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5度ダウンのカールソンが山中に敗れる!! 神の左()を活かすための神隠しの右()が冴え渡るww【結果・感想】

ボクシング観戦, 趣味, 雑談 | 2017年3月3日 | タグ: , , ,

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腕相撲イメージ
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2017年3月2日に東京・両国国技館で行われたWBC世界バンタム級タイトルマッチ。
同級王者山中慎介がランキング9位の挑戦者カルロス・カールソンと対戦、7R57秒TKOで勝利を飾った試合である。
 
「ダウン応酬に期待? 山中vsカルロス・カールソン予想。12度目の防衛を果たして具志堅の記録に王手をかけろ」
 
序盤から頭を振って前に出てくるカールソンに対し、山中は得意の左を自由自在にヒットする。
 
公開採点で山中リードが伝えられた5R。
カールソンの動き出しを狙った左が見事にカウンターでヒットし、山中が最初のダウンを奪う。その後も追撃の手を緩めず計5度のダウンを奪って快勝。
途中、カールソンの右フックを被弾するシーンもあったものの、終わってみれば格下の挑戦者を無難に退けた形となった。
 
これで国内歴代2位となる12度目の防衛に成功した山中。
13度目の防衛戦の相手は誰をチョイスするのか。
そして、具志堅用高の大記録に並ぶことができるのか。
国内屈指のKOパンチャー、山中慎介の快進撃は止まらない。
 
「内山再戦でコラレスに惜敗!! 2-1の判定でリベンジ失敗で引退か?」
 

山中KO勝利キター!! 見事なKOで12度目の防衛成功。カルロス・カールソンもよかったぞ

山中慎介勝利!!
5度のダウンを奪うド派手なKO劇で12度目の防衛を飾る!!

 
まず、僕はこの試合をカルロス・カールソン寄りの目線で観ていた
特に深い意味はないのだが、あまりに「格下」と連呼されていたおかげでちょっとがんばってもらいたいと思ってしまったのが理由と言えば理由である。
 
「ポーターvsベルト感想。体力腕力万歳ポーターがベルトを突進力と腕ぶん回しでKOする」
 
だが、残念ながら結果は大方の予想通り中盤での撃沈。
まあ、仕方ないっちゃ仕方ない。
それでも長期防衛の安定王者に一泡吹かせるシーンも作ったし、一世一代の大勝負としてはよかったのではないだろうか。
 
とりあえずお疲れカールソン。
わざわざ日本まで来てくれてサンクス。これからもがんばってくれ。
 
もう会うこともないだろうけど。
 
「“スウィフト”ガルシアvs“ワンタイム”サーマン予想!! 興味ないけど展望を。ガルシアの鬼フックとサーマンの高速コンビネーション」
 

上体を激しく振り、間合いを詰めるカールソン。得意の右フックにつなげるための前進かな


開始直後。
軽くガードを上げた構えで前後にステップを踏む山中。
カールソンの左を軽快なバックステップと右のガードで防ぐ。
 
対するカールソン。
ガードを高く上げ、前後左右に激しく上体を振る。
振り子のようなリズムで規則的に身体を振りつつ、間合いを詰める。
時おり大きく踏み込んでの左を放ち、絶えず身体を振りながら左から回り込む。
 
「スティーブンソンがフォンファラを2RKO!! 顔面かち上げたろか? と言わんばかりの自慢の左が炸裂」
 
いつも通り、右を出しながら必殺の左を打ち込むタイミングを測る山中。
そこに上体を激しく振りながら近づくカールソン。
 
って、ん?
カールソン、お前そんなヤツだったか?
過去の試合を観る限り、もっと無造作に近づいて右を振り回すスタイルの選手だったと思うが。
 
リングサイドの情報によると、セコンドからも「身体を振れ」という指示が出ているとのこと。
 
「タパレスが大森を11RTKOで粉砕。顎を骨折した大森は病院直行する」
 
なるほど。
頭を振って山中に左を打つタイミングを絞らせない作戦か。
うまく左をかいくぐり、距離が詰まったところで得意の右フックを打ち込む。それがこの選手の今回のプランのようである。
 
