Frentopia公式ブログ

ヤクルトはなぜ弱くなったのか。2015年の優勝時と2017年では何が違ったのか。意外と球場にも原因があるかもよ?

趣味, 野球観戦, 雑談 | 2018年2月2日 | タグ: , , , ,

このエントリーをはてなブックマークに追加
follow us in feedly

野球アイコンイメージ
143試合45勝96敗2分 セリーグ6位。
勝率.319(ホーム30勝40敗 勝率.429、ビジター15勝56敗 勝率.211)。
これが2017年シーズンの東京ヤクルトスワローズの最終成績である。
 
セリーグを制した広島カープに実に44ゲーム差を離されてのダントツ最下位。5位中日にも15.5ゲーム差をつけられ、球団ワーストの96敗を喫するというおまけつき。
2015年に優勝を飾ったチームが、わずか2年で目を疑うような惨状である。
 
シーズン中に真中監督の辞任が発表され、シニアディレクターを務めていた小川淳司が2014年以来の再登板。
MLBから青木宣親の復帰も決まり、新たな助っ人外国人の獲得にも成功した。
 
2018年シーズンの巻き返しを狙うが、果たしてどこまで持ち直すことができるか。
 
「見たか貴様らww これが松坂大輔さんだよww そこにいるだけで人が群がるカリスマ性、佇まいが絵になる男が中日合格」
 
というわけで、今回は「ヤクルトはなぜ弱くなったのか。2015年の優勝時と何が違うのか」と題して、2015年の優勝時と2017年を比較しながらヤクルト弱体化の原因を考えていきたい。
 
「中日松坂大輔さんが開幕ローテ決定的? らしいけど、オープン戦最終登板を観た感想を言っていくぞ」
 
見事な優勝を飾った2015年から、わずか2年でなぜここまで落ち込んだのか。
また、2015年のチームが勝てた要因は何か。
 
「ソフトバンクが4勝1敗でヤクルトを下し日本シリーズ優勝!! 第五戦の勝利で連覇を達成!!」
 
2015年と2017年シーズンの数字を見比べつつ、独断と偏見のみで考えていきたい。
 

2015年ヤクルトと2017年ヤクルトのチーム成績比較。哀しくなるくらいの惨劇。こりゃ勝てませんわww 「真中辞めろ」じゃねえんだよww

●東京ヤクルトスワローズ2017年
143試合45勝96敗2分 勝率.319(6位)
打率.234(6位)
打点.449(6位)
本塁打95(6位)
OPS.644(6位)
 
防御率4.23(6位)
先発防御率4.16(6位)
救援防御率4.35(6位)
奪三振1011(5位)
被本塁打157(6位)
被打率.247(6位)
QS率48.95%(5位)
 
 
●東京ヤクルトスワローズ2015年
143試合76勝65敗2分 勝率.539(1位)
打率.257(1位)
打点.547(1位)
本塁打107(2位)
OPS.699(1位)
 
防御率3.31(4位)
先発防御率3.68(5位)
救援防御率2.67(1位)
奪三振935(6位)
被本塁打112(5位)
被打率.247(4位)
QS率51.05%(5位)
 
上記が、ヤクルトスワローズの2017年と2015年の主な数字の比較である。
 
「松坂大輔2018年成績予想。ついにこの季節がやってきました。ほら見ろ、松坂はすげえだろが。あ?」
 
ダントツの最下位に沈んだ2017年と優勝した2015年で、いったい何が違ったのか。
と言っても一目瞭然なのだが、もっとも大きな原因はまったく打てなくなったこと。
 
見てわかるように、2017年のヤクルトの打撃成績は軒並み6位。主だった数字でことごとくドンケツの成績を叩き出している。
また、投手成績の方もほぼすべての部門で6位。奪三振とQS率はかろうじて5位にとどまったが、それ以外は壊滅的である。
 
「中日ディロン・ジー獲得だっはー!! 先発不足のチームの救世主となるか。2018年の成績を予想してみる」
 
「2015年も投手成績はよくない。2017年と大して変わらないじゃないか」と思うかもしれないが、全然違う。
 
防御率は3.31→4.23
被本塁打は112→157
QS率は51.05%→48.95%
 
重要な3つの数値がガタ落ちしていることがわかる。
 
つまり、2017年のヤクルトは「打てないし守れない」チーム。
中でも打撃陣の低迷は異常なレベルで、普通に考えてこんなチームが勝てるわけがない。
 
あまりの弱さに業を煮やしたファンが真中監督に「辞めろ」と罵声を浴びせていたが、的外れもいいところである。正直、監督をスケープゴートにしてストレスを発散しても何も解決しない。
 
