プログレイスvsベラスコ感想。プログレイスすごいね。猛獣的な強さを感じる。そしてWBSSのS・ライト級がクッソ楽しみ【結果・感想】

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ルイジアナ州
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2018年7月14日(日本時間15日)、米・ルイジアナ州で行われたWBC世界S・ライト級暫定タイトルマッチ。同級王者レジス・プログレイスがランキング34位のファン・ホセ・ベラスコと対戦し、8R1分59秒TKOで勝利。初防衛に成功した試合である。
 
 
今年3月にジュリアス・インドンゴを2RTKOに下し、暫定王座を獲得したプログレイス。
初防衛戦の相手は20戦無敗の強豪ファン・ホセ・ベラスコだったが、序盤から力強い前進でペースを掴む。
 
上半身の動きでベラスコのパンチをかわし、戻り際に距離を詰めて攻撃に転ずる。
パワフルなスイングでベラスコを後退させ、終始ペースを渡さない。
 
中盤以降、ボディを嫌がるベラスコをどんどん消耗させ、計4度のダウンを奪っての完勝である。
 
「俺たちの井岡一翔(SANKYO)が大みそかに戻ってくる。日本人初の4階級制覇を刮目せよw」
 
これで戦績を22戦全勝19KOとしたプログレイス。
この試合はWBSS、S・ライト級トーナメントへの出場枠争い? 一回戦? も兼ねており、正規王者ホセ・カルロス・ラミレスとの統一戦が流れたプログレイスにとっては待望のチャンス到来と言える。
 
「アーノルド・ケガイって選手がいいなと思いました。WBSSバンタム級に出る選手の戦績をながめてたら出てきました」
 

プログレイス強かった!! ベラスコもいい選手だけど、圧倒的な試合だったね

先日行われたレジス・プログレイスの初防衛戦をようやく観たので感想を。
 
まあ、強かったなと。
前回のジュリアス・インドンゴ戦は正直スタイル的な相性が合い過ぎて何とも言えなかったが、今回は文句なし。凶悪なカウンター使い&インファイターっぷりを山ほど見せつけた試合だった。
 
「プログレイスがインドンゴをボッコボコで初戴冠。まんま山中vsルイス・ネリだったな。相性の悪さがモロだった」
 
相手のファン・ホセ・ベラスコも無敗だけあって普通に強い。
長いリーチに力強い足取り。
鋭いジャブからの右。
キビキビシした動きなど、いかにもメキシカンな選手だった気がする。
 
ちょっとディミトリー・ビボルにも似てるかな? 似てないかな?
 
そのベラスコを問題にせず、一方的に勝利したプログレイス。
「あまりピンとこない」「いまいち底力がつかめない」などとほざいていたが、我ながら相変わらず見る目がねえなとww
 
「井岡一翔が4階級制覇を目指して現役復帰宣言!! フリーの選手が当たり前に活躍できる土壌ができたらいいね」
 

中間距離はで打ち合っちゃダメ。インファイトも強い。遠い間合いから踏み込むのもよくない。おいおい、完全無欠かww

具体的な感想としては、この選手とは中間距離で打ち合っちゃアカンなと。
 
ガードが低く、基本的なディフェンスは上半身の動きのみ。
クネクネとダッキングを繰り返して芯を外し、その反動でカウンターを返しながら前進する。
 
「プログレイスvsフラナガン感想。あ、こっち側か。警戒し過ぎなフラナガンが結果的にプログレイス対策を見せた?」
 
自分のパンチはうまく外され、手を出した分だけカウンターが返ってくる。
強靭なフィジカルに加えて突進力もあるため、パンチを打てば打つほど強制的に後退させられてしまう。
得意なはずの左リードがまったく機能しない。ベラスコにとっては最悪の展開である。
 
「カネロの禁止薬物陽性の裏でいろいろあったよ。コバレフvsミカルキン、ビボルvsバレラ、ジョシュ・テイラーvsカンポス」
 
しかも、頭を押しつけてのインファイトも強い。
 
右肩と右肘でスペースを作り、左ボディをねじ込む。
相手が後退したところに追撃の右ボディ。
 
もともとL字気味にガードを低く構えるスタイルなので、めちゃくちゃスムーズに左ボディが出る。
前戦のインドンゴも、ボディを効かされて意識が下に向いたところにオーバーハンドのフックを顔面に被弾してのKO負け。
 
「ムンギアvsリアム・スミス感想。巨神兵ムンギアがスミスのガードをぶっ壊し。スミスもよかったけどねじ伏せられた」
 
おいおい、やべえなコイツ。
中間距離ではがっつりカウンターを合わせられ、近場では山ほどボディが飛んでくる。
遠い間合いから踏み込んでも、上半身のクネクネディフェンス→カウンター→連打のコンボにハマる。
 
