ダニー・ガルシアがリオスをKO! はぁ~、すっごい。パワーレスなくせにカウンターはヤバいw 村田vsカネロもこんな感じ?【結果・感想】

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ベガスイメージ
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2018年2月17日(日本時間18日)、米・ネバダ州ラスベガスにあるマンダレイ・ベイ・イベントセンターで行われたWBC世界ウェルター級挑戦者決定戦。同級2位ダニー・ガルシアと11位ブランドン・リオスの一戦が行われ、ガルシアが9R2分25秒TKOで勝利。王者キース・サーマンへの挑戦権を手にした試合である。
 
 
約11か月ぶりの再起戦となったダニー・ガルシアと、約8か月ぶりにリングに上がったブランドン・リオス。
 
試合は大方の予想通りリオスがガードを上げてプレスをかけ、ガルシアがカウンターを合わせる展開が続く。
じっくり前進し、至近距離での打ち合いを挑むリオスだが、左右に動きながら連打を出すガルシアをとらえきれない。逆に細かいパンチを被弾し、徐々にダメージを蓄積させていく。
 
そして、ガルシアのペースで迎えた9R。
リング中央で両者の左が交錯した瞬間、ガルシアの右がリオスの顔面をとらえる。
 
「マイキー・ガルシア4階級制覇達成!! リピネッツに3-0で勝利。やっぱりS・ライト級ではスペシャル感は薄れるよな」
 
そのまま大の字でダウンするリオス。
カウントアウト間際で何とか立ち上がるものの、足元がおぼつかない。
それを見たレフェリーが両手を交錯し試合をストップ。
 
9R2分25秒、ダニー・ガルシアのTKO勝利が決定した。
 
「比嘉vsロサレス予想。って、もう防衛戦やるの?! ああ、村田諒太と拳四朗を抱き合わせでトリプル世界戦にするのね」
 
なお、王者サーマンは次戦でショーン・ポーターとの再戦が濃厚のため、ガルシアのタイトルマッチはそれ以降となる見通しである。
 

ダニー・ガルシア再起!! リオスのプレスを捌ききり、最後は鮮やかな右でKO

2017年3月にキース・サーマンに敗れて以来の再起戦となったダニー・ガルシアが勝利した。
 
終始パンチをヒットし続け、最後は鮮やかな右での豪快KO。得意のカウンターが機能したガルシアはやっぱり強いと思わせる内容だったのではないか。
 
「ダニエル・ローマンと松本亮のタイトルマッチを予想。松本亮という選手にビックリするくらい思い入れがないんだが」
 
だが、S・ライト級上がりのリオスにあっさり押し込まれるシーンも見られ、ウェルター級でのガルシアのフィジカル不足も目立っていた。
 
本人はIBF王者エロール・スペンスJr.への挑戦も視野に入れているとのことだが、果たしてどうなるか。スペンスのパワフルな前進をガルシアが受け止めきれるかは甚だ疑問である。
 
「スペンスがピーターソンを圧倒してギブアップ防衛。ボコボコやねピーターソン。スペンスは階級アップした方がよくね?」
 

リオスはめちゃくちゃがんばった。根気よく前進してうまく試合を支配した。さすがは階級屈指のインファイターだね

全体的な感想としては、「リオスががんばったな~」と。
 
身体を振って左を出しながらじっくりと近づき、ガードの上を叩かせながらプレスをかける。
左右に動くガルシアの進行方向を塞ぐように方向転換し、極力正面を外さない。
 
「野獣ワイルダーがオルティスを豪快KO!! やべえ、おもしろかったww オルティスは勝たなきゃダメな試合だったな」
 
そして、頭を下げて大股で踏み込み、左フックから右ボディにつなぐ。
ガルシアのパンチを弾きながらロープ際まで押し込み、至近距離で連打を浴びせる。
 
「カーンとダウンはセットや!! カーンvsバルガス、ポーターvsガルシア振り返り。え? 松本亮負けたの?」
 
結果的にはKO負けを喫したものの、試合の主導権を握っていたのは間違いなくリオスの方。
さすがは生粋のインファイターというか、ガードを上げて自分の間合いを作るまでの流れは階級屈指である。
 
「ガルシアvsサーマン感想!! 才能の塊キース・サーマンがパワーでダニー・ガルシアを置き去りにする」
 
本人的にもラストチャンスという思いが強かったのだろうか。
集中力を切らさず前進し続ける姿勢は普通によかったと思う。
 
「ベルデホ堕ちる…。ロサダに10RTKO負け。復帰戦で番狂わせ、キャリア初黒星を喫する。観てるだけで息切れが止まらん」
 

ダニー・ガルシアは後半のKO狙いだったか? ガードの外側からの右にリオスは最後まで対応できなかった

ただ、それと勝敗は別。
ペースを握っていたのはリオスだが、実際のヒット数はガルシアの方がはるかに上だった。
 
「意外と楽しみなアンドレ・ベルトvsデボン・アレクサンダー。どっちが勝ってもスペンスには歯が立ちそうにないけど」
 
リオスは基本的に攻防分離のインファイターなので、ある程度の被弾は仕方がない。
 
とにかくくっついてナンボの選手で、前回のアーロン・へレラ戦のように正面衝突で圧倒できる場合はめっぽう強い。
 
「村田V1戦はブランダムラさんと横浜アリーナで。ええやん、東京ドーム開催に向けて前進してる」
 
だが、この試合でダニー・ガルシアが実行したのは、カウンターと手数で勝負する割り切った作戦。
これをされると、スピードのないリオスはどうしても厳しくなる。
ガードの間からカウンターを通されまくり、思うように前進できない。やっとのことでロープに詰めても、サッと身体を入れ替えられてやり直し。
 
