であることをセクシーに証明した件。この世は顔面偏差値が高ければだいたいのことが許されるのである

街イメージ
2019年9月22日(日本時間23日)に米・ニューヨークで行われた環境関連会合に出席した小泉進次郎環境相は、会合前に海外メディアを交えた会見の場で気候変動に対する取り組みについて聞かれ、「気候変動のような大きな問題への取り組みは楽しく、かっこよく、そしてセクシーでもあるべきだ」と返答。この「セクシー」発言が日本国内で大きな波紋を呼んでいる。
 
また、後日記者団に発言の真意を問われた際には「説明すること自体がセクシーじゃない。やぼな説明は要らない」と述べ、詳しい説明を避けたとのこと。


この対応はすでに多くのメディアで報じられ、ネットを中心に多くの批判が挙がっている。
 
9月11日に就任したばかりの小泉氏にいきなりの訪れた試練。この局面をどう乗り切るかに注目が集まる。
 
「負けて「すみません」と謝罪するスポーツ選手に「謝るべきではない」と指摘することについて」
 

小泉進次郎氏の「セクシー」発言炎上中。でも、是非についてはよくわからないッス

小泉進次郎環境大臣の「セクシー」発言が炎上している。
 
この人については2019年9月11日の就任以来、謎のポエムによるスタートダッシュもあって僕も注目していたのだが、今回もなかなか……。
 
なお、「30年後の自分は何歳か」発言の際は下記の動画を数十回、活字になったものを27回ほど読んだが、まったく理解できず。

「彼は自己陶酔型のロマンチストなんだろうな」と、無理やり自分を納得させた次第である。
 
 
そして、件の「セクシー」発言の是非に関しては、はっきり言ってよくわからない。
 
「文脈をたどればそこまでおかしい発言ではない」という意見もあれば、下記の記事のようにフォーマルな場所では適さないとおっしゃる方もいる。


また下記を見ると、小泉氏の発言は隣の席のクリスティアナ・フィゲレス前国連気候変動枠組条約事務局長の言葉を受けてのものだったというのもわかる。


本当に小泉氏だけがやり玉に挙げられるべき案件なのか。それとも別の問題があるのか。
正直、他国の文化への知見や専門知識もない僕には、この「セクシー」発言が適切なのかの判断がつかない。
 

通訳がいると勝負にならない? いや、逆じゃないの? そこはプロの力に頼るべきだと思うけど

ただ一つ。僕が気になったのが下記。

小泉氏が囲み会見で「英語は絶対に話せないとダメ」「通訳がいるというだけであの場では勝負にならない」と発言しているわけだが、いや、そうか?
 
むしろ、こういう場だからこそ通訳を介するべきだと僕には思えるのだが。
 
 
上述のように、小泉氏の「セクシー」発言が適切かどうかは僕にはよくわからない。実際に英語圏で仕事をされているという方の意見も見て回ったが、各々で見解が異なるようである。
 
恐らくだが、ああいう外交の場は僕の想像する以上にデリケートなのだと思う。
各国の要人が集まる場所でうかつなことを言えば、あっという間に情勢が変化し国益を損ないかねない。当然発言には慎重を期するべきで、専門知識もより要求される。国ごとの風習・文化を理解しておかなくてはならないのも当たり前である。
 
そう考えると、単に「英語が話せる」だけでは全然もの足りない。発言の意図、真意をすばやく正確に伝えられるプロの力が必要と言えるのではないか。
 
「投票率が上がらない理由? 日本人はバカだとか、都民も府民も終わってるとか上から目線で罵声浴びせられるから嫌気がさす」
 

イチローが通訳を介した理由。誤った情報を出さないため、ブランド価値を壊さないために通訳に頼った

下記は元プロ野球選手のイチローが「大リーグ時代、英語が話せるのにもかかわらず通訳をつけていた理由」についての記事だが、要はそういうこと。


「誤った情報を決して出さないという狙い」
「イチローというブランドを壊さないように」
「発音が少し違うだけでいろいろ言ってくるヤツもいる」
 
「イチロー引退。スカした言動と態度とは裏腹に人一倍暑苦しくて泥臭いヒットマン」
 
また、サッカーやラグビーの日本代表監督に外国人が起用された際は、専属の通訳が四六時中同行して身の回りの世話をするという。恐らくこれは異国での生活をサポートする以外に、監督と通訳の意思疎通を図る意味合いもあると思われる。
 
