エストラーダvsクアドラスとかいう予想困難な一戦。SUPERFLYの中で実は一番楽しみ。エストラーダのKO勝ちが観たいぞ【予想・展望】

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スーパーフライイメージ
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2017年9月9日(日本時間10日)、米・カリフォルニア州イングルウッドでWBC世界S・フライ級暫定王座決定戦が行われる。
同級2位のカルロス・クアドラスと3位のファン・フランシスコ・エストラーダの一戦である。
 
元王者カルロス・クアドラスが、強豪エストラーダと激突する今回。
同日メインに登場するWBC世界同級王者シーサケット・ソールンビサイvs前王者ローマン・ゴンサレス戦の勝者との対戦が義務づけられているとあって、双方にとって負けられない試合である。
 
 「シーサケット勝利!! PFP No.1 ロマゴンに判定で大金星を挙げる!! すっばらしいねシーサケット」
 
ともにローマン・ゴンサレスに敗北を喫した経験を持ち、常々リベンジを口にしている両者。
 
前回のダビド・カルモナ戦でやや低調な試合を見せたクアドラスに対し、エストラーダは万全の出来でアヌアル・サラスを5RKOに退けている。
だが、エストラーダはS・フライ級では3戦目。体格的にも対戦相手のレベルもクアドラスには及ばない。
 
「クアドラス勝てたでしょ。エストラーダに超僅差判定負け。中間距離での正確性と作戦失敗ですかね」
 
井上尚弥の米デビュー戦も行われる同興行で、もっとも予測がつかないと言われるこの一戦。事実上のS・フライ級最強トーナメント屈指の好カードに大注目である。
 
「井上尚弥がニエベス相手に米国デビュー。アローヨ兄弟より数段マシじゃないの? アントニオ・ニエベス全然知らないけどさ」
 

井上尚弥も出場する「SUPERFLY」。一番予想が難しく、注目しているのがこのエストラーダvsクアドラス戦です

井上尚弥の米デビューに注目が集まる中、実は一番予想が難しいと言われているこの一戦。ロマゴンへのリベンジに燃える両者の激突とあって、かなりの好試合が期待されている。
 
個人的にもその通りだと思っていて、井上尚弥vsアントニオ・ニエベスは苦戦したとしても井上? ロマゴンvsシーサケットはダイレクトリマッチだからあまりテンションが上がらない。
じゃあ、エストラーダvsクアドラスはどうよ? と聞かれると、確かに勝敗が読めない組み合わせである。
 
「井上vsリカルド・ロドリゲス感想。だーめだ、ムリムリ無理無理。無謀な挑戦お疲れロドリゲス。井上はさっさと階級上げなさい」
 
一応言っておくと、心情的にはエストラーダに勝ってもらいたい。クアドラスの持久走スタイルが好きではないので、何とか得意のボディで悶絶させてやってほしい。
 
ただ、ロマゴンを苦しめ、シーサケットから逃げ切ったクアドラスの持久走はやっかい極まりない。好き嫌いは別にして、果たしてエストラーダがアレをとらえられるのか。
 
「クロフォードww インドンゴをボディ一閃!! 4団体統一戦に3RKO勝利。ナミビアのシンデレラストーリーを破壊する」
 
帝拳と契約したブライアン・ビロリアなど、おなじみのビッグネームが顔を揃える中、やはり一番の注目試合である。
 
「ジャーボンティ・デービス体重超過ww フォンセカにKO勝利もさっそくネタキャラ化。尾川が防衛戦キャンセル? ええやん別に」
 

勝敗予想はクアドラスの僅差判定勝利。応援するのはエストラーダ。悶絶ボディでのKO勝ちを強く希望するww

では、とりあえず勝敗予想を。
クアドラスの僅差判定勝利。
今回はこれでいきたい。
 
最初に言ったように、僕が応援するのは断然エストラーダ。それもできればKOで。エストラーダにはぜひともクアドラスの憎たらしい持久走を攻略してもらいたい。
 
「バドゥ・ジャックはすげえだろ? クレバリーを問題にせず圧勝。どうだ? 驚いたかオイ? 俺は驚いたぞww」
 
だが、実際にそれを実行するのはかなり難しい。
 
エストラーダのボディがクアドラスにヒットするシーンは拝めるかもしれないが、それでも最後はクアドラスが逃げ切るのではないか。過去の試合を観ても、フラフラになってからのクアドラスの粘りは普通にすごい。
 
また、エストラーダは今回でS・フライ級で3試合目。この階級でずっとトップにいるクアドラスをKOするのは厳しいのではないか。むしろ激しい出入りで当て逃げされてしまう可能性が高い?
 
