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木村翔はワシが育てたww ゾウ・シミンにアウェーでジャイアント・キリング!! 大観衆の前で中国の英雄にTKO勝利【結果・感想】

ボクシング観戦, 趣味, 雑談 | 2017年8月3日 | タグ: , , ,

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グローブイメージ
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2017年7月28日、中国・上海で行われたWBO世界フライ級タイトルマッチ。
同級6位の木村翔が王者ゾウ・シミンに挑み、11R2分28秒TKOで勝利した試合である。
 
 
初回からガードを高く上げて前に出る木村翔。
対するゾウ・シミンは、軽いパンチを出しながらリングを縦横無尽に動き回る。
ゾウのパンチが木村にヒットするたび、会場からは大声援が巻き起こる。
 
「木村翔がサルダールをボディでKOして2度目の防衛に成功。中国の英雄がまたやったぜ!! 次は田中恒成戦か?」
 
だが、木村は被弾を気にすることなく前に出続け、執拗にゾウのボディを攻める。
 
その甲斐あってか、徐々に失速するゾウ。
ラウンドが進むごとに木村のパンチがゾウの顔面をとらえるシーンが増え、会場の空気も変わり始める。
 
そして迎えた11R。
ゾウの疲労度を見た木村がラウンド開始から一気にペースアップ。
ボディから顔面へパンチを集める。
 
「おおう、やっばい。井岡一翔にダラキアンとの指名試合交渉出ました。今回の相手はちょっとマズイんじゃないか?」
 
疲労困憊のゾウはロープ際で打たれるままになり、そのまま崩れ落ちるようにダウン。
何とか立ち上がったものの、ファイティングポーズをうながすレフェリーに応えられず試合終了。
 
圧倒的不利予想を覆す木村翔のジャイアント・キリングである。
 
「井岡一翔の倒し方? ノクノイ戦の感想を含め井岡に勝てそうな選手を考える。まあ、アイツしかいないけど」
 

ゾウ・シミンの出来が悪過ぎじゃないでしょうか? 木村翔がすばらしかったのはもちろんだけど

まず最初に。
ゾウ・シミン、酷過ぎませんかね?
 
いや、もちろん圧倒的不利予想を覆した木村選手はすばらしい。それも完全アウェイで地元の英雄に勝ったのだから、その快挙に文句をつける気は毛頭ない。日本ボクシング史上屈指のアップセットと言われているらしいが、まさにその通りだと思う。
 
それを踏まえた上で、今回のゾウ・シミンは酷くねえっすか?
 
確かにパンチは手打ちで、基本的にパシャパシャと当て逃げする選手ではあったが、それでもここまでではなかった覚えがあるのだが。
 
特に2015年のアムナット・ルエンロエン戦や、タイトルを獲得したジョセフ・アジャタイ戦など。デビュー当時と比べれば、足を踏ん張ってしっかりとパンチを打つ選手になっていたと思うのだが。
 
「俺のアムナットさんが負けただと……?! カシメロに4RKO負けを喫して王座陥落!! 6度目の防衛に失敗」
 
スピーディなパンチをスパスパと出し、サッと離れる。
だが、下半身に力が入っておらず、1発1発に力がない。
足取りもフワフワとして、あっという間にロープを背負わされてしまう。
 
3Rには早くも失速を見せ、木村にあっさりと正面に立たれる。
木村のパンチにカウンターを合わせるのだが、力が乗らないために効果はほとんどない。
 
ロープに詰められボディを打たれ、顎が上がったところにフックを被弾。
苦し紛れに肘で押し返し、そのつどレフェリーに注意を受ける。
 
「やっぱりすげえなトラメイン(トレメイン)・ウィリアムズ。ウィリアム・ゴンサレスを1RKOでぶち抜く」
 
そして、8Rには完全に失速。
バックステップすらもできずにリング中央で打ち合い、懐に入られて山ほどボディをもらう。
上からもたれかかるようなクリンチで木村の動きを止め、何とかその状況を脱する。
時おりガードの間からカウンターを返すが、やはり威力はなく、木村は止まらない。
 

何でこんなことになったんだ? ゴタゴタしてたという噂もあるけど、ここまでポンコツ化するかね


マジな話、何がどうなればこんなことになってしまうのか。
衰えなのか知らんが、あまりにコンディションが悪過ぎるだろと。
トップランクを離れたとか、トレーナーがフレディ・ローチではなくなったとか、ゴタゴタしていたという話も聞こえてきたが。
 
「ガンボアvsカステリャノス感想。ガンボアの身体がデカ過ぎてアレだった」
 
10R後半から11Rにかけては、もはや惨劇としか言いようがない。
バックギアは完全に壊れ、ただ左右に動くだけのポンコツ。
ノーガードというより、腕を上げるのも億劫なほどの疲労感である。
 
