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盛りだくさんの大みそかRIZIN20感想。美憂、ハム・ソヒ、未来、天心、ケイプ。今までで一番の見ごたえ【2019.12.31】

趣味, 雑談 | 2020年1月4日 | タグ: , , ,

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MMAイメージ
2019年12月31日、さいたまスーパーアリーナで行われたRIZIN20。
 
・白鳥大珠vs大雅の再戦
・石井慧の瞬殺KO負け
・扇久保vs石渡の魂の殴り合い
・RENA勝ってよかった
・ムサエフvsピットブルの世界基準
などなど、見どころ満載の1日だった。
 
表題の通りなのだが、僕の中ではRIZIN立ち上げ以来最高の出来。地上波放送や翌日のGyaoでの見逃し配信を含め、大満足の興行だった。
チケットもソールドアウトだったらしいし、マジで大成功と言っていいのではないか(視聴率はだいぶ厳しかったらしいけど)。
 
 
そして、今回はその中から特に印象に残った試合の感想を適当に語ってみたいと思う。
まあ、多くの方が挙げると思われる試合をそのまま列挙するだけなので、意外性という意味ではほぼゼロなのだが。
 
「5R制ボクシングおもしれえ。エンタメ寄りの選択肢としてはマジでアリ。KOD トーナメント決勝戦を現地観戦してきた」
 

第3試合 ○山本美憂vsアム・ザ・ロケット×(判定3-0)

僕が「RIZIN発のスター」「判定のカリスマ」と名付けた山本美憂パイセンが前回のハム・ソヒ戦での完敗を経て、再起戦でアム・ザ・ロケットに3-0の判定で勝利した一戦。
 
「“判定のカリスマ”山本美憂を見ろ。RIZIN発のスターは朝倉未来じゃなく山本美優だから。DQN一歩手前のスレスレ感が一番カッコいい」
 
感想としては、やっぱり山本美憂はすごかった。
アム・ザ・ロケットはムエタイベースでグランドも得意なオールマイティの選手だが、残念ながら今の山本美憂の相手ではない。
得意なはずの打撃でゴリゴリ押され、グランドでは常に上のポジションをキープされる。
 
全局面でフィジカルモンスターっぷりを見せつけた山本美憂がアム・ザ・ロケットを終始圧倒しての判定勝利。「判定のカリスマ」の通り名(僕が決めた)に偽りなしの実力を発揮した。
 
 
以前も申し上げたが、山本美憂がRIZINの舞台で勝てるようになったのは打撃技術が向上したため。
 
スタンドで打ち負けない強さが身についたおかげでより優位なポジションでグランドに移行できるようになり、持ち前のフィジカルを活かす流れを見つけた。相変わらず一本を奪う決定力は不足しているが、相手を無力化して3R凌ぎきるスタイルはマジで「判定のカリスマ」(僕が決めた)と呼ぶにふさわしい。
 
ついでに言うと、化け物的なスタミナもこの選手の大きな武器の一つ。
長時間のグランドでの攻防のあと、立ち上がった瞬間からフルで動ける体力はスーパーアスリートとしか言いようがない。
 

第12試合 ○朝倉未来vsジョン・マカパ×(判定3-0)


RIZINの1勝3敗で迎えたRIZINvsBELLATOR対抗戦の大将戦。
相手のジョン・マカパはキャリアで喫した4敗はすべてトップ選手という強豪で、恐らく朝倉未来にとっては過去最強。グランドが得意なマカパのタックルを防げるかに注目が集まったわけだが……。
 
やはり朝倉未来はさすがだったなと。
朝倉未来はフェザー級では身体が大きく腰も強い選手で、僕は今までこの選手がまともにテイクダウンを食ったシーンを観たことがない。
 
それは今回のマカパ戦でも十分発揮され、テイクダウンを狙うマカパをことごとく退けてみせた。
そして終始スタンドでマカパを圧倒し、抜群のタイミングでカウンターを何発も入れての快勝。団体戦の戦績も2勝3敗とし、RIZINの面目も保った一戦となった。
 
試合前から本人が「俺の方が強い」と繰り返していたが、本当にナイスファイトだったと思う。個人的にはこの日のベストバウトと言っていいと思う。
 
「BELLATOR JAPAN(ベラトール・ジャパン)現地観戦感想。ケージファイトを初めて現地で観たけど、アリやなこれは」
 
ちなみにだが、朝倉未来は基本的にカウンター狙いの待ちのタイプ。間合いを支配して相手を自分のペースに引きずり込むスタイルなので、どうしても手数の多い試合にはなりにくい。
 
ただ、この選手が作り出す独特の空気感というか、相手との空間に漂う張り詰めた緊張感には謎の磁力がある。本人のまとう雰囲気を含め、こう着状態がそのまま絵になる選手
 
イメージ的にはボクシングのギジェルモ・リゴンドーを若干攻撃型に傾倒させた感じか。
 

第13試合 ○ハム・ソヒvs浜崎朱加×(判定2-1)

僕はこの試合に関して、問答無用でハム・ソヒを応援していた。
 
理由は僕がハム・ソヒのファンであること、前戦で同じくファンである山本美憂に勝利したこと。
そして、もっとも大きな理由が僕が藤井恵のことが大嫌いであること。
 
何度も申し上げているように僕はRIZINが好きである。
毎回中継も楽しみにしているし、現地観戦にも行っている。今後もチャンスがあれば可能な限り追いかけていきたいと思っている。
 
ただ、毎回解説席に座る藤井恵だけは別。
現役時代から僕はこの人のことが大嫌いで、RIZINの中における唯一の汚点と言っても過言ではない(僕の中では)。
 
個人的に浜崎朱加にネガティブな感情はないが、申し訳ないことに藤井恵と親交があるというだけでアウト。残念ながらハム・ソヒを全力で応援せざるを得ないのである()
 
