アイスホッケーの現地観戦は1回でいいやと思ったけど、アジアリーグでのH.C.栃木日光アイスバックスは観てみたい。遠いけど【長文】

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アイスホッケーイメージ
先日申し上げた通り、2018年12月15日に東伏見駅にあるダイドードリンコアイスアリーナでアイスホッケーの第86回全日本選手権大会準決勝を観戦してきました。
 
「アイスホッケーの現地観戦は太る。アイスホッケー第86回全日本選手権大会準決勝の感想」
 
概ね楽しかったのですが、「おや?」と思うこともちょいちょいあったので、今回はその部分について。
 
一応言っておくと、フットサル観戦のときと同様「イベント自体は楽しかった」です。
入場料3500円(A指定席)であれだけ楽しめるなら満足度は高い。あくまで「楽しかった」ことが大前提の、言いがかりレベルでのお話になります。
 
「アイスホッケー全日本選手権2019準決勝クレインズvsアイスバックス戦を観てきた。楽しかったけど、イマイチなところは変わってなかったな」
 
それを踏まえた上で、適当に流していただければ幸いです。
 

アイスホッケーの現地観戦は1回でいいかな。試合のスピード感と相反して、イベントのテンポが悪いよね

とりあえず、結論としては表題の通り。
「アイスホッケーの現地観戦は1回でいいや」
「でも、H.C.栃木日光アイスバックスのアジアリーグでの試合は観てみたい。遠いけど」
 
 
まず「現地観戦は楽しかったけど、1回でいいや」の件についてですが、一番の要因はイベントのテンポの悪さ
何もないまま放置される時間が長く、とてもじゃないけど集中が続きませんでした。
 
プレータイムは1ピリオド20分の3ピリオド制。各ピリオド間には20分のインターバルが入ります。
国際ルールでのインターバルは15分らしいのですが、今回の全日本選手権では20分に設定されていました。
 
なので、プレータイム20分×3に加え、20分×2のインターバルの計100分が1試合の合計時間となります。
さらにペナルティ等が発生するたびに時計もストップするので、そこで+10~15分前後。開始前の練習や入場時間を入れると、約30分強が上乗せされます。
 
つまり、1試合の合計所要時間は約2時間半。長ければ3時間前後。しかもこの日は2試合が行われたので、全体としてはかなりのボリュームです。
 
「明るい話題が欲しいぞアイスホッケー界。迫る日本製紙クレインズ廃部とアジアリーグ存亡の危機?」
 
そして、僕が「しんどいな」と思ったのが、プレータイム以外の時間がほぼ放置であること。
 
試合前の全体練習が終わると20分ほど放置され、第1、第2ピリオドが終わるごとに各20分放置される。
その間何があるわけでもなく、ただただ整氷車がリンクを往復するだけ。
ICE_1562
冗談抜きでこれはキツい。
 
座っていても寒いし、外に出ても寒い。
仕方なく売店や近場のコンビニで食べ物や飲み物を買うのですが、正直そんなに大量に食えるもんでもない。
 
この日僕が会場入りしたのが11時半で、イベント終了後に外に出たのが18時半過ぎ。
そのうちプレータイムやセレモニー等、何かが行われている時間は2試合で計3時間~3時間半くらい。
滞在時間7時間のうち、半分以上放置されていたことになります。
 
繰り返しになりますが、冗談抜きでこれはキツい。
ボクシング等の格闘技イベントでは「テレビ中継用の時間調整」と称して30分~1時間放置されることがあります。あの配慮のなさにはそのつど殺意を覚えるのですが、今回はそれに匹敵する。むしろ会場の寒さを加味すると、あの放置っぷりは狂気とも言えるレベルです。
 
「ボクシングはテレビで観るものだと確信した夜。有明コロシアム「ボクシングフェス2016 井上尚&八重樫 W世界戦」」
 
そもそも論として、プレータイムと同じだけ休憩する競技というのも珍しい。
 
それだけ激しいスポーツだし、ルールで定められている以上仕方ないとは思いますが、それにしてもよー休むww
とにかくあの空白タイムを何とかせんと、観客の熱量を維持するのは難しいのかなと思いました。
 