2017年は悪夢だと思って忘れた方がいいくらいの悲惨さである。
 
「躍動する大谷翔平。「動く球を覚えるべき」でも「メジャー仕様にモデルチェンジしたから勝てた」んでもないと思うよ」
 

強力な打撃陣とリリーフ3人が弱い先発陣を支えた2015年。真中監督の運用もよかった


そして、優勝した2015年のヤクルトがどんなチームだったかについてだが、これまた一目瞭然。
リーグトップの打力と豊富な救援陣が、若干頼りない先発陣をカバーしたチームである。
特に真中監督がうまく救援陣を運用し、最後まで落ち込むことなくシーズンを乗り切ったことは大きかった。
 
「阪神ディエゴ・モレノ誕生。150km右腕が日本で活躍できるかを予想してみる。田中マー君とも同僚だったんだってさ」
 
打撃陣で言うと、
2 川端 .336 57 8(打率 打点 本塁打)
3 山田 .326 100 38
4 畠山 .268 105 26
5 雄平 .270 60 8
の並びはすごかった。
 
シーズン終盤、ここに故障明けのバレンティンが加わり、
2 川端
3 山田
4 畠山
5 バレンティン
6 雄平
という切れ目のない打線を形成。
トリプルスリーの山田を中心に、まさしく物量で相手をねじ伏せる攻撃陣である。
 
「大エース松坂大輔の復活。550日ぶりの一軍登板は5回3失点で初黒星。そんなことより中日がクッソ弱いんだがww」
 
また、救援防御率1位のリリーフ陣を支えたのは、間違いなく助っ人の3人。
 
ロマン 61試合 5勝5敗 78.2回 防御率2.36
オンドルセク 72試合 5勝2敗 70.1回 防御率2.40
バーネット 59試合 3勝1敗41S 62.2回 防御率1.29
 
主に7回のロマン、8回のオンドルセク、9回のバーネットと、QS率51%とやや物足りない先発陣を見事に支えてみせた。
そこに74試合登板、防御率2.36の数字を叩き出した便利屋秋吉、シチュエーションレフティの久古。
勝ちパターンを休ませるためのBチームのリリーフを徳山や松岡、中澤が担う。
 
2014年は4.58で6位だった救援防御率を、リーグ1位の2.67まで引き上げた真中監督の手腕は本当にすばらしかった。
 
「中日が松坂大輔さんを獲得しなくてはならない理由。日本球界の功労者に対する敬意が足らんよ敬意が」
 

そして誰もいなくなった……。2017年シーズンでは優勝時に活躍したメンバーが軒並み消えちゃったよね

それを受けて2017年シーズンを振り返ると、2015年のメンバーがゴソっと消えていることに気づく。
 
川端、畠山は故障でシーズン絶望。
雄平やバレンティンも一時期戦列を離れる異常事態。
 
頼みの山田は2016年終盤に受けたデッドボール以降、調子が上がらず。
最終成績は打率.247 打点78 本塁打24とそこまで悪い数字ではないが、2年連続トリプルスリーの実力を考えればまったく物足りない。
 
「敗因は実力? 采配? 侍ジャパン敗退。アメリカに準決勝で2-1で敗れて世界一奪還ならず。小久保監督は退任の意向」
 
投手陣については、もはや「悲惨」以外の言葉が見つからない。
2015年のバーネット、2016年のオンドルセク、2017年のジョシュ・ルーキと3年連続でクローザーの助っ人が退団。ロマンをポイ捨てして獲得したルイス・ペレス、カイル・デイビーズは1年でクビ。
 
2017年のロス・オーレンドルフはからっきし。そこそこがんばったプレストン・ギルメットもポイ。契約更新を勝ち取ったのはデービット・ブキャナンのみというあり様である。
 
さらに2015年にリリーフとしてチームを支えたメンバーは軒並み成績を落とし、2017年時点で生き残っていると言えるのは秋吉、松岡くらい。
あまりのリリーフの足りなさに、どう見ても適性がない成瀬を敗戦処理に駆り出す始末。
 
「目指せNPB! WBCで就活中の外国人選手たち。「日本でできれば最高」? でも、そんな甘いもんじゃないのだよ」
 
そして、その中でももっとも落ち込んだのは、やはりエースの石川雅規ではないだろうか。
2015年の成績が13勝9敗 防御率3.31 QS率52.00%。
2017年の成績が4勝14敗 防御率5.51 QS率34.78%。
イニング数も146.2→123.1と激減、被打率は.272→.303と散々な結果である。
 
もう1人のエースの小川泰弘は、
2015年の成績が11勝8敗 防御率3.11 QS率70.37%、
2017年の成績が8勝7敗 防御率2.83 QS率66.67%
と唯一奮闘したが、シーズン途中でリリーフに回されたり故障離脱したりと、終わってみれば投球回を168→124と大幅に減らしてしまった。
 
