井岡一翔結構危ないんじゃ? アストン・パリクテのパワーと長さに屈するかも。カネロvsジェイコブスっぽくなる?【展望・予想】

井岡一翔結構危ないんじゃ? アストン・パリクテのパワーと長さに屈するかも。カネロvsジェイコブスっぽくなる?【展望・予想】

千葉イメージ
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2019年6月19日に千葉県で行われるWBO世界S・フライ級王座決定戦。同級2位で元3階級制覇王者井岡一翔が同級1位アストン・パリクテと対戦する。
 
「これが井岡一翔じゃゴルァ! って試合だったな。パリクテを10RTKOに下して4階級制覇。今回は厳しいかも? とか言ってスマソ」
 
2018年大みそかにドニー・ニエテスとのタイトルマッチに敗れた井岡が再び4階級制覇をかけてリングに上がる。
相手のアストン・パリクテは戦績25勝2敗1分の強豪で、井岡が敗れたニエテスと2018年8月に対戦、大接戦の末に1-1のドロー判定までもつれた経験を持つ。
 
ジム移籍によって日本のリング復帰が決まり、約2年2か月ぶりのタイトル奪取を目指す井岡にとっても間違いなく強敵。S・フライ級では破格の173cmの長身から打ち下ろされる右は破壊力抜群で、通算KO率は75%を誇る。
 
長身のパリクテとインファイトを得意とする井岡。この距離の違いを井岡がどう攻略するに注目が集まる。
 
「井岡一翔がいれば大丈夫。4階級制覇に向けて大貴ジムで日本復帰。アストン・パリクテとの決定戦か」
 

間近に迫った井岡一翔vsアストン・パリクテ。井岡さんも相変わらず元気そうで楽しみ

井岡一翔の試合が近づいている。
ジム移籍によって日本復帰が決まり、その初戦が4階級制覇をかけてのタイトルマッチとなる今回。
 
地元でもない、週のど真ん中の開催ということでチケットの売れ行きは苦戦しているようだが、個人的にそこはあまり関係がない。普通にテレビで観れば同じだし、そもそも井岡の試合は会場よりもテレビで観た方がはるかにわかりやすい(会場に行ったことないけど)。
 
しかも日本人初の4階級制覇を達成できるかどうかの試合。
前回のニエテス戦もすばらしい内容だったが、今回も同様に楽しみなマッチメークである。
 
「井岡完敗やな。ニエテスが凄すぎた。個人的には111-117かな。インファイトで歯が立たないのは予想外だった」
 
また、あの試合以降も内山高志との練習風景や自身の写真などをSNSにアップしたりと相変わらず元気そうな様子がうかがえる。
なので、あそこからさらにビルドアップした井岡が観られることを大いに期待している。
 
↓こういう躊躇のなさが何ともカズットイズムだよな。

 

 
 
 
 
 
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まさに達成感! It feels great.

井岡一翔 kazuto Iokaさん(@kazuto_ioka_official)がシェアした投稿 –


 
「田中恒成指名試合するってよ。ジョナサン・ゴンサレスと8月24日に名古屋で。vsサウスポーの対応に注目してマス」
 

パリクテは結構強敵ジャマイカ? ニエテスも距離の違いに散々苦労させられたし

前置きが長くなったが、今回の予想というか展望について。
 
対戦相手のアストン・パリクテだが、正直井岡にとってはかなりの強敵だと思う。
 
身長、リーチともに173cmとS・フライ級にしては大柄で、なおかつパワフル。減量苦があるのかは不明だが、S・ウェルター級のハイメ・ムンギアやジャレット・ハードのように「何でこの階級におるの?」と思うような体格の選手である。
 
1発の精度自体はそこまで高くはないが、馬力とパンチの伸びがすごい。
2018年のドニー・ニエテス戦でもサイズと馬力を目いっぱい活かし、ニエテスにほとんど自分の距離を作らせることなく12Rを完走した。
 
ニエテスよりもさらに距離が近く、コンパクトな連打を得意とする井岡にとっては恐らく初めて遭遇するタイプ。2014年に敗戦を喫したアムナット・ルエンロエンとも違うやっかいさがありそうに思える。
 
「俺たちの井岡一翔(SANKYO)が帰ってきたぞ。強豪アローヨに何もさせずに圧勝!! 待たせんじゃねえよボケがww」
 
そして、井岡がパリクテを攻略できるかどうかは、やはりパワーで対抗できるかかなぁと。
多くの方がおっしゃるように、インファイトに持ち込みたい井岡がパリクテとの距離の違いをどう克服するか。パワフルな右をかいくぐり、いかに近場で打ち合うシーンを多くできるかにかかっている気がする。
 
 
一応、参考としてパリクテvsニエテス戦を観直してみたのだが、確かにこれは微妙っすね。
「ニエテスの勝利だった」という意見も多く聞こえてきたが、いやいや、言うほどニエテス勝ってねえぞ?
 