 
そして、ハム・ソヒが勝って本当によかった。
試合が終わった瞬間は浜崎朱加の勝利かと思ったが、判定結果を聞いて「おお、マジかよ」(ハム・ソヒ本人も驚いていた)と。
中継を観る限りは浜崎が終始ペースを握っていたように見えたのだが、改めて試合を観直すと、なるほど確かに。ダメージ面では若干ハム・ソヒが上回っていた感じで、まあ妥当かなという印象である。
 
 
前澤智の顔面に膝蹴りを入れてコーナーポストとサンドイッチにしたり、グランドで浜崎朱加の後頭部に全力で肘を連打したり。以前にも申し上げたが、ああいう躊躇のなさがハム・ソヒの最大の持ち味だと思う。
 
「山本美憂がハム・ソヒのMADに沈む。打撃とタックル対策で圧勝。改めてすげえわハム・ソヒ」
 

第14試合 ○那須川天心vs江幡塁×(1R2分46秒TKO)

キックボクシングの軽量級日本人ファイターの中では3指に入ると言われる江幡塁。先日KNOCK OUTのワンデイトーナメントで優勝し、満を辞してのRIZIN参戦。RISE王者那須川天心との頂上決戦となった。
 
……はずなのだが。
 
結果は那須川天心が3度ダウンを奪っての1RTKO。江幡塁がスピード差に面食らっているうちに那須川の猛攻を浴び、何もできずに瞬殺されるという結果に。
 
 
江幡塁の過去の試合を観ると、どちらかと言えばムエタイ寄りで、僕の中では“オーソドックスなキックボクサー”という印象だった。
 
正直に申し上げて、これでは那須川天心にかなうとは思えない。スピーディな出入りとアクロバティックな動きについていけず、翻弄されまくるのではないか。何とも言えないところだが、江幡塁がアップセットを起こすのは相当難しいと思っていた。
 
とはいえ、まさかこんなに一方的になるとは。
リング上で向かい合った瞬間に那須川天心の肩周りのデカさに驚き、試合開始とともにパワフルな連打とハイスピードな猛攻にドン引き。カウンターをもらっても気にせず前に出続け、豪打を爆発させてKO勝利する姿に開いた口が塞がらないww
 
なるほど。よくよく見たら今回は56kg契約だったのか。
ここ最近はずっと58kgでやっていたせいかあまり馬力を感じなかったが、適正階級の那須川天心はここまでやベえのか。いつもよりも大きく見えたのもそのせいだったわけね。
 
と同時に、やはりこの選手のボクシングテクニックはすげえなと。
右を見せてからの左のストレートで顔を跳ね上げたり、いきなりの左でダウンを奪ったり。その上、今回は顔面だけでなくボディにも左を突き刺したりと、これまでよりもバリエーションが増えていたように思う。
 
「那須川天心が亀田興毅を圧倒。だからRIZINはパッキャオを口説いて那須川天心のボクシングデビュー戦の相手を調達しろと」
 
もちろん今後もキックボクシング中心にやっていくのだとは思うが、ボクシングの才能自体はマジで本物。海外でのボクシングデビューの道を真剣に模索してもらいたい。
 

第15試合 ○朝倉海vsマネル・ケイプ×(2R38秒TKO)

そして最後はこの日のメインである第15試合。
 
はっきり言って僕はこの試合、朝倉海の圧勝だと思っていた。
展開どうこうはよくわからないが、予想できる結末としては朝倉海のKO勝利or3-0の判定勝利。どちらにしても今の朝倉海がマネル・ケイプに負けることはまずないだろうと。
 
それがまさか。
あそこまで一方的にボコられて終わるとは……。
セミファイナルの那須川天心にも驚かされたが、この試合にはもっと驚いてしまった。
 
この2戦を観る限り、朝倉海には少なからず最強の幻想を抱きつつあったのだが。日本人選手が身体能力系のサウスポーに手も足も出ずに負けるパターンはボクシングの試合ではよく観るが、MMAでもその法則は当てはまるということか。
 
堀口恭司の1RTKO負けもそうだが、まさかマネル・ケイプのタイトルに扇久保博正が挑戦する展開になるとは。2019年の正月にフロイド・メイウェザーvs那須川天心戦の是非が各所で議論されていたときには頭をよぎりもしなかったww
 
「朝倉海w 堀口恭司もそこまで簡単ではないと思ってたけど、ホントに勝ってどうするw 試合観たことなかったけど」
 
なお、念のために2019年8月の朝倉海vs堀口恭司戦と今回の試合を比べてみたところ、朝倉海のあまりの動きの悪さにビックリした。
 
この選手の持ち味は何と言ってもカウンター。
軽快な前後のフットワークから相手の踏み込みをバックステップでかわし、すぐさま鋭いリターンを返す。強靭な足腰と持ち前の当て勘に内山高志仕込みのボクシングテクニックが上乗せされ、佐々木憂流迦の顎を1発で砕くほどの破壊力を身につけた。
 
だが、今回の試合では前後の動きにまったく精彩がない。
兄の未来が言うようにマネル・ケイプの連打に面食らって硬くなったのか、普通にコンディションが悪かったのかは不明だが、仮に堀口戦の動きができればあそこまで一方的にはならなかった気がしないでもない。
 
もちろんケイプの圧力によってカウンターを出す余裕を奪われたのはあると思うが、それ以上に本人の動きの悪さが目についてしまった(堀口戦と比べて)。
 
 
1Rの序盤、朝倉海の「俺が打ち合いで負けるの?」という表情はなかなか印象的だったよね。
 








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