何とも言えないところだが、漠然とそんな結末をイメージしている。
 
「エリクソン・ルビンvsジャーメル・チャーロ予想。チャーロ弟か、新星ルビンか。チャーロ弟がドネアとか井上尚弥っぽい」
 

クアドラスのよさは縦横無尽に動く速い足と、相手に反撃の隙を与えないハンドスピード

とはいえ、何度も言うように僕が勝ってもらいたいのはエストラーダ。次戦でのロマゴンorシーサケットとの対戦を考えても、クアドラスが勝つよりもワクワク感は高い。
 
なので、ここから先はどうすればエストラーダがクアドラスに勝てるかのを考えてみたい。
相変わらず自分の希望ばかりで予想もクソもないのだが、あまり気にしないことにする。
 
「弱点バレバレやんけ。レイ・バルガスがロニー・リオスに大苦戦。リオスがよかったのとバルガスがわかりやすく弱みを露呈」
 
まず前回のクアドラスvsダビド・カルモナ戦を観直してみたのだが、この試合のカルモナはなかなか巧かったと思う。クアドラスが低調だと言われているようだが、個人的にはカルモナがクアドラスのよさを封じ込めた印象が強い。
 
 
クアドラスのよさは、何と言ってもよく動く足。
 
「井上拓真vs久高寛之感想。久高がクソよかった。井上は1年ぶりの復帰戦でベテラン強豪に判定勝利。2018年の世界挑戦」
 
前後左右、縦横無尽にリングを駆け回りつつ、レンジの長い踏み込みでパンチを打ち込む。
持ち前のハンドスピードを活かして連打を当て、間髪入れずにパッと飛び退く。
 
1発の威力はそこまででもないが、とにかく速い。
カウンターを食うシーンも散見されるものの、すぐに距離をとって動き回るためにダウンまでには至らない。
ロープに詰められた際は、クリンチで相手の動きを止めてサッと身体を入れ替えることもできる。
 
「グヴォジクすっげえわコイツ。クレイグ・ベイカーを圧倒して6RTKO。何? この内山と井岡とリー・セルビーのいいとこ取り」
 
また、回転力のある連打は攻撃を寸断する役目も果たす。2016年9月のタイトルマッチでは、ロマゴンの波状攻撃をストップするのに大いに効果を発揮していた。
 
この階級で匹敵するスピードを持った選手はほとんどおらず、何だかんだで「苦戦しながらも当て逃げ判定勝利」という結果を出すのがこの選手の特徴である。
 
「ニエベスさんが井上尚弥に勝つ方法を全力で考える。体格は互角。肩回りはニエベスさんのがゴツい。何か勝てる要素は?」
 

前戦はダビド・カルモナのカウンター狙いがよかった。クアドラスの不調というより、カルモナの作戦が機能していたと思う

そして、前戦のカルモナが実行したのはカウンター狙いの待ちのスタイル。
クアドラスに先に手を出させ、そこにカウンターを合わせる作戦である。
 
リング中央に陣取り、なるべく自分からは手を出さない。
クアドラスの踏み込みに合わせて自分も1歩踏み込み、1発目のパンチに合わせてカウンターを打ち込む。
打ち終わりを狙うと逃げられてしまうため、よりタイミングを早く。ワンテンポずらすというか、相手の手が伸びきる瞬間に空いた部分を叩くイメージというか。
 
