井上拓真がタパレスに挑戦!! って、何を焦ってるんだ拓真さん。タイトルマッチは経験を積んで1年後でもいいんじゃないか?【予想】

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セブ島ビーチイメージ
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WBO世界バンタム級12位の井上拓真が2016年12月、同級王者マーロン・タパレスに挑戦することを所属する大橋ジムの大橋会長が9月5日に発表した。

20歳の井上拓真はWBO世界S・フライ級王者である井上尚弥の実の弟。当日は兄・尚弥の防衛戦とIBF世界L・フライ級王者八重樫東の防衛戦と併せ、トリプル世界戦での開催が予定されている。

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モンスターの異名を持つ兄・井上尚弥に続き、拓真は見事タイトルを奪還することができるか。2016年末、兄弟での同時世界王者誕生に期待が集まる。

タパレス戦は早い? 井上拓真の挑戦は無謀なのか? よく知らんけど

井上拓真vsマーロン・タパレス戦決定!!

9月4日にフローイラン・サルダールとの53kg契約10回戦で判定勝利を収めた井上拓真だが、次戦で世界タイトルに挑戦することが決定した。

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この一報に対し、ファンの間ではどちらかというと否定的な意見が多いようである。

「サルダール戦を観ると、まだタイトルマッチは早い」
「タパレスに挑戦は無謀過ぎる。兄貴なら勝てる可能性があるが、拓真では……」
「まともにバンタム級で試合をしたことがないのにやばいんじゃないの?」

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確かに53kg契約とはいえサルダールはもともとS・フライ級の選手である。バンタム級の試運転と考えると、ちょっと違うという気がしないでもない。

内容的にも初回にダウンを奪われるなど、決して満点の出来だったとは言えず、調整試合も挟まずいきなりタイトルに挑戦するのは時期尚早だという意見ももっともである。

ここまでお読みになっていただいてお気づきかもしれないが、僕は井上拓真のことをよく知らない

そもそも井上尚弥にもそこまで興味があるわけではなく、日本ボクシング界の期待値の高さに乗っかってあれこれ言っているに過ぎない。以前にも申し上げた通り、たとえ井上尚弥が負けてもぶっちゃけ何とも思わない。

「井上尚弥が拳を痛めないために? 井岡スタイルに変更すればいいんじゃない?」

そして弟である井上拓真への興味はさらに薄く、ちゃんと試合を観たのは今回のサルダール戦が初めてである。

なので、タパレス戦への否定的な意見を聞いても「へぇ~、そうなんだ~。大変だね~」くらいの思いしか沸かず、あまり心が動くこともない。

ただ、一部では兄・尚弥よりも期待値が高いという噂を耳にしていたので、今回のサルダール戦を兄貴のついでに観てみるかと思った次第である。

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井上拓真を観た感想は兄貴の小型版。というか、赤穂亮を連想した

今回、井上拓真を観た感想は、
「これアレだ。めっちゃ練習してる赤穂亮だ

前評判が高かったのでそれなりに期待していたのだが、正直僕にはよくわからなかった。
兄貴の小型版というか、基本的にはフィジカルでゴリ押しするスタイル。兄貴よりは若干手数が少ない印象だが、根っこの部分では似た者同士なのかなといった感じだった。後は左があまり使えないのかな?

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もちろんサルダールに勝つのだからいい選手なのは間違いないのだろうが、そこまでピンとはこなかったなぁというのが本音である。

恐らく井上拓真は兄貴同様、膨大な練習量で基礎を固めた選手なのだろう。
どれだけ打ち続けても威力が落ちないコンビネーションなど、フィジカル面の強さは確かに凄まじいものがある。恐らくあの強靭な下半身とバランス感覚は井上兄弟の鉄板なのだ。

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その類まれなるフィジカルをベースに、試合前には相手を徹底的に研究して戦略を練る。相手の出方や試合運びを入念に話し合い、作戦を立てる。
そして、その作戦を遂行するための練習をひたすら反復し、徹底的に身体に覚え込ませる。やり残しのないよう、細部にいたるまで徹頭徹尾作り上げるのである。

そこまで準備した上で、リングの上では何も考えずに身体能力で制圧する
周到かつ完璧な予習を経て当日を迎え、本能のままに相手をなぎ倒すスタイルである。
つまり、めっちゃ練習してる赤穂亮だ(赤穂が練習していないと言っているわけではない)。

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聞くところによると、井上拓真は今回の試合で若干スタイルが変わっていたらしい。以前に比べてパワー偏重の傾向が強くなったとのことである。

試しに過去の試合をいくつか観てみたのだが、確かに今回ほど前のめりではなかったかもしれない。さらっと流しただけなので何とも言えないが。

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ただ、試合後の「53kgの試合は初めてだったが過去一番動きがよかった」というコメントを聞く限り、変わったというよりも「戻った」というのが正確なのではないだろうか。
兄のゴリ押しスタイルにインスパイアされたという意見もあるようだが、減量苦から解放されたことで拓真本来のスタイルを取り戻したと考えるのが自然だと思うのだが、どうだろうか。
それがよかったかどうかは別にして。

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勝敗予想はタパレスの11RKO勝ち。井上拓真が勝つのはかなり厳しいか? まあ、プンルアンよりは可能性があるのかな

井上拓真が挑戦するマーロン・タパレスだが、多くの方がおっしゃるようにかなりいい選手である。先日WOWOWエキサイトマッチでO.Aされたプンルアン・ソーシンユーとのタイトルマッチなどは、それこそ年間最高試合候補になるほどの好試合だったと思う(ついこないだ、河野vsコンセプシオン戦が年間最高試合で決まりとか言ってたヤツがいたなww 僕だけど)。

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いや、冗談抜きで本当にいい試合だった。倒し倒されのエキサイティングな展開はもちろん、両者が激しくインサイドのポジションを奪い合う大激戦だったのではないだろうか。

そうか。
井上拓真はこの選手に勝たなくてはならないのか。
よくわからないが、相当厳しい試合になりそうな予感がするな。

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拓真のスピードと腕力がどこまで通用するかだが、何となく「懐に入られて左ストレートを浴びてグラついたところに右フック、返しの左がボディに突き刺さってダウン」みたいな流れになりそうな気がする。
プンルアンの鋭角なボディ打ちを井上拓真が再現できるとは思えないんだよな。

でもプンルアンに挑戦するよりはまだ可能性があるのかな?
何とも言えないところだが。

ただ、アローヨにも当たり負けしなかったサルダールをあれだけ押しまくったわけだし、もしかしたら力技でねじ伏せられるかも……。

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まあ、とりあえず勝敗予想はタパレスの11RKO勝ちにしておくか。
マジで予想もクソもないのだが。

う~ん……。
やっぱり思い入れのない選手だとかなり適当になっちゃいますね。
ちょっと和氣慎吾のときとテンションがかぶるww

「やっとか! 和氣慎吾。ジョナサン(ジョナタン)・グスマンとの世界王座決定戦を予想する」

それでも日本ボクシング界の期待を背負った井上兄弟のタイトルマッチなので、ぜひともがんばってもらいたいですが。

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