阪神ディエゴ・モレノ誕生。150km右腕が日本で活躍できるかを予想してみる。田中マー君とも同僚だったんだってさ【2018年阪神】

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野球イメージ
2017年12月11日、プロ野球阪神タイガースが、新外国人のディエゴ・モレノ投手と正式契約を交わしたことを発表した。
 
 
ディエゴ・モレノ(1987年7月21日生まれ)
ベネズエラ出身の右投げ右打ち。
2006年にパイレーツ入り。2012年にトレードでヤンキースへ渡り、2015年にメジャーデビューを果たす。
2016年にはタンパベイ・レイズ、2017年途中でインディアンス入りと、チームを転々として現在に至る。
2017年のメジャー成績は、5試合に登板し0勝1敗、防御率4.76。
 
常時150kmを超えるストレートと140km台前半のチェンジアップを武器にAAAでは防御率0.91を記録しており、阪神ではマテオ、ドリスのバックアップとしての活躍が期待される選手である。
 
「進化が止まらない!! ダラス・カイケルがヤンキース打線を7回無失点に抑えてアストロズ先勝。MLBのポストシーズン最高なんじゃw」
 
なかなかメジャーに定着できず、チームを渡り歩いていた右腕が2018年に求めた働き場所は日本。
鉄壁のリリーフを誇る阪神の中で輝きを放てるだろうか。
 
なお、阪神での背番号は「48」とのこと。
 
「中日ディロン・ジー獲得だっはー!! 先発不足のチームの救世主となるか。2018年の成績を予想してみる」
 

興味を失っていた2017年プロ野球。雨の中で決行した阪神vsDeNAのCSがマジでクソだった

福岡ソフトバンクホークスが4勝2敗で横浜DeNAベイスターズを敗り、日本一を決めた2017年プロ野球。オフシーズンに入り、各チームが着々と編成を進めている。
 
我が阪神タイガース(ファンでも何でもない)も、ウィリン・ロサリオ内野手を韓国のハンファから獲得するなど、優勝を目指した補強が続く。
 
「阪神CS進出決定(予定)!! 1stステージで当たるのはDeNAと巨人どっちがいい? 2位と3位フィニッシュどっちがいい?」
 
そして先日、リリーフの一角を担う存在として、前クリーブランド・インディアンスのディエゴ・モレノ投手の獲得が発表された。
マルコス・マテオ、ラファエル・ドリス、桑原謙太朗、高橋聡文の4人で盤石のリリーフ陣を形成した2017年阪神。モレノの加入によって、さらなる飛躍に期待が高まる。
 
 
2017年シーズンを2位で終えた我が阪神タイガース(ファンでも何でもない)。
だが実を言うと、僕は今シーズンのプレーオフ以降、プロ野球に対する興味をすっかり失っていた
 
「大エース松坂大輔の復活。550日ぶりの一軍登板は5回3失点で初黒星。そんなことより中日がクッソ弱いんだがww」
 
理由は明白で、10月15日の阪神vsDeNAによるCS第2戦
大雨で最悪のグランドコンディションの中、1時間遅れで強行開催した試合。アレのせいで、僕は今シーズンのプロ野球への興味が一気に薄れてしまった。
 
内野の水たまりに球場の照明が反射し、テレビ画面からはボールの行方がまったくわからず。
フルスイングした打球は内野手の手前で止まり、選手は足を取られてまともに一塁まで走れない。
はっきり言って、アレは金をとって見せるレベルのものではない。
 
「見たか貴様らww これが松坂大輔さんだよww そこにいるだけで人が群がるカリスマ性、佇まいが絵になる男が中日合格」
 
試合の強行には賛否両論あったとのことだが、当然ながら僕は大反対。
というより、あまりに馬鹿げていてお話にならない。
日程的な問題や興行収入などの理由はあるのだろうが、それを加味した上で、あの状況で野球をするなどたちの悪いジョークにもなっていない。
 
筒香が何の本気を見せたのか知らんが、こんなのは野球とは呼ばない。


仮にもリーグ最強を決める試合の準決勝で、あんな「野球っぽい何か」で勝敗を決定するなど言語道断。シーズン144試合の積み重ねを無にするほどの暴挙と言っても過言ではない。
 
真の阪神ハァン()であらせられる上西小百合氏もこうおっしゃっている。


普段、波風を立てるのが仕事の上西氏だが、この意見にはクソほど賛成である。
 
日程?
ルール?
これも含めてプロ野球?
 
