“カネロ”・アルバレスvsジェイコブス…!! ミドル級で唯一カネロに勝てる可能性があるのがコイツ。当てて走って走りきれ【展望・予想】

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ベガスイメージ
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2019年5月4日(日本時間5日)、米・カリフォルニア州で行われるWBAスーパー、WBC、IBF世界ミドル級統一王座決定戦。WBAスーパー&WBC同級王者サウル“カネロ”アルバレスと、IBF同級王者ダニエル・ジェイコブスの一戦が行われる。
 
 
2018年9月にゲンナジー・ゴロフキンとの再戦を制し、ミドル級2冠を達成したカネロ。
同年12月には階級をS・ミドル級に上げ、WBA王者ロッキー・フィールディングに挑戦し3RTKOで勝利。見事3階級制覇を果たす。
 
その後は当初の予定通りミドル級に戻り、今回の統一戦を迎える。
 
「カネロがジェイコブスに辛勝。相手のよさを消すのが得意なジェイコブス。カネロ打倒一番手はまさかのアイツ?」
 
対するジェイコブスは、2018年10月にセルゲイ・デレフヤンチェンコとの決定戦を2-1の僅差判定で制し、空位のIBF王座を戴冠。同じDAZN契約の選手として、カネロ陣営との交渉は比較的スムーズに進んだとのこと。
 
 
DAZNとの11試合400億円強という大型契約3戦目のカネロは、期待通りに強敵ジェイコブスを退けられるか。
また、2017年にゴロフキンに敗れて以来のビッグマッチとなるジェイコブスが人気者カネロにアップセットを起こすか。
 
2019年上半期、大注目の一戦である。
 
「ルイス・ネリvsマックジョー・アローヨ予想。そろそろ認めようではないか。我々(僕)はルイス・ネリが気になると」
 

カネロvsジェイコブス決定!! ミドル級でカネロに勝てるとすればジェイコブスだよな

2019年のミドル級ビッグマッチが決定した。
サウル・“カネロ”・アルバレスvsダニエル・ジェイコブス
 
2018年のカネロvsゴロフキン戦を除けば、現状この階級でもっとも注目を集められるカードと言える。
そして僕自身、今のミドル級でゴロフキン以外にカネロに勝てるとすればジェイコブスだと思っている。
 
前回の王座決定戦でセルゲイ・デレフヤンチェンコに大いに苦戦し、やや評価を落としたと言われるジェイコブス。
だが、この選手の遠い位置からのジャブ、左右に動き続ける足は打倒カネロの条件に合致している。加えて、ゴロフキンのガン詰めからも逃げ切る粘り。諸々の特徴を考えると、カウンター使いのカネロをいなすことも十分可能ではないか。
 
割とガチでカネロ陥落を期待してもいい気がする。
てか、デレフヤンチェンコって普通に強かったからね。
 
恐らく当日は日本のDAZNでも中継があると思うが、今から楽しみで仕方ないww
 
「テイラーvsバランチェク実現? WBSSとかいう壮大な茶番に幸あれ。アリトロフィーの名誉()よりも実が欲しい」
 

勝敗予想はカネロの11RKO勝利。カウンターが得意なジェイコブスにはゴロフキンからも逃げ切った足がある

今回の勝敗予想だが、カネロの11RKO勝利。ちょっと強気にこれでいきたいと思う。
 
ゴロフキン以外でカネロに勝てるとすればダニエル・ジェイコブス。
この選手の足と長いジャブ、粘りは打倒カネロの条件にピッタリ。
などと申し上げたばかりでアレだが、やはり勝利するのはカネロかなと。
 
常々言われる「カネロ判定」もそうだが、スタイル的にもカネロの優位は動かない気がするのだが、どうだろうか。
 
「ネリ圧勝。アローヨを4度倒し棄権に追い込む。WOWOWがネリの試合を放送するとは。井上尚弥と伊藤雅雪のテンションの低さw」
 
まず、ジェイコブスという選手はカウンターが得意。
一瞬の爆発力と豪快なKOに目が行きがちだが、基本は遠い位置から鋭いジャブを出して相手を牽制する「待ち」のタイプである。
 
左右に動きながらシャープなジャブを出しつつ正面を外す。
L字気味の構えと見切りで相手のパンチを避け、戻り際にカウンターを返す。
スイッチを繰り返しながらガードの間にパンチを通し、一気にペースアップして猛ラッシュを浴びせる。
 
組み立て云々を考えるタイプではなく、どちらかと言えばカウンターがいつ当たるかが最大のキモ。なので、得意のカウンターを封じられると試合が大いにグダることも……。
 
2017年のゴロフキン戦ではIBFの当日計量を諦め、大幅なリバウンドを敢行。ひたすら距離をとってのカウンター狙いに徹し、体格差を活かした持久走作戦で大接戦に持ち込んでいる。
 
