ウォーリントンvsフランプトンは大接戦になりそうだよな。もっと注目されていい試合。勝者がオスカル・バルデスと統一戦?【予想・展望】

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マンチェスター飛行機
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2018年12月22日(日本時間23日)、英・マンチェスターで行われるIBF/WBO世界フェザー級タイトルマッチ。IBF同級王者ジョシュ・ウォーリントンとWBO暫定王者カール・フランプトンの一戦である。
 
「ウォーリントン圧勝! フランプトンを終始コントロールして初防衛成功。うん、思った以上にウォーリントンがすごかった」
 
今年5月にリー・セルビーに勝利し、初の戴冠を果たしたウォーリントン。
対するフランプトンは、4月にノニト・ドネアに勝利して暫定王座を獲得し、8月の初防衛戦では約3年半ぶりのKO勝利を挙げている。
 
また、この試合はストリーミングサービスESPN+で米国に中継されることも決まっており、勝者は2019年にWBO正規王者オスカル・バルデスとの統一戦が見込まれているとのこと。
 
ともに米国進出を希望する両者。
今回の一戦に勝利し、来年4月に実現すると言われる統一戦に向けて弾みをつけたい。
 
「カネロ降臨。ロッキー・フィールディングそこそこいいんでない? でもDAZN大型契約後の一発目だから負けられない」
 

ウォーリントンvsフランプトンはいいね。まったく注目されてないけどめちゃくちゃ接戦になるんじゃない?

英国の人気者同士の注目試合が近づいている。
ジョシュ・ウォーリントンvsカール・フランプトン。
 
日本ではまったく話題にすらなっていないが、この試合はなかなかいいと思う。
 
「ドグボエ完敗。新王者ナバレッテが天笠尚に見えたな。そして、長谷川穂積とかいうドグボエ大好きおじさん」
 
日本の天笠尚やキコ・マルティネスなどの強豪を下し、リー・セルビーに勝利して初戴冠を果たしたウォーリントン。
対するフランプトンは2016年にスコット・クイッグとの王子様対決()を制し、レオ・サンタ・クルスと2度にわたる大激闘を経験。今年4月にノニト・ドネアに完勝して王座へ返り咲いた。
 
実績ではフランプトンが上回るが、実力は間違いなく拮抗している両者。
前回のウォーリントンvsセルビー戦同様、かなり際どい試合になりそうな気がする。
 
日本ではまったく話題にすらなっていないが。
 
「カネロのボディでロッキー・フィールディング堕ちる。って、久々の「◯◯とは何だったのか?」案件きたな」
 

展開予想? よくわからんのですよね。フランプトンは距離をとっての塩漬け狙いだと思うけど

展開予想についてだが、正直よくわからない
接戦にはなると思うが、実際にどんな試合になるかと聞かれると……。
 
 
まず、WBO暫定王者カール・フランプトンがやることは一つ。
距離をとって、カウンターを当てる。
 
小刻みな左ジャブで相手をけん制し、踏み込みを鈍らせる。
バックステップしながらサイドに回り込み、ガードの外からカウンターを被せる。
そして、タイミングを測ってインサイドに侵入し、細かいパンチを当ててすぐに離れる。
 
「ドネアvsバーネット感想。ロマンを捨てて実を取ったドネアと背中痛で棄権のバーネット。ここからだったのに」
 
理想的な流れとしては、今年4月のドネア戦。
細かいジャブで攻め手を奪い、遠い位置からカウンターを薄く当てる。
もともと手数の少ないドネアはフランプトンのカウンターを警戒して前に出られず、最後まで見せ場らしい見せ場を作ることができなかった。
 
あの流れが再現できれば、この試合も十中八九フランプトンが勝つ。
どれだけリードの左が機能するか、ウォーリントンを遠い位置にくぎ付けにできるか。それがフランプトンにとっての目安になるような気がする。
 
「ハイメ・ムンギアに勝つ方法を誰か教えてください。井上岳志が米国で挑戦。世界王者は化け物だらけ?」
 

レオ・サンタ・クルス戦が参考になるかな? 再戦でのサンタ・クルスはうまかった

対するIBF王者ジョシュ・ウォーリントンだが、今回はどういう作戦を選択するか。
というより、試合がおもしろくなるかどうかは完全にウォーリントン次第だと思う。
 
 
とりあえず、これまでウォーリントンはフランプトンのようなタイプとの対戦はない(はず)。
ややカウンターに傾倒したバランス型というか、常に一定のスペースを保つことを意識する相手。
 
過去の試合を観ても、あまり参考になりそうなものは見つからなかった。
 
「チャーロ兄vsウィリー・モンローJr.キタコレ!! モンローさんが3度目の王座挑戦。自称階級最強のチャーロ兄」
 
なので、一応ウォーリントンと近い? と思われるレオ・サンタ・クルスvsフランプトン戦を観てみたのだが、ああ、なるほどと。
 
結果は1勝1敗のタイだが、試合内容はまったく違う。
 
サンタ・クルスがガードを上げてプレスをかけ、体格差で押し潰そうとした初戦。
だが、1発目のリードにカウンターを合わせられてうまく距離を詰められず。
時おり至近距離で打ち合うシーンも作ったが、大枠ではフランプトンに塩漬けにされてしまった。
 