むしろパワーを持て余した前半をパリクテにごっそり持っていかれた印象。
中盤から距離を詰めることをあきらめ、「ボディストレートで下を意識させる→相打ち覚悟の飛び込み」のパターンで何とか挽回した感じか。
 
逆にパリクテとっては、ある程度やりたいことができた試合だったのではないか。
 

井岡はインファイトに持ち込みたいけど、どうやって近づけばいいのかかがわからない。そこが見どころかなぁ

で、今回の井岡がどういう作戦を選択するかだが、僕にはいまいちわからない。
 
ニエテスは身体を伸ばしてボディストレートを打ったり、遠い位置から踏み込んでの同時打ちで対処してみせたが、僕はこれまで井岡のそういう動きをあまり観た記憶がない。
 
どちらかと言えばしっかり足腰を決めてコンビネーションを打つタイプで、山中慎介やジュリアス・インドンゴのような一足飛びのレンジが井岡にあるとは思えない。
 
また、プレスをかけて押し潰すにはS・フライ級ではややフィジカル不足。ガードを固めて前に出ても、パリクテのパワフルなジャブや右ストレート、ボディでうまく距離をとられてしまうような……。
 
どうやら長身選手とのスパーリングを重ねているらしいが、マジでどうするんでしょうか。
 
「ルイスがジョシュアに勝利! 動けるデブが動ける2mに勝利! 19年ぶりの何してくれてんねん案件やな」
 
しかもアレだ。
パリクテの過去の試合を観ると、意外と近場での回転力があることに気づく。
相手の打ち終わりにカウンターを被せるのも得意で、実はインファイトでも優位に立てるわけではないかも……。
 
2018年大みそかの試合ではコンビネーションの打ち終わりに頭の位置が変わらない癖をニエテスに見抜かれ、再三にわたってカウンターを被弾していた井岡。もしかしたら、今回もそのパティーンで後退させられる可能性もあったりなかったり?
 
その部分を井岡がどう攻略するかが見どころかなぁと思っている。
 

勝敗予想はパリクテの判定勝利。ぜひとも外れてほしいぞ


今回の勝敗予想だが、アストン・パリクテの判定勝利でいきたい。
 
2018年のニエテスvsパリクテ戦同様、前半はパリクテが優位に進め、中盤から井岡が対応。徐々に追い上げるが、パリクテも完全にはペースを渡さず、最後は2-1の僅差で逃げ切り勝利。みたいな流れをイメージしている。
 
理由は井岡よりも距離の遠いドニー・ニエテスが距離を詰める作業を放棄し、単発勝負でスレスレ生き残ったこと。それに加え、パリクテが意外にインファイトが得意なこと。
 
また、井岡のパンチがニエテスを失速させられなかったことも大きい。あの試合でも得意のボディが何度もヒットし、解説の内山高志も「後半に効いてくる」とコメントしていた。
 
だが、結局最後までニエテスの動きは落ちず。
何だかんだで見栄えのいいパンチを当てたニエテスにポイントが流れてしまった。
 
実際にはどうなるかがまったくわからないし、ぜひとも外れてほしいのだが。
 
「完敗の伊藤雅雪。ヘリングに最後まで追いつけず…。これ系の相手はどうしても鬼門になるよな」
 
まあでも、パリクテの内側に留まれさえすればボディが機能する可能性も十分あるとは思うんですけどね。
そこの部分で井岡がさらなるビルドアップを遂げているかだよね。
 
というより、予想外れろ。
 

カネロvsジェイコブス戦みたいになりそうな…。カネロと井岡の共通点が割と多い

何となくだが、今回は2019年5月のサウル・“カネロ”・アルバレスvsダニエル・ジェイコブス戦の焼き増しっぽくなるんじゃねえか? などと思っている。
 
DAZNとの大型契約第2戦目となったカネロが元王者ジェイコブスに3-0の判定勝利を挙げたわけだが、追い足のないカネロがジェイコブスの出入りに大いに苦労させられた試合でもある。
 
「カネロがジェイコブスに辛勝。相手のよさを消すのが得意なジェイコブス。カネロ打倒一番手はまさかのアイツ?」
 
パリクテにはジェイコブスほどの足と見切りはないが、強度の高い左ジャブがある。今回もその左が井岡を苦しめそうな気がするのだが。
 
てか、どなたかがおっしゃっていた覚えがあるのだが、カネロと井岡ってちょっと似てますよね。
インファイトでのコンビネーションがめちゃくちゃ得意だけど、パンチの伸びる相手に距離を外されると地味にモタつく。また、適度にナルシストなところがオーディエンスをイラつかせたり。
リング内外での共通点は割と多い。
 
というのを、この前のvsジェイコブス戦を観て思った次第である。
 
 
今さらだけど、何で馬なんだよww

申し訳ないんですが、何回見ても笑っちゃうんですよねコレww
 
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