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テオフィモを観てると筋トレしたくなる。リチャード・コミーを2RTKOに下して初戴冠。やっぱり中谷正義引退は惜しいよね【結果・感想】

ボクシング観戦, 趣味, 雑談 | 2019年12月18日 | タグ: , , ,

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ニューヨークイメージ
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2019年12月14日(日本時間15日)、米・ニューヨーク州で行われたIBF世界ライト級タイトルマッチ。同級王者リチャード・コミーとランキング1位テオフィモ・ロペスの一戦は、2R1分13秒TKOでロペスが勝利。見事初戴冠を果たすとともに戦績を15戦全勝とした試合である。
 
 
今年7月に日本の中谷正義に判定で勝利し、王座挑戦権を獲得したテオフィモ・ロペス。
対するリチャード・コミーは2019年2月に空位の同タイトルを戴冠、今回が2度目の防衛戦となる。
 
開始直後から軽快なステップで鋭い左を出すコミーに対し、ロペスはいつも通りL字気味の低い構えで対峙。得意のカウンターと同時打ちの左で応戦する。
 
時おりコミーが大きく踏み込み打ち下ろしの右を放つものの、ロペスはこれに素早く反応しカウンターの右を返す。さらにバックステップで距離をとったコミーが左を打ち込み、ロペスが抜群の見切りで避ける。
両者ともにキレのある動きを見せ、1R終了のゴング。
 
続く第2R。
このラウンドも開始直後からコミーが積極的に腕を振り、ロペスがバックステップからのカウンターを打ち込む展開。コミーの左がロペスの顔を薄く捉えるが、逆にロペスのショートの左でコミーがバランスを崩すシーンも。
 
そして30秒過ぎ。
リング中央で両者が同時に踏み込み、右をフルスイング。
若干外旋回のコミーの右に対し、ロペスの右はまっすぐ最短距離を通ってコミーの顔面をモロに捉える。
 
たまらず膝から崩れ落ちるコミー。
何とか立ち上がって再開に応じたものの、ロペスのラッシュを抑えきれずにコーナーに釘付けに。防戦一方になったところでレフェリーが試合をストップ。2R1分13秒、TKOでテオフィモ・ロペスの王座獲得が決定した。
 
 
なお、試合後にライト級統一王者ワシル・ロマチェンコがリングインし、ロペスとの対戦希望を公言する一幕も。
2020年のライト級の頂上決戦に大注目である。
 
「京太郎、デュボアの右に沈む。覚悟を決めてカウンターを狙いにいった京太郎に感動しました。日本ヘビー級の歴史が動いた」
 

ロペスvsコミー。予想はコミーの判定勝利だけど、テオフィモのKO勝利も十分ある? とか、そんな感じでした

ライト級のプロスペクト、テオフィモ・ロペスが迎えた初のタイトルマッチ。
王者リチャード・コミーは29勝2敗26KOの戦績を持つ強打者で、過去の敗戦はロバート・イースターJr.、デニス・シャフィコフのみという強豪である。
 
また、ロペスは前回の中谷正義戦での苦戦もあり、今回の試合もかなりの接戦が予想されていた。
僕自身もこの試合はぼちぼち拮抗すると思っていて、6:4くらいでリチャード・コミーが有利ではないかと予想していた。
 
何となくだが、判定勝利ならコミー、KOするならロペス。
予想はコミーの判定勝利だけど、テオフィモ・ロペスにも十分勝機はあるよね。
 
「テオフィモvsコミーはテオフィモにも勝機があると思う。ウダウダやってないでさっさと正式決定しれ。コミーvs中谷も観たかった」
 
ロペスは一瞬の爆発力は凄まじいが、鋭く長い左に対応できずに出足を止められてしまうケースが目立つ。
ただ、コミーは遠い間合いから踏み込んで腕を振るスタイルなので、ここにうまくロペスのカウンターが決まれば……。
 
