俺的PFPのNo.1コバレフ登場!! イサック・チレンベに勝ってウォード戦へ進めるか? ところでL・ヘビー級ってレベル高くね?【予想】

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ロシアの夜景
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現地時間2016年7月11日にロシア・エカテリンブルクでWBO世界L・ヘビー級タイトルマッチが開催される。

WBA・WBO・IBF世界L・ヘビー級統一王者セルゲイ・コバレフがWBO同級15位のイサック・チレンベを迎えうつ一戦。
2016年内に開催が期待されるアンドレ・ウォードとの頂上決戦の前哨戦としてセットされたこの試合。現在PFP2位に君臨するコバレフが盤石の強さを見せることができるか。

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激戦区のL・ヘビー級で頭一つ抜けた実力を持つコバレフにとって、次戦に向けて弾みをつける意味でも非常に重要な一戦である。

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イサック・チレンベはディフェンスが持ち味のくせ者挑戦者。そこそこいい選手だと思う

最強の統一王者セルゲイ・コバレフ降臨!!

僕の中でのPFP No.1、セルゲイ・コバレフの登場である。
相手はイサック・チレンベ。24勝3敗2分の戦績を持つ、スキンヘッドが印象的なオーソドックススタイルの選手だ。

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まずこの選手の試合をいくつか観た印象だが、相手の攻撃の芯を外すのがうまいディフェンシブなタイプという感じだろうか。
上体を動かして的を絞らせずに空転させる。バックステップしながらのカウンターで突進を寸断する。相手の打ち始めのタイミングに合わせて踏み込んでクリーンヒットを避ける。至近距離で腕を巻きつけて動きを封じる。

また、相手のタイミングを掴むのがうまく、中盤あたりで自分に流れを引き込んだところで攻撃に転ずる切り換えのよさも持っているようである。

前後左右に動く足や野性的なスピードがあるわけではない。手数もそれほど多いとはいえない。
だが、距離感もよく非常にやりづらいスタイル。全体的にはディフェンスに傾向したくせ者挑戦者といったところだろうか。

何となく、下半身の弱いバーナード・ホプキンスという感じかなと思ったのだが。

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勝敗予想はコバレフの6RでのKO勝利。コバレフがパワーの違いを見せつけて押し切ると予想

今回の挑戦者チレンベは、うまさとやりにくさを兼ね備えたディフェンシブな選手である。
それを踏まえた上で今回の試合を予想すると、コバレフ勝利

いや、やっぱりコバレフの有利は動かないように思える。

チレンベはとにかく上体を動かして相手に的を絞らせないディフェンシブな選手である。相手のパンチをヘッドスリップで殺したり、ロープを背負った状態でも右を引っ掛けてサイドステップで身体を入れ替えたりと随所に細かい工夫も見られる。前に出てくる相手に対しては自分も強振することで突進力を半減させる勇気もある。

だが、残念ながらコバレフには通用しない
申し訳ないが、コバレフのパワーの前ではチレンベの全身全霊はすべて水泡に帰すだろう。

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むしろ、あまりのパワーの違いに身体が硬直して手が出せなくなることもあり得るのではないだろうか。
ガッチリ固めたガードの上から好き放題に打ち込まれてパワー差を見せつけられる。コバレフの多彩な左をガードしているうちにフックとボディを効かされてジ・エンド。まるで2013年に枯れ枝のようにコバレフに敗れたクレバリー戦の二の舞になりそうな気がしてならない。

勝敗予想はどうしようか。
チレンベのやりにくさも加味してコバレフの6RKO勝利としておこうか。
前々回、3Rで撃沈したナジブ・モハメッディよりも多少は粘ると仮定して、だいたいこのぐらいがちょうどいいように思える。

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チレンベにはがんばってほしい。仮想アンドレ・ウォードとして頂上決戦の予行演習には最適の相手

コバレフ圧倒的有利と言っておいてアレだが、個人的にチレンベにはめちゃくちゃがんばってもらいたいと思っている。
というのも、この選手を見た瞬間に「あ、これ仮想アンドレ・ウォードだ!!」と思い、一気にテンションが上がったからである。

上半身の柔軟さがあり、パンチの芯を外すうまさを持ったディフェンシブな選手。明らかにアンドレ・ウォード戦を見据えたマッチメークである。
かなりの確度で断言できる。コバレフ陣営は今回の試合をアンドレ・ウォード戦の予行演習と位置づけている。