 
そういえば、「リンクコンディションの不良」とやらで、ピリオド開始が遅れたのにはさすがに笑ったけどね。
いや、その前に20分もインターバルがあったやんけ。何でチェックしておかねえんだよww みたいな。
 
プレー中のスピード感と迫力(と乱闘の多さ)はこれまで観た中でもトップクラスに凄まじいのに、あのテンポの悪さはホントにもったいない。
 
「アイスホッケーヒーローズ2019現地観戦感想。日本製紙クレインズ解散寸前。アイスホッケーの明日のために()」
 

割と初心者には敷居が高い。ペナルティがよーわからんし、ゴールの瞬間に盛り上がれないww

また、試合の運営が初心者には敷居が高いなとも思いました。
 
反則(主に過剰なコンタクトによる)が起きるたびにプレーが止まるのですが、その内容がよくわからない。
チャージングやらエルボーイングといった反則があるらしいのですが、問題のないプレーとの境目が僕にはちっとも理解できない。
 
パックを持っていない相手に思いっきり体当たりするのはOKで、ちょっとゴジャゴジャっとなっただけのアレがダメなのは何で?
 
「アイスホッケーにはアリーナDJが足りない? 東北フリーブレイズvs王子イーグルスatアジアリーグを観てきた」
 
ゴールシーンもそう。
基本、鮮やかなロングシュートが決まることはめったになく、ほとんどがゴール前の密集で無理やり押し込んでの得点となる。
 
正直、僕のような雑魚にはどうやって入ったのかがいまいちわからないわけです。
それどころか、決まったかどうかもゴール裏のランプのみでしか判別できず、もっとも盛り上がる瞬間に壮絶な置いてきぼりを食うという。
 
当然スタジアムDJなども存在しない。
プレーに対する説明は「ゴールは〇〇番、アシストは〇〇番」と、無味乾燥なアナウンスのみ。
 
バスケほどド派手にしゃべりまくれとは言わないし、ラグビーほどルール周知を徹底するべきとも言わない。でも、もう少し初心者に親切であってもいいかなと。


 

ビデオ判定がキツい。流れが止まってダレるのよね。やっぱり制限時間がほしい

ラグビーの話ついでに言うと、微妙なペナルティやゴールの際に行われるビデオ判定。アレも結構キツいものがありました。
 
僕は基本、ラグビーの「TMO」やプロ野球の「リクエスト」などのビデオ判定が虫唾が走るくらい嫌いなのですが、それは今回のアイスホッケーでも同様です。
 
ビデオ判定が入るたびにいちいち試合が止まるし、今回に関してはリプレー映像が流れるわけでもない。
ただでさえテンポが悪いのに、一番の持ち味である試合のスピード感さえも失われてしまう。
 
中でも「おいおいマジか」と思ったのがコレ↓
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第3ピリオド残り55.5秒で、得点は4-1。
ぶっちゃけ、ここからの逆転は100%あり得ないわけです。
 
その状況で、わざわざビデオ判定する意味ってあります?
別に退場時間が2分でも4分でもどうでもよくないっすかww
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僕が以前から思っているのが、ビデオ判定の制限時間を決めてほしいということ。
ざっくりですが、野球なら3分、ラグビーなら2分前後がイライラせずに待てるギリギリのイメージ。
そう考えると、アイスホッケーはせいぜい1分~1分半でしょうか。
 
また、僕がラグビーのTMOが大嫌いな理由として、試合が止まっている間に体力が回復できてしまうからというのがあります。
せっかく重量FWが相手の体力を削っても、TMOによってそれがチャラにされる。場合によっては、チーム戦略の破たんすらも招きかねないわけです。
 
まあ、選手が頻繁に交代するアイスホッケーに関してはちょっと違うのかもしれませんが。
でも、ペナルティを犯した側がノーリスクで休憩できるってのもおかしな話だとは思いますけどね。
 
「【ラグビー】TMOって必要? テレビジョンマッチオフィシャル不要論を唱えてみる。暴論かな?」
 
あと、ずっと気になっていたのが、何で電光掲示板の表記が英語なん?
ICE_1632
観客は9割以上が日本人。選手もほとんど日本人。
なのに表記は英語。
施設側の問題なのかもしれませんが、「誰に配慮してんの?」とは思ったかな。
 
