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ルイス・ネリの馬力。パヤノ善戦もボディ1発で沈む。リバウンドありきのバンタム級なんだろな。見るからにデケえし【結果・感想】

ボクシング観戦, 趣味, 雑談 | 2019年7月23日 | タグ: , ,

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カリフォルニア州イメージ
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2019年7月20日(日本時間21日)、米・カリフォルニア州ラスベガスで行われたWBCバンタム級シルバー王座戦。元WBC世界同級王者でランキング1位のルイス・ネリと同級4位ファン・カルロス・パヤノが対戦し、9R1分43秒KOでネリが勝利した試合である。
 
 
2018年10月に日本の井上尚弥に1RKOで敗れて以来、復帰戦を挟んでサバイバルマッチのリングに上がったパヤノ。対するネリはこちらも日本の山中慎介に勝利し戴冠を果たした元王者。だが体重超過+禁止薬物陽性によって王座を剥奪された経緯がある。
 
 
元王者対決となった今回は、序盤から激しい乱打戦が展開される。
開始直後から得意の連打でグイグイ前に出るパヤノに対し、ネリは手数を抑えてチャンスを伺う。
 
ところが中盤から徐々に両者の馬力に差が出始め、ネリのプレッシャーがそのつどパヤノを後退させる。
 
そして9R。
ダメージの蓄積と疲労でペースの落ちたパヤノをネリがコーナーに追い詰め、連打を浴びせる。
パワフルなスイングでパヤノをコーナーに磔にし、抜群のタイミングで左ボディを突き刺す。これによって一瞬遅れてパヤノが悶絶ダウン。脇腹を押さえたまま立ち上がれずに10カウントを聞く。
 
これでネリは戦績を30勝無敗24KOとするとともにWBC次期挑戦権を獲得。年内に予定されるWBC王座統一戦、ノルディー・ウーバーリvs井上拓真戦の勝者と対戦する見通しとのこと。
 
「シャクール・スティーブンソンvsジョエト・ゴンサレス合意キター!! 10月開催でいいの? 正式決定でいいんだな?」
 

こっそり楽しみにしていたネリvsパヤノ。ネリを応援するけど、パヤノにも十分勝機はある

ルイス・ネリvsファン・カルロス・パヤノ。
僕がこっそり注目していた試合であり、世間の情勢に反してルイス・ネリを応援していた一戦でもある。
 
と同時に「案外パヤノががんばるんじゃないか」「ルイス・ネリが圧勝するという意見が多く聞かれるが、そこそこ拮抗しそうな気がする」とも思っていた。
 
「ネリvsパヤノ。井上尚弥はパヤノに勝ってほしいって? じゃあ僕はあえてネリを応援してみようか。近場での流血戦に期待」
 
ルイス・ネリはカウンターが得意なサウスポーだが、パヤノが得意とするのは近場での打ち合い。
 
相手が右だろうが左だろうが関係なく無遠慮に距離を詰め、近場で強引に腕を振る。
低い姿勢で突進し、相手の懐で頭をグワッと持ち上げるように下から突き上げる。そのせいで毎試合額付近が当たり、必然的に流血戦が増えやすい。
 
近場での連打。
躊躇のないフルスイング。
自ら頭をぶつけにいくラフファイト。
 
突進力と手数を兼ね備えたパヤノのようなタイプは、カウンター使いのネリにとっても決して楽な相手ではない。
マジな話、至近距離での打ち合いで打ち負けなければパヤノにも十分勝機はあるのではないか。
 
応援するのはネリだけど。
 
そんな感じで、両者の迫力ある打ち合いに期待していた次第である。
 
「ベテルビエフvsグヴォジクとかいう地球が割れるかもしれない統一戦。退路を断った爆腕と重量級の拳四朗楽しみやね」
 

実はバッティング上等のラフファイターなパヤノ。やっぱりネリにとっても強敵タイプだったね


上体を小刻みに動かし、タイミングを計って突進するパヤノ。
右リードから左ストレートにつなぐ流れで距離を詰め、ネリにロープを背負わせる。
そのまま身体を預けるようにのしかかり、どさくさに紛れて頭をぶつける。
 
