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パッキャオvsブラッドリー第3戦目予想!! フィリピンの英雄のラストマッチの行方は? パッキャオは本当に引退してしまうのか?

ボクシング観戦, 趣味, 雑談 | 2016年4月2日 | タグ: , , ,

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2016年4月9日(日本時間10日)、米ラスベガス・MGMグランドで元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオvsWBO世界ウェルター級王者ティモシー・ブラッドリーの一戦が行われる。

この試合を最後にボクサーを引退し、政治活動に専念すると宣言しているフィリピンの英雄パッキャオ。過去1勝1敗で迎えた宿敵ティモシー・ブラッドリーとの決着戦はどのような結末を見せるのか。

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フロイド・メイウェザーとともに長年ボクシング界を牽引してきたスーパースターのラストマッチ。「最低のマッチメーク」と揶揄され、多くのファンから失望された前評判の低さを払拭するようなエキサイティングな試合を見せることができるか。
いずれはフィリピンの大統領になるとも言われる英雄の勇姿に注目である。

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そんなに最低か? この試合。確かにブラッドリーに華はないけど

まずこの試合だが、個人的には言うほど最低のマッチメークか? と思っている。

不評を買っているそもそもの理由は、見飽きた2人の対戦の3回目など見たくないこと。そして単純にブラッドリーのボクシングが退屈だということである。

ただ、僕は決してブラッドリーのボクシングがつまらないとは思っていない。今回の試合に際して過去の2戦を見直してみたが、それなりにおもしろい。
もちろんパッキャオの試合にファンが求めるド派手な打ち合いやKOシーンは見られないので、それに比べれば落ちることは否めないが。

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スピーディな出入り、積極的に打ちにいく姿勢。デザートストームの異名を持つどこまでも止まらない連打。防御勘のよさ。身体能力の高さ。そして相手が嫌がる位置へ身体ごと移動するポジショニングの巧さ。
これがブラッドリーという選手の持ち味だが、人気が出そうな要素はきっちりと兼ね備えていることがわかる。そして、言うまでもなく実力も申し分ない。
しっかりと動きを見れば、十分おもしろいボクサーだということはわかると思うのだ。少なくとも僕の大嫌いな自称・本物のファンにとってみれば、これほどクオリティの高い選手は本来大好物なはずである。
まあ、普段は「レベルの高い本物のボクシングがどうたら」と述べている割に、ブラッドリーのような選手を認められないところが、僕が自称・本物のファンを嫌いな理由の一つなのだが。

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繰り返すが、ブラッドリーはおもしろい。
絶望的に華がないことを除けば。

ブラッドリーの不人気の要因は絶望的なまでの華のなさ。これに尽きる。
容姿の地味さに加え、コメントのつまらなさ。あまりに真面目すぎて人間的な面白みがまったく感じられないのである。

そして何より残念なのが勝負どころを見極める嗅覚のなさ
いわゆる殺傷本能というか、ここで勝負を賭けて欲しいと望む場面を見極めるセンスが絶望的に足りていないのである。

メリハリがないというか、要するに試合が単調なのだ。

スピードもある。テクニックもある。身体能力も高い。
だけど、いつも一緒。
試合のどこを切り取っても続く同じような光景。
ジリジリした緊張感もなければ、いつ倒してくれるんだという期待感もない。そしてメイウェザーやアンドレ・ウォードほど人間離れしたものを持っているわけでもない。
これこそがブラッドリーの不人気を示す一番の要因である。もはや持って生まれたものといってもいいくらい、人気選手になる要素が欠落しているのである。

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ただ、繰り返しになるが、この選手は実力的に見てもここまで酷評されるほどの選手ではないと思う。ここまで言われてしまうと、さすがにちょっと応援したくなってきてしまう。

ブラッドリーがパッキャオの攻撃をかわして反撃。これが1戦目の展開


パッキャオが打ち込み、ブラッドリーが打ち終わりにカウンターを狙う。
ブラッドリーが最初に手を出しても、基本的にパッキャオのガードの上を連打するだけでほとんど当たらない。

パッキャオがいつもの鋭い踏み込みからの左、そこから立て続けに2、3発打ち込む。ブラッドリーがバックステップとダッキングでそれをかわし、パッキャオの身体が流れた瞬間を狙ってデザートストーム。
これがパッキャオvsブラッドリー第1戦の概要。試合を通じてほとんどがその攻防の繰り返しである。

