映画「ミックス。」感想。卓球界に舞い降りた天使は意外にデカかった。豪華キャストと安心感の王道スポ根ラブコメ

映画「ミックス。」感想。卓球界に舞い降りた天使は意外にデカかった。豪華キャストと安心感の王道スポ根ラブコメ

卓球イメージ
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映画「ミックス。」を観た。
 
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「ミックス。」(2017年)
 
かつて天才卓球少女として期待された多満子は、母亡き後卓球を離れ、平凡なOLとしての日々を送っていた。
 
そんな中、会社の卓球部のイケメンエース江島に告白されて付き合うことに。
「ついに自分にも奇跡が起きた!」と喜んでいたのもつかの間、新入社員の卓球選手愛莉に江島を寝取られてしまう。
 
 
失意の中会社を辞め、地元に帰った多満子。
母の経営していた卓球クラブは赤字で倒産寸前、わずかに残った会員も幼なじみの元ヤン妻やダイエット目的の夫婦、不登校の高校生など癖のある面々ばかり。さらに未経験で入会した萩原は自分の話をほとんどしない無口な男だった。
 
ある日江島と愛莉の幸せそうな様子を見た多満子は、江島とヨリを戻すために一念発起。卓球クラブの再建と打倒江島・愛莉ペアを目標に、男女混合ダブルス(ミックス)大会への出場を決意するのだが……。
 
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映画「ミックス。」最高だった。そうそう、この安心感ですよ。「絶対にハッピーエンドだよね?」というノリ

2016年の大ヒットドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS)で主演を務めた新垣結衣が、その勢いのまま再び「20代後半、彼氏なしの女性」を演じた今作。
 
相手役の瑛太とのダブル主演となったわけだが、はっきり言って「めちゃくちゃおもしろかった」
 
半端ない安心感というか、スポ根ラブコメ映画の王道中の王道のストーリー。本当に何も考えず、気楽に観られる2時間だった。
 
「「ドラゴンボール超 ブロリー」感想。過去最高にブロリーがカッコいい。小物感満載のフリーザがボコられる」
 
だってアレでしょ?
もう、絶対ハッピーエンドだってわかるじゃん。
 
冒頭でいきなりどん底に落とされ、
自分と同じくらいのどん底の相手と出会い、
2人で協力してラスボスをぶっ飛ばそうと誓い合い、
努力を重ねるうちに友情や愛情が芽生え、
いよいよというところで関係に亀裂が入り、
再びどん底の展開に逆戻り。
 
そこから一大決心で這い上がり、
2人の愛は最高潮を迎え、
周り全員が笑顔になり、
幸せな日常が戻ってきましたとさ。
ちゃんちゃん。
 
最高かよww
 
いや、もうね。
最高なんすよ、最高。
 
「ダイの大冒険かっちょいい技ランキングTOP10完結。技はもちろん、キャラクターへの思い入れもデカい」
 
何度も申し上げているように、僕が映画を評価する基準は何と言っても「わかりやすさ」
 
「物語の深さ」
「リアリティ」
「人生における○○」
そんな話はいりましぇん。
 
休みの日にたまたまテレビをつけたらやっていた。
で、鼻くそをほじりながら観始めたけど、何これ? 結構おもしろい。
笑いあり涙ありで、最終的に登場人物全員が笑顔になる。
 
そう、これぞ映画における最上級。
 
 
この展開ならドラマでやればいい?
目の肥えた()映画ファンには物足りない?
 
まったく関係ナッシング。
笑って泣いてハッピーな2時間。
 
それの何が悪いの?
もう一度言うけど、最高じゃねえか。
 
「実写版「銀魂」感想。MVPは神楽で文句ないよな? 新八もがんばった。実は意外にハマり役だったのが…」
 

ガッキーがデカい。天使の笑顔とさわやかスポ根とアスリート並の圧倒的フィジカル

まあ「最高」ばかり連呼していてもしょうがないので、具体的な感想を。
といってもすでに公開から1年近く経過しており、感想も各所で言い尽くされている感が強い。
 
なので、個人的に気になった出演者について、適当に述べていこうと思う。
 
まずガッキーがデカい
表題の通りなのだが、主演の新垣結衣の上背がまあまあ目立つ。
 
他の女性共演者と並んでも頭ひとつデカく、相手役の瑛太(179cm)と並んでもまったく遜色がない。
遜色がないというのは男女のカップルとしてではなく、純粋にアスリートとして
 
元名門サッカー部で身体能力抜群の瑛太の横に立っても、まったくフィジカル負けしない天使。それが新垣結衣という女優であるww


まさしく「卓球界に舞い降りた天使は意外にデカかった」
 
終盤で新垣結衣が瑛太に抱きつくシーンがあるのだが、僕は思わず瑛太の腰を心配してしまったことを報告しておくww


気にすんな。天使がデカくてもええやないけ。


とはいえ、やはりガッキーはガッキーでした。
瑛太の肩にもたれて寝たり、しかめっ面で頭をポンポンされたり。
 
てめえバッカやろうww
俺を気絶させる気かよww
というシーンは山ほど出てくるのでお見逃しなく(誰目線?)。
 

広末涼子とかいう元ヤン役がどハマりする元国民的美少女。さすがはキャンドルジュンの嫁(?)

