開業決定!! だけどテンションダダ下がり

NO IMAGE

思いっきり啖呵を切ってしまった友人と再び飲みに行った席でのこと。 開口一番、友人が発したひと言。 「あ、そういや開業の話って進んでる?」 はい、どーん。 ピンチである。のっけから最大のピンチである。 僕の中では「酔った勢いで吐いたでまかせ」という結論が出ていたはずのアレを、友人は完全にマジと受け取っていたのである。 「あ、ああ。ぼちぼちやってるよ」 やってねえし!! やってねえのにやってるってウソついてるし!! 「ごめん。アレ勢い余ってでまかせ言っちゃった」 このひと言ですべてが丸く収まるのに、余計なところで変な見栄を張るのが僕の悪いところである。その面倒な性格のせいで今までどれだけ後悔してきたか。 そして今回も見事に同じ轍を踏んでしまったわけである。 「へえ、そうなんだ。じゃあ本格的にスタートしたらまた教えてよ」 僕のとっさのウソを友人が信じたのかどうか、表情からは判断がつかない。 まだ間に合う。今ならまだ間に合う。さっさと白状して謝っちまえ自分。 「ごめん、ウソ。何にもやってない。というか、開業なんてでまかせでしたごめんなさい」 これを言えば笑って終わりだから。 さあ言え。言うんだ自分。 「そうだね。了解」 ……はい、終了です。 というか、スタートです。 無限地獄のスタートです。 単なる見栄っ張りからのでまかせで。 いや〜参った。 参ったっていうか、100%自分が悪いんだけど。 これでもかってくらい自分が悪いんだけど。 こうして僕は開業への一歩を、ホントにしょうもない形で踏み出さざるを得なくなったわけである。