亀海再起のダクアン・アーネット。って、どうなる? コレ全然わからなくね? この両者の試合ってどんな結果になるんだろ【予想・展望】

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パンチイメージ
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2018年1月27日(日本時間28日)、米・カリフォルニア州で、亀海喜寛とダクアン・アーネットによるS・ウェルター級10回戦が行われる。
 
 
昨年8月に元4階級王者ミゲール・コットに敗れて以来、約5ヶ月ぶりに亀海がリングに上がる。
相手は17戦16勝1敗9KOの戦績を持つダクアン・アーネット。25歳と若く、亀海を倒して世界ランク入りを狙う選手である。
 
「コットvs亀海感想。あ~、亀海これでいっちゃったか。もう少しやりようがあったような気が…。頂上は高かった」
 
亀海も「ここから浮上するには一戦も落とせない」と語るなど、節目となる米国10戦目へ向けて気合いが入る。
 
日本ボクシング界最大の挑戦と呼ばれたミゲール・コット戦を経て、さらに成長した姿を亀海が見せるか。ランキング入りを目指すダクアン・アーネットのテクニックが上回るか。
 
なお、この試合はホルヘ・リナレスvsメルシト・ゲスタのWBA世界ライト級タイトルマッチ、ルーカス・マティセvsティーラチャイ・ラティンデーンジム(テワ・キラム)のWBA世界ウェルター級王座決定戦のアンダーカードとして行われる。
 

亀海復帰戦!! と言っても、ダクアン・アーネットは結構厳しい相手じゃないか? こんなタイプと対峙するのは初めてじゃない?

亀海の再起キター!!
 
待ってたぞお前オイ。
わかってんのか? お?
 
ここから連勝して、もう一度コット戦並のビッグマッチにつなげてくれ。
 
と言いたいところだが、今回はどうなるだろうか。
対戦相手のダクアン・アーネットをちらっと観たが、正直、再起戦にしてはそこそこ厳しい相手に見えるのだが。
というより、割とガチで負ける可能性もあるように思えるのだが。
 
Boxrecによると身長178cm、リーチ183cm。
身長175cmでリーチが183cmの亀海よりも一回り大きい。
過去3戦はミドル級契約とのことで、今回は階級を下げての参戦ということか。
 
「ブローナー(笑)vsグラナドス感想。エイドリアン同士のキャッチウェイト対決はブローナーの辛勝。激しい打撃戦の末にギリギリ勝利」
 
そして、この選手のパッと見のイメージは劣化版エイドリアン・ブローナー
 
L字気味の構えでリング中央に陣取り、上半身の柔軟さで攻撃をいなしてカウンターを返す。
パンチにスピードとキレがあり、見切りもいい。
ブローナーやジャーボンティ・デービスのように距離感と見切りでパンチの威力を半減させ、身体の反動を効かせてカウンターを叩き込む。
基本、待ちのスタイルなのでKOこそ少ないが、確実にポイントを奪って判定勝利に持ち込む技巧派という感じか。
 
何となくだが、左フックと打ち下ろしの右を得意としているように思えた。
 
ただ、ブローナーほどの身体能力の高さは感じさせず、上半身の柔軟性もない。フィジカル的な強靭さもなく、全体的にブローナーよりは1段落ちる。
 
「待ってましたのデボン・アレクサンダー! オルティスとのサバイバル戦が2月にあるってよ。元王者対決が地味~に楽しみ」
 
当の亀海にとっても、あまり遭遇したことのない選手なのではないか。海外の試合でこういうタイプはちょくちょく見かけるが、亀海の過去の対戦相手にはこの手の選手は見当たらない。
 
実績や格では亀海の方が上だが、実際の試合はどうなるかわからない。
お互いにリング中央でカウンターを狙うスタイル同士、亀海の未体験ゾーンが結構楽しみではある。
 

亀海がやるべきは接近戦。中間距離でお見合いをさせられるのが一番アカン。ヘスス・ソト・カラスVol.2を再現したいね

というより、こういうタイプの組み合わせは過去にどんな試合があっただろうか。
 
L字気味の1発カウンター狙いのスタイルvsショルダーブロック&クネクネディフェンスで前進しながらカウンターを打つスタイル。
 
パッと思いつくのはメイウェザーvsカネロ、メイウェザーvsアンドレ・ベルトか。
 
どちらの選手もメイウェザーのカウンターの脅威で身体が硬直し、リング中央でお見合いをさせられた挙げ句、タイミングよくスパスパと被弾しての判定負け。
これはカウンター使いでなくても陥るメイウェザーの鉄板の展開で、今回の亀海がもっともやってはいけないパターンでもある。
 
カウンターを警戒し過ぎて手が出なくなり、遠い位置から削られ続ける。ダメージはないのに結果は大差判定負けという、めちゃくちゃ悔しい結末というヤツ。
 
「挑発大好きサンダース君がレミューをヒラヒラかわして大差判定勝利。試合後にゴロフキン戦を希望。さすがサンダースww 予想以上にいい選手」
 
恐らく(というか、誰もがわかっていると思うけど)、今回の亀海がやるべきは間違いなく接近戦
 
L字気味の構えで足を踏み替えながら、相手のパンチを肩でブロックして前進する。
ロープ際で身体を密着させ、肩を押しつけるように至近距離でカウンターを叩き込む。
特に、身体のひねりを利かせてど真ん中に打ち込むボディ打ちは亀海の持ち味の一つで、あのパンチで疲弊させてから顔面へのカウンターにつなぎたい。
 