「亀田和毅国内復帰初戦を判定で飾る!! 後楽園ホールに行ってきたぞ。天笠、赤穂も揃い踏みの豪華興行の感想」
 

いや、そうじゃない。カールソンはこんなスタイルじゃない。もっと無遠慮に腕を振り回す選手だったと思うぞ

恐らくだが、カールソン陣営が参考にしているのはリボリオ・ソリススリヤン・ソールンビサイ
パリングと上体の動きでうまく芯を外し、距離を潰して山中の左の威力を封じる。そして、懐に入ったところで得意の右フックの強打で勝負を賭ける。
 
「山中は海外挑戦を思いとどまるべき? ソリスに2度のダウンを奪われ、よもやの大苦戦」
 
それがカールソンが格上の山中を攻略する唯一の手だと考えていたのだろう。
 
うん、違う。
全っ然違う。
 
「山中陥落…。ネリの猛打に4RTKO負け…。お前もか山中。こんな一気に世代交代するかね。そしてネリ恐るべし」
 
格上相手に今さら慣れないことをやっても、うまくいくわけがない。
 
現に振り子のタイミングをバッチリ合わせられて、左をモロに被弾していたではないか。
 
「インドンゴがバーンズ討伐を果たして王座統一。おもしれえ試合ww 野生動物のようなインドンゴにビックリ」
 
この選手の持ち味はあくまで右フック。さらにそこから返しの左ボディ。
「ガードを堅めて相手のパンチをはたきながらジャブを出して〜」という過程をいっさい省き、無造作に近寄って右をフルスイングする強引なスタイルである。
 
「リカルド・ロドリゲスっていい選手だと思う。井上尚弥の苦手なタイプかも? 米国からのオファーがあるってホントかね」
 
もともと器用なタイプでもなく、純粋な実力では敵わない。
つまり、この選手ができることは最初から一つ。自分の得意なスタイルでの正面衝突のみ。
 
身体を振ったり、左を出したり。
そんな小手先の小細工をしてる場合じゃない。
「せーの」で同時に打って、さてどちらが先に当たるでしょうか。
山中の左と自分の右、どっちが上か。
妙な右の当て勘と意味不明なスケールの大きさで安定王者山中をのみ込むことができるか。
本当にそれだけだったのである。
 
「田中恒成vsアンヘル・アコスタ予想。過去最強の挑戦者が愛知に来るぞ。ミゲール・コットの秘蔵っ子が期待の田中恒成に挑む」
 

ダウンを喫して開き直ったカールソンが山中を追い詰める。得意の右フックをヒットして山中をグラつかせる

5R。
2度目のダウンを奪われたカールソン。
山中の圧倒的優位な展開だと思われたところから、まさかの反撃に転ずる
 
山中の左の打ち終わりを狙い、右フックをフルスイング。
カールソンの拳が危険なタイミングで山中の鼻先を通過する。
 
ダウンのダメージで頭を振る余裕もないカールソンは、完全に玉砕覚悟の1発狙いに切り替える。
まっすぐ距離を詰め、左右の腕を思いきりぶん回す。
フィジカルの強さと思いきりのよさでグイグイ突進する。
 
「ギャビン・マクドネル敗北!! レイ・バルガスがポイントゲームを制して初の王座奪還!! 手がなが〜〜い!! 動きがはや〜〜い!!」
 
強烈な左の大砲を持つ山中ではあるが、実はフィジカル面に若干の物足さがある。しかも強引に前に出られるとまっすぐ後退する癖があり、前々回のリボリオ・ソリス戦でもそこをうまく突かれている。
 
強引な突進でペースを取り戻したカールソンは手を休めない。
ひたひたと無造作に近づき、いきなりの右を打ち込む。
ボディ、顔面ととにかく得意のパンチを目いっぱいの力で振り回す。
 