「ビッグフライ オオタニサン!! 野球観戦の情熱が減退する中、大谷翔平のホームランでワクワクするだけの簡単なお仕事」
 
真中監督の「小川のリリーフが失敗した時点で手詰まりになった」とのコメントでもわかるように、2017年のヤクルトはマジでやりようがなかった。
 
「大谷翔平の課題はスライダーかな。スプリットがダメ日は投げる球がなくなっちゃう。早急に球速をアップしてスラッター化したいね」
 

「打てないし守れない」ヤクルトスワローズ。得意なはずのホームゲームでも勝てなくなり、苦手なビジターはより苦手に

申し上げたように2017年のヤクルトが勝てなかったのは、主力の相次ぐ故障で打撃成績がガタ落ちしたこと。
さらに、優勝した2015年の投手陣が軒並み成績を落とし、それに代わる選手が出てこなかったこと。
つまり、単純に「打てないし守れない」チームが勝てるわけないよねという話である。
 
勝敗の内訳を見ると、2015年はホームで45勝26敗、ビジターで31勝39敗。
これに対し、2017年はホームで30勝40敗、ビジターで15勝56敗。
ヤクルトはもともと「内弁慶」と揶揄されるようにホームゲームに強いチームなのだが、2017年はその特性すらも霞んでしまった。
 
「平成最後の夏が終わる。批判もあるけどクソほど感動したよ。大阪桐蔭が金足農業を敗り史上初2度目の春夏連覇」
 
2015年はホームで19の貯金を作っていたが、2017年には借金10。
ビジターでは借金8→41とさらにシャレになっていないのだが、得意なホームで勝てなかったのはマジで痛かった。
 
「片手間で成功したってええやん。楽して金稼いで何が悪い? 新庄「野球なんて、マジバイト」←ステキやんww」
 
ヤクルトの本拠地である神宮球場は、両翼が狭くホームランが出やすい。ヤクルトのように薄い投手陣を打撃でカバーするチームにとっては最適なヒッターズパークである。
 
だが、その神宮球場でのチーム打率は2015年.272→2017年.247、チーム防御率も2015年3.05→2017年4.71。被本塁打に至っては、2015年56本→2017年101本と見事に倍増している。
まさしく「自分たちがやりたい野球を相手にやられていた」というヤツ。
 
「松坂大輔の熱い123球に感動ww やっぱりすげえわコイツ。あの空気感を出せるのは選ばれた選手だけ」
 
繰り返しになるが、ヤクルトが低迷した一番の原因は「打てないし守れない」こと。
とはいえ、たった2年でこれだけ悪化するのはさすがに異常である。
 
いくら戦力をやりくりしても、優勝の翌年に成績が落ちるケースは多い。
特に経験の少ないリリーフが1年だけの活躍で消えていくというのは結構な頻度で起こり得る。
長年エースとしてチームを支えた石川雅規も、年齢的にだいぶガタがきているのだと思う。
 
それを踏まえた上で、他に要因がないかと調べてみたところ、どうやら神宮球場のパークファクターが影響しているのではないかという結論に至っている。
 
「三浦大輔と黒田博樹の引退があまりにも見事で、FA移籍と生え抜きへの考えが揺らぎそうになった件」
 

2015年の神宮球場は思いっきり投手有利のパークファクターが出ている。エース石川雅規の復活もこれが大きかったんじゃないの?

「明治神宮野球場[1962-] – 球場別PF」
 
上記のページは神宮球場のパークファクターを1962年から調べたものである。
 
ここは有能野球ニキの1人が作成されているページで、僕も結構な頻度で利用させていただいている。世の中の数いる有能野球ニキには本当に感謝しかない。
 
注目したいのは、左から5番目にある「得点」(得点パークファクター)の項目。
「得点パークファクター(PF)とは」
 
神宮球場での得点PFが、
 
2017年 1.41
2016年 1.13
2015年 0.98
2014年 1.18
 
と出ているのだが、この数値が表しているのは得点の入りやすさ
平均的な球場を「1」とした場合、該当球場ではどれだけ点が入りやすいか。
 
「2018年に横浜DeNAベイスターズがセリーグ優勝する理由」
 
2014年の場合だと、平均的な球場に比べて神宮球場は1.18倍得点が入りやすかったことを意味している。
 
要は、この数字が「1」より大きければ大きいほど打者有利、小さければ小さいほど投手有利の球場ということになる。
 
「大谷165kmキター!! 大谷のストレートの質が悪い? ファールされる160kmより空振りが取れる140kmの方が上? そうなの? なあ野村克也」
 
そして、ヤクルトが優勝した2015年の得点PFが「0.98」。
ダントツの最下位に終わった2017年は「1.41」。
2015年の神宮球場は投手有利の数字が出ていたのに対し、2017年は歴史的なヒッターズパークだったことがわかる。
 
