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クアドラス勝てたでしょ。エストラーダに超僅差判定負け。中間距離での正確性と作戦失敗ですかね。シーサケットvsエストラーダは楽しみ【結果・感想】

ボクシング観戦, 趣味, 雑談 | 2017年9月12日 | タグ: , , ,

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カウンターイメージ
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2017年9月9日(日本時間10日)、米・カリフォルニア州にあるスタブハブ・センターで行われたWBC世界S・フライ級挑戦者決定戦。
元WBA、WBOフライ級王者ファン・フランシスコ・エストラーダが、元WBC同級王者でランキング2位のカルロス・クアドラスと対戦。3-0(114-113、114-113、114-113)の判定で勝利した試合である。
 
 
持ち前のスピードを活かして出入りのボクシングを展開するクアドラスに対し、エストラーダは左で丁寧に打ち終わりを狙う。
 
クアドラスの高速連打を得意のコンビネーションで迎撃するエストラーダ。
試合は期待にたがわぬ接戦となり、激しいペース争いが続く。
 
そして、中盤以降にクアドラスの動きに慣れたエストラーダが、10Rに右ストレートでこの試合唯一のダウンを奪う。
すぐに立ち上がり応戦したクアドラスだが、結果的にこのダウンが響いてジャッジ全員が1ポイント差でエストラーダを支持。
フライ級の元王者が、2階級制覇に向けての大一番を制した。
 
なお、王者シーサケット・ソー・ルンビサイとの頂上決戦は、2017年末~2018年上旬をめどに計画されているとのこと。
 
「ロマゴンの手詰まり感ぱねえっす…。シーサケットのカウンターで大の字KO負け。PFP No.1の伝説に終止符?」
 

そうか~、エストラーダが勝ったけど、こんな感じになっちゃったのね……

エストラーダがギリギリ判定勝利!!
連敗のクアドラスはトップ戦線から一歩後退か?
 
 
なるほど~、こうなっちゃいましたか……。
 
実力伯仲と言われ、ロマゴンvsシーサケット、井上vsニエベスを含めた3試合の中で一番勝敗が読みにくいと言われたこの試合。結果的には終盤ダウンを奪ったエストラーダが接戦を制したわけだが……。
 
高度な技術戦?
エストラーダの精度がクアドラスのスピードを上回った?
 
いろいろな声も聞こえてくるのだが、個人的には「クアドラス勝てたでしょ」というのが率直な感想である。
 

クアドラスの高速連打にエストラーダが左を合わせる。中盤以降に対応したエストラーダがラストで逆転


まず、クアドラスについてはいつも通り。
持ち前のスピードを活かして踏み込み、2、3発連打を浴びせてパッと離れる。上体の柔軟性を効かせた見切りで攻撃をかわすスタイルである。
 
対するエストラーダだが、こちらの狙いはクアドラスの打ち終わり。
具体的には2発目の右。
左からスタートするクアドラスのワンツーに対し、1発目を小さなバックステップでかわす。さらに2発目の右をパリングで弾き、身体が流れた瞬間を狙って左フックを返す。
クアドラスが続けて連打を打ち込んでくる場合は得意のコンビネーションで対抗。パッと離れた際は、再度中央で対峙してやり直し。
 
序盤はクアドラスの連打がやや上回っていたが、中盤以降、タイミングを掴んだエストラーダがペースを奪う。
 
そして、エストラーダが完全に射程を掴んだ10R。
クアドラスの右を弾くと同時にエストラーダが左を浴びせ、ひるんだ瞬間を狙って右ストレート。これで見事にダウンを奪う。
 
中盤以降、エストラーダに完璧に攻略されたクアドラスが、序盤の貯金を吐き出した。
全体的な流れとしてはこんな感じである。
 
「井上拓真vs久高寛之感想。久高がクソよかった。井上は1年ぶりの復帰戦でベテラン強豪に判定勝利」
 

クアドラスがまともに勝負するとは思わなかった。もう少し当て逃げ持久走に持ち込むと予想していたが

とりあえず、僕が予想外だったのは、クアドラスがいつも通りの戦術でエストラーダに向かっていったこと。
 
両者の戦力を比較すると、
・ハンドスピードと踏み込みの鋭さ、一瞬のスピードはクアドラス
・中間距離での差し合いでは完全にエストラーダ
・エストラーダは基本的に待ちのスタイルで、そこまで追い足がある方ではない
 
これらを加味すると、クアドラスはもっと足を使って逃げ回ると予想していた。
特に中間距離での打ち合いではエストラーダに分があり、クアドラスが射程内にあれだけとどまるとは思っていなかった。
 
「エストラーダvsクアドラスとかいう予想困難な一戦。SUPERFLYの中で実は一番楽しみ。エストラーダのKO勝ちが観たいぞ」
 
1発左を当ててパッと離れ、サイドに回って左。
クアドラスは、エストラーダの前進をうまくかわしながら当て逃げに徹すると考えていた。
 
なので、エストラーダが勝利するには、クアドラスの1発目にカウンターが間に合うか。いかに早いラウンドで得意のボディを合わせられるか。
 
ダビド・カルモナが見せたように、最初の交錯でどれだけクアドラスを上回れるかが勝負の分かれ目になると思っていた。
 
ところが、実際にクアドラスが選択したのは真っ向勝負。
自分から前に出てワンツー、ワンツースリー。パッと離れて遠い位置で対峙という、これまで通りのスタイルだった。
 

ロマゴン戦と同じように割り切れば勝てたんじゃないの? クアドラスの作戦ミスに思えるけどなぁ

ん~……。
これはどうなんだろうな。
 
「エストラーダvsビーモン予想。ってか、試合になるかなぁコレ。エストラーダ圧勝の予感が…。ビーモンがんがれ」
 
クアドラス的には、ハンドスピードでエストラーダのコンビネーションを抑え込めると考えていたのだろうか。
ロマゴン戦のように、割り切って当て逃げに徹した方がよっぽど勝ち目があったと思うのだが。
 
