タイソン・フューリーさんは何をなさりたいんですかねぇww クリチコ戦後の引退を宣言? ワイルダーにもジョシュアにも絡んでおいてww

お騒がせ王者タイソン・フューリーがまさかの引退宣言?

WBA・WBO世界ヘビー級王者であるタイソン・フューリーが、2016年7月9日に行われるウラジミール・クリチコとの再戦後の引退を宣言した。

無敗の統一王者フューリーは今後、家族との時間を優先するために引退する意向。自身のTwitterで7月のクリチコとの試合が「最高で最後の戦いになる。100%引退する」と宣言している。

1. タイソン・フューリーがまさかの引退宣言。これからって時に?
2. 何がしたいのよこの人。あれだけ各方面に吠えまくってたじゃないっすか
3. こういうパフォーマンスができる選手は絶対に必要。人間性とかに僕は興味ない
4. 大注目のタイソン・フューリーの今後。引退宣言は予想してなかったな

タイソン・フューリーがまさかの引退宣言。これからって時に?

クリチコの長期政権が崩れ、群雄割拠の時代に突入したヘビー級。そのクリチコを倒した張本人であるフューリーの突然の引退宣言にボクシング界がざわついている。

2015年の引退以来、たびたび現役復帰を示唆している元5階級制覇王者のフロイド・メイウェザーや、引退宣言した瞬間に撤回したUFC戦士のコナー・マクレガーなど。格闘技界で有力選手が引退を撤回する動きは、一部で「辞める詐欺ブーム」などと揶揄されているようである。そして、今回のタイソン・フューリーもその一環なのではないかと言われているとのことだ。

歯に衣着せぬ発言で物議を醸すお騒がせ王者の真意はどこにあるのか。クリチコを敗って一躍時の人となったヘビー級最強ボクサーはどこに向かうのか。
再戦の結果だけでなく、試合後の発言や動向にも注目である。

「クリチコに勝ったタイソン・フューリーがおもろすぎる件ww」

何がしたいのよこの人。あれだけ各方面に吠えまくってたじゃないっすか

タイソン・フューリーさんは何がしたいのか。
いくら考えてもまったくわからない。
何なんでしょうかこの人。

ワイルダーvsスピルカ戦の試合後にリングに上がってワイルダーと舌戦したり、アンソニー・ジョシュアを「ドーピング漬けの重量挙げ選手」とこき下ろしたり。

「クリチコを倒したら他の連中全員と戦ってやるよ。とりあえず英国人の雑魚。次は米国野郎だ」

さらに、クリチコとの再戦会見では上半身裸になって「節制なんかしていない」「アスリートとしての生き方すらしていない」「でもお前はこんなデブに倒された恥ずかしいヤツだ」と散々挑発してみせる。

挙げ句の果てに「俺はボクシングが嫌いだ。トレーニングが大嫌いだ。だが、あきれるくらい自分が強くて稼げるから仕方なくここにいる」とまで言い放つ始末である。

ここまで四方八方にメンチ切っておいて、突然の引退宣言。
完全に僕の理解を超えている。

「そして、最高におもしろいww」

こういうパフォーマンスができる選手は絶対に必要。人間性とかに僕は興味ない

いや、さすがである。
タイソン・フューリー最高だ。
こいつはなかなかやるとは思っていたが、それ以上にイカしたヤツだった。

あれだけいろいろな場所で吠えまくって、いろいろな人間を敵に回しておいて。
「全員ぶっ倒してやるよ」と散々息巻いておいて。
まさかの引退宣言である。

「え、コイツと? アンドレ・ウォードがアレクサンデル・ブランドと激突」

意味不明でおもしろすぎる。
何だ? その悪趣味なノリツッコミww
マジでコイツ好きだww

10年間無敗の絶対王者を倒すという快挙を成し遂げたのに、まったくそれを感じさせない。
どうですかこの溢れる小物感。たまらんでしょww

「ヘビー級No.1候補ジョシュアがデカイだけの人ブリージールを屠って勝利!! そりゃそうだろ」

やっぱり格闘技イベントはこうでなくちゃアカン。
人気商売である以上、注目されてナンボ。こういうキャラは絶対必要な要素だ。
まあ、フューリーの場合はもしかしたらこれが素なのかもしれないが。

当然のことながら、この選手を不快に感じる人は多いと思う。
「品格」とか「アスリートである前に1人の人間として」とか。
ボクシング界の顔であるヘビー級王者はすべての選手の規範となるべきだという人もいるかもしれない。前チャンピオンのクリチコが模範的な態度を示す選手だったことへのギャップもあるのだろう。

