大谷6回1/3、11奪三振103球で勝敗つかず。なるほどカーブを便利使いか。スライダーの高速化よりも手っ取り早い【2018年5月13日】

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野球マウンドイメージ
2018年5月13日(日本時間14日)、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が本拠地エンゼル・スタジアムで行われたミネソタ・ツインズ戦に先発。6回1/3を投げて11奪三振、103球の力投を見せたが、勝敗はつかず。
 
 
今季6試合目の先発となった大谷は、序盤からハイペースで三振を奪う好調な出だし。
2回、3回のアウトをすべて三振で打ちとるなど、5回までに10奪三振。
 
6回に四球と暴投でピンチを迎えるが、4番ロザリオをスプリットで三振に打ちとりピンチを切り抜ける。
 
続く7回。
1アウト後に迎えた6番モリソン。フルカウントから四球を与えたところで球数が自己最多の103球に達し、交代が告げられる。
 
リリーフ投手が打たれて勝ち星はつかなかったものの、被安打3、奪三振11、失点1の見事なピッチングで勝利に貢献した。
 
「2018年に横浜DeNAベイスターズがセリーグ優勝する理由」
 

大谷翔平躍動!! 11奪三振で勝利に貢献。息を吐くようにMLBでの二刀流を継続する化け物

エンゼルスの大谷翔平が本日も躍動した。
 
6回1/3を投げて被安打3、11奪三振、1失点。
MLB移籍後最多の103球を投げ、チームの勝利に大きく貢献した。
 
なお打者としても前日まで打率.348、ホームラン5本、OPS1.044の優秀な成績を残しており、チームの中軸を担う活躍を見せている。
 
「松坂大輔の熱い123球に感動ww やっぱりすげえわコイツ。あの空気感を出せるのは選ばれた選手だけ」
 
相変わらず大谷翔平さんがサラッと二刀流を継続しているわけだが、今日もまたナイスピッチングである。
 
前回登板が6回2失点、今回が6回1/3を1失点ということで、4月後半に落ちた分をしっかり持ち直している。
 
これまで順調なMLBデビューを飾りながら、開幕1か月前後でコンディションを落とす日本人投手は多かった。だが、1か月を過ぎたところで調子を上げてくるあたり、さすがは大谷翔平といったところか。
 

4月の登板と比べてカーブの割合が激増。ストレートとスプリットの2ピッチからの脱却

そして、4月の登板と比べてもっとも大きく変わったのがカーブの割合
 
こちらの記事でも紹介されているように、ここ2試合の大谷はカーブの比率を大幅に増やしている。


具体的な投球割合を見れば明らかで、
 
4月の4登板では、
ストレート:約44%
スライダー:約22%
カーブ:約3%
スプリット:約30%
 
と、ストレートとスプリットの2ピッチの傾向が強い。
 
それに対し、前回登板では、
ストレート:約49%
スライダー:約29%
カーブ:約11%
スプリット:約11%
 
さらに今回のツインズ戦では、
ストレート:約42%
スライダー:約23%
カーブ:約15.5%
スプリット:約19%
 
カーブの割合が大幅に増加していることがわかる。
 
「2018年躍動する大谷翔平。「動く球を覚えるべき」でも「メジャー仕様にモデルチェンジしたから勝てた」んでもないと思うよ」
 

スライダーのスラッター化ではなく、カーブですか。マジな話、成長速度が速過ぎて追いつかないっすわww

実際の試合を観ても、これまでのゴリ押し2ピッチとの違いは一目瞭然である。
 
浅いカウントではストレートの球速を95~97マイル(約153~156km)に抑え(!?)、80マイル前半(133、134km前後)のスライダーと70マイル中盤(120km前後)のカーブでカウントを稼ぐ。
追い込んでからは力を入れたストレートと88マイル(約141km)前後のスプリットで空振りを狙う。
 
