ダイの大冒険かっちょいい技ランキングTOP10。野郎の夢を全部叶えたろうマンガ。俺は最強の剣で世界を守りたいんだよ【感想】

ダイの大冒険かっちょいい技ランキングTOP10。野郎の夢を全部叶えたろうマンガ。俺は最強の剣で世界を守りたいんだよ【感想】

剣イメージ
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「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」。
週刊少年ジャンプで1989年~1996年まで連載され、コミックスは全37巻。
ジャンプ黄金期と言われる90年代を駆け抜けた人気作品の一つです。
 
大人気RPG「ドラゴンクエストシリーズ」の設定をもとに、勇者ダイとその仲間たちが大魔王バーンを倒すための冒険に出る物語。主人公ダイや魔法使いポップが強敵との戦いを経て成長していく姿を描いた冒険活劇となっています。
 
 
過去「ドラゴンボール」「刃牙(バキ)シリーズ」「はじめの一歩」と、マンガ作品のランキングを自分勝手に発表してきましたが、今回はコレ。
「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」です。
 
いわゆるジャンプ黄金期と呼ばれる時期の作品で、少年ジャンプ絶頂期を支えた作品の一つ。
 
ですが、「ドラゴンボール」や「スラムダンク」などに比べて人気、評価ともに低く、地味な印象は拭えません。
ジブリシリーズに例えると「紅の豚」「ゲド戦記」にあたる感じでしょうか。
 
「俺的ドラゴンボールの名勝負ベスト10。歴代ベストバウトはどの勝負? 1位は当然あの試合だよな?」
 
その地味な「ダイの大冒険」を今さら取り上げようと思った理由は、めっちゃ個人的な理由。この前、僕が「ダイの大冒険」全巻を大人買いしたからです。
 

 
完全に思いつきでの購入だったのですが、もう吐き気がするほどおもしろいww
いや、おもしろいことは知っていたのですが、思っていた3割増しでおもしろいww
 
何というか、「男の中二病心」を全部満たしてくれる感じがサイコーですよねww
 
結局さ、世界を守りたいわけじゃん俺らって。
最強の武器を装備して、最強の呪文を覚えて、強い仲間と力を合わせて恐怖の大王を倒しにいきたいわけですよ。
その中二病願望を全部叶えてくれたのが、この「ダイの大冒険」なわけですよ。
 
「刃牙(バキ)シリーズベストバウト。名勝負だらけの大人気格闘? マンガ。最高の勝負7選を発表するぞ。異論は認めるからそこ座れ」
 
特に中盤から終盤にかけてのパワーアップぶりは凄まじい。
中盤以降、徐々にパワーダウンしていく作品が多い中、一番の盛り上がりが最終盤というのは本当に珍しい気がします。
僕の記憶で言えば、他に思いつくのは「鋼の錬金術師」くらい。
 
割とガチで、この充実度はドラゴンボールを軽く超えてねえか? みたいな。
 
というか、実際ドラゴンボールって若干過大評価な作品ではありますよね。
セル編、魔人ブウ編は完全に蛇足だし、理想を言えばマジュニアに勝利して天下一武道会優勝で終わっておけばという。
仮にあそこで終わっていたら、ドラゴンボールはもはや非の打ちどころのない名作になっていたと思うのですが。
 
まあ、当時は作品の超絶人気に加え、作者の鳥山明にも金銭的な野心があったのかもしれません。
諸々の事情を鑑みれば、あの時点ではまだまだ終わるわけにはいかなかったということですかね。
 
「刃牙(バキ)シリーズかませ犬ランキング。愛すべき屍を晒したかませ犬たち。歴代トップ6(6位~2位)を発表するぞ」
 
などなど。
前置きが長くなりましたが、そろそろ本題に。
 
今回のランキングは「ダイの大冒険かっちょいい技ランキング」
過去、ベストバウトランキングやかませ犬ランキングなど。バトルを中心に発表してきましたが、今回は「技」に焦点を当てたいと思います。
 
