比嘉がマソンを圧倒。打倒井上尚弥一番手キタんじゃない? 井岡よりも普通に強いんジャマイカ? あ? 武井壮? ブロックしちゃいなよ【結果・感想】

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2017年10月22日、東京・両国国技館でWBC世界フライ級タイトルマッチが行われ、同級王者比嘉大吾がランキング5位のトマ・マソンと対戦。7R1分10秒TKOで勝利し、初防衛に成功した。
 
 
デビュー以来13戦連続KO勝利中の比嘉大吾が、初防衛戦のリングに上がった。
相手は欧州王者のトマ・マソン。戦績17勝3敗1分で、現在9連勝中の強豪である。
 
ところが、試合は比嘉の独壇場。
低い姿勢で突進する比嘉に対し、マソンは左ジャブとカウンターで応戦する。だが比嘉の圧力を止めきれず、徐々にガードを上げて耐える時間帯が増える。
 
「比嘉がフエンテスを1RKO。もうフライ級は十分でしょ。WBC狙いでシーサケットvsエストラーダの勝者に挑戦だろ」
 
そして7R。
比嘉の飛び込み際の左を被弾したマソンが、右目を押さえて膝をつく。
コーナーでドクターのチェックが入り、そのまま試合終了。
 
序盤から被弾を繰り返した右目が視力を失ったため、試合続行は不可能と判断したとのこと。
比嘉大吾の見事な7RTKO勝利で幕を閉じた試合である。
 
「セルゲイ・リピネッツvs近藤明広だってさ。よーわからんけど、どうやって勝てばいいんだろね。中谷正義なら勝てるんでね?」
 

おもしろい試合だったわ比嘉vsマソン。井岡戦より、さっさとS・フライ級に上げた方がいいんじゃないの?

しかし、おもしろかった!!
 
僕がこのトリプル世界戦の中で唯一楽しみにしていた試合がコレだったのだが、まさしく期待通り。というより、個人的には期待以上の好試合だった。
 
もう、比嘉大吾がナイスファイト過ぎて……。
 
先日の記事で比嘉の10RKOと予想したのだが、結果は7RTKO。
 
「比嘉大吾vsトマ・マソン予想。トリプル世界戦の中で唯一楽しみな試合。余裕ぶっこいてると危ないんじゃないの?」
 
まさかトマ・マソンをここまで圧倒するとは。いっさい文句のつけようのない圧倒的勝利。
正直、もう少しバタバタするかと思っていたが、この伸びしろというか、成長曲線は尋常ではない。
 
「石田匠がヤファイに勝利する方法を考える。って、7万人?! ゴメン、意味わからんww ボクシングやる規模じゃねえわww」
 
減量も限界にきてるようだし、フライ級にとどまる必要もないんじゃない?
 
井岡一翔との統一戦?
う〜ん、どうなんだろうな。
この調子を維持できるなら、普通に圧倒しそうな気がするのだが。
 
というか、割とガチで打倒井上尚弥の筆頭に躍り出たんじゃないの?
距離の詰め方をもう少し工夫できれば、結構いい勝負しそうに思えるけど。S・フライ級限定という条件で。
 
まあ、比嘉本人が井岡の方しか見ていないし、井上も対抗王者や上の階級にしか興味を示さない現状、この両者が遭遇することはまずないのだろうが。
 
「アントニオ・ニエベスとは何だったのか。井上尚弥の豪打になにもできず6R終了ギブアップ」
 

マソンをここまで圧倒するとは思わなかったな。サイドに回り込んでのフックとか、すごいよね

繰り返しになるが、この試合は何と言っても比嘉大吾。
 
今まで観た中でもダントツによかったと思う。
“和製ロマゴン”と呼ばれていたものの、僕にはそうは思えず。当初はそれほど期待もしていなかったのだが。
タイトルを獲得する前の試合などは、KOを意識し過ぎてヘッドハンター化しており、雑に腕をぶん回すインファイターというイメージ。
 
「ヤファイが無難に石田匠に勝利。うん、石田全然間違ってない。アレで正解だしアレしかない。やっぱりヤファイに勝てるのはアイツだろ」
 
また、前回のファン・エルナンデス戦でも、減量に失敗したエルナンデスの動きが悪過ぎたおかげでいまいちよくわからなかった。
再三のダウンを奪う圧勝ではあったが、最後の方は触れただけで吹っ飛ぶほどエルナンデスがフラフラで、比嘉が強いかどうかの判断がつかなかった。
 
「比嘉が半病人エルナンデスを5回ダウンさせてTKO勝利!! パーフェクトレコードで世界初戴冠を果たす」
 
だが、今回のトマ・マソンを相手にあの勝ち方ができるのなら間違いない。
 
 
ガードを高く上げた低い姿勢でにじり寄り、左ジャブを出しながら間合いを詰める。
マソンの左の戻り際に合わせて懐に潜り、左右ボディから右フック。
さらにガードの隙間にアッパーをねじ込む。
 