「Bリーグ2年目終わった!! 試合数増加を希望する。流川君がいればプレーオフまでは行けるけど、優勝するにはゴリが必要」
 
今までの大谷は通用する球がストレートとスプリットのみで、スライダーが若干物足りないという状況だった。
 
そのため、どんな場面でもストレートとスプリットの2ピッチにならざるを得ない。
調子のいい日は目の覚めるようなピッチングを見せるが、スプリットの調子が悪い日は空振りが奪えず投げる球がなくなってしまう。4月17日のレッドソックス戦などは典型的なパターンである。
 
「大谷翔平の課題はスライダーかな。スプリットがダメな日は投げる球がなくなっちゃう。早急に球速をアップしてスラッター化したいね」
 
ただ、カーブの比率を高くすることで、投球の幅が一気に広がった感が強い。
150km中盤~後半のストレートと140km前半のスプリットに加え、130km前半のスライダーと120km前半のカーブで緩急をつける。
 
150kmオーバーのストレートにタイミングを合わせている打者が、120kmのカーブに手が出るはずもない。同時に、決め球としてはややヌルいスライダーもカウント球として機能するという相乗効果。
 
「松坂大輔4241日ぶりの日本での勝利! ひゃっは~、たまらねえぜww ストレートの威力が戻った松坂が筒香と真っ向勝負」
 
多くの方が常々、
「スライダーを高速化してスラッター化するべき」
「ストレートとスプリットのほかにもう1つ頼れる変化球がほしい」
とおっしゃっていたが、意外にも大谷の出した答えはカーブ。
 
現状の持ち球の配分を工夫することで、これまでの2ピッチ状態からあっさり脱却してしまった。


誇張でも何でもなく、成長スピードが尋常じゃないww
ちょっと目を離すといつの間にか別人になっているという。
 
「松坂大輔a.k.a.名古屋のBIG若旦那w 平成ラストイヤーにKNOCK OUTの狂乱も週末の誘惑も超えていけ」
 

疲労の蓄積? 意外と大丈夫なんじゃないの? だって2016年の方がよっぽど過酷でしたよ? いや、知らんけど

また、懸念される疲労や故障についてだが、実を言うと案外大丈夫なんじゃないの? などと思い始めている。
 
「ハイレベル過ぎてFA選手の契約にも影響してるよ。MLBオールスター2018がとんでもなかった件」
 
現状、大谷のルーティンとしては、
投手→休み→打者→打者→打者→打者→休み→投手
 
基本的に先発は中6日で、その前後の1日を休みに充てる。残りの4日をDHもしくは代打出場or移動日などで出場せずという状況である。
 
「見たか貴様らww これが松坂大輔さんだよww そこにいるだけで人が群がるカリスマ性、佇まいが絵になる男が中日合格」
 
これ、実は日程的にそこまで厳しいわけではない。
 
日ハム時代の2016年を振り返ってみると、中4、5日で登板しつつ、その間の3日を打者出場に充てていることがわかる。
しかも8月から9月の半ばまではDHで出ずっぱりで、故障の癒えた9月初旬からはDHを解除しての先発も敢行。
どこからどう見ても、現状よりも過酷な起用である。
 
なので、このまま中6日での先発、打者としては4日間出場のスケジュールならばどうにかなるのではないか。何だかんだで大きな落ち込みもなく、シーズンを切り抜けられるのではないかと楽観視している。
 
「田中マー君快投!! フライボール・レボリューションへの対抗策? 2シームを減らしてスライダーとカッター、カーブを増やす?」
 
まあ、ソーシア監督が大谷の中5日登板を示唆したと言うし、打者としてもこの先研究されるはず。さすがに今の調子を最後まで維持できるとも思えないのだが。
 
「ビッグフライ オオタニサン!! 野球観戦の情熱が減退する中、大谷翔平のホームランでワクワクするだけの簡単なお仕事」
 
というか、アレだろ?
投手大谷の唯一の弱点は、打者大谷を使えないことだって気づいちゃったんだろ?
打者大谷の援護がない分、投手大谷は他の先発よりも圧倒的に不利だからなww
 
↓だから!! 2年前に終わってるんだよその話は。


どちらか決められないから両方やるしかないって、とっくに結論が出てんだよww
 
 

 

 
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