ただ、僕はいつも言っているようにスポーツ選手の人間性には興味がない。
その選手が競技以外のプライベートでどういう人間であろうがどうでもいいし、犯罪さえ犯さなければいくら態度が悪かろうが僕には関係ない。

むしろ人気商売である格闘技イベントにおいて、ああいうパフォーマンスを積極的にする選手は大歓迎である。

先日のWOWOWエキサイトマッチでO.Aされたワイルダーvsスピルカ戦をご覧になった方はいらっしゃるだろうか。僕は試合後にリングに上がってワイルダーと舌戦を繰り広げたフューリーの姿に笑いが止まらなかった。

「ワイルダーがスピルカを衝撃KOで下して防衛成功!!」

今お前、カンケーねえじゃんww
次、クリチコじゃんww
何で会場の空気を全部自分に持ってってんだよww

さらに、チャールズ・マーティンに圧勝したアンソニー・ジョシュアに対しても謎の口撃である。

「アンソニー・ジョシュアがチャールズ・マーティンに圧勝!!」

ムキムキ野郎って小学生の悪口じゃねえかww
しかも、今お前ジョシュアとカンケーねえしww
って、ドーピング漬けってww
ギリギリ過ぎんだろww

まあ、僕は海外のサイトや翻訳された日本語サイトを見ているだけなので細かいニュアンスはわからない。ネイティブの人が実際に聞けば不快感100%になるのかもしれない。

だがそんなことは関係ない。
タイソン・フューリーおもろい。
僕は好きだ。
ただそれだけである。

「亀海惜しくもソト・カラスとドロー!! 勝ったと思ったけどな。でもいい試合だった」

大注目のタイソン・フューリーの今後。引退宣言は予想してなかったな

衝撃の引退宣言をしたタイソン・フューリーだが、実際はどうなのだろうか。
ボクサーとしての絶頂期、しかもこれからビッグマッチが目白押しというこの時期に本当に引退してしまうのだろうか。

これについては、先述した「辞める詐欺ブーム」に乗っかっただけという説が大勢を占めているようである。

「新旧超人対決クリチコvsジョシュア予想。ヘビー級最強決戦の行方は? ジョシュアはクリチコに引導を渡せるか?」

きっとすぐに撤回するに違いない。
どうせ注目を集めるためのブラフだろう。

そんな感じの意見がすう勢を占めているようである。

だが、僕個人の意見は逆である。意外とフューリーは本気で引退を考えているのではないかと思っている。

理由はクリチコとの再戦会見だ。

「ボクシングが嫌い」
「トレーニングが嫌い」
「できるなら家で家族と一緒にいたい」

このあたりの言葉から、どうもフューリー自身の心境の変化が見てとれる気がするのである。
もちろん後付けなのだが、何となく終わり方を探っているように思えないだろうか。クリチコを倒すという快挙を成し遂げて、ある程度満足してしまったのかはわからないが。

フューリー本人というより、家族の意向である可能性も大きいと思う。
王者になったことで注目度が上がり、発言がいちいち取り上げられて批判の的になる。そのことにフューリーの家族が疲れてしまったとか。
奥さんに「勝っても負けても次で終わりにしてほしい」と頼まれて本人も承諾したとか、そういうことなのかもしれない。

いや、本当にただの想像なのでどうなるかはわからないのだが。

「コバレフ圧勝!! 試合後にチキンソン呼ばわりでなぜかWBC王者を挑発ww」

ただ僕はクリチコ戦以来、各方面から批判を受けるフューリーがどうするのだろうと思って注目していた。なので、今回の引退宣言は度肝を抜かれたというか「そうきたか」という感じである。

「ワイルダーがアレオーラを下してV4!! 圧勝? 意外と危なかったぞこの試合」

批判に耐えきれなくなって火消しに回るのか。
鋼鉄のメンタルで突き進むのか。
さらなる暴言で火に油を注ぐのか。
いつの間にか優等生発言に切り替えて沈静化を図るのか。

いろいろなパターンを想定していたのだが、結果は斜め上の「引退宣言」だ。もう笑いが止まらないというか、ますますコイツのことが気に入ってしまった。
7月のクリチコ戦がどんどん楽しみになる。

ちなみに試合は観ません。ネットで結果を確認するだけです。
つまらないから。

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