そうそう。
それですよ。
 
最初からそれをやるしかないんだよ。
大味な試合に引きずり込むしかないんだよ。
 
「山中vsルイス・ネリ予想!! 最大にして最強の挑戦者登場? 13度目防衛戦をクリアしてカンムリワシに肩を並べろ」
 
膝を曲げて上体を動かすスタイルもいいが、それだとどうしても右フックに遅れが生じる。もともと動き出しに大きな間があり、パンチが外旋回の軌道の選手である。そのため攻防兼備のリボリオ・ソリスのマネをしても墓穴を掘るだけ。最短距離を打ち抜く山中のストレートの餌食になるのは目に見えていたのである。
 
「三浦隆司が花山薫パンチでミゲール・ローマンを撃墜!! デラホーヤが早くも「年間最高試合」に認定」
 

冷静に右を使ってペースを取り戻す山中。タイミングよくワンツーを当てて一気に攻め落として勝負あり

7Rに入ると、山中がこれまでの左一辺倒のスタイルから右を細かく突く作戦に切り替える。
5、6Rとやや被弾が増えたためか、距離を測ってペースを取り戻す作戦である。
 
と、思った瞬間。
右、左、右と立て続けに山中のパンチがカールソンの顔面を捉える!!
 
明らかに表情が変わったカールソン。
突然の山中の右にまったく対応できず、苦しげに顔をゆがめながら後退する。
 
これを見た山中が一気に攻勢を強める。
ガードの上から強烈なワンツーを叩き込み、続けざまに必殺の左をど真ん中からドカン。倒れ込むカールソンの側頭部に残忍な追撃を1発。
 
一度は立ち上がったカールソンだが、すでに戦意喪失状態は明白。
コーナーでラッシュを浴びて尻餅をついたところでレフェリーが試合をストップする!!
7R57秒TKOでの勝利である。
 
いや、お見事。
左を当てるための布石となる右の連打か。
確かに神の左()に神隠しの右()だわww
誰か宮崎駿呼んでこい。
 

カールソンは惜しかった。あの右をもう少し早く出せていれば。そして山中はナイスファイト。何だかんだで防衛のコツを知ってるな

いやしかし。
カルロス・カールソンは惜しかった。
5、6Rはよかったのだが、それまでのダメージが深過ぎた。
反撃には転じたが、残念ながら試合をひっくり返すほどの体力は残っていなかった。
 
タラレバを言っても仕方ないのだが、もう少し早いラウンドで得意の右フックを出せていれば。
その辺は悔やまれるところである。
 
あの左足を外側に大きく踏み出し身体を傾けて打つフォームは、左をフルスイングする山中にとってはナチュラルに死角からの軌道になる。
解説陣は「山中が余裕を持った」「気を抜かない方がいい」と言っていたが、そうじゃない。左のガードが甘い山中と、あの妙な軌道のフックは自然と「合っちゃう」のだ。
 
「長谷川穂積のベストバウトはあの試合だろ? 壮絶な打撃戦の最中に長谷川を覚醒させ、その後の道すじを決定した7R」
 
一方、勝利した山中はナイスファイト。
「勝って当たり前」と言われた試合をきっちり勝ちきるあたり、さすがは長期防衛のチャンピオンである。
本人は「防衛回数は気にしていない」と言っているが、それでも攻めどきの見極めや観客の楽しませ方など、長期防衛のコツはしっかりと身体に染みついている。
ガードのヌルさは相変わらずだが。
 
「金子大樹引退?! マジでか。内山引退→しゃーない。三浦引退→ワカル。山中陥落→完敗だね。てか会長老害過ぎワロタww 金子引退→は?」
 
ド派手な試合で観客を楽しませるエンターテインメントぶりに加え、「長身でリーチがあり、フィジカルの強いオーソドックス」という一番苦手なタイプを苦戦しながらも退けたのは大きい。
 
そして次はいよいよ鬼門の13度目の防衛戦。
さすがにもう「防衛回数など無意味」と吐き捨てるような人間はいないと信じたい。
 
このタイミングでラウシー・ウォーレンを連れてこられれば最高なのだが……。
まあ、ないか。
 
「圧勝ザキヤノフ!! ウォーレン手も足も出ず。やべえなww サウスポーの墓場みたいな試合だった」
 
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