「アルバレスvsゴロフキン再戦を予想する。まあ、いろいろなことは水に流して楽しくいこうやww」
 
中間距離を支配され、間合いを詰められボディで削られる。
近場で徹底的にボディを叩かれ、凶悪なフックでとどめを刺される。
 
しかも、ベラスコの左をもらっても気にせず前に出るタフネス、メンタルの強さも兼ね備える。
 
何だお前、完全無欠かww
 
「ジョシュ・テイラー出陣。ライアン・マーティンとの無敗対決。vsプログレイス戦実現に向けてがんがれテイラー」
 
「伊藤雅雪がディアスを下して王座戴冠。だから男は顔だとあれほど…w 日本人のレベルが低いとか絶対嘘だからな」
 

S・ライト級のWBSSトーナメントが楽しみすぐる。打倒プログレイスを果たせそうなのはキリル・レリクとジョシュ・テイラーかな?

圧勝で初防衛を飾ったプログレイスだが、こうなるとWBSSが楽しみで仕方ない。
 
発表された出場選手は、
・キリル・レリク
・エドゥアルド・トロヤノフスキー
・イバン・バランチェク
・アンソニー・ジギ
・レジス・プログレイス
・ジョシュ・テイラー
・ライアン・マーティン
・テリー・フラナガン
の8名。


モーリス・フッカーの出場がなくなり、ホセ・カルロス・ラミレスが出場を拒否。二転三転の末にフッカーに負けたフラナガンに決まったとか(違うっけ?)。
 
バンタム級同様、最後の1、2人は微妙にゴタゴタしたが、それでも普通にテンションが上がるメンバーが揃ったように見える。
 
「リナレスがS・ライト級進出? アブネル・コットを3RTKOで再起に成功。S・ライト級でマイキー、ラミレスに挑戦だと?」
 
特に凶悪なボディでベラスコを沈めたプログレイスを誰がどう攻略するかにはめちゃくちゃ注目したい。
 
「最強クロフォードがホーンに圧勝で3階級制覇。ん? 最強? いやいや、クロフォードに勝てそうなヤツが1人いるんだが」
 
前戦と今回のベラスコ戦を観る限り、プログレイスに勝つには連打と出入りのスピードが重要になる? のかな?
もしくは距離をとってのカウンターとか?
 
とりあえず、インドンゴのように遠い間合いから踏み込んでもクネクネディフェンス→カウンター→連打のコンボでボコられることはわかった。
 
また、左リードから右につないで~などとやっても、左の戻り際にカウンター→近場での連打のパティーンにハマる。
 
「マイキーvsイースター感想。イースターがんばった。マイキーは淡々と左を出し続けて勝利。やっぱりイースターじゃ厳しいよな」
 
遠い位置でも近い位置でも、この選手を単発で崩すのは難しい(気がする)。
 
そう考えると、プログレイスを攻略できそうなのは、射程内に留まらない出入りとカウンターの余裕を与えないスピードで連打を出せる選手。
さらにプログレイスの正面に立たず、サイドに回り込みながらの当て逃げができるとなおいい。
 
上記の7人だと、キリル・レリクジョシュ・テイラーがそれに当たるのかなぁと思う。
 
「まんまだったなウシクvsガシエフ。無策のガシエフが12R空転させられ大差判定負け。WBSS優勝のウシクはヘビー級?」
 
もちろんプログレイスのボディでKOという結末も十分あり得る。
まあまあの高確率で。
 
「バルテレミーvsレリク、グローブスvsユーバンクJr.を観たので感想を。バルテレミーさんの体調の悪さとグローブスの泥仕合ww」
 

地味な印象だけど、普通にいい選手ばかりだと思う。1回戦でプログレイスvsテイラーが実現したら最高だね

なお、現状決定している組み合わせはレリクvsトロヤノフスキー、ジギvsバランチェクの2試合。
 
となると、1回戦でWBC暫定王者のプログレイスにWBCシルバー王者のテイラーが挑戦する可能性があるということか?
 
マジかよww
最高だなww
 
「ベストバウトきました。テイラーvsポストル興奮したわ〜ww ポストルに感動したかな」
 
バランチェクのマン振り剛腕も楽しみだし、レリクがトロヤノフスキーをどう攻略するかも興味深い。
ファンの間では小粒感がすごいと言われているS・ライト級だが、実はめちゃくちゃテンションが上がっている。
 
「トロヤノフスキーが挑戦者決定戦に勝利。ポルティージョを1RKOで下してWBA次期挑戦者に名乗り。しかしホントに内山高志に似てる」
 
まあ、テレンス・クロフォードが去り、マイキー・ガルシアもブローナーなどのビッグネームも参加しないせいで地味な印象は拭えないが。
 
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