「アンカハスがコンラン兄をダウンさせまくって圧勝。さすがww 微妙なジャッジをものともせずに防衛成功。SUPERFLY2参戦あるか?」
 
打ち終わりを狙うマソンの左を小さなバックステップでかわし、サイドに回り込んで再び前進。
大きく踏み込んで顔面に左フックを叩き込み、さっと近づいて左ボディ。
ガードの間から右アッパーをトリプルで放ち、小さくサイドステップして右ボディから右フックにつなぐ。
 
「比嘉vsロサレス予想。って、もう防衛戦やるの?! ああ、村田諒太と拳四朗を抱き合わせでトリプル世界戦にするのね」
 
アッパーの連打やボディはもちろん、ガードを固めた相手のサイドに回り込む動き。あれがマソンのガードをこじ開けるのに効果を発揮していたのではないだろうか。
 
ガッチリ腕を上げて急所を隠すマソンに対し、サイドからボディやフックをねじ込んでたじろがせる。
アッパーも真下から2発、わずかに角度を変えて1発など、いろいろな種類のパンチを打ち分けつつ、マソンにカウンターの機会を与えない。
 
「ドーピングって何でいけないの? ルイス・ネリ問題に絡んで気になっていたことを調べてみた。自分なりの意見も言ってみようか」
 
打ち終わりにカウンターを狙うマソン。
だが、むしろ打ち終わりに左を返し、一気に自分の距離まで近づくまでの流れをパターン化していたのは比嘉の方である。
 
「比嘉大吾vsフエンテス予想。寒がりフエンテスさんが沖縄上陸。比嘉は凱旋防衛戦で連続KO継続なるか」
 
マソンはなるべく比嘉を遠ざけたいのだが、ことごとくパンチの戻り際を狙われるために手が出せなくなる。ガードを固めたスタイルを強いられ、徐々にダメージで消耗させられていく。
 
ボディに山ほどパンチをねじ込み、目いっぱい下を意識させたところでいきなりの左フック。
 
そりゃあ視界も悪くなりますわ。
 
「おおう、やっばい。井岡一翔にダラキアンとの指名試合交渉出ました。今回の相手はちょっとマズイんじゃないか?」
 
もうアレだ。
無能な僕が断言します。
比嘉大吾、サイコーっすww
 
「山中がネリと再戦? やめた方がよくね? 勝てそうに見えないんだが。というより、ホントにこの試合やっちゃうんすか?」
 

トマ・マソンもいい選手だったと思う。比嘉がすご過ぎただけで、十分な実力の持ち主

挑戦者のトマ・マソンについてだが、思った通りかなりいい選手だった。
 
事前予想では「どうってことない。この程度なら比嘉大吾が圧倒するだろう」という展望が多く聞かれたが、そうじゃない。
 
「「協栄会復活祭vol.1」YouTube配信感想。高橋悠斗選手がよかった。そして、協栄もったいない。もっと話題になっていいはずなのに」
 
トマ・マソンは間違いなくいい選手だったが、この日の比嘉大吾がそれ以上にすごかった。
これがファイナルアンサーだと思う。
 
「井上尚弥がヨアン・ボワイヨと年末ファイト。余裕? の勝利でいけるのか? 2月の米国参戦も視野」
 
鉄壁のガードを持つ長身のカウンター使い。見切りもよく、身体の強さもある。
比嘉の逆三角形の上半身ばかり報道されていたが、この選手の身体も十分分厚い。
 
「パウンド・フォー・パウンド(PFP)決定。僕のPFPを考えたので、発表してみる【2018年3月現在】
 
たとえばWBO王者の木村翔はこの選手に勝てるだろうか。
ゾウ・シミン戦で見せたようなパワーボクシングをトマ・マソン相手にも実行できるだろうか。
僕はかなり苦戦するのではないかと思うのだが。
 
「木村翔はワシが育てたww ゾウ・シミンにアウェーでジャイアント・キリング!! 大観衆の前で中国の英雄にTKO勝利」
 
「そこまでパンチはない」とも言われていたが、そうか?
1発の力感はそれなりに見えたが。
実際、カウンターを被弾した比嘉の身体が流れるシーンも散見されたし、普通に強力だったのではないか。
 
「比嘉大吾が9RTKO負け。体重超過で王座剥奪、連続KOも途切れる。てか、新王者ロサレスすげえいい選手」
 
だが、先ほども申し上げたように、パンチの戻り際にことごとく踏み込まれたのが痛かった。
あれで一気に距離を詰められたおかげで、カウンターを打つスペースを潰され、すべてが後手に回ってしまった。
両者のフィジカルを比較すると、あの状態から押し返すのも難しい。
 
