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和氣慎吾はフランプトンに勝てるのか? ゴンザレス戦の感想を交えて検証する

ボクシング観戦, 趣味, 雑談 | 2015年7月21日 | タグ: , , ,

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虹イメージ
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和気慎吾は、果たしてカール・フランプトンに勝てるのか?

OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者の和気慎吾(27)が先日、IBF世界スーパーバンタム級3位のマイク・タワッチャイとの挑戦者決定戦を3-0の判定で制し、同級王者のカール・フランプトンへの挑戦権を手にした。

英国で大人気のカール・フランプトンへの挑戦が実現すれば、和気慎吾にとっては一世一代の大勝負となることは間違いない。

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そこで今回は、先日行われたフランプトンvsゴンザレス戦を振り返りつつ、和気慎吾がフランプトンに勝つ可能性について検証してみたいと思う。

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和気慎吾の持ち味は長身とスピードを活かしたアウトボクシング

和気のスタイルはひと言で言うと、スピードと見切りのよさを活かしたアウトボクシングだ。

サウスポーからの右のリードジャブ、そしてスーパーバンタムでは173cmと長身の部類に入る上背を活かして打ち下ろす左。
足の運びと目のよさ、前後左右へのフットワークを駆使して相手の死角に回り、刺すような右、打ち下ろしの左を的確に当てていく。タイミングとスピードが持ち味のボクサーファイターである。

防御の面では右のガードが低いのと、やや見切りのよさに頼り過ぎの傾向が強い。強いプレス、そして鋭い踏み込みからの左。これをやられると間違いなく被弾するだろう。
また、ラッシュをかける際にもガードが下がって顔面ががら空きになる癖があるため、そこに逆転のカウンターをもらう可能性は極めて高い。

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フランプトンの積極的な踏み込みからの左右連打にどの程度対応できるか。またジャブ、フックでフランプトンの突進を止められるか。フットワークでどの程度フランプトンの突進から逃れることができるか。そして、カウンターの左フックをフランプトンのこめかみにヒットできるか。そこら辺が勝負の分かれ目になるだろう。

和気が勝つにはKO必須!! しかしそれをさせてくれるほど甘くはない……


もしもフランプトンvs和気慎吾の世界タイトルマッチが実現したとして、舞台は英国になることは間違いない。
敵地、しかもボクシング熱の非常に高い英国の英雄が相手となれば、誰にも文句を言わせない勝利をもぎ取るにはやはりKO勝ちしかない。
それにはフランプトンの踏み込みに合わせた左カウンター一閃。これを狙うのが最も可能性が高い。

そもそもだが、和気はリゴンドーとの対戦を逃したのが本当に痛かった。テレビ局や所属ジムとのゴタゴタが原因との話だが、和気にとって一世一代のチャンスを逃したと今でも思っている。

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もしあの試合、リゴンドーと対戦したのが天笠ではなく和気であれば、例え負けるにしても健闘はできただろうし、それで日本での知名度も格段にアップしたはずだ。
すでに4敗もしている和気に今さら敗戦を恐れる必要もないし、少し目立てば格段に知名度が上がるメリットもある。そんな100%挑戦者という楽な立場での試合は、絶対に実現しなければいけなかったのだ。
現にあの試合をした天笠はすでに和気など比較にならないくらいの名声を手に入れている。実力的には和気の方が上なのにである。

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とはいえ、仮にリゴンドーと和気が戦っていたとしても天笠ほどのインパクトを残すのは難しかっただろう。リゴンドーにスピード勝負、テックニック勝負を挑んでも歯が立たないのは明白で、和気もご多分に漏れずに塩漬けにされての判定負けという結末が濃厚だったはずだ。リゴンドーとしても和気が相手であればある程度本気になるだろうし、対天笠のように余裕を見せることもしないはずである。

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それでも「長身リーゼントの優しい力持ち」の和気慎吾のキャラクターは、露出さえ増やせば絶対に人気が出ると思うのだ。そういう意味でもあのリゴンドー戦を逃したのは痛かった。和気にとって人生最大のチャンスを逃したといっても過言ではない。今でも僕はそう思っている。

米国進出第一弾でKOを意識し過ぎたフランプトン。そしてゴンザレスが予想以上に強かった

フランプトンvsゴンザレス。
この試合はゴンザレスのポテンシャルの高さが光った内容だった。

初回、フランプトンの動きがかなり硬かったとはいえ、カウンターの左をきれいにヒットさせる嗅覚や身体をすばやく入れ替えて別アングルから打ち込むテクニックなど、ゴンザレスの才能は間違いなく非凡だった。パンチもコンパクトでかなりのポテンシャルを感じさせるボクサーだった。
だが高く上げたガードもフランプトンの強烈なフックに弾かれる場面が多く、全体的にパワー不足だったことも確かだろう。もう少し経験を積んで、身体の線も太くなれば相当強くなるのではないか。