うん。
いいですねパヤノ。
こういう躊躇のないラフファイトがこの選手の最大の持ち味。
 
井上尚弥戦での敗戦や試合後のコメントなど。恐らく日本のファンにとってこの試合は「悪玉のネリvs善玉のパヤノ」というイメージが強いのかもしれない。
 
「「リクドウ」が井上尚弥vsパヤノ戦にそっくりだったと聞いて。マジか。はじめの一歩だけじゃなく、ここにもアカンことが…」
 
だが、実はそうでもない。
相手のクリンチを無理やりふりほどいて腕を振り、後頭部だろうが股間だろうがお構いなしにぶっ叩く。
また、自分から頭をぶつけにいったくせに大げさに痛がってみせたりと、パヤノのダーティファイトはかなり堂に入っている。
 
正直、この選手は日本のファンに嫌われやすいタイプといっても過言ではない。個人的にはそれがルイス・ネリ攻略の糸口になるかも? と思っていたわけだが。
 
そして、概ねその通りの展開だったなと。
パヤノの連打にネリはなかなかカウンターのタイミングがつかめず、序盤はあまり手が出ない。
時おり全力の左を振るうものの、追撃の体勢が整う前にパヤノの連打が飛んでくるためいまいちリズムに乗れない。
前後のステップで距離を詰めようにも、パヤノのバックステップが鋭くなかなか追いつけない。
 
何とも言えないところだが、序盤2Rまではパヤノのペースと言ってもよかったのではないか。
 

リバウンドありきでバンタム級にとどまるルイス・ネリ。見た瞬間にデカかったからな

ところが3R以降、徐々に両者のフィジカル差が表面化し始める。
 
リング中央からじわじわとパヤノが後退するシーンが目立ち、気づくとロープを背負わされる状況。
頭が当たる位置では互角の打ち合いを展開するが、根本的な圧力差を抑えきれずにどうしても下がらされてしまう。
 
その結果、パヤノがロープを背にした状態での打ち合いが増え、ラウンド全般をネリが支配する流れに。
 
いや〜〜……。
これはキツいな。
 
確かにパヤノはネリ攻略のネタを兼ね備えた選手ではあるが、そもそもの馬力に差があり過ぎるのが……。
開始直後に向き合った瞬間、身体の厚みが全然違ったしね。
 
「井上尚弥vsドネア予想。ドネアはぶん回しの1発を当てるしかなさそうだけど…。開催地なんて日本以外ないのに何やってたんだろな」
 
恐らくだが、ルイス・ネリはリバウンド込みでバンタム級にとどまっている選手なのだと思う。
普段の状態から無理やりバンタム級まで体重を落とし、試合当日に思いっきり戻す。
今回も一度目の計量ではオーバーしていたし、再計量時のシナッシナの姿にはかなり驚かされた。


で、当日リングに上がった際には別人のように膨らんでいるという。
 
過去の体重超過や禁止薬物陽性の件はひとまず置いておくとして、あのパワフルさは無茶な減量→大幅なリバウンドによるものというのは間違いない気がする。
 
「テオフィモvsコミーはテオフィモにも勝機があると思う。ウダウダやってないでさっさと正式決定しれ。コミーvs中谷も観たかった」
 

最終的には馬力でねじ伏せたネリ。パヤノもがんばったけどね。案外井上拓真ならいけるか? と思ったり


そして、6Rあたりでパヤノの連打にも慣れ、自ら前に出て腕を振る展開に。
積極的にプレッシャーをかけてパヤノの連打の発動を抑え、1発目のリードにカウンターを合わせてさらに前進する。
 
1、2Rで様子見→3、4、5Rでパワー差を確認→6、7、8Rとダメージを蓄積させ、9Rにボディ一閃。
前半はやや手こずったものの、最終的には前回のマックジョー・アローヨ戦と同じような流れでねじ伏せたと言っていいのではないか。
 
若干ヘッドハンター気味ではあるが、この馬力はホントにやっかいだなと。
何となくだが、王者のノルディ・ウーバーリにもこのまま勝ってしまいそうな気がしないでもない。
 
というか、もう断言してよさそうですよね。
ルイス・ネリはvsサウスポーが得意だと。
 
「ネリ圧勝。アローヨを4度倒し棄権に追い込む。WOWOWがネリの試合を放送するとは」
 
そう考えると、案外井上拓真がウーバーリに勝った方が打倒ネリの可能性はあるのかなとも思ったり。
 
まあ、日本のファンにとっては悪夢のようなマッチメークですが。
 
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