要するに踏み込んでのラッシュが当たればパッキャオ。パッキャオの踏み込みをかわして打ち返す連打が当たればブラッドリー。
結果的に局面局面でパッキャオがブラッドリーをやや上回ったという試合である。実質パッキャオの勝利だったこの試合、パッキャオの踏み込みがブラッドリーのステップをわずかに上回ったのである。
スピードは互角。パンチの精度はパッキャオ。防御勘はややブラッドリーだが、パッキャオの当て勘がそれをわずかに上回った。そういうことである。

そして、2戦目に関しては試合序盤(恐らく2R)でブラッドリーが足を負傷してしまったことが痛かった。
1戦目と違って試合開始直後からかなり攻撃的に動いていたし、パッキャオの出来自体もいいとは思わなかった。負傷さえなければブラッドリーが勝てていたのかもしれない。
ステップが使えない状況でブラッドリーに残された選択肢は足を踏ん張って前に出る以外になかったわけだが、さすがにあの戦い方でパッキャオに勝つのは無理だった。

それを受けての3戦目。
今回の試合もやはり、どちらがよりスピーディに動けるか。ここが勝負の分かれ目になるのではないだろうか。
パッキャオの踏み込みとブラッドリーのステップワーク。お互いに得意な距離はほぼ同じなので、後はどちらがより動き回れるかである。
ブラッドリーはパッキャオの鋭い踏み込みからの左をダッキングでかわし、パッキャオの右側に回り込んでのラッシュ。
対するパッキャオはどれだけ一歩目を素早く踏み込んでブラッドリーに左をヒットできるか。また、自分の攻撃が外されたときにどれだけ身体が流れる時間を短くできるか。いかに素早く身体の向きを変えてブラッドリーと正対するポジションをとることができるか。

そして、どちらが自分のスピードを1試合にわたって維持できるかも重要になる。
足を止めて打ち合えば分があるのはパッキャオ。つまり、ブラッドリーのスピードが落ちて打ち合いになった場合、高い確率でパッキャオが有利になる。
逆にパッキャオがガス欠を起こして失速した場合、ブラッドリーの動きについていけなくなる。もしかしたら4度目のマルケス戦のように、踏み込みのスピードが落ちたところに豪快にカウンターをもらって失神KOという展開も考えられる。

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ブラッドリーが勝つにはどれだけ動き回れるか。パッキャオが勝つにはどれだけ一発目がヒットするか

今回の3戦目。
ブラッドリーがパッキャオに勝つには、最初に言ったようにどれだけ動き回れるかである。
言うまでもなくパッキャオの出入りのスピードは規格外だ。この踏み込みに対してまっすぐ下がらず、常にサイドに回り込むことを意識して戦うこと。その体力を12R維持できるようにペース配分することである。

2戦目の立ち上がりに見せたように、自分から打ち込んでパッと離れる戦法を1試合通してできれば勝てるとは思うが、いかんせんあれは燃費が悪い。あんな動きで12Rもつわけはないし、中盤くらいで絶対に体力が尽きる。ひょっとしたら出会い頭にパッキャオのカウンターを被弾してKO負けということすらあり得る。

やはりブラッドリーにとって最適の作戦は1戦目。
パッキャオの踏み込みをステップでさばいて打ち終わりにラッシュ。後半まで体力を温存しながら動き回ることである。

足を止めて打ち合ってしまうと、ブラッドリーはどうしてもパッキャオの出入りについていくことができなくなる。
爆発的な突進力と手数に目が行きがちなパッキャオだが、実はポジショニングもかなり巧い。打ったら動くの基本を常に実行し、相手の打ちにくい場所に身体を移動する。この動きを12R徹底することができるのである。

そう考えると、やはりブラッドリーは打ち合いは避けるべきだ。ハンドスピードはあっても、常に前後に動き続けるパッキャオと打ち合うのは分が悪すぎる。
打ったら動く。打ったら身体の位置を変える。その繰り返しでパッキャオの踏み込みが鈍るのを待つ。これを終始徹底するのである。

付け加えるなら、1戦目よりもほんの少しだけ攻撃に傾向すればいいのではないかと思う。
自分から手を出す回数を増やす。打ち終わりのラッシュ時に1、2発多く出す。もみ合いで下がらない。などなど。
あらゆる局面でほんの少し攻撃姿勢を見せることでパッキャオの体力を削り、突進を弱めることができるのではないだろうか。

