ゾラニ・テテvsミーシャ・アロイヤン予想。WBSS準々決勝で長身サウスポーとトップアマの塩マッチ? どんな試合になる?【予想・展望】

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ロシアエカテリンブルグイメージ
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2018年10月13日(日本時間14日)、ロシア・エカテリンブルグで行われるWBO世界バンタム級タイトルマッチ及びWBSS準々決勝。同級王者ゾラニ・テテがWBA5位ミーシャ・アロイヤンと対戦する。
 
「テテがアロイヤンに快勝! テテがよかったよね。この対応力は予想してなかった。何をIQ高い感じ出してんだよお前ww」
 
日本の井上尚弥の衝撃的なKOで幕を開けたバンタム級WBSS。
トーナメントの反対側では、井上のライバルの1人と目されるゾラニ・テテの試合が近づいている。


相手のミーシャ・アロイヤンはプロ戦績こそ4戦4勝と少ないが、アマチュア時代は268勝12敗という驚異的な実績を持つサウスポー。2011年、2013年と世界選手権で2連覇を果たした強豪である。
 
 
対するゾラニ・テテは、長身サウスポーの技巧派として知られる。
2017年11月には世界戦史上最速の11秒KOでシボニソ・ゴニャを敗り、初防衛に成功し世間の度肝を抜いている。
 
テテが180cmを超えるリーチを活かして、アロイヤンを寄せつけずに勝つのでは? と言われているが、一部では元トップアマの実力も侮れないとの予想も。
 
ド派手なKO決着は考えにくいが、間違いなく注目試合と言えそうである。
 
「きたぜ亀田和毅。アビゲイル・メディナと暫定世界戦決定。予想は7:3くらい?「2階級制覇をかけて」でいいの?」
 

ゾラニ・テテが登場するぞ。てか、ミーシャ・アロイヤンって誰? は? アマチュア実績すげえんだけどw

ゾラニ・テテのWBSS一回戦が近づいている。
2017年の11秒KOは、先日の井上尚弥にも負けないほど凄まじい衝撃をファンに与えた。
一瞬の踏み込みからのアッパーがガードの間を突き抜け、挑戦者シボニソ・ゴニャを光のかなたへ。
 
そのKOの余韻を残したまま、ベテランサウスポーのオマール・ナルバエスを塩漬けにして2度目の防衛。
Twitterで井上尚弥との対戦を望んだりとビッグマッチへの意欲も高く、メンタル面にも期待が持てる選手である。
 
「井上尚弥がワンパンKO。パヤノを瞬殺ってマジっすかw ロドリゲスだ? いくらでもかかってこいよだね」
 
対するミーシャ・アロイヤンだが、例によって僕はこの選手のことをまったく知らなかった。
 
268勝12敗とかいう意味不明なアマチュア戦績の持ち主であることも先ほど知ったし、この試合がプロ5戦目なのにも驚いた。
もっと言うと、プロフィールを見てサウスポーだということを初めて知るくらいの体たらくである。
 
当然試合など観たことはなく、マジで「君、誰?」状態だったことを告白するww
 
「ミーシャ・アロイヤンだ? 聞いたことねえな」
「どんな選手か知らんが、どうせテテのリーチで塩漬けされて終わりでしょ」
 
まさかアマチュアで268勝もしている実績十分のパイセンだったとは。
 
「拳四朗がメリンドに圧勝!! これを待ってた。WBSS観戦はテレビでよかったなという話」
 
すまんミーシャ。
完全に舐めてました。
 
だって、名前からして強そうじゃないんだもん。
 
もっとこう、主人公感を出してくれないと。
ロドリゲスとかバーネットとかアルバレスとか。
 
「ミーシャ」はちょっとキュート過ぎるからな。
今回は大目に見るが、今後は気をつけてくれ(は?
 
「エマヌエル・ロドリゲスvsジェイソン・モロニ―予想。難関ロドリゲスと期待のモロニー。井上尚弥ネクストパッキャオへの道」
 

アロイヤンなかなかいいぞ? ゾラニ・テテの勝利濃厚説がががが……

そして、アロイヤンの試合を適当に眺めたのだが、ん? ちょっと待てよ。これは案外わからないんジャマイカ?
てっきりゾラニ・テテの塩漬け圧勝だろうと思っていたが、どうやらそんな簡単な話ではない。
 
というより、アロイヤンパイセン、なかなかよくないっすか?
普通にテテ陥落もあり得る? かも?
 