「石田匠がヤファイに勝利する方法を考える。って、7万人?! ゴメン、意味わからんww ボクシングやる規模じゃねえわww」
 
せめてもう少し左を連打できれば、もしくは打ち下ろしの右をもっと思いきり打てれば……といったところか。
 
言っても仕方ないのだが、何か一つ突き抜けたものがあれば、ここまで一方的にはならなかったのではないか。
言っても仕方ないのだが。
 
「日本一恵まれた男、河野公平がレックス・ツォーに敗れる。中国の英雄に打撃戦の末に負傷敗戦。惜しい! 勝てる試合だったな」
 

比嘉大吾、打倒井上尚弥の筆頭候補じゃないでしょうか。しかも真正面からの正攻法で打ち倒せる唯一の選手

何度も言うが、今回の比嘉大吾は本当によかった。
 
冗談抜きで、打倒井上尚弥の第一人者ではないだろうか。
しかも、正攻法で勝利できる期待感を持った選手。
 
僕はこれまで、井上尚弥に勝つには「サイドに回れ」「打ったら動け」「当て逃げで12R持ちこたえろ」などと連呼してきた。だが、比嘉大吾のフィジカルとスタイルなら真正面からの接近戦で対抗できるのではないか。
 
「ポール・バトラーがスチュアート・ホールを当て逃げで下す。そうそう、井上尚弥相手にこれをできるヤツを探してんのよ」
 
今回は力み返ってパンチを打っていたため、マソンのカウンターを被弾するシーンも見られた。
また、飛び込んでの左フックなど、顔面を晒して身体が伸び上がる瞬間も目立った。
 
ああいうのは井上にとってもカウンターチャンスだし、あのハンマーのような左をかいくぐって懐に入れるかも疑問である。
 
だが井上にとっては減量が苦しく、比嘉が減量苦から解放されるS・フライ級であれば、わずかながら可能性はあるのではないだろうか。
少なくとも追い足のないシーサケットよりは。間合いの詰め方さえ工夫できれば。
 
まあ実現性はほとんど皆無だし、観たい人も少ないと思うのでアレだが。
 
「ロマゴンの手詰まり感ぱねえっす…。シーサケットのカウンターで大の字KO負け。PFP No.1の伝説に終止符?」
 

武井壮の村田へのコメントが許せない? 同意できない? 大丈夫っすよ。気にする必要はまったくない

なお、同日メインでアッサン・エンダムに勝利した村田諒太について、お笑い芸人の武井壮のコメントが物議を醸しているとか。
 
「村田再戦で勝利!! 絶不調のエンダム(ヌジカム)にTKO勝ちでミドル級戴冠。疑惑の判定から因縁に終止符を打つ」
 
「村田はまだ本当のチャンピオンを倒していない」
「ミドル級にはゴロフキンやソーンダースなど、もっと強い選手がいる」
「マービン・ハグラー、シュガー・レイ・レナードと比べるとまだ格下」
など、現在の村田諒太は王者としてはまだまだで、全然喜べないとのこと。
 
これ、ボクシングファンのTwitter界隈がちょっとざわついていたのを僕も見たのだが、しょーもないっすねww
かなりカリカリしている方もいらっしゃったようだが、大丈夫。気にする必要はまったくないと思う。
 
「那須川vs藤田がおもしろかった!! 那須川天心がボクシング? やらなくていいんじゃない? 転向する意味ある?」
 
以前武井壮が、
「野球において、左対左でピッチャーが有利と言われる意味がわからない。その理屈でいけば、右対右もピッチャー有利と言われるはずなのにそんな話は聞いたことがない。俺も左利きだが、左ピッチャーを苦手だと思ったことがない。本当に理解できない」
とイキっていたのを見たことがあるが、要するに武井壮はこんなもん。
 
世の中の人間は大半が右利きで、左利き同士が遭遇する機会が少ないだけのこと。プロレベルとなればさらに確率は下がり、それだけ実戦練習の経験も積めない。
だから左対左はピッチャーが有利になる。
 
何一つ不思議なことはない。
専門知識も科学的根拠もいらない。
 
「なぜ?」 などと疑問を持つまでもなく、当たり前過ぎていちいち口にしないだけ。
「何で人間は酸素を吸って二酸化炭素を吐くの?」なんて誰も聞かないでしょ?
 
つまり、そんなことをドヤ顔で宣言しちゃうのが武井壮。
気にするだけ時間と体力の無駄である。
 
うっとうしければ、さっさとブロックでもしちまえばいい。
 
「大竹秀典vs丸田陽七太感想。丸田はちょっと期待はずれだったなぁ。フィジカルに巻き込まれて完敗。てか、大竹vs臼井なんて試合があったんかい!」
 
安心していい。
1年以上前からTwitterでブロックされている僕が言うのだから間違いないww
一度も絡んだこともないのにww
 
まあ、本人が結構エゴサしているみたいで、自分へのネガティブな発言をするアカウントを片っ端からブロックしているらしいですけどね。
 
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