待ってましたのデボン・アレクサンダー! オルティスとのサバイバル戦が2月にあるってよ。元王者対決が地味~に楽しみ【展望・予想】

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2018年2月17日(日本時間18日)に米・テキサス州で、元2階級制覇王者デボン・アレクサンダーと、元WBC世界ウェルター級王者ビクター・オルティスの対戦が決定した。
 
 
2014、2015年の連敗から再起したアレクサンダーが、ウェルター級のサバイバルマッチに挑む。
相手はこちらも元王者のビクター・オルティス。
2011年のフロイド・メイウェザー戦での敗戦後にやや黒星が増えているものの、2017年7月にサウル・コラルにKO勝利を飾るなど依然としてトップクラスの実力者である。
 
「アレクサンダー勝てんかった…。オルティスとの元王者対決にドローで復帰戦を飾れず。やっぱり階級が合ってないような…」
 
一度は引退を表明したアレクサンダーが再びトップ戦線の仲間入りを果たすか。逆に、オルティスが再起ロードに乗るか。
 
ベテランサウスポー同士の生き残り合戦に注目である。
 
「京太郎を応援する理由? そんなもん「ヘビー級だから」でいいだろw 2018年の世界戦実現なるか。京太郎マジでがんばれ」

デボン・アレクサンダー再起したってよ。あんまり話題になってないけど、楽しみにしてるぞ

デボン・アレクサンダーvsビクター・オルティス!!
 
ほとんど話題になっていないが、この試合(決定でいいんだよね?)は個人的にかなり楽しみにしている。
というより、僕はデボン・アレクサンダーが好きなので、試合が観られるのが地味に嬉しい。
 
アミール・カーン戦、アーロン・マルティネス戦での連敗後、2年以上をかけての復帰。
日本の小原佳太とも対戦経験のあるウォルター・カスティージョにほぼ完ぺきな内容で判定勝利し、再びIBFの7位にランキングされたとのこと。
 
いや、いいですね!!
ずっと待っていた甲斐があったというか。
「遂にきたぜ!!」という感じか。
 
「バルデスvsクイッグ!? またおもしろそうな試合を組みやがって…。今回ばかりはバルデス大ピンチじゃない? クイッグ王座返り咲きなるか」
 
なお、2014年12月のアミール・カーンvsデボン・アレクサンダー戦は、僕の中では両者にとってのベストバウト。
カネロとの体重差マッチ以降、完全に迷走している(走り出してもいない)カーンだが、「あの頃は輝いていたんだぜ?」と強調したくなるほどの好試合だったと思っている。
 
もちろんアレクサンダーもめちゃくちゃがんばったし、あのまま消えるにはどう考えても惜しい。
次戦のアーロン・マルティネス戦で番狂わせ的に負けて絶望させられたものの、何だかんだで応援している選手。IBF王者のエロール・スペンスに勝つのは至難の業だとは思うが、何とかがんばってもらいたい。
 
「絶望的挑戦? スペンスvsピーターソン予想。ピーターソンがスペンスを攻略する方法ってある? 奇跡でも起きない限り厳しいと思うけど」
 

ハンドスピードと右リード、高速コンビネーションのアレクサンダー。なお、フィジカルは弱い

アレクサンダーの持ち味は、何を置いてもハンドスピードを活かしたコンビネーション。
 
ナイフのような右ジャブで相手の出足を鈍らせ、常に中間距離をキープ。
ある程度のスペースを確保し、高速のコンビネーションを浴びせて反撃の暇を与えない。
サイドに回って微妙に角度を変えつつ、ハンドスピードで煽りまくる。
 
そして、同時打ちに近いタイミングでコンビネーションを発動し、相手よりも先にパンチが到達するほどのスピード差で絶対的優位を確保する。
 
「ティーラチャイはいいね!! マティセと空位王座を巡って激突。タイ選手のウェルター級王者誕生してほしいぞ」
 
恐らくだが、中間距離の間合いでアレクサンダーとまともに勝負できる選手は周辺階級ではほぼいない。
出入りと左右へのフットワークの差でアミール・カーンには後れをとったが、純粋なハンドスピードだけならカーンやホルヘ・リナレス、シェーン・モズリーにも匹敵するのではないか。
 
それくらいのスピード感と精度の高い連打を持った選手である。
 
「ジョシュ・テイラーvsミゲル・バスケスが本日No.1の名勝負だった件。テイラーはヤバいww こいつならクロフォードにも勝てるかも」
 
その反面、全体的に身体の線が細く、ウェルター級ではパワー負けするケースも目立つ。
特に右リードの被弾を気にせず前進されると、フィジカル面の弱さを露呈してしまう。得意のコンビネーションを打つスペースを潰され、満足に腕を振れずサイドにも回れず。
 
フィジカルが弱いわりに、クリンチをほとんど使わないのも微妙と言えば微妙か。真っ正直な性格なのか、単純に練習していないのか。
 
「尾川堅一ドーピング陽性!! まあ、いろいろ不運が重なったかな。処分がどうなるかは知らんけど、割とよくあることだよ」
 
2013年のショーン・ポーター戦、2015年のアーロン・マルティネス戦など、強引な踏み込みに対する脆さはこの選手の大きな欠点である。
 
また2012年のウェルター級進出以降、KO勝利が一度もないのも、パワー不足の証明と言えるのではないか。
 
「カーン復帰戦にブローナー? 可能性は低いけど期待しちゃうじゃねえかww 2年半くらい前にも似たようなことがあったっけ」
 

勝敗予想はアレクサンダーの大差判定勝利。オルティスはアレクサンダーのスピードに翻弄されると予想

今回の勝敗予想だが、アレクサンダーの大差判定勝利でいきたいと思う。
 
ビクター・オルティスも実力者であることに間違いはないが、今回は普通にアレクサンダーが勝ちそうな気がする。もしかしたら、試合後半のKOもあり得るかも? というくらい。
 