自身のコーナーで何度もスッテンコロリンしていたが、まともに足腰が立たなかったのだろう。
ラストのダウンも効いて倒れたというより、「疲れてへたり込んだ」と言った方が正解ではないかと思う。
 
あえてこの日のハイライトを挙げるとすれば、試合後のクソ長い演説とワイプの嫁くらいか。
 
繰り返しになるが、今回のゾウ・シミンはちょっと出来が悪過ぎた。
 
「WBOAP王座がしょーもないなんてことは絶対ないから。小原佳太がWBOアジア・パシフィック・ウェルター級王座決定戦に勝利」
 

僕は木村翔という選手をまったく知りませんでした。ゾウ・シミンが大差判定で勝つと思ってました

とはいえ、上述のように木村翔がすばらしかったことは間違いない。
完全アウェーの中、地元の英雄相手のジャイアント・キリングには文句のつけようがない。
 
 
僕は今までこの選手のことを知らず、「ゾウ・シミンに挑戦決定!!」と聞いてもまったくピンときていなかった。
 
「京口世界王座!! アグルメドとの激戦を制す。いいですね京口! こういう試合が観たかった。最短世界一は無意味? まあ商売だから」
 
過去の試合をいくつか観たところ、
 
「ガードを上げて1発1発をしっかり打つ選手だなぁ」
「足取りがしっかりしてて、足腰が強そうだなぁ」
「でも、ゾウ・シミンに追いつけるのかなぁ」
 
といった印象で、正直ゾウ・シミンに勝てそうなイメージはなかった。
 
「日本一恵まれた男、河野公平がレックス・ツォーに敗れる。中国の英雄に打撃戦の末に負傷敗戦。惜しい! 勝てる試合だったな」
 
何となくだが、今年5月のカリド・ヤファイvs村中優戦と似た展開になるのかな?
「王者は思ったよりも速かった」
「予想以上にボディが強く、足が止まってしまった」
そんな感じで、漠然とゾウ・シミンが大差判定勝利するのでは? と考えていた次第である。
 
「村中優惜しい!! ヤファイを追い詰めるが、最後の最後で失速。敵地で絶好のパフォーマンスは次につながるんでねえか?」
 

予想とはまったく逆の結末。インファイターの木村が絶不調のゾウ・シミンを疲弊させていく。木村翔はワシが育てたww

だが、蓋を開ければ観ての通り。予想とはまるで逆の結末が待っていた。
 
ゾウ・シミンは思ったよりも速くなく、ボディもほとんど打たない。
逆にボディを効かせたのは木村の方。
 
「ロマチェンコ攻略の糸口見っけ? マリアガボッコボコ。今日も対戦相手をオモチャにして遊ぶ」
 
手打ちのゾウ・シミンに対し、腰を入れてしっかりと1発1発を打っていく木村。
足はよく動くが、木村のプレッシャーから逃げ切れないゾウ・シミンに対し、スピードはなくても確実に追い詰めていく木村。
展開だけでなく、あまりに好対照な両者のスタイルである。
 
「大激戦のバルテレミーvsキリル・レリク!! まさかの苦戦のダークヒーロー、バルテレミーはクロフォード打倒を果たせるか?」
 
カリド・ヤファイもリングをせわしなく動き回る選手ではあるが、パンチにはしっかりと力を乗せる。
踏み込みのレンジもゾウとは比べ物にならない。
パンチの威力にたじろがされ、出入りのスピードに翻弄され、村中選手は最後まで糸口をつかむことができなかった。
 
「ロマゴンの手詰まり感ぱねえっす…。シーサケットのカウンターで大の字KO負け。PFP No.1の伝説に終止符?」
 
だが、今回のゾウ・シミンは腰砕けの構えで手打ちのパンチを打つだけ。しかも単発。
ヤファイほどの機敏さもメリハリもない。
 
ある意味、木村陣営としてはもっとも対策が立てやすいタイプだったのかもしれない。
 
逆にゾウ・シミンにとっては、自分と同体格のインファイターと対峙するのはキャリアで初めてだったはず。
年齢こそ36歳だが、プロではまだ11戦目。
そういった経験値の少なさがモロに出たと考えると、起こるべくして起きたアップセットなのかもしれない。
 
