オールブラックスvsワラビーズw 観に行くべき試合だった。超後悔のドリームマッチ感想。日本との立ち位置が違い過ぎる【ラグビー2018.10.27】

オールブラックスvsワラビーズw 観に行くべき試合だった。超後悔のドリームマッチ感想。日本との立ち位置が違い過ぎる【ラグビー2018.10.27】

ラグビースタジアムイメージ
2018年10月27日、神奈川県にある日産スタジアムで行われたラグビー「ブレデイスローカップ」。
 
ニュージーランド代表“オールブラックス”vsオーストラリア代表“ワラビーズ”の一戦は、計4トライを挙げたオールブラックスが37-20で勝利。ライバル国同士の壮絶な一戦を制し、「ブレディスローカップ」を3戦全勝で締めくくった。

 
4万6143人の大観衆の前で、オールブラックスが躍動した。
 
前半から積極的にタックルを仕掛けるワラビーズに対し、巧みなボール回しで攻め込むオールブラックスは徐々に試合の流れを引き寄せる。
 
前半11分にリーアム・スクワイアが先制トライを奪うと、36分にもスクラムからキアラン・リードがサイドアタックからトライ。
前半を7点のリードで折り返す。
 
後半は両チームのディフェンスの健闘によってこう着が続くが、確実にPGを決めたワラビーズが4点差まで詰め寄る。
だが、オールブラックスはスクラムからウィングのリーコ・イオアネ、スタンドオフのボーデン・バレットがスピードを活かしたランでトライを挙げ、再びリードを広げる。
 
 
安定したセットプレーから縦横無尽な攻撃を仕掛けるオールブラックス。
ワラビーズも粘りを見せるが、なかなか追いつくことができず。
終始リードを保ったオールブラックスが地力の差を見せつけ、見事勝利を飾った。
 
 
なお、オールブラックスは11月3日、東京・味の素スタジアムで日本代表とのテストマッチが予定されている。
 
「日本vsサモア感想。おっもしれえ試合。動きが多くて白熱した。点の取り合いでも強い日本」
 

オールブラックスvsワラビーズ戦。チケット代が高くて現地観戦を止めたけど、観に行くべきだった…!!

先週土曜日、10月27日に日産スタジアムで行われたラグビー「ブレディスローカップ」。
オールブラックスvsワラビーズの一戦は、37-20でオールブラックスの勝利。
 
ライバル国同士のドリームマッチに、4万6143人のファンが詰めかけたとのこと。
 
僕もこの試合には結構前から注目していて、実際に現地観戦しようとも思っていた。
だが、悩んだ末に見送ったという経緯がある。
 
理由は「チケット代がバカ高いから」
 
「「キヤノン ブレディスローカップ2018」チケット概要」
 
・カテゴリー1 指定
前売¥30,000
当日¥32,000
・カテゴリー2 指定 メイン
前売¥20,000
当日¥21,000
・カテゴリー2 指定 バック
前売¥20,000
当日¥21,000
・カテゴリー3 指定
前売¥15,000
当日¥16,000
・カテゴリー4 指定 大人
前売¥7,000
当日¥8,000
・カテゴリー4 指定 小中
前売¥3,000
当日¥3,500
・車椅子エリア
前売¥7,000
当日¥8,000
 