そして、幼なじみの吉岡弥生を演じた広末涼子がハマり杉な件。
 
現在は医師の妻としての日常を送っているが、実は元ヤンで卓球好き。
ママ会で料理を作っておしとやかにあいさつするより、仲間とワイワイやっている方が性に合うというタイプ。
 
地元に戻った多満子を「お嬢」と呼び、当時のノリのまま励まし卓球クラブへ誘うのだが、これがホントによく似合う
 
2017年の日本テレビドラマ「奥様は、取り扱い注意」でも感じたが、ああいう「普段は無理してるけど、ハメを外すとはっちゃける」役柄はマジでしっくりくるなと。
 
パッと見、小ジワも目立って「元国民的美少女もさすがに年食ったな」とも思うのだが、それも含めて元ヤン感が尋常じゃない。
 
うっす4649。


だてにキャンドルジュンの嫁やってねえわ。
 
知らんけど。
 

クズ男で輝く瀬戸康史。中谷美紀の次はガッキーをイワすのか? あの天使をイワすのか?

さらに、イケメンエース江島晃彦役の瀬戸康史。
この人もなかなかいい味出してたなと。


多満子と付き合っている最中にさらっと後輩の愛莉に乗り換え、別れたあとも「あの女はキツかった」「手編みのマフラーあたりからヤバいと思った」など、不器用な多満子をボロカスにけなす。
 
さらに愛莉とうまくいかなくなった途端に多満子に「やり直したい」「後悔してる」と連呼。多満子のピュアさをうまい具合に刺激する。
 
で、極めつけは多満子にフられた数日後、あっさり愛莉とヨリを戻す節操のなさ。
「やり直したい」の言葉にグラっとくる多満子もだいぶしょーもないが、江島のクズさはむしろ清々しいくらい。
 
観ている方としてはかなりイラつく()のだが、これがラストに向かう助走と考えれば「よし、もっとやれ」と。
瀬戸康史がクズであればあるほどガッキーの天使度がアップするし、長髪ヒゲ面の瑛太もイケメンに見えてくる。
 
「アニメ「どろろ」がクッソ暗くてしんどいんだがw よくこんなのをアニメ化したよな。中二病丸出しの主題歌と絶望ともの悲しさと」
 
というか、僕はこの瀬戸康史という人をよく知らないのだが、いいかげんなクズ男役をやらせると光るタイプなのか?
 
2016年のTBSドラマ「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」で中谷美紀と年の差カップル役で出演した際もかなりいいかげんなチャラ男だった記憶があるが、それはそれでよかったような……。


 
「「僕だけがいない街」感想。こんなマンガがあったことにビックリ。読み終わった瞬間、すぐに最初から読み直したのは初めて」
 

やっぱり蒼井優の振り切った中国人役は凄まじかった。というか、中華料理店のシーンはマジで辛いものが食いたくなるよね

ラストはこの人。
中華料理店の店員役の蒼井優。
 
ジェーン・エスメラルダ役の生瀬勝久や、神奈川県警の警察官役の吉田鋼太郎、多満子の亡き母役の真木よう子など。振り切ったチョイ役の演技が見どころの今作だが、その中でも群を抜いていたのが蒼井優の中国人。
 
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相手役の森崎博之(TEAM NACS)とともに、いわゆる「劇団ひとりが演じるデフォルメされた中国人」をさらに大げさにしたような演技で、聞くところによると主演の新垣結衣と瑛太を食ったと言われているとか。
 
いや、これはわかるww
確かに蒼井優の突き抜けっぷりはすごかった。
 
しかも蒼井優、卓球も普通にうめえし。
たぶん身体能力が高いのだと思うが、この器用さは綾瀬はるかにも匹敵するのではないか。
 
また、中華料理店のシーンは作中でも一種の潤滑油というか、ほのぼのポイントというか。重要なアクセントとして、大いに機能していたように思う。
 
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一応申し上げておくと、僕はあのシーンを観て無性に辛いものが食いたくなり、近所のスーパーでキムチを購入。
「いや、キムチは韓国じゃねえか」と無意味なノリツッコミをしながら箸を動かした次第である。


で、実は「中国ナショナルチームの選抜から惜しくも漏れたペア」だったって?
いろいろややこしいんじゃボケがww


一つ贅沢を言うなら、彼らも大会に出場して活躍の場を作ってもらいたかったとは思う。
 
でも、そうするとアレか。優勝しちゃう可能性もあるのか。実力的に。
ストーリーの流れを考えれば主人公ペアvs江島・愛莉ペアの決勝は外せないわけだから、そこに至るまでに負けさせるのも一苦労か。
 
ただ、大会であのノリを披露して会場をドン引きさせるという展開も観たかったなと。
 
そんな感じで、結論としては最初に申し上げた通り。
映画「ミックス。」、最高だからぜひ観てくだしゃい。
ジャパニーズ・エンターテイメントすっばらしいよ?
ってことです。
 
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