「マイキー・ガルシアがブローナーに判定勝利。階級の壁をちょっと感じたかな。ブローナーもよかったよね?」
 
まあでも、アレだ。
木村がんばれとは思ってましたよ?
ずっとね。
たぶん日本中の誰よりも。
 
「カネロvsゴロフキン再戦決定。デービスvsクエジャル、ベルチェルトvsバロス、ダラキアンvsヨドモンコン圧勝づくめ振り返り」
 
よく知らないけど、木村がんばれ。
敵地で地元の英雄を蹴散らせば、一躍スターになれるぞ。
そして、木村はそれができるヤツだ。
俺わかってんだよ。
よく知らないけど。
 
つまり、木村翔はワシが育てたww
 
「比嘉がマソンを圧倒。打倒井上尚弥一番手キタんじゃない? 井岡よりも普通に強いんジャマイカ? あ? 武井壮? ブロックしちゃいなよ」
 

やっぱり至近距離でのフルスイングは大正義なんだろうな。「コンパクトに打て」ってのもわかるけど、最後は原始的な部分で圧倒しなきゃいけない

この試合、特によかったと思ったのは、何と言っても木村選手の思いきりのよさ
 
強靭な下半身でしっかり踏み込み、1発1発をフルスイングするスタイル。あれが結果的にゾウ・シミンの体力と気力を削ったのではないかと思っている。
多少振りが大きい気はするが、その分ゾウ・シミンに与えたプレッシャーも相当だったのではないか。
 
「村田ズルいww このタイミングでエンダムと再戦決定って、こんなの村田が勝つに決まってるじゃんか」
 
逆にゾウ・シミンはガードの間から再三当てていたが、手打ち過ぎてまったく脅威にならない。木村があれだけグイグイ前に出られたのも、11Rに一段ギアを上げる体力が残っていたのも、ゾウ・シミンのパンチがパシャパシャ過ぎたからに他ならない。
 
何だかんだで躊躇のないフルスイングは大正義ということなのだろう。
 
「ひっでえ試合。チャーロ兄がKO勝利って、ヘイランドとかいうヤツ、試合できる状態じゃねえじゃんか。こういうのを茶番wwって呼ぶんだよ」
 
たまに現地観戦すると「小さく小さく」「コンパクトに打て」「下から下から」「大振りするな」という声が客席から飛ぶ。
言いたいことはわかるし実際その通りなのだろうが、それがすべてではない。
 
相手に脅威を感じさせようと思ったら、結局至近距離でのマン振りが一番効果的。
特に世界戦でアンダードッグが勝つには、こういう原始的な部分で圧倒しなければならない。そんな感じである。
 
「金子大樹引退?! マジでか。内山引退→しゃーない。三浦引退→ワカル。山中陥落→完敗だね。てか会長老害過ぎワロタww 金子引退→は?」
 

木村選手のキャリアが不満、WBOアジア・パンパシフィック王座が不満とのこと。そんなことはないと思うけど。というより、言ってもしょうがないと思うけど

今回のタイトルマッチに際して、木村翔のキャリアが世界戦に挑むには不足だという批判もあったと聞く。国内ランカーとの潰し合いをクリアしていないとか、WBOアジア・パンパシフィック王座を獲得しただけでは物足りないとか。
 
だが、僕個人としては決してそんなことはないと思っている。
 
坂本真宏に勝利し、WBOアジア・パンパシフィック王座を獲得。同時に世界ランク入りを果たし、その王座を1度防衛したのちの世界戦。
 
「田口vsバレラ感想。ベストバウトきたか? やっぱり田中恒成に勝つ可能性のあるのは田口だよな」
 
国内のサバイバル()とやらを勝ち抜き、地域タイトル防衛もクリアしている。世界ランキングにも入っているのだから、挑戦者の資格としては十分である。
 
「ジャーボンティ・デービス体重超過ww フォンセカにKO勝利もさっそくネタキャラ化。尾川が防衛戦キャンセル? ええやん別に」
 
WBOアジア・パンパシフィック王座への批判も山ほど聞こえてくるが、それもどうでもいい。むしろ、このタイトルが世界戦への最短距離だとわかったことの方がよっぽど有意義ではないかと思っている。
 
「木村翔が五十嵐を根元から粉砕。大振りで恐怖を植え付けて真ん中を右でドーン。圧巻の五十嵐対策でしたね木村翔」
 
王座の乱立を嘆くより、世界王者へたどり着く道が増えたと前向きにとらえればいいんじゃないの? いくら否定しても、この流れになってることは確かなのだから、素直に乗っかった方が健康的じゃないっすか?
 
「ベルチェルトに三浦隆司完敗……。対策されてたなぁ。何もさせてもらえなかったなぁ。そして、ベルチェルトはよく走りきったなぁ」
 
まあこの辺の話は、噛み合ない者同士がいくら話しても、永遠に平行線を辿るのだろう。お互いに「そういう人もいるのね」くらいに思っておいた方がいい気がする。
 
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