「コットvs亀海感想。あ~、亀海これでいっちゃったか。もう少しやりようがあったような気が…。頂上は高かった」
 
相手が出てこないために、クアドラスは自分から攻めざるを得ない。
だが、1発目の交錯でカルモナに上をいかれ、カウンターを再三被弾する。
何とか高速の連打でポイントアウトしたものの、結局最後まで流れを掴むことはできなかった。
 
もともとカルモナがディフェンス重視の選手だというのもあるが、クアドラス対策としてはかなり有効だったように思える。
 
「久保隼陥落…。ダニエル・ローマンすごかった。こりゃ勝てんわ。まるでゴロフキンじゃねえかww」
 

エストラーダがカルモナのカウンター作戦を実行できるか。このタイプとの対戦は初めてなわけだが

で、当のエストラーダだが、果たしてこのカルモナの作戦を踏襲できるかどうか。
 
エストラーダはこの階級ではロマゴンに次ぐコンビネーション使いだが、ロマゴンほどの追い足はない。それも基本的に足を止めて打ち合ってこそ機能するもので、激しく動き回る相手に通用するかは微妙である。
なおかつ階級をアップしたばかりのため、身体の分厚さや力強さはクアドラスに及ばない。
 
そう考えると、過去2戦のような正攻法ではポイントアウトされる可能性が高い。やはりカルモナばりのカウンター狙いでいくのが有効に思える。
 
「カネロ・アルバレスvsゴロフキン予想。頂上決戦開幕だぜ。若き英雄か、破壊の帝王か。GGGのキャリア集大成」
 
だが、この選手はこれまでクアドラスのようなタイプと対峙した経験はない。
しいて言えば2013年のブライアン・ビロリア戦だが、それでもビロリアの踏み込みはクアドラスほどではない。あれだけレンジの長い踏み込みに、エストラーダはカウンターを合わせられるのか。
 
 
とりあえず、至近距離の打ち合いでは間違いなくエストラーダに分がある。
ボディやアッパー、そこからのストレートなど。この選手のコンビネーションはS・フライ級でも屈指である。
 
「やっぱりすげえなトラメイン(トレメイン)・ウィリアムズ。ウィリアム・ゴンサレスを1RKOでぶち抜く」
 
だが基本的な防御はガードとポジショニングで、得意のコンビネーションは相手の打ち終わりを狙って発動するもの。
 
2012年のロマゴン戦でも位置取りと手数で健闘したが、攻撃に耐える時間帯も長い。攻防分離とまではいかないが、強敵相手にはややその傾向があるのかもしれない。
 
まあ、ロマゴンとまともに打ち合うこと自体に無理があるとも言えるわけだが。
 

エストラーダがいかに早いラウンドでダメージを与えるか。クアドラスが持久走を始める前に得意のボディ打ち込め

要は、クアドラスの踏み込みにエストラーダのカウンターが間に合うか。得意のボディをどれだけ早いラウンドで当てることができるかがカギになるのではないか。
 
過去の試合を観る限り、ダメージを負ったクアドラスは間違いなく持久走を始める。
それが試合序盤であればエストラーダがポイントを奪取するチャンスが増えるし、もしかしたらクアドラスの失速に合わせてKOできるかもしれない。
 
逆に後半に持ち込まれた場合はコンセプションやシーサケットと同様のパティーン。露骨な逃げ切りで前半の貯金を守られるという最悪の展開である。
 
「俺のウィリー・モンローJr.さんキター!! サンダースとのタイトルマッチでついに2度目の王座挑戦」
 
なので、やはり注目はエストラーダのボディがクアドラスのスピーディな出入りに間に合うか。ボディだけでなく、至近距離で打ち合う状況に持ち込めるか。
 
打ち合いにさえ巻き込めばエストラーダのペースになるはずで、うまくいけばクアドラスのダウンシーンも観られる? かも?
 
「絶望の帝里木下。アンカハスに手も足も出ずにKO負け。全局面で完敗でしたね。ぐうの音も出ない」
 
まあ、でもクアドラスはホントに粘り強く走るからなぁ。
あの折れないメンタルはやっぱりすごいよな。
あれだけグダグダでも、コンセプションやシーサケットから逃げ切ったからな。
 
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