たまらんですねマジで。
テンション上がりまくりっすわ。
2016年内の激突が濃厚という話は常々聞いていたが、ここまで現実的なものが見えてくるとワクワク感がフルスロットルである。

実際、このクラスの選手が全盛期を逃さずスムーズに対戦が決まるというのはなかなかない。お互いにとって危険な相手であるのに、両者が対戦に前向きであることが素晴らしい。どちらもケガなく決戦の日を迎えることを願うばかりである。

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チレンベの左がコバレフに通用すればもしかしたら……いや、無理か

話を今回の試合に戻すが、そういった意味でもチレンベにはがんばってもらいたい。たとえ勝てなくても、コバレフ攻略の糸口を示してくれればと思う。

実際、この選手がコバレフに一矢報いるとしたらどんなパターンが考えられるだろうか。
僕が思うに、やはりチレンベの左がコバレフにどれだけ通用するかではないかと予想する。

チレンベの射程距離はコバレフと比べると若干近い。つまり、チレンベがコバレフとまともに勝負するには、その距離まで近づくことが最低条件である。

自分の距離まで近づくことができれば得意のコンビネーションにつなげることもできるし、コバレフの踏み込みに合わせてリターンのカウンターを打つこともできる。

そのためには、やはりあの左が通用するかどうか。コバレフの多彩な左を上回ることができるか。あの切れ味鋭い左でコバレフの突進を止めることさえできれば、チレンベの視界は一気に拓けるし、できなければ絶望一直線。
それがチレンベにとっての第一関門であり、最大の関門ではないだろうか。

逆にコバレフの圧力に屈して手が出せなくなってしまうと厳しい。防御に手一杯になったところにガードの間から一方的にタコ殴り。文字通りコバレフの練習台になって終わりである。

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チレンベが活路を見出すには、とにかく勇気を持って前に出る。
コバレフが踏み込んだ瞬間を逃さず踏み込んで距離を潰す。
持ち味の上半身の柔軟性を保ったまま得意の左を打ち込む。
そしてコバレフにフラストレーションを感じさせて、どうにかペースを掴んでアップセットを狙いたい。

まあ、無理だろうな。
最初に申し上げた通り、この選手がコバレフの圧力を受け止めるのは恐らく無理だ。
左で距離を測られてからの右ストレート。ロープに詰められてボディ、右フック。そんな感じで圧倒されて最後は無慈悲に倒される可能性が高い。

どこかで左のカウンターを当てたとしてもコバレフの怒りを買って終わり。

もういいよ。
お前はよくやったよ。
後は仮想アンドレ・ウォードの役目を立派に果たせよ……。

待っているのはそんな感じの結末ではないだろうか。

せめてもう少し下半身に安定感があれば……。
ホプキンスくらいの下半身の強靭さがあれば……。

というか、マジでどうするよこのコンプリートファイター。

・ロシア人
・長身
・胸毛
・畜生顔
・ボクシング
・無敗の統一王者

このプロフィール、グラップラー刃牙なら一話でやられるかませ犬なんですけどね。烈海王に「哈ッッ!!」とか言いながら吹っ飛ばされるキャラなんですけどね。

実はコバレフに勝てる可能性のあるのはバーナード・ホプキンスだったんじゃないか?

チレンベにホプキンスほどの下半身があればと申し上げたが、実を言うと、僕はコバレフに勝てる可能性のあるのはバーナード・ホプキンスではないかと思っている。

2014年のタイトルマッチであれだけコバレフに圧倒された上で、それでもなおコバレフに勝てる可能性が一番高いのはホプキンス。「お前何言ってんだ」と笑われるかもしれないが、マジである。

2014年のあの試合、コバレフの完勝であったことは誰の目にも明らかだ。僕も判定に対して何かを言う気はまったくない。
だが、終盤の3R。特に10、11Rでペースを握っていたのはホプキンスだったことも確かである。
ホプキンスはコバレフとの距離感を完全に掴み、鋭い踏み込みからの右を最小限のバックステップでかわし、なおかつカウンターのタイミングを測っていたのである。あのコバレフに対して。