「村田はブラントに勝負師として負けてる。準備、経験、覚悟。すべての面でブラントが上回り完勝。文句なしの感動的な試合」
 
また今回に関しては、ガードの外から飛んでくる右に最後まで対応できなかった。
 
「上尚弥がマクドネル兄と交渉中だってさ。いいんじゃないの? マクドネル。これに圧勝しちゃうと英国でも道が閉ざされるけどね」
 
恐らくガルシアは右が見えていないことに序盤で気づいたのだと思うが、5~7Rあたりで意識的に右を減らしていた気がする。
 
「決まっちゃったよw ロマチェンコvsリナレス。相性は悪くないけど、実際は難しいかな」
 
左を集中的に出しつつ足を使い、右を隠しながらもリオスに有効打を許さない。
そして8、9Rで再び右を使い始め、リオスの動き出しを狙ってヒットを重ねる。
微妙に角度の変化や強弱をつけつつ、リオスの前進を寸断していく。
 
「こいつホントにクアドラスか? アローヨと足止めて打ち合うとか、何があったんだオイ。激しい打撃戦の末にアローヨ判定勝利」
 
後半でのKOを見越していたというか、フィニッシュまでの道筋を逆算して、その通りの結末を迎えたというか。
中盤で若干リオスに流れが傾いたように見えたが、それも想定済みだったのかもしれない。
 
「村田諒太がやっぱりロブ・ブラント戦。ビッグマッチへの足掛かり? 結構いい試合になりそうな…」
 
どちらにしろ、至近距離での打ち合いに持ち込めなかった時点でリオスの勝機は薄かった。
 
「インドンゴ再び。レジス・プログレイスと暫定王座決定戦へ。カモシカのおっさんのなりふり構わなさが運を引き寄せた」
 

2018年のダニー・ガルシアはどうするのか。タイトルマッチに進もうにも、難しい相手ばかりな気がするが

ちなみにだが、2018年のダニガルさんの予定はどうなっているのだろうか。
 
「感動しちゃったよシーサケットvsエストラーダ。引き出しの多いエストラーダをシーサケットがテーブルごとひっくり返した」
 
WBC王者キース・サーマンはショーン・ポーターとの再戦が濃厚で、タイトルマッチをするにもかなり待たされる可能性が高い。
しかもサーマンの持久走には一度屈しており、あの状況を挽回するのはなかなか難しい。
また、フィジカル的にショーン・ポーターは天敵の部類で、WBO王者のジェフ・ホーンはテレンス・クロフォードとのタイトルマッチで忙しい。
 
「ポーターvsベルト感想。体力腕力万歳ポーターがベルトを突進力と腕ぶん回しでKOする。突貫小僧の今後は?」
 
マジな話、ちょろっと話題に出ていたエロール・スペンスJr.くらいしか残っていない状況である。
といっても、ケル・ブルックを正面突破でねじ伏せたスペンスをダニガルさんが何とかできるか。超絶カウンターがある分、ワンチャンの可能性もあるが、ハードルは相当高いように思える。
 
ダニー・ガルシアのマン振りカウンターで大の字になるスペンスというのも決して悪くはないのだが。
 
「ダラキアンvsビロリア、ニエテスvsレベコ、ビーモンvsラモス、ラミレスvsアメドなど。やっと観たのでまとめて感想を書いていくぞ」
 

村田諒太vsカネロ戦が実現したら? 村田が今回のリオスのようにハチの巣にされちゃいますかね?

なお、今回の試合を観て、日本の村田諒太がカネロと試合をしたらこんな感じになるのかな~などと思った次第である。
 
攻防分離のインファイターとディフェンシブなカウンター使い。
漠然と「ガードの間から被弾しまくり、徐々に首が回らなくなる村田」という光景が浮かんだのだが、どうだろうか。
 
「サダム・アリの初防衛戦はリアム・スミス。やっとタイトル獲得したのにいきなり試練。アリさんvsスミスさんの行方?」
 
もちろん村田ならパワー差を活かして押し潰せるかもしれない。
だが、至近距離でカウンターをスパスパ打ち込む展開は、カネロの大得意なスタイルでもある。
 
「ゴロフキンvsカネロ・アルバレス感想。カネロは初めてゴロフキンの突進を真正面から受け止めて負けなかった選手」
 
インサイドで何もできずにプレスに屈したヌジカムと違い、カネロやダニー・ガルシアには超絶カウンターがある。
しかも、カネロはそこから精度が高く力強いコンビネーションが打てる。体力が満タンであればゴロフキンにも打ち勝てるほどの。
 
「サンタ・クルスvsマレス再戦感想。興味なかったけど予想外におもしろかった。ラッセルJr.と統一戦ってマジ?」
 
そう考えると、もしかしたら村田も今回のリオスと同様、歩くサンドバックと化すのではないか。
カウンター狙いのサダム・アリに屈したミゲール・コットのように、村田にとってのカネロは相性がいいとは思えない。
 
「イースターってこんなヤツなんだ。フォルトゥナに2-1で辛勝。顔が嫌いで観てなかったけど、インファイトしちゃうんだね」
 
まあ村田諒太vsカネロ戦自体、実現性がほぼゼロなのでアレだが。
 
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