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逆にフランプトンは米国デビュー戦を意識し過ぎたか、序盤は特にKOを狙い過ぎて手が出なくなっていた。ゴンザレスのガードの真ん中を突き抜けるジャブが何発か入っていたのだが、そこから畳み掛けることもなく、大振りのパンチで前に出るスタイルが目立った。いつも通りの攻め方ではあったが、ゴンザレスのうまさと強さに手を焼いていた印象が強い。

一方、フランプトンの打ち終わりを狙うゴンザレスだったが、ガードを素早く戻すフランプトンにいまいち攻め手を欠いていた。身体の強さがあるわけでもないので、そこから圧力をかけてロープ際に追い込むこともできず、各ラウンドでフランプトンにやや上をいかれていた印象だ。
かといって、すべての局面で負けていたわけではなく、リング中央での打ち合いでフランプトンを下がらせる場面も観られたし、十分なハートの強さも感じられた。

フランプトンの判定勝ちは妥当だが、どちらかと言えばゴンザレスの今後を期待させる試合内容だったと言ってもいいのではないだろうか。

和気がフランプトンに勝利する可能性はあるのか? ないのか?

和気がフランプトンに勝つには?
やはり左のカウンターか。

今回のフランプトンvsゴンザレス。
ラウンド前半に勝負をかけて前に出るゴンザレス。しかし、相手を下がらせるまでには至らず、ラウンド後半は逆にフランプトンの反撃が目立つ。そんな試合だった。
果たして和気はこのフランプトンと対峙した際、終盤まで力を落とさずに動き回りながら打ち合うだけの体力があるだろうか。

そして積極的にパンチを振り回してくるフランプトンに対し、和気はさばくことができるだろうか。スピーディな左右のパンチをガードすることができるだろうか。
恐らくフランプトンの攻めを見切りだけでしのぐことは不可能に近い。なので、普段下がり気味の右ガードの位置が非常に重要になるだろう。

フランプトンの突進をガードでしのぎ、素早く身体を入れ替えてアングルをチェンジし、身長差を活かした打ち下ろしの連打を叩き込む。この展開に持ち込めるかどうか。
また、左ジャブからフックなど、ダブルで変化をつけたパンチを打つフランプトンに対して、ガードの甘い和気がそれに対応できるか、仮に被弾しても耐えることができるか。その部分も大きな鍵になるはずだ。

身長はあるが、あまり距離の長いパンチを打つタイプではない和気。
もう一度言うが、フランプトンの前進を受けながら身長差を活かしてアウトボックスに徹するのはほぼ不可能だ。どこかで正面衝突しなくてはいけない場面が必ずくる。それも早い段階で。その局面で腹をくくって打ち合いに応じることができるか。フランプトンの左をもらっても立っていられるか。なおかつ足を止めずに動き回り続けることができるか。

和気にとっては相当厳しい戦いになりそうだが、フランプトンの死角から絶妙のタイミングで左のカウンターを当てることさえできれば、間違いなくフランプトンは倒れるはずだ。

そもそも和気慎吾vsフランプトンは実現するの? しないの?

ここまで散々和気慎吾vsフランプトンについて語ってきたが、そもそもこの試合が実現する可能性はあるのだろうか?

結論から言うと、実現の可能性は非常に低いと思っている。
現実的に考えてフランプトンはアメリカでの知名度を上げる方を優先するだろうし、クイッグやサンタクルスといったメジャーな強豪とのビッグマッチを目指すことは間違いない。和気慎吾とかいう、どこの馬の骨ともわからん日本人に時間を割いている暇はないだろう。
もしかしたら、ビッグマッチの合間の調整試合としてイギリスで組まれる可能性はあるが、それが和気の望んだタイミングでやってくるとは限らない。

和気、フランプトン共に万全のタイミングでタイトルマッチが組まれるとすれば、それはフランプトンが米国での成功を諦めたときだろう。そのパターンがあれば、両者の対決が実現する可能性は俄然高くなる。
慣れないアメリカでブーイングを受けながら微妙なファイトマネーで試合を重ねるよりも、自国で強烈な歓声を味方に箱入りチャンピオンをやっていた方が割がいいとフランプトン自身が判断した場合だ。

まあ、この可能性も限りなく低いのではないかと予想している。
今回のゴンザレス戦はKOこそならなかったが、文句なしにいい試合だったし、フランプトンの挫折を待つとするとかなりの時間を浪費することになるだろう。その間に和気が今の強さを維持できている保証もないし、やはりフランプトンの挫折を待つのは現実的とは思えない。

そもそもフランプトンはこの試合での減量苦を明かしていたし、このままスーパーバンタムに留まらない可能性すらある状況だ。

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こう考えると、もしかしたらもう一度大金を積んでリゴンドーを日本に呼ぶ方が現実的なのかもしれない。
といっても、リゴンドーもロマチェンコとの交渉が進んでいるという話だし、ここにも和気の入り込む余地は残っていないように思える。

とにかく和気慎吾。日本随一の実力者ながら、なかなか厳しい道のりである。

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