「ダニエル・ローマンがギャビン・マクドネルをKO! い〜い試合でしたね。右のオーバーハンドのタイミングが」
 
まず、この選手は基本的に見切り中心の技巧派で、奥足重心で軽いパンチを当てていくスタイル。
低いガードで相手のパンチをギリギリのスウェーでかわし、打ち終わりを狙って踏み込む。
 
パッと見の印象では、リー・ハスキンスをよりディフェンシブにした感じか。
1発の威力はそこまでではないが、左右への動きと一瞬の踏み込みで的確にポイントを奪取するイメージかと。
 
また、相手の出方によってインファイトに切り替えることも可能で、今年2月のアレクサンダー・エスピノサ戦ではガードを上げて前進。常に近場で打ち合う試合運びで勝利している。
しかも終始オーソドックスで違和感なく打ち合い、インファイターのエスピノサを手数でねじ伏せた。
 
「井上拓真がヤップに勝利だって。これ、世界王者なれるんちゃう? ウーバーリ? ウォーレン? ペッチ?」
 
サウスポーで足が使えて見切りもいい。
器用にスイッチしつつ、接近戦もできる。
しかも、インファイターに当たり負けしないフィジカルもある。
 
繰り返しになるが、アロイヤンパイセン、なかなかよくないっすか?
 

ゾラニ・テテ攻略にはとにかくインファイト。被弾覚悟で近場で打ち合うのがてっとり早い

続いて王者ゾラニ・テテについて。
 
現在の戦績が27勝3敗21KOで、キャリアでの敗戦がファン・アルベルト・ロサス、モルティ・ムザラネ、ロベルト・ソーサに喫した3敗となっている。
 
これを見れば、ゾラニ・テテ攻略にはインファイトというのは明白過ぎるくらい明白である。
 
ガードを固めて上体を振り、リードジャブを弾きながら前に出る。
パンチの戻り際を狙って右を打ち込み、そのまま至近距離での打ち合いに巻き込む。
そして足を広げて逃げ道をふさぎ、コーナーに追い詰めて追撃を浴びせる。
 
・被弾への耐久力
・パリングとシフトウェイトで芯を外す防御
・前に出る圧力
・根気
 
だいたいこんな感じの条件を満たせば、テテに勝利できるイメージ。
 
「ライアン・ガルシアがモラレスに大苦戦? Facebook界のアイドルがゼエゼエ言いながら16連勝を飾る」
 
この選手は基本、規格外のリーチを活かしたリードで相手をくぎ付けにするタイプなので、ナルバエスや帝里木下のようにガードを上げてサイドに動いているだけでは何も起こらない。
 
両者ともに「どこかでチャンスが来るやろ」とのんびり構えているうちにラウンドが経過し、山も谷もなく判定負けを喫してしまった。
 
ムザラネやソーサのように、むしろ被弾前提で前に出た方がテテの脅威からは逃れられる。
 

勝敗予想はアロイヤンの判定勝利。インファイトでテテを押し切って勝つと予想します。だって、その方がおもしろいでしょ


マジな話、アロイヤンパイセンはどんな方法でテテ攻略に挑むか。
ここの選択がかなり勝敗を分けそうな感じだが……。
 
勝敗予想としては、とりあえず今回は思いきってアロイヤンの判定勝利でいこうと思う。
なぜなら、その方がおもしろい試合になりそうだから。
 
「フューリーがピアネタを寄せ付けず。陽気なクズが蝶のように舞い、蜂のように刺した10R」
 
考えられるアロイヤンパイセンの試合運びは、
・リー・ハスキンスっぽい見切りで勝負→塩試合確定?
・被弾上等のインファイト→大激戦?
の2つだろうか。
 
そして、
見切り勝負を選択した場合は、
通用せずにくぎ付け判定負け/序盤KO負け/翻弄して判定勝利
 
インファイト勝負の場合は、
パワーで押し切りKO勝利or判定勝利/カウンター被弾によるKO負け
 
予想される結末としては、だいたいこんな感じか。
 
「サンキューコバレフ、お前はサイコーだった。アルバレスに7RKO負けで王座陥落」
 
選択肢が多過ぎてまったくわからないのだが、個人的にアロイヤンパイセンはインファイトを仕掛けそうな気がしている。
理由は単純で、勝利の可能性が一番高そうだから。
 
距離をとって勝負した際の結末予想は「判定負け」「KO負け」「判定勝ち」。3つのうち、2つが負けである。
逆にインファイト勝負の場合は「判定orKO勝ち」「KO負け」で、2つに1つとなる。
 
「マイキーvsイースター感想。イースターがんばった。マイキーは淡々と左を出し続けて勝利」
 
過去の試合を観る限り、アロイヤンにムザラネのような防御技術? はなさそうだが、前に出れば確実に打ち合いには持ち込める。
リーチとスピードに慣れない序盤さえ注意すれば、KO負けは回避できるのではないか。
 
仮にサイドに動きながらのカウンター狙いで勝負しても、ナルバエスや帝里木下ほどの無力感はないと思うが、どちらかと聞かれればインファイトかなと。
 
何となくだが、序盤2Rで足を使い、「これはダメだ」と判断。3Rからインファイトに切り替える流れになる気がしないでもない。
ウェルター級のレイモント・ピーターソン的な?
 
「スペンスがピーターソンを圧倒してギブアップ防衛。ボコボコやねピーターソン。スペンスは階級アップした方が」
 
まあ、どちらにしても楽しみな試合ではある。
一番ノーマークだった試合が、実は一番ワクワクするという謎現象ねww
 
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