いわゆる、2016年のヘスス・ソト・カラスVol.2で見せたような試合運び。インファイトとクネクネディフェンスを融合させた亀海の完成バージョンとでも言えばいいか。
 
前回のミゲール・コット戦はちょっと前に出過ぎた感が強いが、今回の試合はむしろ前に出てナンボ。一回り大きい相手にもフィジカル負けせず、カウンターに惑わされず。うまく体重移動を駆使してロープ際の攻防に持ち込みたい。
 
「カーン復帰戦にブローナー? 可能性は低いけど期待しちゃうじゃねえかww 2年半くらい前にも似たようなことがあったっけ」
 

勝敗予想は両者ドロー。亀海の得意な間合いで試合が進むが、パワーで押し切れずに大接戦になると予想

今回の勝敗予想だが、両者ドローでいきたい。
 
よくわからないが、何となくこの試合の亀海は一筋縄ではいかないように思える。
カウンターの脅威でスペースを確保したいダクアン・アーネットに対し、亀海の射程はお互いの肩がぶつかる位置での接近戦。
どちらもカウンター狙いのタイプではあるが、得意な間合いはかなり違う。
 
亀海は懐に踏み込みたいが、自分よりも身体が大きく階級も上の相手にそれができるか。
また、ダクアン・アーネットはガードを上げて前進する亀海相手にカウンターのスペースを確保できるか。
 
「こんなん予想できるかww ジャーメル・チャーロが怪童ルビンをワンパンKO!! まさかの1R決着で注目の対決を制す」
 
どちらかと言えば亀海の方が相性がいいように思えるが、パワー面で圧倒できるかについては微妙な気がしている。
ダクアン・アーネットはそれほどバックステップが効く方ではないので、恐らく亀海なら比較的容易に自分の間合いまで近づくことはできる。
ただ、そこからフィジカル勝負で押し切ることができるか。スペースを作られ、逆にカウンターの餌食になる可能性もあるのではないか。
 
亀海の超至近距離でのボディがどこまで機能するかだが、ロープ際での一進一退の接戦の末に引き分けという結末は普通にありそうに思える。知らんけど。
 
「この試合をわからないヤツはニワカだ!! エリスランディ・ララvsガウシャのハイレベルな駆け引きの末に生まれた芸術的ボクシング」
 
まあ、この相手を圧倒できないようだと、トップ戦線の化け物たちには歯が立たないことも確かだが。
ダクアン・アーネットの圧力を押し返せなければ、チャーロ弟やジャレット・ハードのようなフィジカルモンスターに対抗するのは不可能。また、あの程度のカウンター使いに躊躇するようなら打倒エリスランディ・ララなど夢のまた夢。
 
どちらにしろ、本気で頂点を目指すのなら圧倒して勝つ以外に道はない。
 
「ジャレット・ハードの理不尽フィジカルがトラウトを粉砕する。ダメだトラウト…。パンチがまったく効かない地獄」
 
と言っても、GBP所属ということを考えると、仮にタイトル挑戦するにしてもサダム・アリ一択か。
 
「サダム・アリがコットに勝利!! よっしゃあぁぁボケェエ…! 終わる気満々のヤツに負けんなって思ったけど、ホントにヨカタw」
 
てか、日本人選手ってやっぱり全般的にボディ打ちが得意っすよね。
もらったことのないボディ打ちにとまどって、膝から崩れ落ちるようにダウンする海外の選手を結構目にする。
 
メイウェザーやカネロばりのクネクネディフェンスに日本人選手の持ち味であるボディを融合させた亀海。やっぱりすごいっすね。引き分け予想だけど。
 

WOWOWのライブ中継嬉しいぞ。渋いラインナップだけど、実はかなりおもしろそうな3試合

ちなみにだが、この日は亀海戦を含めた3試合(ホルヘ・リナレスvsメルシト・ゲスタのWBA世界ライト級タイトルマッチ、ルーカス・マティセvsティーラチャイ・ラティンデーンジム(テワ・キラム)のWBA世界ウェルター級タイトルマッチ)をWOWOWでライブ中継するとのことだが、かなりお得感が高いのではないか。
 
「ティーラチャイはいいね!! マティセと空位王座を巡って激突。タイ選手のウェルター級王者誕生してほしいぞ」
 
先日も申し上げたようにリナレスの相手のゲスタもいい選手だし、タイ以外のリングに上がるティーラチャイ(テワ・キラム)の未知数っぷりもヤバい。
そして、亀海vsダクアン・アーネット戦の勝敗も僕にはまったく読めない状況。
 
「リナレスはゲスタをKOしてくれるんだろ? 格下扱いだけど、普通に強敵じゃないの? でもリナレスが圧勝してくれるはず」
 
一見渋めのラインナップではあるが、実はめちゃくちゃテンションが上がっているww
 
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