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「ターミネーター:ニュー・フェイト」最高だった。ようやくT2の呪縛から解き放たれた。サラ・コナーのカッコよさに震えて眠れ【感想】

映画・マンガ・ドラマ, 趣味, 雑談 | 2019年11月13日 | タグ: , ,

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映画「ターミネーター:ニュー・フェイト」を観た。
 
〜〜〜〜〜
 
「ターミネーター:ニュー・フェイト」(2019年)
 
時は2020年。
平穏な日常を切り裂くように、突如街に降り立ったターミネーター「REV-9」。
 
REV-9はかつてサラ・コナーが撃破したT-1000型をはるかにしのぐ戦闘力を持ち、未来からの指令を遂行するべく標的である「ダニー・ラモス」の家に向かうのであった。
 
時を同じくして未来から到着した女戦士「グレース」。
彼女はターミネーターの技術を人体に応用した強化人間。未来のリーダーとなるダニーを守るために送られた戦士である。
 
 
一方、いつも通り弟のディエゴとともに出勤するダニー。
仕事場である工場に到着すると、なぜか少し遅れて父が工場を訪ねてくる。
 
たまたま席を外していたダニーに代わってディエゴが父の話を聞くと、どうやらダニーを探しているとのこと。
 
ところがそれは父ではなく、実は父の姿に変身したREV-9だったのである。
 
ダニーを見つけたREV-9は、弟の制止を振り切り凄まじい勢いで彼女に襲いかかる。
だが、そこに現れたグレースが間一髪のタイミングでダニーを救出する。
 
何が起こっているのかを理解できぬまま、ダニーはグレースに言われるまま弟のディエゴとともに工場を出る。
 
車で逃走するダニーたちをトラックで猛追するREV-9。
グレースも懸命に抵抗するが、REV-9の圧倒的な能力の前に形勢不利な状況が続く。
 
そして弟ディエゴが殺され、ダニーとグレースも追い詰められてしまう。
 
絶体絶命のピンチに陥ったダニーとグレース。
絶望感が漂う中、彼女たちの目の前に突然ワンボックスが停止。ドアが開き、中から1人の女性が……。
 
〜〜〜〜〜
 

 

 

「ターミネーター:ニュー・フェイト」めちゃくちゃよかった。ようやく“T2の呪縛”から解放されたな

ずーっと楽しみにしていた「ターミネーター:ニュー・フェイト」を公開初日の2019年11月8日に観てきたので、その感想を。
 
率直に申し上げて「めちゃくちゃよかった」
 
情報によると米では大コケ確実、約1億ドルの赤字を計上する公算とのこと。もしかしたら本国ではターミネーターはすでにオワコン状態で、期待すらされていないのかもしれない。
 
だが、そんなことは関係ない。
僕にとって今作は正真正銘ターミネーター2の「正当な続編」。ようやく“T2の呪縛”から解き放たれ、約30年ぶりに新たな一歩を歩み出したと言える。


 

T2以降の作品が微妙だった理由:ターミネーターのインフレが進み過ぎてパワーバランスがおかしかった


僕が今作をいいと思った一番の理由として「パワーバランスがうまく取れていた」というのがある。
 
以前から何度も申し上げているが、「T2」以降のターミネーターが総じて微妙だったのは敵側のパワーインフレが酷過ぎたこと。
 
「ターミネーター:ニュー・フェイトで俺たちのサラ・コナーが帰ってくるぞw これは期待していいのか?」
 
「ターミネーター3」のT-Xは体内に2億種類(!?)の武器を内蔵し、通信機器を利用してあらゆるコンピューターを遠隔操作できる。道を走る車を操って標的を襲わせ、本人も時速80kmで走ることが可能。
右腕に内蔵されたプラズマ砲で障害物を爆破しながら猪突猛進で突き進む。
 
そして「ターミネーター:新起動/ジェニシス」のT-3000はもっとすごい。
身体全体がナノ粒子で構成され、擬態も自由自在。粒子結合の解除・再構築を応用しての瞬間移動も可能で、物理攻撃の強さもT-800をはるかに上回る。
身体がナノ粒子でできているため重火器類はいっさい効かず、唯一の弱点は強い磁場による粒子結合の不安定化。
 
何と言うか、いろいろとチート過ぎてお話にならないw
リスクゼロであらゆるコンピューターを遠隔操作して思い通りに動かせるのはどう考えてもやり過ぎだし、「2億種類の武器を内蔵」はもはやギャグとしか思えない。
 
T-3000に関しては、何回説明を読んでも意味がわからない。
アレコレ機能を付け足すのはいいが、さすがに瞬間移動しちゃダメだろと。
 
相手のターミネーターはどんどんインフレしていくのに、こっちの味方はいつまでたってもT-800。しかも初登場から35年が経過し、中の人がどんどんおじいちゃん化していくという。
 
T-800のシュワちゃんがハマり役過ぎて身動きがとれないのはわかる。相手のターミネーターを凶悪化させていかなくてはならないのも理解できる。
だが、ここまでパワーバランスが崩れてしまうと、いくら何でも乗るのはちょっと難しい。
 

REV-9の戦闘能力と強化人間グレースの登場によって絶妙なパワーバランスを実現

その点、今作のREV-9は文句なしにすばらしい。
 
戦闘時には「金属炭素でできた本体」と「液体金属で形成されたもう一体」に分裂し、二体同時攻撃で相手を追い詰める。
物理攻撃を与えられても再生するが、T-1000と同様、復元には一定の時間を要する。
 
また、コンピューターにアクセスして標的をすばやく見つけ出すことも可能だが、T-Xのような遠隔操作ができるわけではない。あくまでサーバーの基地局? に出向いて直接手を触れる必要があり、当然公道を走る車を操ることもできない。
 
