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ウィリー・モンロー・ジュニアやっぱりいい選手!! トンプソンに判定勝利で健在ぶりをアピール(試合がおもしろいとは言ってない)【結果】

ボクシング観戦, 趣味, 雑談 | 2016年6月14日 | タグ: , , ,

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ブリッジイメージ
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2016年6月11日(日本時間12日)、米・ニューヨーク州ベローナでミドル級10回戦が行われた。

2015年5月にミドル級統一王者のゲンナジー・ゴロフキンに敗れて以来13カ月ぶりの復帰戦となったウィリー・モンロー・ジュニアがジョン・トンプソンと激突。3-0(99-89、96-92、95-93)の判定勝利を飾り、健在を証明してみせた。

なお敗れたトンプソンは2015年のリアム・スミス戦に続いての連敗となった。

テクニシャン同士の一戦はウィリー・モンロー・ジュニアが全局面でトンプソンを上回る

高度な駆け引きの応酬が期待されたテクニシャン同士の対戦ではあったが、結果的にはモンローの圧勝。
パンチの的確さ、踏み込みのスピード、防御勘。ほぼすべての面においてトンプソンを上回っての判定勝利である。

スタンスを広めにとり、ややL字気味のリラックスした構え。
上半身を振ってタイミングを測るトンプソンに対し、半身で踏み込みの瞬間に狙いを定める。
相手の動き出しの機先を制するように鋭く踏み込み、右をトンプソンのボディに突き刺す。
トンプソンの右を最小限のバックステップとダッキングでかわし、リターンの右を打ち込む。


試合開始からサウスポースタイルのトンプソンに対し、まったく苦にする様子もなく的確なパンチをヒットしていくモンロー。

いつもはオーソドックスのトンプソンだが、恐らくモンローの意表を突く作戦だったのだろう。モンローが戸惑っているうちにポイント奪取を目論んでいたのだと思う。
だが、結果的にはこの作戦は裏目だった。オーソドックスと比べて精度の落ちるサウスポースタイルによって苦しい展開を自ら招いてしまう。

「ベルデホダメか? マルティネスにはKO勝利したけど課題山積。見た目の派手さに惑わされた」

ダウンを奪われたパンチはいずれもスピーディな踏み込みからの右。サウスポーの死角から飛んできた、いわゆる見えないパンチである。

サウスポーからオーソドックスにスイッチして事態を打開しようとするトンプソンだが、ワンテンポ遅かった……


7Rに入り、オーソドックスの構えにスイッチするトンプソン。
モンローはこれに戸惑ったか、手数がガタっと減る。だが、うまくトンプソンの右側に回り込むことでチャンスを作らせない。

「え、コイツと? アンドレ・ウォードがアレクサンデル・ブランドと激突」

8R以降、プレッシャーを強めたトンプソンにロープを背負わされる場面も見られたが、要所でトンプソンの左に右のフックを被せることで突進を寸断する。

試合は結局そのままモンローが逃げ切る形で判定勝利。
テクニック、スピード、ボクシングのクオリティ。すべてにおいてモンローがトンプソンの一歩上をいったという試合だった。

「俺的PFPのNo.1コバレフ登場!! イサック・チレンベに勝ってウォード戦へ進めるか?」

逆にトンプソンとしては、サウスポースタイルをあきらめるタイミングが遅すぎたということだろう。左構えでモンローを戸惑わせる予定が逆に圧倒されてしまった。もう2、3R早くオーソドックスでプレッシャーをかける作戦に切り替えていれば、もしかしたら違った展開になっていたのかもしれない。

まあ10Rのモンローの動きを観る限り、トンプソンのオーソドックスにも楽々対応していたのでどのみち勝つのは難しかっただろうが。

「ロマチェンコがゴロフキン化? マルティネスに手も足も出させず完勝!! アカンわこりゃww」

さすがのウィリー・モンロー・ジュニア。ゴロフキンに善戦してみせただけある

この試合をご覧になった方はおわかりだと思うが、ウィリー・モンロー・ジュニアは本当にいい選手である。
リラックスした構えのサウスポー。距離をとって相手の攻撃を最小限の動きで防ぎ、素早いリターンを返す。踏み込みのレンジが長く、顔面、ボディの打ち分けも可能。
スタイル的にはエリスランディ・ララにかなり近いものがあると思う。


いや、トンプソンみたいな選手には強いですよモンローは。
2015年のタイトルマッチではグイグイとプレッシャーをかけるゴロフキンの圧力に押し潰されてしまったモンロー。
だが、今回のトンプソンのようにリーチを活かしたタイプにはめっぽう強い。

「ゴロフキンがウェイドを子ども扱い!! もう相手おらんなこりゃ」

トンプソンの欠点は長身選手にありがちなバランスの悪さ。距離を詰められると足の運びがバタバタと不安定になり、ロープを背負ってパンチを被弾する。バックステップのレンジが短いので距離を詰めてプレシャーをかけられると上体が突っ立ってしまうのである。
2015年10月のリアム・スミス戦も、じわじわと距離を詰められ懐に入られたところで何もできなくなるという非常にわかりやすい負け方だ。
身体能力を活かした踏み込みが得意なモンローにとって、今回はかなりやりやすい相手だったのではないだろうか。