アホか。
プロ野球なら、シーズンで一番大事な試合をあんな状況で決行せざるを得ない欠陥ルールを何とかせいという話であるww
 
「田中マー君快投!! フライボール・レボリューションへの対抗策? 2シームを減らしてスライダーとカッター、カーブを増やす?」
 

阪神と契約したディエゴ・モレノは4シーム主体のオーソドックスな右腕。メジャーでも通用した4シームの威力は抜群

話がわき道にそれたが、そろそろ本題に。
阪神タイガースが獲得を発表したディエゴ・モレノが、日本で活躍できるかについて。
 
まず、2017年のメジャーでの成績は以下の通り。
5試合に登板し、0勝1敗、防御率4.76。
だが、AAAでは21試合に登板して1勝0敗、防御率0.91と完全に無双している。
 
「松坂大輔2018年成績予想。ついにこの季節がやってきました。ほら見ろ、松坂はすげえだろが。あ?」
 
球種は主に4シーム、チェンジアップ、スライダーの3種類
 
具体的には、
 
・4シーム:
平均球速 153.6km
投球割合 約43%
被打率 .091
 
・チェンジアップ:
平均球速 142km
投球割合 約39%
被打率 .286
 
・スライダー:
平均球速 141km
投球割合 約15%
被打率 .500
 
常時150kmを超える4シームを中心に、右打者の外側にスライダー、左打者の外側にチェンジアップを見せるパターンで、非常にオーソドックスなタイプのピッチャーと言える。
 
「2017年阪神優勝の可能性は? 阪神ってどんなチーム? どの部分を改善すればいいの? 助っ人獲得? 若手強化?」
 
また、軸となる4シームの被打率は.091とメジャーでも十分通用していたのに対し、チェンジアップの被打率は.286、スライダーに至っては.500とかなり厳しい結果が出ている。
 
「中日が松坂大輔さんを獲得しなくてはならない理由。日本球界の功労者に対する敬意が足らんよ敬意が」
 
浅いカウントでは4シームにスライダーを織り交ぜながら追い込み、決め球のチェンジアップにつなぐ。
ところが、そのチェンジアップの精度があまり高くないため安打を許すケースが多い。
 
果たしてこれが日本でどうなるか。
カウント球のスライダーと決め球のチェンジアップ。この2つの球種がどれだけ機能するかが、モレノが活躍できるかの分かれ目になるのではないだろうか。
 
逆に4シームは確実に通用するはずで、思い切って4シームでゴリ押しするのも一つの手かもしれない。
 
「ヤクルトはなぜ弱くなったのか。2015年の優勝時と2017年では何が違ったのか。意外と球場にも原因があるかもよ?」
 

チェンジアップとスライダーはちょっと微妙かな。映像を観ても被打率通り。相応の精度の低さを感じる

まあ、数字ばかりを追いかけていてもアレなので、実際の試合を観た感想を。
 
2017年シーズンの登板をざっと眺めたのだが、ボチボチ数字通りかなぁいう印象である。
 
「中日松坂大輔さんが開幕ローテ決定的? らしいけど、オープン戦最終登板を観た感想を言っていくぞ」
 
一応申し上げておくと、4シームは間違いなくいい。
「ホップ型」と呼ばれる浮き上がる軌道で、ややシュート回転で右打者の胸元に食い込んでいくイメージ。
引っかけて大きく外角に逸れるシーンも散見されるが、壊滅的にコントロールが悪いというわけではない。
被打率.091が示すように、この球は普通に通用すると思う。
 