歴代最高傑作(と僕が思う)であるT-1000の機能を無理のない範囲でアップデートしつつ、適度に弱点も付け加える。T-3000のような「粒子レベルの形成・解除による瞬間移動」などという意味不明なインフレとは無縁。敵役のターミネーターとしてはまさにうってつけである。
 
「ターミネーター2が史上最高で最強の神映画だったわけだが、ぐうの音も出ないほど褒めちぎってやるよ」
 
そして、味方の戦力もちょうどいい。
戦闘技術に優れたサラ・コナーに老朽化したT-800、そこに強化人間グレースを加えたパーティで一般人のダニー・ラモスを護衛する。
 
特に強化人間グレースを登場させたのはファインプレーだったと思う。
 
ターミネーターの技術を人体に応用し、戦闘力を大幅にアップさせた強化人間。
REV-9と互角に渡り合う運動能力と、ナイロン製の手錠を無造作に引きちぎるパワーを有する。
 
その反面、能力強化のために代謝が調整されているせいで戦闘の直後は身体が激しく熱を持つ。それを抑えるためにインシュリンなどの薬物投与を要する。
 
なるほど。
これまたいい設定ですね。
 
力を発揮できる時間に制限があり、なおかつ回復には薬物投与が必要。普通の人間をはるかに凌駕する戦闘力を持つがゆえのリスクというヤツ。
基本ベースは人間なので、当然感情の揺れもある。無表情で指令を遂行するだけのターミネーターとはまったくの別物と言える。
 
優れたパワーを持つが、時間制限と精神面の不安定さを併せ持つグレース。そこに老朽化したT-800と経験豊富なサラ・コナーが加わり、知識の不足や単純な戦力を補いREV-9に対抗する。T2にも勝るとも劣らない絶妙なパワーバランスである。

 
また、グレース役のマッケンジー・デイヴィス。この人の雰囲気、佇まいから性的欲求がいっさいわかないというのもいい。
 
顔のパーツは整っているし、長身でスタイルも抜群。だが、個人的に女性としての色気を1ミリも感じない。


日本人で言えば、たとえばホラン千秋や佐藤栞里と似たイメージだろうか(伝われ)。
 
T3でT-Xを演じたクリスタナ・ローケンは身体の線を強調した衣装を纏い、これでもかというくらいセクシーさをアピールしてきたのだが。

 
この部分に関しても、T2のサラ・コナーを意識した結果なのかもしれない。
 

サラ・コナーのカッコよさに震えるww そうだよ。俺たちのサラ・コナーが帰ってきたんだよ

そして、何と言ってもサラ・コナーのカッコよさ。
 
すでに還暦を迎えて数年経つリンダ・ハミルトンだが、画面の中で躍動する姿は問答無用でカッコいい。


今作を酷評している方も、この部分だけは好評価を与えている印象である。
 
前回も申し上げたが、やはり役者というのはすごい。
たとえ年齢を重ねてもカメラの前に立った途端にピリッとする。僕が言うのも何だが、本当にプロフェッショナルだなぁと。
 
そうだよ。
ようやく俺たちのサラ・コナーが帰ってきたんやでww


てか、「ターミネーター」シリーズがT2の呪縛から解き放たれると同時に、サラ・コナーもやっと人生の無間地獄から抜け出したよな。
 
「強い女性」の象徴的な存在としていろいろな大人に人生をいじられたサラだが、これでやっと安心して熟睡できるのではないか。カイル・リースに出会って以降は苦悩と苦労ばかりの人生だったが、ここから先はぜひとも幸せになってもらいたい。
 
「「ファイティング・ファミリー」クソ名作出ました。ロック様「プロレスは脚色された世界だ。だが、観客は嘘を見抜く」。唐突な女子プロ版ロッキーにビックリ」
 

不満な点:バトルがどアップ過ぎて何のこっちゃわかれへん。あと、字幕の日本語訳が怪しかったよね

とまあ、個人的に大満足の「ターミネーター:ニュー・フェイト」だが、それでも不満な点はいくつかある。
 
1つ目は後半の山場でもある飛行機の中でのバトル
飛行機に乗って逃走するサラ・コナーとT-800、グレース、ダニーの4人が燃え盛る機内でREV-9と壮絶なバトルを繰り広げるわけだが、全体的に寄りのシーンが多過ぎた気がする。
高齢の出演者をカバーするためなのかもしれないが、終始どアップの映像が続くせいで何をやっているかがいまいちわからない。
 
カメラワークで迫力を出そうという努力は理解できるが、もう少し落ち着いた画面の方がよかった気はする。
 
「ターミネーター3の評価がクソだということを再認識した件」
 
2つ目は日本語字幕の残念さ
僕はこの映画を字幕版で観たのだが、ところどころ怪しい日本語訳が散見される。おかげで最初から最後まで微妙な違和感を抱えたままの鑑賞となってしまった。
 
序盤、グレースに銃を突き付けられた際のサラのセリフ。
「はなしとくれよ」。
→え? 何すか? そのおばあちゃん感。
 
中盤、T-800がサラやグレースを武器庫に案内するシーンでのT-800のセリフ。
「人間は74%の確率で野蛮化する」
→「野蛮化」って表現はどうなのよ?
 
後半、ダニーがREV-9との一騎打ちを決意するシーン。
「ここがキル・ボックス」
→キル・ボックスをそのまま使います?
 
出演者や監督の責任ではないのだが、やはり翻訳は大事。この部分での違和感によってストーリーに集中できないというのは本当にもったいない話である。
 
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