リゾートマンションを賃貸で手に入れた場合の維持費はどれくらいかかるのか? 夢への第一歩?

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賃貸マンションイメージ
リゾートマンションで悠々自適生活を実現する?

今は会社勤めのサラリーマンだけど、のちに独立して自由な時間を持ちたい。いずれはリゾートマンションを手に入れて1年のうち数ヶ月間だけそちらで過ごすような非日常空間が欲しい。
もしくは、すでに独立していて、いつかはリゾートマンションを手に入れたい。そして夏の時期だけ避暑地で仕事する。
漠然とそんな理想を思い描いているサラリーマン、もしくはフリーランスの方はいらっしゃいませんか?

はっきり言って、僕はそういう生活にめちゃくちゃ憧れます。もちろん経験も何もないので、それを実現するにはどれだけの苦労があるのか、どれほど高いハードルが待ち受けているのか。想像することもできません。ただただアホ面さらして漠然と憧れているだけです。

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今回は「リゾートマンションを賃貸で手に入れた場合の維持費はどれくらいかかるのか? 夢への第一歩?」と題しまして、フリーランスで働いている人が1年のうち数ヶ月間を過ごすリゾートマンションを手に入れるには、どれくらい稼げばいいのかを検証してみたいと思います。
興味のある方がいらっしゃれば、ぜひともおつき合いいただければ幸いです。

具体的な人物像はこんな感じ「フリーランスで働いてます」

具体的な人物像は以下のような人とします。

名前:豊ノ中椿彦十郎左衛門(とよのなかつばきひこじゅうろうざえもん)
33歳、独身
職業:フリーランスのwebデザイナー
都心まで電車で1時間15分の郊外に建つ賃貸マンションに一人暮らし
最寄り駅まで徒歩10分
家賃:月80000円(共益費・管理費込み)
車なし
酒飲まない、煙草吸わない
趣味:サッカー観戦、映画鑑賞
・フリーランスの経緯
以前勤めていた会社から定期的に仕事を請けている
定期物が主なので、打ち合わせに呼ばれることは少ない
繁忙期、閑散期がある程度読める

大体こんなところでしょうか。
元の勤め先から定期的に仕事をまわしてもらえること、繁忙期と閑散期がある程度予測できることなど、状況としてはそこそこ恵まれているといえるのではないでしょうか。フリーランスとして仕事を始めるまでにかなりの努力をしてきた方だと思われます。

マンションの具体的な条件

続いて、物件の具体的な条件は以下としました。

・避暑地であること
・暮らすのは7~8月の2ヶ月間
・徒歩圏内で生活が成り立つ程度に栄えている土地
・例えば夜9時を過ぎても普通に店が開いている
・とはいえ都会過ぎるのはNG。都会過ぎず田舎過ぎず
・具体的には郵便局の夜間窓口(ゆうゆう窓口)が開いているくらいに栄えている街
・暮らす楽しさも欲しいので、観光地であることが望ましい
・徒歩で駅まで行ける物件
・初期費用は抑えたい

こういった条件を考えると、いわゆるリゾートマンションを購入するのではなく、賃貸マンションを借りて維持する方が現実的だという結論に達しました。

というわけで、条件に合致した場所と、適度な予算の賃貸マンションを探していくことにします。

場所は北海道の小樽に決めたぞ

僕が実際に行ったことがあり、上記の条件を比較的満たしている土地。結論としては北海道の小樽が一番よさそうだという結論に至りました。

比較的有名な観光地であること。駅に近い物件でもそこそこ安価であること。そして何より夏の北海道という最高の条件。これらを鑑みるに、小樽という選択は間違いないという確信があります。

では実際に調べてみましょう。
不動産サイトのSUUMOで検索してみます。

検索条件は以下としました。
・5万円以上~8万円以下
・マンション/アパート
・小樽駅まで徒歩15分以内
・南向き
・2階以上
・室内洗濯機置場
・エアコン付き
・鉄筋系/鉄骨系

すると、ちょうどいい感じの物件がありました!!