「リナレスはゲスタをKOしてくれるんだろ? 格下扱いだけど、普通に強敵じゃないの? でもリナレスが圧勝してくれるはず」
 
対戦相手のビクター・オルティスだが、実はこの選手も中間距離タイプ。
メイウェザー戦の頭突きやアンドレ・ベルト戦でのダウンの応酬など、接近戦でゴリゴリする印象が強い(気がする)が、意外とそんなことはない(と思う)。
 
身体を振りながら右ジャブでタイミングを測り、1歩踏み込んでのワンツー。
 
もちろん接近戦での打ち合いに持ち込むのが目的なのだが、踏み込みのレンジが短く、どうしても中間距離での差し合いが必要になる。
イメージ的には、オルランド・サリドを左構えにした感じか。
 
「ポーターvsベルト感想。体力腕力万歳ポーターがベルトを突進力と腕ぶん回しでKOする。トップ戦線に踏みとどまった突貫小僧」
 
そして、申し上げたようにデボン・アレクサンダーも中間距離の選手である。それも高速の右リードからのコンビネーションを得意とする。
 
そう考えると、恐らくオルティスはアレクサンダーのスピードについていけない。
アレクサンダーの右で顔を跳ね上げられまくり、ガードを下げる暇もない。攻撃に転ずる機会もなく、じわじわ削られる展開に追い込まれるのではないか。
 
しかも、この選手はカウンターを盛大に被弾してのダウンが非常に多い。
2014年のルイス・コラーゾ戦、2016年のアンドレ・ベルト戦を観ると、相手のリードをかいくぐって攻撃姿勢に入った瞬間にカウンターをもらうパターンが目立つ。
 
至近距離で思いきり振りかぶり、がら空きになった顔面に最短距離のストレートをドカン。
 
「コラレス陥落。マチャドのカウンターで壮絶ダウン。って、体重超過で負けるってどこのネタキャラだよw これからどうすんねん」
 
今回のアレクサンダー戦でも、似たようなタイミングでのダウンは十分ありそうな気がする。
 
「ヘビー級のビッグマン無双を打破するには? ワイルダー、ジョシュアの2強を打倒するてっとり早い方法を考える」
 

でも、オルティスがアレクサンダーの右リードをかいくぐって接近戦に持ち込む可能性もあるよね。何とかするとは思うけど。なぜなら名前がカッチョいいから

逆にアレクサンダーがピンチに陥るとすれば、やはり得意の右リードをかいくぐられた場合か。
 
「亀海再起のダクアン・アーネット。って、どうなる? コレ全然わからなくね? この両者の試合ってどんな結果になるんだろ」
 
申し上げたように、アレクサンダーを攻略するにはとにかく接近戦に持ち込むこと。
被弾を恐れず前に出てコンビネーションを打つスペースを潰す。頭をぶつけるように強引に身体を密着させ、フィジカル面の脆弱さにつけ込む。
 
ハンドスピードは確かに凄まじいが、アレクサンダーにはアミール・カーンのような足はない。サイドへの動きを気にせず突進しても、十分捕まえることは可能なはず。
 
「リー・セルビーvsジョシュ・ウォーリントン! 名勝負の予感がしますよコレは。フランプトンvsドネアなんか比じゃないほどに」
 
仮に右リードが通用せず、オルティスに楽々接近戦に持ち込まれるようだとアレクサンダーは相当キツい。アーロン・マルティネス戦のように至近距離で押されまくり、微妙な判定負けという結末すら考えられる。
 
アレクサンダーの右がオルティスの踏み込みを寸断するか。
オルティスがガードを上げて前進するか。
どちらにしろ、リング中央でのファーストコンタクトによって流れが変わりそうな気がする。
 
「マティセ圧勝すげえ! テワ・キラムに何もさせずに8RKO勝利。レベルが違い過ぎたかな。ここまで圧倒するとは」
 
と言いつつ、大丈夫だろうとは思っているのだが。
今回の試合、問題なくアレクサンダーが勝つ()
 
オルティスの接近戦に苦しめられるシーンもあるかもしれないが、何だかんだで最初の交錯でヒットを重ね、ギリギリで判定勝利すると予想している。
 
「フォルトゥナがイースターに挑戦だ? これまた厳しいお話で…。あんな全部のパーツが長いヤツの顔にパンチが当たるんかいな」
 
理由は単純で、名前がカッチョいいから。
 
だってそうでしょww
「デボン・アレクサンダー」ですよ?
そんなギリシャの大王みたいな名前のヤツがね。簡単に負けるわけがないんですよww
 
いや、もちろんビクター・オルティスもカッチョいいけどさ。
「デボン・アレクサンダー」のカッチョよさは圧倒的過ぎるっしょ。
 
「挑発大好きサンダース君がレミューをヒラヒラかわして大差判定勝利。さすがサンダースww 予想以上にいい選手」
 
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