だいたいそんな感じの予想をしていた次第である。
 

ロペス圧勝!! 同時打ちの右一閃。こういう爽快な勝ち方を見せられると筋トレしたくなるよね


そして、結果はご覧の通りテオフィモ・ロペスの圧勝。
 
2Rに豪快な右をカウンターでぶち当て、コミーをピヨらせTKO勝利。
ロペスはどこかで1発当てればの“どこか”がいきなりきてしまったというか、センセーショナルな勝ち方にめちゃくちゃ驚かされた。
 
 
試合を観直してみると、ロペスは最初からコミーの踏み込みにタイミングが合っていたように思える。
コミーはジャブが鋭く身体能力も高いが、基本的には単発型。遠い位置から大きく踏み込んで腕を振るスタイルなので、カウンター使いのロペスにとっては狙いやすい相手ではある。
 
その上、今回のロペスはかなり調子がよかったのだと思う。
前戦に比べて足の動きも鋭く、パンチを避ける上体の動きもキビキビしていた。
 
恐らくこの試合に向けて相当気合いが入っていたのだと思うが、体力満タンで待ち構えていたところにコミーが豪快に突っ込んでいった感じ。
 
その上コミーのパンチは若干外旋回の軌道のため、相手に到達するまでにどうしても一瞬のタイムラグができる。それに対し、ロペスのパンチはリラックスしたL字の位置から打ち出すのでロスがほとんどない。
 
最短距離を猛スピードで突き抜け、ものの見事に顔面にドカン。
リチャード・コミーのタフネス、打たれ強さはよく知らないが、あのタイミングで被弾してはどうしようもない。
カウンターを狙っている相手の懐に思いっきり飛び込んでいったのもアレだが、やはり今回はロペスがすばらしかったと言う方が正解な気がする。
 
「拳四朗vsペタルコリン、チャベスJr.vsジェイコブス、亀田京之介vs前田稔輝振り返り。MVPは拳四朗で異論ないよな」
 
てか、こういう爽快な勝ち方を見せられると、どうにもウズウズしますよね。
身体を動かしたくなるというか、「ちょっと筋トレでもして汗をかきますか」みたいなテンションにさせてくれる。
 

ロペスvs中谷戦を観直したけど、やっぱり中谷いい選手!! コミー相手でも勝機はあったし引退は惜しいよね

今回のロペス圧勝を受けて久し振りに2019年7月のテオフィモ・ロペスvs中谷正義戦を観てみたのだが、改めて中谷ってすげえなと。
 
もともと僕はこの選手にかなり期待していて、vsテオフィモ・ロペスも十分やれると思っていたのだが、それを踏まえた上で。
 
「中谷正義惜しい! テオフィモ・ロペスに判定負け。でも間違いなく通用するとは思ったよね」
 
まず、何より目を引くのが左の多彩さ。
打ち下ろし気味のジャブだけでなく、肘から先がクネクネ動いてボディやフックもどんどん出る。
鋭さはあるが単発気味のリチャード・コミーの左とはまったく別物である。
 
さらに思ったのが、打ち終わりのケアがめちゃくちゃすばらしいこと。
テオフィモ・ロペスは常に相手の打ち終わりを狙っていて、同時打ちのタイミングでねじ込む右のカウンターが凄まじい。
今回も開始直後からコミーの右にカウンターを合わせていたし、ダウンを奪った右もそのパンチ。
 
だが、中谷はロペスの射程内でも打ち負ける様子はまったくない。
左を出しながら踏み込み、すぐさま頭の位置を動かしてロペスのカウンターを外す。そこにさらにカウンターで左を被せてロペスを後退させる。
また、ロペスが前に出てくれば小さなバックステップと懐の深さを活かして空転させ、左のカウンターを合わせる流れ。
 
遠い位置からジャブで削られ、得意のカウンターは見切られ、強引に前に出てもパンチが届かない。
ロペスにとっての中谷正義は本当に天敵だった気がする。
 
 
ついでに言うと、中谷正義ならリチャード・コミーが相手でも十分勝機はあったと思う。左の差し合いでは確実に上回れたはずだし、遠い間合いからの踏み込みにさえ対応できれば五分以上の展開になったのではないか。
 
 
言っても仕方ないのかもしれないが、やはりこの選手の引退は惜しい。
言っても仕方ないけど。
 
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