左を1発出してサイドステップ。
距離をとって左。
真正面からの突進は連打で寸断。
さっと離れて持久走。
 
実際、11Rの序盤などは軽い左でエストラーダの前進を止めていたし、どう見ても2発目の右が余計だった気が……。
右を出さず、初弾の左だけにとどめておけば当て逃げできたのではないか?
 
それこそラウンド序盤に1発、中盤に1発、終了間際に1発。
左を3発だけ当てて、あとは持久走で逃げ回るくらいの割り切りでいけば、普通にポイントアウトできたような気がする。
 
試合を支配されたとか、つまらないだとかはどうでもいい。
どれだけ攻勢で圧倒されようが、より多くパンチを当てた方が勝つのが現代ボクシング。
ロマゴン戦で見せたように、不格好なリゴンドースタイルに徹すれば、追い足のないエストラーダからは逃げ切れたのではないだろうか。
 
というか、クアドラス疲れるでしょこれ。
エストラーダのコンビネーションをかわしながら連打を返すって、精神的にも肉体的にも相当負担が大きいと思うけど。
 
「パッキャオvsサーマンちっともわからん。パッキャオのコンビネーションか、サーマンの足か。サーマンは早くランニングマンに改名しろ」
 
逆にエストラーダは体力的には余裕があったんじゃない?
勝手に向かってくる相手を同じパターンで迎撃するだけだし。初弾の左は「別に食ってもいいや」な感じだったし。中盤以降はクアドラスの動き出しを狙ってたし。
 
なお、僕はこの試合を「クアドラスは好きじゃないからエストラーダに勝ってほしいけど、井上尚弥に勝てるとすればクアドラスの当て逃げだから負けてほしくない」というおかしなテンションで観ていた。
そのせいでこんな妙な感想しか出てこないのだが、何とも残念な気分である。
 
クアドラスが中間距離でエストラーダと勝負にならなかったこと。
エストラーダのコンビネーション、特に左の多彩さがまるで蛇のようだったこと。
スピードではクアドラスが上回っていたが、パンチの精度では断然エストラーダだったこと。
 
両者の戦力が概ね予想通りで、なおかつクアドラスがまさかの真っ向勝負で散っことが残念で仕方ないww
 

シーサケットvsエストラーダはめちゃくちゃ楽しみですね。エストラーダがどれだけS・フライ級に適応しているかにも注目したい

大接戦の末に僅差判定勝利を飾ったエストラーダ。
これで、同日ロマゴンをKOしたシーサケットとのタイトルマッチにコマを進めたことになる。
ちなみに、両者の対戦は2017年末~2018年初旬の実現を目指しているとのこと。
 
シーサケットvsエストラーダ。
このマッチメークは普通に楽しみなのだが、いかがだろうか。
シーサケットには井上との対戦を望む声も多いようだが、個人的にはエストラーダ戦は大歓迎である。
 
強靭なフィジカルを持ち味とする剛腕インファイターのシーサケットと、中間距離でのカウンターと多彩な左を起点としたコンビネーションのエストラーダ。
シーサケットが左右どちらで構えるかにもよるが、うまくかみ合えば相当おもしろい試合になりそうな気がする。
 
特に、エストラーダがS・フライ級にどれだけ適応しているかには注目したい。クアドラス相手ではいまいちわからなかったが、エストラーダのパワーがシーサケットにどこまで対抗できるかが勝負を分けるのではないか。
 
ろくに準備もせず、無茶な階級アップで撃沈したノニト・ドネア、長谷川穂積、ケル・ブルック、ローマン・ゴンサレス。
 
自分のスペックを冷静に見極め、階級アップとともにリスク管理に比重を置いたフロイド・メイウェザー、井岡一翔。
 
相手の耐久力アップに伴い、ビルドアップで自身のスペックを高めたカネロ・アルバレス、マニー・パッキャオ、ロイ・ジョーンズ。また、今まさにその途上にある亀田和毅。
 
コンディションを維持し、適正階級で無双することを選んだ山中慎介、内山高志、ゲンナジー・ゴロフキン。
 
いまだ適正階級にたどり着かず、底を見せていない感のあるワシル・ロマチェンコ、井上尚弥。
 
「ロマチェンコ攻略の糸口見っけ? マリアガボッコボコ。今日も対戦相手をオモチャにして遊ぶ」
 
いろいろなパターンが考えられるが、果たしてエストラーダはどのグループに入るのか。それとも、あっさり適応してしまうのか。いろいろな意味で楽しみである。
 
唯一最強のスタイルに固執したロマゴンが階級の壁に弾き返されたのを見ると、井岡一翔のクレバーさが本当に際立つのだが。
 
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