「ドネアvsフランプトンやっとオワタ(^▽^)/ 退屈過ぎて観てるのがしんどかった試合。フランプトンの完勝だけど」
 
そして、ダイレクトリマッチとなった再戦では、サンタ・クルスが初戦のミスをうまく活かしたなぁという印象。
遠い位置で対峙するのは初戦と同様だが、基本的に自分からは手を出さない。
 
フランプトンに先に左を打たせ、それに合わせてバックステップ。戻り際にリターンの左を被せて連打につなぐ。
 
「ハード路線の申し子バドゥ・ジャックが今度はマーカス・ブラウンとノンタイトル戦。どれだけキツい思いすりゃ気が済むんだよ」
 
初戦を経て、サンタ・クルスは至近距離での打ち合いでは自分に分があることがわかった。
だが、じっくりプレスをかけていてはフランプトンのカウンターの餌食になる。
 
それを防ぐためにあえて自分からは手を出さず、フランプトンを懐に呼び込む。
1発目のリードにカウンターを被せ、無理やり接近戦の状況を作り出す。
 
消耗戦を前提とした被弾覚悟のハンドスピード&耐久力勝負。
サンタ・クルスの背水の覚悟が感じられる試合運びだった(と思う)。
 
 
まあ、あんまりおもしろくはなかったけど。
 

至近距離での打ち合いが得意ではないフランプトン。ウォーリントンがその展開に巻き込めれば…


上述のサンタ・クルスVol.2でも思ったが、フランプトンはあまり至近距離での打ち合いが得意ではない。
2016年のスコット・クイッグ戦でも、終盤は開き直って前に出たクイッグに押されるシーンが目立った。
 
タイミングを見てインファイトを仕掛けることもあるが、基本は塩漬け上等のカウンター狙い。
強引にグイグイくる相手にはちょっと脆いのかな? という感じがする。
 
「伊藤雅雪vsシュプラコフ予想。勝てるでしょ。初防衛できるでしょ。伊藤がパワーでねじ伏せるんじゃない?」
 
なので、ウォーリントンとしてはいかに接近戦に持ち込むかが重要かなと。
恐らくこの選手のハンドスピードはサンタ・クルス以上。実際、キコ・マルティネスやリー・セルビーにも接近戦で打ち勝っている。
 
セルビー戦でのプレスが機能すれば、フランプトンが相手でも有利な展開に持ち込めるのではないか。
 
「ウォーリントンvsセルビー。お互いがクソ意地張りまくった名試合。目まぐるしくて脳みその処理が追いつかん」
 
てか、セルビー戦のウォーリントンってかなりよかったですよね。
序盤から無遠慮にガガガッと間合いを詰めて、サイドへの動きを一気に封じたヤツ。
おかげでセルビーが自分から前に出ざるを得なくなったという。
 
アレをなるべく早いラウンドで再現できれば、今回も得意のインファイト勝負が可能になるように思える。
 
「井上拓真vs ペッチ・CPフレッシュマート予想。セミファイナル出陣で「井上の弟」から卒業だぜ。って、拳四朗w」
 

勝敗予想はウォーリントンの判定勝利。まったくわからないのでテキトーです。軽くジモハンがさく裂するかも?

今回の勝敗予想だが、ウォーリントンの判定勝利でいきたい。
 
といっても、実際にはまったくわからない。
マジでわからない。
 
フランプトンがうまく塩漬けにしそうな気もするし、ウォーリントンがジャブとフットワークでフランプトンの防御を突破しそうな気もする。
冗談抜きで、引き分けもあり得るんじゃないの? とすら思っている。
 
「ワイルダーvsフューリードローww ワイルダーのパンチって何で当たんの?」
 
だったらなぜウォーリントンの勝利にしたかというと、単純に地元が近いから
ウォーリントンの出身はイングランドのリーズ。開催地のマンチェスターからは電車で1時間弱で行けるらしい。
それに対し、フランプトンの地元である北アイルランドのベルファストへ行くには、フェリー等で海を渡る必要がある。
 
つまり、ホームタウン・デシジョンというヤツ。
どちらが勝つかがちっともわからないので、より地元に近い場所で戦えるウォーリントンが有利になるんじゃないの? という不誠実極まりない理由である。
 
「バルデスvsクイッグ感想。体重超過でパツパツのクイッグがバルデスに判定負け。体重超過に対するペナルティが緩い理由?」
 
まあ、個人的にはフランプトンに勝ってもらいたいですけどね。
仮にオスカル・バルデスとの統一戦が実現するなら、展開が読みにくいのはフランプトンの方だと思うので。
 
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