一番の低価格が前売り7,000円最高額は30,000円という値段設定。
 
いくらオールブラックスvsワラビーズといっても、これはさすがに強気過ぎないか?
確かに日産スタジアムはすばらしいし、ラグビー界最高のマッチアップでもある。
 
だけど、日本代表も出ない試合でその価格?
それでお客さん集まるの?
ちょっと厳しいんじゃありませんかね。
 
 
そんな感じで、今回は現地観戦を諦めた次第である。
 
「日本がロシアを粉砕。球際とパスワークで差をつけ30-10で勝利。今の日本は強いから安心しれ」
 
で、その結果。
 
国内ラグビー最多観客4万6143人を動員するという。


また、この両チームが日本で試合をする意義は大きく、日本ラグビー界にとっても歴史的な1日だったとのこと。


はい、完全に「やってもうた」でございますww
 
「スポーツイベント「どれだけ人を誘いたいか」ランキング。現地観戦レビュー「イベントミシュラン」の続き」
 

ラグビーとんでもねえw 異次元な動きに笑いが止まらず。「チケット代が高い」って、どの口が言うんだよw

試合の感想については、「すっげえww ラグビーとんでもねえ」としか言いようがない。

僕は結局この試合をテレビで観たのだが、マジでやべえ
あまりの異次元ぶりに、溢れ出る笑いを止めることができなかった。
 
 
繰り返しになるが、思いきって現地観戦しなかったことを猛烈に後悔している。
 
「アイスホッケーの現地観戦は太る。アイスホッケー第86回全日本選手権大会準決勝の感想。速い!激しい!目まぐるしい!」
 
だって、オールブラックスvsワラビーズって、要するにレアルvsバルサみたいなもんだからね。
エル・クラシコが日本で開催されるってのに、何を「値段高いww」とか言っちゃってんの自分?
 
アホなの?
アホの子なの?
 
だいたいそんな感じ。

 
「川崎ブレイブサンダースvs三遠ネオフェニックスinとどろきアリーナ現地観戦してきたぞ。DeNA体制初年度」
 

オールブラックスのプレースタイルがとんでもない。近未来な最先端ラグビーでワラビーズのディフェンスを切り裂く

何がすごかったって、とにかくこの試合はオールブラックス。
 
ワラビーズももちろんとんでもなかったのだが、オールブラックスの異次元ぶりにはガチで度肝を抜かれた。


密集サイドにFW数人がポジショニングし、いっせいにスペースに走り込む。
そこにハーフがタイミングよくパスを供給し、キャリアがゲインを突破。
倒れながらボールをつなぎ、その勢いのままディフェンスの裏に出る。
 
「【ラグビー】帝京vs東海感想。帝京は小型版オールブラックス? 驚異の8連覇の秘訣を考察する」
 
チーム全員が常にスペースを狙う意識を持ち、起点にもフィニッシャーにもなれる。
味方の走り込んだ位置にハーフがパスを出し、その他のメンバーはすぐさまサポートに回る。
 
プレーとしては当たり前なのだが、その嗅覚が尋常じゃない。
 
ラッシュをかけるFWの後ろには必ずサポートメンバーが立ち、常に二層を形成。
すべての選手がオフェンスの最適解を求めてアクションを起こし、ハーフに多くの選択肢を提供するスタイル。
いったんパスが通ればすぐにフォローに切り替え、最短距離を走ってボールをつなぐ。
 
 
とにかくボールを動かし、スペースに走り込んでディフェンスを切り裂く。
 
このチームには、もはやゲームメイクという概念自体が存在しない。
 
スピード重視のラグビーを追及しまくった結果、フェーズを重ねることすら無意味という結論に至った。
極論を言えば、スクラムハーフからの1本目がラストパスになるのが理想という。
 
 
いや、マジかオイ。
ティア1の頂上って、こんなことになってんのか今。
 
神戸製鋼入りしたレジェンド、ダン・カーターですら、オールブラックスにとっては古い。
それほど衝撃的で、近未来型のラグビーを見せられた気がする。
 
 
恐らくスクラムハーフのTJ・ペレナラのプレースタイルが一番の要因だとは思うが、あまりに日本代表との立ち位置や目指す場所が違う。
 
「チーム力を高めるために個々がフィットネスを上げ、力を結集する」のが日本なら、オールブラックスは「強烈な個がそれぞれ勝利に向かってプレーした結果、倍々ゲームでチーム力が高まる」イメージだろうか。
 