選手に監督の意図を正確に伝えるには、本人の人柄や口調、沸点の高さを詳しく知っておく必要がある。
 
何が好きで何が嫌いか。
どんなときに喜び、どんな状況でブチ切れるのか。
 
言葉の裏にある真意を汲み取り、素早く正確に言語化する能力、土台となる競技の知識その他。 試合の規模が大きくなればなるほど、通訳に対する要求レベルも高くなる。
 
そして、それだけの経験と努力を積み重ねた人間と、言葉を理解できるだけの人間との差はやはり大きい。
英語を話せるにこしたことはないが、小泉氏の「通訳がいるというだけであの場では勝負にならない」発言は残念ながらまったく逆な気がする。
 

顔面偏差値の高さは相当評価されてそう。スター議員にするためのゴリ押しに見える

表題の通りなのだが、小泉進次郎氏の顔面偏差値の高さは政界内でも相当評価されているのだと想像する。
 
・元総理の息子
・40歳手前の若手議員
・帰国子女
・配偶者は才色兼備の年上フリーアナウンサー
・兄は俳優
 
あらゆるブランドを兼ね備えた二世議員の最年少での入閣となれば、国民の注目を一身に浴びることは間違いない。
 
見てくれのいい若手議員をテレビに映しておけば、暇な主婦はだいたい喜ぶ。爽やかな笑顔と思慮深そうな言い回しで支持率は急上昇。政権与党が待ちに待ったスター議員誕生である。
 
「広島原爆の日、長崎原爆の日、終戦記念日。「表現の不自由展・その後」や参院選のおかげでいろいろ考えることも多かった」
 
大したことじゃなくても、彼が口にするだけでそれっぽく聞こえる。
なぜなら顔面偏差値が高いから。
 
いや~、チョロいわ~。国民マジでチョロいわ~。
と思われているんだろうなと。
 

結局「男は顔」。顔がよければだいたいのことが許される

そして、僕が以前から提唱する「男は顔」説について。
 
下記は世界一の理不尽大王・剛田武(ジャイアン)の名言を集めたページだが、
 
「剛田武(ジャイアン)に関する名言集・格言集」
 
試しにこの中から抜粋したものを「セクシー」で言い換えてみたいと思う。
 
 
・神様、俺様、セクシー
(神様、俺様、仏様)
――セクシーは自己主張が強いのである
 
・お前の物はセクシー、俺の物もセクシー
(お前の物は俺の物、俺の物も俺の物)
――ズボンをはけ
 
・おれ、今セクシーなんだ。おまえをけとばさせてくれ。セクシーになりたいんだろ!
(おれ、今ムシャクシャしてるんだ。おまえをけとばさせてくれ。人のためになりたいんだろ!)
――セクシーは暴力によって伝染する
 
・正しいのは、いつもセクシーだ
(正しいのは、いつもおれだ)
――セクシーは世界を救う
 
・おまえらセクシーにしてやるからな!
(おまえらスクラップにしてやるからな!)
――むしろなりたい
 
・セクシーのくせになまいきな
(のび太のくせになまいきな)
――セクシーは罪なヤツ
 
・心のセクシーよ!
(心の友よ!)
――胸に手を当ててごらん。そこにセクシーがあるだろ?
 
・セクシーのセクシーのセクシーにしてやる
(ギタギタのメロメロのボロボロにしてやる)
――いや、もう充分ッスww
 
 
どうだろうか。
世界の中心で身勝手を叫ぶジャイアンイズム満載だった言葉の数々が、一部を「セクシー」に差し替えるだけであっという間にウィットに富んだジョーク()へと早変わりする。しかも、これらの言葉を顔面偏差値の高い男が爽やかに言ったと考えれば、だいたいのことは許せてしまうのではないか。
 
つまり「男は顔」なのである。
 
「「東のエデン」感想。自民党政権をぶっ壊して日本を立て直す救世主たらんことを」
 
一応言っておくが、すべてネタである。

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