「ジョー・スミスがフォンファラにアップセット!! 1RでのTKO勝利でトップ戦線殴り込み?」

「格下のモンロー相手に苦戦したゴロフキンは調子が悪かった」←これが腹立たしくて仕方なかった

しかもモンローはその気になればゴロフキンとも正面から打ち合うことができるフィジカルと勇気を持った選手である。

2015年の試合では前半に受けたダメージと根本的なエンジンの排気量の差で負けてしまったが、作戦次第ではまだまだ肉薄できる可能性があるのではないかと思っている。

あの試合、結果だけを見れば6RTKOとゴロフキンの圧勝である。
だが、内容的にはこれまでのゴロフキンの防衛戦の中でもっとも接戦だったといっていい。

「ヘビー級No.1候補ジョシュアがデカイだけの人ブリージールを屠って勝利!! そりゃそうだろ」

ゴロフキンのプレッシャーから逃げ切れないと判断したモンローが身体を密着させて打ち合う作戦に切り替えたのは見事だったし、至近距離で小さく左右にシフトウェイトしながら打ち込むパンチにもキレがあった。
特にボディを意識させてからの顔面というコンビネーション、そして至近距離でそれを出せるだけのスキルと勇気。
最後はゴロフキンの体力に屈した形だが、至近距離でのパンチの回転速度では明らかにゴロフキンを上回ってみせたのである。

「“カネロ”アルバレスがリアム・スミス挑戦にファン失望?」

僕はこれをたびたび申し上げているのだが、あの試合を中継したWOWOWエキサイトマッチの実況や解説者が、

「ゴロフキンの調子が悪いですね」
「ペースダウンしましたね」
「今日はあまり出来がよくないですね」
「調子が悪い中でのKO勝利は見事でした」

とコメントしていたことが腹立たしくて仕方がなかった。

違うだろうと。
ゴロフキンの調子が悪いんじゃない。純粋にウィリー・モンロー・ジュニアが強いんだろうと。どう見ても過去最強の挑戦者だろうと。

モンローならば相手がカネロでもいい勝負ができる。もしかしたら勝てるかもしれない。僕の中でのウィリー・モンロー・ジュニアの評価はそれくらい高い。まさしく実力と知名度が壊滅的に釣り合わない選手の代表である。

まだ29歳。どうにかトップ戦線に絡んでもらいたいと願っているのだが。

「ウォーレンがパヤノに雪辱!! マジいい試合!! 階級屈指のテクニシャンがバンタム級最強ファイターとのダイレクトリマッチを制す」

は? 試合がおもしろいなんてひと言も言ってねえぞ? だってエリスランディ・ララに似てるんだぞ?

ミドル級でもゴロフキンに次ぐ実力を持つ(と僕が思っている)ウィリー・モンロー・ジュニア。
これだけの実力者が1年以上も試合枯れしていた理由もよくわからないし、実力に見合った知名度を得られていないことも残念でならない。

ただ、念のために申し上げておくが、この選手の試合はクソつまらない

は? 誰がおもしろいなんて言った?
今回のトンプソン戦を観ればわかるだろ?
何せエリスランディ・ララに似てるんだぞ?
人気なんか出るわけねえじゃねえかww

知名度はない。
ゴロフキンに完膚なきまでにやられている(数字上は)。
1年以上リングに上がっていない。
やりにくさ、実力的な危険度はかなり高い。

不人気路線まっしぐらのプロフィールである。
間違ってもカネロのミドル級調整試合に選ばれるような選手とは言い難い。

「カーン仰向けにバッタリ。“カネロ”・アルバレスが壮絶カウンター一発でカーンを失神KO」

僕自身、ボクシングに興味のない人にこの選手の試合を見せて「ボクシングを好きになれ」とは、とてもじゃないが言えない。

「ウィリー・モンロー・ジュニアがロサドを一蹴!! え? カネロのミドル級調整試合にモンロー?」

S・ウェルター級で勝負をかける気はないのか? ミドル級よりもチャンスがあると思うが

モンロー・ジュニアは思い切ってS・ウェルターに落とす気はないのだろうか。人気や知名度的にもこのままミドル級でジリ貧状態を続けるよりも可能性があるように思えるのだが。

たとえばWBO王者のリアム・スミスとのタイトルマッチなどはいかがだろうか。
あのジワジワと相手を追いつめるスミスのスタイルにモンローがどう対応するのか。非常に興味をそそられる対戦である。興味のない人にしてみたら絶望的につまらない試合だとは思うが。
また、IBF王者のチャーロ兄には勝てる可能性が高いだろうし、WBA王者であるララとのボクシング史に残る超絶退屈技術戦を敢行するのもアリである。

「チャーロ兄ジャーマルがトラウトを撃破!! フィジカルモンスターが階級屈指のテクニシャンを力技でねじ伏せる!!」

少なくともゴロフキンが3つのベルトを独占している現状、ミドル級でチャンスを待つよりはいいのではないかと思うのだが、どうだろうか。



ちなみに今回のジョン・トンプソンには、できれば日本の村田諒太とマッチメークしてもらいたい。この選手になら相性的にも村田が勝つ可能性が高いのではないかと思う。

リアム・スミスとのタイトルマッチの経験があり、ゴロフキンに敗れたウィリー・モンロー・ジュニアに敗れたという実績。これなら日本のファンもある程度納得するのではないだろうか。

「村田諒太は日本を捨てちゃえよ? ペドロソをまったく問題にせず4RTKO勝ちで10連勝を飾る!!」

「リアム・スミスは下の階級だからノーカン」
「ゴロフキンにボコられた相手に負けてる雑魚ww」

こんな感じで否定する人間は必ずいるとは思うが。

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