繰り返しになりますが、結論としては以下の通り。
 
「アイスホッケーの現地観戦は楽しいけど、1回でいいかな」
「あの寒さの中に長時間放置されると考えると、テレビで十分」
「テレビ放送がないなら別に観なくてもいいや」
「せっかく試合はおもしろいのに、観客を楽しませる努力がいまいち見られないのは残念だよね」
 
だいたいこんな感じです。
 

「アジアリーグ」が楽しそう。H.C.栃木日光アイスバックスの試合には行ってみたい。遠いけど


と思ったら、アイスホッケーのトップリーグである「アジアリーグ」はそうでもないらしい。
 
「アジアリーグ」とは日本、韓国、中国、ロシアの4か国(2016-2017シーズンでチャイナドラゴンが不参加・解散したため、現在は中国チームはなし)の計8チームによって形成されるリーグの総称です。
 
レギュラーシーズンが9月~2月前半、プレーオフが2月後半~3月半ばまでの期間で行われます(方式は参加チーム数によって年度ごとに策定される)。
 
大きな特徴としては、日本、韓国、中国の選手は外国人枠(1チーム最大3名)の対象外となること。


「チーム紹介」を見てもわかりますが、韓国のチームに普通に日本人選手が在籍しています。
極端な話、デビューからずっと日本のチームに在籍せずにプレーし続ける可能性もある。なかなか国際色の濃いリーグです。
 
 
そしてちょろっと調べたところ、どうやらアジアリーグは全日本選手権大会のような無味乾燥なイベントではなさそう。
特に日本で唯一のプロチームである「H.C.栃木日光アイスバックス」のホームゲームはよさげです。
 
いや、いいじゃないっすか!!
こういうことですよ、僕が言いたいのはww


やっぱりスポーツイベントは初見の観客を取り込む努力をしてこそですよね。
フィギュアスケートのように超有名人がいるわけでもない中、初見の観客をどうやってリピーターにするかという話。
 
 
めちゃくちゃかっちょいいww
「アイスバックス2018-2019シーズンオープニングムービー」
 
こういう場所ならぜひ行ってみたいですね!!
「2018年9月11日(火)vs 東北フリーブレイズ」
「2018年9月8日 vs 東北フリーブレイズ」
「2018年10月28日(日)vs デミョンキラーホエールズ」
 
動画には映ってないけど歌が聞こえる。
「2018年10月28日(日)vs デミョンキラーホエールズ 第1ピリオド終了」
ピリオド間に観客を放置することもない。
 
韓国チームの「アニャンハルラ」もがんばってます。
「20181202 アニャンハルラvs日光アイスバックス」
 
「王子イーグルス」も開幕戦を盛り上げました。


でも、この試合はアカンぞ。
「OJI EAGLES LIVE! 王子イーグルス vs 東北フリーブレイズ12/4」
 
このほったらかしっぷりがダメだと言ってるんですよ僕はww
「OJI EAGLES LIVE! 王子イーグルス vs 東北フリーブレイズ12/4 第2ピリオド終了」
 
お、「日本製紙クレインズ」は結構がんばってる。
「018/12/8 日本製紙クレインズvs 王子イーグルス」
 
うん、いいですね!!
「2018/12/8 日本製紙クレインズvs 王子イーグルス 第2ピリオド終了」
 
なるほど。
いいじゃないですかアジアリーグ。
 
各チームの裁量で自由が利く分、全日本選手権とはまったく別物ということでしょうか。
中でも「H.C.栃木日光アイスバックス」はすばらしい。ここのホームゲームにはちょっと行ってみたいですね。
 
「栃木日光アイスバックスvs東北フリーブレイズin霧降アリーナ現地観戦が最高杉。これで指定席3500円? やっす!!」
 
でも、場所が栃木なんだよな……。
東京から日帰りで行くには厳しいけど、泊りがけで行くほどか? と聞かれると……。
非常に悩ましいところです。
 
 

 

 

 

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