 
では、この2015年と2017年では何が違ったのか。
基本的に打者有利の数字が並ぶ中、なぜ2015年だけ突出して投手有利の数字が出たのか。
 
答えは、備考欄に記載されている「人工芝張替え」
過去をさかのぼっていくと、人工芝の張替えを行ったシーズンに投手有利の得点PFが出る傾向があることに気づく。
 
なお、他球場でも似たような状況になっている。
「東京ドーム[1988-] – 球場別PF」
 
福岡ヤフオクドームはホームランテラスを設置した影響で凄まじいヒッターズパークと化していたが、人工芝を張替えた2017年シーズンはそれをはるかに上回る投手有利の得点PFを叩き出している。
「福岡ヤフオクドーム[1993-] – 球場別PF」
 
多少例外やバラツキはあるが、概ね「人工芝張替え」直後のシーズンに投手有利の得点PFが出る傾向が強い。
 
「ベイスターズCS初進出に際して愚将中畑清を語る。まあCS進出は1年遅かったよな。三浦大輔引退は仕方ないよあの球威じゃ」
 
思うに、2015年のヤクルトはこの要素が大きかったのではないか。
 
神宮球場の人工芝張替えを行ったことで球足が弱まり、投手陣の弱さをカバーした。
石川雅規のように平均球速が低く(2017年は134km)、両コーナーに沈む球を投げてゴロを打たせる投手は特に大きな恩恵を受けた。
また、これによってヤクルト投手陣全体の実力も底上げされ、例年に比べて活躍の場が広がった。
 
「ヤクルト、人工芝一新で守備力アップ! 「ゴロのアウトが増える」」
 
そして、その人工芝がヘタってきたせいで、2017年の神宮球場は歴史的なヒッターズパークと化し、石川雅規のようなゴロタイプの投手がモロに割を食った。
 
もしかしたら、ゴロを打たせても内野の間を抜けてしまうためにコースを狙わざるを得なくなり、逆に打ち頃の球が増えた可能性もある。
 
いろいろな意味で、ヤクルトにとっては最悪の要因が重なったシーズンだったのではないだろうか。
 

2018年シーズンに飛躍するチームはどこ? 実は横浜DeNAベイスターズに優勝のチャンスがあるんでね?

2014年東京ドーム人工芝張替え→得点PF0.97 巨人優勝
2015年神宮休場人工芝張替え→得点PF0.98 ヤクルト優勝
2017年ヤフオクドーム人工芝張替え→得点PF0.88 ソフトバンク優勝
 
その他の球場でも人工芝張替えを行ったシーズンに本拠地のチームが成績を向上させたり、得点PFが投手有利に変動するケースはかなりの頻度で見られる。
 
もちろん上位争いできる戦力があることが必須条件だが、恐らくヒッターズパークを本拠地とするチームにとって人工芝張替え直後のシーズンはチャンスなのだと思う。
 
「野球は長い。5回にしろ(松本人志)それいいかも(上原浩治)←野球が5回になったら人気低迷に歯止めはかかるの?」
 
そう考えると、2018年シーズンに飛躍が期待されるチームは横浜DeNAベイスターズということになるのだが……。
「DeNA本拠芝張り替え 苦手巨人&ソフトBと同じ」
 
 
ちなみにだが、横浜スタジアムで内野の人工芝を張り替えた2003年は、なぜか突出して打者有利の数字が出ていることをつけ加えておく。
 
「横浜スタジアム[1978-] – 球場別PF」
 

 
Majestic(マジェスティック) NPB 東京ヤクルトスワローズ グッズ レプリカ キャップ (ネイビー) – Free
 
第4回 ファンが選ぶ「東京ヤクルトスワローズ2017」 トレーディングカード BOX商品 1BOX=12パック入り、全127種類
 
東京ヤクルトスワローズ YSロゴジャケット(M)ウィンドブレーカー
 

自費出版 ブログランキングへ
 
【個人出版支援のFrentopia オンライン書店】送料無料で絶賛営業中!!


このエントリーをはてなブックマークに追加
follow us in feedly

サイト内検索

最近の記事
カテゴリー
タグ一覧
Amazon e託 DIY HP作成 MLB NPB PDF販売 Trados 2014 Word お知らせ サッカー スポーツ観戦 テニス観戦 ドラマ バスケットボール ボクシング観戦 ラグビー 仕事 会社 使い方 個人事業主 個人出版 個人出版支援 出版 口座開設 執筆 屋号 新生活 日常 映画 更新 書籍 格闘技 梱包 生活 編集 翻訳 自費出版 野球 開業 開業準備 集客 雑記 雑談 電子書籍
カレンダー
2019年9月
« 8月    
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

Amazonでも販売中です!!


上へ