「ダニエル・ローマンvsTJ・ドヘニー。新しい扉のその先へ。後楽園ホールのリングは世界へ続いてた()」
 

ジェイコブス次第だろうな。当て逃げ持久走でポイントアウトを狙うか、強気に打ち合うか

そして、今回の試合もジェイコブスがどの作戦を選択するかで展開が変わるような気がしている。
 
とりあえず、一番ありそうだと思われるのがゴロフキン戦と同じ当て逃げ持久走作戦。
IBF王座を捨て(当日計量廃止になったんだっけ?)、大幅なリバウンドでフィジカルをかさ上げ。遠い位置からのジャブでポイントアウトを狙う。
 
カウンター使いのカネロにはゴロフキンほどの追い足はない。
恐らくゴロフキンやデレフヤンチェンコから逃げるよりも難易度は低く、もしかしたらそのまま完封できる可能性も……。
いや、さすがにそれはないか。
 
ただ、この選手の徹底した割り切り、それを12R継続する心身のスタミナは侮れない。
リーチとジャブの威力、体格差を総動員すれば、カネロを釘付けにできるかもしれない。
 
「最強スペンスがマイキーに大差判定防衛。ど正面からのどつき合いは見応えあったな。策士マイキーは黒星の代わりに評価を得たか?」
 
もう一つの展開としては、インファイトと持久走の使い分け。
基本はひたすら動き回っての当て逃げ狙いだが、タイミングを見計らって中間距離での打ち合いを織り交ぜる。
リング中央で足を踏ん張り、中間距離からやや近めの位置での回転力勝負。カネロのパワーを真正面から受け止め、出足を鈍らせる作戦。
 
当日のリバウンドを含めたパワー勝負というか、カネロに判定で勝つのは困難と判断したジェイコブス陣営が強気の試合運びを選択するのではないかと。
 
ちなみにだが、僕個人としては強気で攻めるジェイコブスの方に期待している。
 

足を踏ん張って腕を振るジェイコブス。そこにカネロがカウンターを合わせてKO!! ってならないかな


上半身を揺らし、L字気味の構えで待ち構えるジェイコブス。
対するカネロは、ガードを高く上げてジリジリと近づく。
 
ジェイコブスの1発目のジャブをガードし、戻り際にカネロが一歩距離を詰める。
その瞬間、ジェイコブスが左右フックをフルスイング。ガードの上からカネロの身体を揺らす。
 
やや後退して距離をとったカネロ。そこにジェイコブスが猛然と襲い掛かる。
遠い位置から飛び込むようなフォームで右の強打を打ち込む。
 
カネロはそのパンチを上半身を反らせて避け、反動をつけて右フックを返す。ジェイコブスはカネロのカウンターをモロに被弾し、盛大なグラつきを見せる。
さらにカネロが追い討ちのボディから返しの右。ジェイコブスを豪快に吹っ飛ばし、そのままレフェリーストップに持ち込む。
 
何となくだが、「ジェイコブスが自分から攻める→カネロのカウンターで撃沈」という結末を想像しつつ。
 
「俺のコバレフが勝ったどー!! アルバレスの圧力を抑え込んで王座返り咲き。慎重な破壊神ってのもいいじゃないですかw」
 

人気者ゆえの悪目立ち。よくも悪くもカネロは特別扱いされてるよね

まあでも、カネロも大変だよな。
 
以前は「下の階級の相手ばかり選んで気に入らない」とdisられ、ゴロフキン戦の前後からは「ドーピングでビルドアップすればデカい相手でも倒せるしw」と嘲笑される。
 
絶大な人気を誇るせいで悪目立ちしやすく、鼻につく発言はアンチの養分となる。
実際、カネロ以外にもびっくりするような判定はあるし、禁止薬物陽性が出た選手も山ほどいる。そもそもカネロに関してははっきりとアウトな証拠が出たわけでもない。
 
別に擁護する気はないが、よくも悪くも特別扱いされている選手というヤツ。
村田諒太の批判なんて、完全にカネロ嫌いからくる言いがかりでしかなかったからな。
 
「嗚呼、俺のバドゥ・ジャックが…。マーカス・ブラウンは相性最悪の相手だったな。額がパックリ割れる流血戦恐ろしやw」
 
また、ビリー・ジョー・サンダースがカネロの判定力を批判している記事を見かけた気もするが、いや、お前だけには言われたくねえわw
一般人をからかう動画が流出したり、禁止薬物陽性反応で試合をトバしたり。社会的にアウトなネタキャラが何をクソ真面目に競技について語っちゃってんだよw と。
 
お前は「ボクシングはこうあるべき」などとは考えず、イロモノ枠として好き勝手にパリピってりゃええんやで?
 
「ヒルベルト・ラミレスvsカーペンシー感想。ラミレスはこの階級でも活躍できる?」
 
そういう有象無象を黙らせるためにも、カネロには今回の試合、文句なしのKOで勝利してもらいたいという思いもあったりなかったり。
 
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