実際、ホプキンスのコンパクトな左がいいタイミングでコバレフを捉えたシーンが2度ほどあったと思う。あれだけ圧力をかけられ、ダウンも奪われた状態でも、ホプキンスはコバレフの動きをインプットしていたのである。

僕が思うに、コバレフの唯一の弱点は打ち終わりにわずかに身体が流れること。強靭な足腰で抑え込んではいるが、それでもかすかな乱れを見せる瞬間があるのだ。

いや、もしかしたらパワフルな上半身に比べて下半身は案外脆さがあるのかもしれない。相手の反撃を防ごうとしてスッテンコロリンするスリップダウンは意外と多い。

歩幅が広く踏み込みも鋭い。なおかつまっすぐな軌道の右。
距離を測る左の多彩さと凄まじいフィジカルによる圧力。
これらの要素が圧倒的過ぎて、今までコバレフの打ち終わりを狙える選手は現れなかった。

だが、その圧力に長時間耐え続けたホプキンスが、10R目についにその動きに対応してみせたのである。老かいさと緻密さを融合させたレジェンド中のレジェンドが、PFP No.1に君臨する(と僕が思っている)コンプリートファイター、セルゲイ・コバレフを捕まえたのである。

つまり、両者が再戦すればホプキンスが勝つ可能性は低くない。
すでにコバレフの動きをインプットし終えたホプキンスが体力満タンの状態で対峙すれば、1Rから試合を支配できるというわけである。
多くの人が絶望感を感じたあの試合、僕は最後にほんの少しだけ希望の光が見えたと思っていたのだが、どうだろうか。

まあ、さすがにあの試合から時間が経ち過ぎているので今さらどうこう言う気もないのだが。

そういう意味でもアンドレ・ウォードには大いに期待している。
ウォードであればコバレフの破壊的な攻撃を姿勢を崩さずにさばき、カウンターのリターンをヒットすることができるのではないかと思うのだ。

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しかしL・ヘビー級レベル高いな。ウェルター級〜ミドル級界隈とは大違いだ

今回の試合を受けて、イサック・チレンベがどのような選手なのかを知るためにいくつかL・ヘビー級の試合を観た。
そこで思ったのだが、現状のL・ヘビー級、かなりレベルが高くないっすか?

今回のイサック・チレンベはもちろん、チレンベに勝ったエレイデル・アルバレスもなかなかいい。もう1人チレンベに勝ったトニー・ベリュー(映画に出てたな確か)も悪くないし、そのベリューと2戦しているネイサン・クレバリーもいい。
クレバリーはチャベス・ジュニアに人生の厳しさを教えたアンドルー・フォンファラとも壮絶な死闘を繰り広げており、そのフォンファラとジョー・スミスの試合もこれまた期待が持てそうである。

また、先日アンドレ・ウォードに敗れたサリバン・バレラも文句なしの実力者だし、WBAの暫定王者であるディミトリー・ビボルもかなり期待していいと思う。

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そして、トップ戦線には対抗王者のスティーブンソン、コバレフに2度敗れたジャン・パスカル、生ける伝説ホプキンス。

「コバレフ圧勝!! 試合後にチキンソン呼ばわりでなぜかWBC王者を挑発ww」

こうして見ると、コバレフのすごさがどれだけ際立っているかがわかるのではないだろうか。クレバリーやパスカルをまったく問題にせず、これだけのメンツを前に涼しい顔で頂点に君臨しているのである。

メイウェザー、パッキャオが抜けて人材がスカっているウェルター級や、深刻な人材難のミドル級。その間のS・ウェルター級にもそこまで突出した選手がいないことを鑑みるに、「谷間の階級」と揶揄されてきたL・ヘビー級が今まさに黄金期を迎えているように思える。

その中で実現確実と言われるコバレフvsウォードの頂上決戦。
正直、カネロvsゴロフキンのレベルではない。何が何でも実現しなくてはならない一戦である。

「今さらメイウェザーとパッキャオを語る。アルバレスvsカーン戦を観て、この2人が唯一無二の存在だった」

以前にも申し上げた通り、コバレフvsウォード戦はテレンス・クロフォードvsビクトル・ポストル、ジェシー・バルガスvsケル・ブルックと並んで僕が最も楽しみにしている試合である。

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どの試合もマジで甲乙つけがたい。よだれが出そうなほどワクワクする。というか、すでに垂れてる。

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