「サンウルブズvsワラターズ1点差あああぁぁ!!! 快晴の秩父宮で熱狂してきたぞ。大満足のラグビー観戦」
 
「勝利」というゴールは同じでも、そこに至るまでのアプローチは真逆。
 
どちらが正解という話ではなく、僕が普段観ているラグビーとはまったく異質のもの。まるっきり別の競技にすら思えるほどの衝撃だった。
 

基本は大事だよね。トライは安定したセットプレーがあって生まれる。勝者のメンタリティと世界一の規律


創造性に富んだフリーダムなラグビーで僕の目をくぎ付けにしたオールブラックス。
 
と言っても、このチームは基本ができていない、各々が好き勝手に雑なプレーをしているなどという話ではない。
 
現にトライを奪ったのはスクラムからで、あの超絶攻撃ラグビーはあくまでセットプレーの安定あってのもの。


ディフェンスラインは基本平面。
だが、外展開に対応する際には、すぐにアウトサイドセンターが前に出るアンブレラディフェンスへの切り替えが効く。
 
 
また、トライを奪われたあとにすぐさま奪い返す底力もすごい。
 
後半残り10分を切ったところで集中力が途切れ、ワラビーズにトライを許す。
だが、そこからスイッチを入れ直してあっさり取り返してみせる集中力。この勝者のメンタリティはさすがとしか言いようがない。


あくまで強力な基本ベースがあり、そこに圧倒的な創造力をプラスする。
いわゆる「規律」という部分では、オールブラックスは世界のどのチームよりも上なのではないか。
 
「サンウルブズがチーフスに勝っただと…!? めっちゃ強く見えたな。アウェイで30-15の歴史的勝利を挙げて今シーズン1勝目」
 
そして意外と驚かされたのが、オールブラックスのタックルが思った以上に低かったこと。
 
僕の勝手な印象だと、オールブラックスはどちらかと言えば待ちのディフェンス。大きな身体を活かして相手の突進を受け止め、複数人でジャッカルを狙うのが主流だった記憶がある。
 
それが今回は、ミサイルのような低空タックルで次々前で止めるという。
 
この点はワラビーズも同様で、開始直後に立て続けに低いタックルでオールブラックスのオフェンスを止めたのにはかなり驚かされた。
 
世界的なトレンドがこっち方面なのか、それとも若さと勢いのなせる業なのか。何とも言えないところだが、個人的にこういう激しいディフェンスは好みではある。
 
まあ、全力で前に出る分横の動きには弱く、ゲインをズバッと切られるシーンも目立ったのだが。
 
「プロレスやっぱりおもしれえw HEAT-UPとどろきアリーナ大会を生観戦。鈴木悟もプロレスデビューしたよ」
 

11月3日の日本代表vsオールブラックス戦は今からでも現地観戦を考えるべき。少しでも興味があるなら迷わず行った方がいい

そんな感じで今回の頂上決戦を山ほど堪能したわけだが、個人的にこの試合はより多くの方に観ていただきたい。

 
極端な話、この試合のためにJ SPORTSオンデマンドのラグビーパックを契約してもいいくらい。
見逃し配信で何度も観られるし、興味があればトップリーグも視聴可能になる。
月額1800円を1か月なら、十分もとは取れると思うのだが。
 
いや、何度も言うけどマジですげえから。
一大スペクタコーなプレーがこの値段なら、絶対お得感は高いから。
 
ついでに言うと、11月3日に味の素スタジアムで行われる日本代表vsオールブラックスのテストマッチ。
時間があるならぜひ観に行った方がいいと思う。
 
「「リポビタンDチャレンジカップ2018」日本代表対ニュージーランド代表 チケット概要」
 
サッカーで言えば、W杯優勝チームのフランス代表が来日するようなもの。
エムバペと吉田麻也がマッチアップすると考えれば、行かないわけにはいかんでしょという。
 
 
別に僕はラグビーの啓もう家でも何でもないが、これだけの試合を生で観られるのはホントに貴重。
 
多少大げさに語っていることは否定しないものの、「ラグビーに興味はあるけどよく知らない」人にとって、オールブラックスの試合はうってつけ。あのわかりやすいド派手さは初見の方には最適かと。
 
「感動したなオイw 日本vsベルギー戦感想。明確に示した日本サッカーの進む道。西野監督の有能采配と人心掌握術」
 
でもアレか。
日本戦はベストメンバーでこない可能性も高いのか。
そこはちょっと残念だな。
 
 
なお僕はその日、予定があって現地観戦どころか生中継すら観られないことを報告しておくww

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