メジャーのマウンドとボールで平均153km超なら、日本では恐らく常時148、9~150前半。この球をゾーンに投げ込めれば、多少コントロールがアバウトでもある程度はやれるのではないか。
 
「目指せNPB! WBCで就活中の外国人選手たち。「日本でできれば最高」? でも、そんな甘いもんじゃないのだよ」
 
だが、チェンジアップとスライダーは、やはりちょっと怪しい。
チェンジアップは指にかかったときはいい変化をするが、その割合はあまり高くない。
1度フワッと浮き上がってドロンと沈むイメージで、打ち頃のゾーンにスーッと入ってくるので非常に危ない。
 
また、スライダーは縦系と横系の2種類があるようだが、どちらも飛び抜けたものは見受けられない。
縦のスライダーは膨らみが大きく変化もヌルい。平均140km以上とのことだが、それほどの脅威は感じないのが正直なところである。
横のスライダーは変化量が小さく、どちらかというとカッターに近い。この球はそこそこいいと思うのだが、縦スラに比べると使用頻度が低い。理由はわからない。
 
「SNSで上手にセルフブランディングしているスポーツ選手を挙げてみる。スターになるには試合で勝つだけじゃなく、注目を集める努力が必要なんやで」
 

ディエゴ・モレノの成績予想はロマン・メンデスのちょっと上くらい? マテオやドリスには及ばないと思う。まあ、僕の予想は当たらないけどね

僕の考える「日本で活躍できるリリーフの条件」として、「使える球種が2種類以上」というのがあると思っている。
 
そして、このディエゴ・モレノについてはちょっと微妙なところである。
 
同僚のマルコス・マテオや広島のジェイ・ジャクソンなどは、常時150kmを超える4シームと145km近い鬼スライダーをサイドから投じる。そのため、2種類の球種のゴリ押しでも十分やれている。
 
だが、今回のモレノは「いい」とはっきり言えるのは4シームのみ。
チェンジアップもスライダーも「ボチボチ」で、2mの上背があるわけでもない。
 
「片手間で成功したってええやん。楽して金稼いで何が悪い? 新庄「野球なんて、マジバイト」←ステキやんww」
 
バックアップ要員としての獲得には違いないが、このスペックでどこまでやれるか。
個人的なイメージとしては、ロマン・メンデスとどっこいどっこいか、少し上かな? といった感じである。
 
「2018年に横浜DeNAベイスターズがセリーグ優勝する理由」
 
成績については、だいたい防御率3.00~4.00くらいをマークすれば上出来だろうか(登板数が少ないと思うので、防御率が乱高下しそう)。
 
 
まあ、僕の予想は外れるのが定番なので、あまりアテにもならないのだが。
 
「阪神ロマン・メンデスはやれんのか? 2017年成績予想。守護神? 中継ぎ?」
 
去年も「ロマン・メンデスはそこそこやれるんじゃないか?」「広島のライアン・ブレイシアはなかなかいい」と予想して微妙だったし、一番期待していたDeNAのフィル・クラインはベースの上を球がちっとも通過しないまま、しれっと途中帰国してしまった。
 
「DeNAがフィル・クレイン(クライン)獲得発表。3Aで無双の2メートルはベイスターズでも成功できるか?」
 
逆に「コイツはアカンのちゃうか?」と思っていたDeNAのジョー・ウィーランドが、ベイスターズの助っ人史上初の二けた勝利を挙げるという。
 
逆張り野郎というか、我ながら見る目のなさに笑ってしまうww
 
「広島がライアン・ブレイザー(ブレイジア)獲得? バース(元日ハム)っぽいのかな? 強力リリーバーを得て連覇に突き進む!!」
 
なので、今回も「せいぜいがんばってくださいな。どうせ当たらないけど」という感じで、ゆる~く構えている次第である。
 
 
でも、またやりますけどね。楽しいから
 

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