要は、作中で僕が「この技マジかっけえ!!」と思ったものをトップ10から順番に発表するという話。
 
「ダイの大冒険は結局ポップなんだよな。かっちょいい技ランキングTOP10第2回。名言自動販売機と化したポップの活躍に震えろ」

「ダイの大冒険かっちょいい技ランキングTOP10完結。キャラクターへの思い入れもデカい。安定のBEST3を発表しようジャマイカ」

なお、当たり前ですが、このランキングは僕の偏見に満ち満ちたものになります。もしお好みと違っても、そこはご容赦いただければ幸いです。
 

かっちょいい技ランキング第10位

「メドローア(極大消滅呪文)」
 

 
ポップの師匠マトリフが開発した呪文。
メラ系とヒャド系の魔法力をスパークさせて消滅の力を生成し、光の矢を放つように撃ち出します。
作中では魔法使いポップの最強呪文として登場しました。
 
また、師匠マトリフが言うにはメラ系とヒャド系には「極大」を冠する呪文がなく、メドローア(極大消滅呪文)はその2つの系列の最大呪文に当たるとのこと。
 
はい、まずはこれ。
「メドローア(極大消滅呪文)」は作中No.1の成長株ポップの最強呪文として登場するのですが、とにかく威力が半端ない。
最初に使用したのはハドラー親衛騎団とのバトル中。周囲の景色を一変させるほどの威力を発揮し、敵味方問わず驚愕の渦に包みます。
 
 
この呪文はね。
ホントにワクワクしました。
 
アバンを「先生」、マトリフを「師匠」と呼ぶこだわりや、その師匠をたゆまぬ努力によって凌駕していく成長度合。
初期は完全にモブキャラだったポップがどんどん男前になっていく過程は少なからず読者に感動を与えます。
 
そして、最後の試練をクリアして手に入れたのが、この最強呪文メドローア(極大消滅呪文)です。
 
いや、たまらんですよね。
まさしく凡人の覚醒。
「弱い人間」であるポップの成長に自己を投影し、明日への活力に変えた方は多いのではないでしょうか。
 
ただ、この呪文には若干「無敵感が足りなかった」なと。
どんなに強力でも、基本的にはマホカンタで跳ね返っちゃうという。
終盤の強敵にはほとんど通用しなかったのも、最強呪文にしては穴が多過ぎたような……。
 
あとは、個人的に撃ち出すフォームがあまり好みじゃないのもマイナスポイントですね。
あの弓を弾くポーズが、僕にはそこまでかっこいいとは思えない……。
 
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かっちょいい技ランキング第9位

「グランドクルス」
 
続いて9位は、アバンの使徒ヒュンケルの大技「グランドクルス」です。
 
生命エネルギーを闘気に変換し、「クルス(十字状のフォーム)」を描いて放つ技で、魔王軍を一掃するほどの破壊力を発揮します。
 
もともとは師であるアバンがヒュンケルに教えたもので、生命エネルギーの消耗が激しいために使用する際はできるだけ威力を抑えるのが鉄則でした。
ですが、ヒュンケルは戦いの中で独自に技を磨き、最大限の威力を保ちながらも生き残るコツを掴んでいきます。
 
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もう、この技はホントにヤバいですね。
ヒュンケルの最大最強にして切り札的な大技。
己の命を燃やして闘気に変えるという設定は、まさに「不死身」の異名を持つヒュンケルにピッタリです。
 
ハドラーに急所を貫かれて立てなくなったシーンや、陸戦騎ラーハルトとの戦いで放った起死回生のカウンターなど。作中でも一発逆転を狙う局面での使用が多く、己が被る甚大なダメージを含め、もろ刃の剣のような技となっています。
 