・2DK物件、2階で52000円+管理費3000円
・1LDK物件、4階で56000円
小樽マンション物件
甲乙つけがたいですが、今回は2DK、2階で52000円+管理費3000円の物件を選びます。つまり、家賃が月に55000円ということになります。

ちなみに小樽郵便局は夜間窓口が開いています。素晴らしい。
小樽郵便局

物件が決まったところで、次はいよいよひと月にいくらあればリゾートマンション生活が実現できるのかを具体的に計算していきます。

フリーランスの彦十郎左衛門はひと月いくらの固定費が生じているのか。そして小樽にマンションを維持するにはひと月にどれだけかかるのか

まず、フリーランスで働く豊ノ中椿彦十郎左衛門(33歳、独身)は、ひと月にどれだけの固定費を払っているのかをみていきたいと思います。

すべての金額はひと月の概算料金とします。
・家賃:80000円
・携帯料金:10000円
・インターネット、プロバイダ料金は仕事柄若干高めに設定して5000円
・電気代も若干高めで8000円
・ガス代:5000円
・水道代:4000円
・食費は朝昼自炊(昼食は抜くときもあり)で1日300円計算として、計9000円
・夜は基本的に外食で1日平均700円と考えて、計21000円
・国民健康保険:20000円
・ガン保険(30代前半):3500円
・NHK受信料:2230円
・スカパー欧州サッカーセット3980円+基本料金421円で合計4401円
・WOWOW視聴料:2484円
・その他交際費などの雑費:20000円
・月々の貯金:40000円
・所得税などの税金は申告の仕方や所得の推移によって大きく変わるのだが、暫定で25000円
・住民税も仮に18000円

●NHK受信料
NHK受信料

●スカパー欧州サッカーセット
スカパー欧州サッカーセット

以上を合計すると、フリーランスで働く豊ノ中椿彦十郎左衛門(33歳、独身)が、ひと月に必要とする金額は277615円となります。リゾートマンションどころか、旅行にも行かず贅沢品も買わずにつつましく生きた場合に必要な最低限の手取りがこの金額という意味です。

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続いて、北海道の小樽に賃貸マンションを維持するための費用を計算していきます。
生活の条件としては、
・電話はなし
・インターネット契約あり
・テレビあり
・衣服や生活用品(布団や食器類)は持参
・冷蔵庫や洗濯機などの家電製品は最初の入居時に調達(維持費には含まない)
と考えます。

すべての金額はひと月の概算料金とします。
・家賃:55000円
・NHK受信料:2230円
・インターネット料金:4000円
・電気・水道・ガスは7、8月の2カ月以外は止める

これらを合計すると61230円となります。

また、交通費や荷物代も維持費として考えます。
・交通費
★飛行機代金
行き成田→新千歳16000円
帰り新千歳→成田18000円
34000円
★新千歳空港⇆小樽間の移動
片道2090円
往復合計4180円
新千歳空港から小樽

・荷物輸送費
クロネコヤマトの160サイズ×3個と仮定して、1個2268円。
片道合計6804円
往復合計13608円

合計51788円
月割計算すると、約4315円

以上を合計すると、小樽に賃貸マンションを維持するには月々65545円かかる計算になります。

これらを踏まえた上で結論を申し上げると、

フリーランスで働く豊ノ中椿彦十郎左衛門(33歳、独身)が今の生活を維持しながら1年のうちに7、8月だけの2ヶ月間、生活の拠点を北海道の小樽にある賃貸マンションに移した場合にかかる金額は343160円
ということになります。

つまり、旅行にも行かず贅沢品も買わないつつましい生活スタイルであるという条件の下、手取りで35万円あればリゾートマンションを保持する生活を手に入れることが可能だということがわかりました。

どうでしょうか。このハードルが高いか低いかは正直僕にはわかりません。とはいえ、いろいろな経費を数値化することで漠然とした考えがちょっとだけ具体的になりました。税金関連の細かい計算には多少誤差があるかと思いますが。

「東北被災地のボランティアが足りてないってさ。行った方がいいんじゃないの?」

「案外いけるんじゃね?」
「いやいや、そんな簡単なもんじゃないよ」
それぞれ感じ方は違うかと思いますが、少しでも参考になれば嬉しく思います。

賃貸マンションを長期間留守にする際の注意事項

最後に余談ですが、賃貸マンションを長期間留守にする際の注意事項を挙げてみたいと思います。夏の期間以外無人になる側も、普段生活していて夏の期間だけ無人になる側も、それぞれに注意が必要になります。

・大家さんに連絡(両方)
・電気・水道・ガスは止める(リゾートマンション側)
・冷蔵庫は空に(両方)
・使わない家電製品はコンセントを抜く(両方)
・高い所にものを置かない(住んでいる側)
・留守前にトイレ掃除はしっかり(両方)
・留守前に排水溝(洗面台、シンク、風呂場、洗濯機)は布テープでふさぐ(両方)
・郵便受けもガムテープでふさぐ(両方)

ざっと調べたところ、こんな感じになると思います。
突然の災害や長期間留守にする場合の悪臭発生の防止など、かなり慎重に対処する必要がありそうです。
どちらにしても、必ず準備に1日は確保するべきですね。

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