こう考えると、勝負の分かれ目はパッキャオのコンディション次第ということになりそうである。

両者のコンディションがパーフェクトであればパッキャオ。少しでもパッキャオが調整に失敗すればブラッドリー。そんな感じになるのではないかと予想する。

パッキャオは2015年のメイウェザー戦のコンディションを作ることができれば間違いなく勝利するだろう。肩を怪我していたとはいえ、あの試合の動きは全盛期に近いと言っても過言ではないくらいすばらしいものだった。あの動きを再現できればほぼ勝利は間違いない。

対するブラッドリーだが、もちろん絶対に調整失敗は許されない。勝利の可能性を見出すには、生涯最高のコンディションでリングに上がらなければならない。
ここ数試合でかなり劣化が見られたブラッドリーだったが、前回のブランドン・リオス戦では未だかつてないほどの動きを見せていた。僕の知る限り、あの試合はブラッドリー史上最高の出来だったと思っている。あの調子をそのまま今回のパッキャオ戦に持ち込むことさえできれば、勝利する可能性はかなり高いのではないだろうか。

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勝敗予想は思いきってブラッドリーの判定勝ち。でも接戦になると思うけど

試合の勝敗予想だが、マジで難しい。
これまでの2試合を振り返る限り、普通に考えればパッキャオが有利だとは思う。だが、メイウェザー戦からほぼ1年ぶりの試合になることに加えて、肩の手術後ということもある。さらに失言問題のゴタゴタで練習に集中できていないというのも十分に考えられる。

しかもブラッドリーは前回のブランドン・リオス戦で覚醒した雰囲気がある。

本当に難しいのだが、僕の予想は願望も込めてブラッドリーの12R判定勝ち。これでいきたいと思う。


試合序盤はパッキャオが全盛期を彷彿とさせる踏み込みを見せて有利に進める。だが5Rあたりから徐々に失速し、得意の踏み込みからのラッシュに陰りが見え始める。
対するブラッドリーは試合開始から絶好調。この試合に人生を賭けて望んでいることがよくわかる動きを見せつける。
序盤こそパッキャオの鋭い踏み込みに劣勢を強いられるものの、中盤からペースを掴んで試合の主導権を握る。
終盤になっても動きが落ちないブラッドリーが有利な展開を保ったまま試合終了。結果は僅差の判定でブラッドリーの勝利。そんな結果になるような気がする。

願望も込めてと言ったのはまさしくそのままの意味で、階級屈指の実力者でありながらいまいち人気も評価も低いブラッドリーに幸せになってもらいたいという思いからである。
ただ、勝つにしろ負けるにしろブラッドリーの試合は微妙な判定になることが多い。今回も何となくスッキリしない結末を迎えて、一層嫌われることになりそうなのが恐い。

懸念材料としてはやはりブラッドリーの負傷だ。
2戦目だけでなく1戦目の10Rにも足を挫いていたし、どうしてもブラッドリーが足を負傷する可能性を考えずにはいられない。
パッキャオの踏み込みに対抗して激しい出入りを意識するあまり、バックステップの最中にバランスを崩すというのは十分に考えられる事態である。
特に2戦目などは立ち上がりの動きが非常によかっただけにもったいなかった。恐らく2Rの終盤くらいにバランスを崩したシーンだと思うが、そこで足をひねってしまったのだろう。
足と手のバランスが崩れてもハンドスピードを優先するスタイルなので、どうしても負傷するリスクとは隣り合わせなのだが。

逆にパッキャオとしては、ブラッドリーが足を負傷するほど動き回らせることができれば勝利はグッと近づくはずである。

パッキャオは本当に引退? 最後の勇姿を見逃すな

繰り返しになるが、勝負の分かれ目はパッキャオのコンディション。
そして様々な要因を加味すると、今回に限っては僕はブラッドリーの方が有利ではないかと思う。

仮にパッキャオが負けた場合、ここが限界と考えて引退するのか。それともこんな負け方で終われるわけがないと再起するのか。そのあたりにも注目したい。

「またブラッドリーかよ」
「不人気ブラッドリーとの3戦目なんて誰が見たいんだ」
「差別発言をするなんて、パッキャオの人格を見損なった」

あまり前評判が高くないマニー・パッキャオのラストマッチ。
だが、長年ボクシング界を牽引してきた立役者の有終の美という意味でも見逃すわけにはいかない一戦である。

ちなみにですけど、アンダーカードのアルツール・アブラハムvsヒルベルト・ラミレス戦にはかなり注目してます。

「アブラハム、マーティン・マレーに判定勝利で防衛成功!! 攻防分離型のカウンターパンチャーは今日も健在だったぞ」

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