己の弱さを自戒し、自己犠牲をいとわないヒュンケルにとって、自らを具現化した技と言えるのではないでしょうか。
 
ですが、これも10位のメドローア(極大消滅呪文)同様、繰り出す際のフォルムがあまりカッコよくない……。
というより、どんな形状でも「クルス(十字架)」を描ければいいので決まったフォームが存在しません。
 
 
また、どちらかと言えば不意打ちのカウンター要素が強く、王道の必殺技とまではいかない気がします。
 
ヒムとの戦いでは羽交い絞めにした腕をクルスに見立てたり、ラーハルトのハーケンディストールをアバンのしるしで受け止め、槍とチェーンでクルスを描いたり。
 
その辺りが、技の派手さとは裏腹にいまいち順位が上がらない要因かもしれません(いや、お前が考えてるんだろww)。
 

かっちょいい技ランキング第8位

「超魔爆炎覇」
 

 
魔族の身体を捨て、超魔生物へ生まれ変わったハドラーの必殺技。
右腕に仕込んだ「覇者の剣」に暗黒闘気「魔炎気」を纏わせ、その状態で突進するハドラー最大最強の技です。
 
ドラクエ6にバーバラが主人公と結ばれる世界線が存在するって知ってた? バーバラが消える最後に長年モヤッてたけど、ようやく溜飲を下げたよw
 
しかも、剣に纏わせる「魔炎気」の量によって威力が増幅するため、魔炎気を発生させるほど強大な技となります。
 
ですが、それには自らの命を削り、限界以上の力を引き出す必要があります。
 
知らぬ間に身体に埋め込まれた「黒の核晶」の影響で、衰弱が激しいハドラー。己の最期が近いことを悟り、命の炎は風前の灯です。
 
ですが、生涯の宿敵と認めたアバンの使徒に勝つため、ハドラーは残り少ない命をためらいなく燃やします。その腕から放たれる「超魔爆炎覇」は、一瞬の閃光のような美しささえ感じさせました。
 
うん、さすがはハドラー。
やはり、ポップと並んで作中最も成長を遂げたキャラクターです。特に最終盤はこれでもかというくらいに散り際の美学を見せつけ、我々オーディエンスの心をがっちり捉えて離しませんww
 
てか、物語初期はポップ以上に小物感満載で、小賢しくてセコいヤツだったのに。
必殺技も「地獄の爪(ヘルズクロー)」とかいうクソだせえ名前だったのにww
まさかコイツが、バランとダイのコンビを1人で受けて立つほどに覚醒するとは。
 
魔王とは名ばかりの中ボスキャラから作中屈指の武人までに成長したハドラーの代名詞である「超魔爆炎覇」。もはやランク入りは自然の摂理としか言いようがありません。
 
ですが、残念なことに順位は8位と思ったよりも伸びませんでした(いや、お前が考えてるんだろww)。
 
理由ですか?
そりゃもう、技が一度もまともに決まったことがないからですよ。
 

かっちょいい技ランキング第7位

「無刀陣」
 

 
どんどんいきます。
続いて7位は無刀陣。
 
アバン流静の奥義で、武器を持たずに己の心と闘気を完全にゼロにした状態から打ち込むカウンター技です。
 
使用者はヒュンケル。作中では大魔王バーンに立ち向かおうとするバランを止めるために1度、復活したヒムとの再戦の際に1度使用しています。
 
また、マキシマム率いる金属戦士軍団との戦いでは、すべての攻撃を無刀陣のカウンターで迎撃する離れ業を披露。金属戦士を次々と破壊し、マキシマムを大いに慌てさせます。
 
残りHP1でのヒュンケルの無双は、マキシマムのキングスキャン、スーパースキャンでも解析不能なほど神がかっていました。
 
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これはもう、「泣かせる技」の代表格と言っていいのではないでしょうか。
 
バランとの戦いでは、直前でアルビナスの不意打ちに気づいて方向転換。バランの攻撃をまともに受けて重症に。
ヒムとの再戦では、切り札であるグランドクルスをも避けられ万策尽きた状況からの奥の手として。
 
そして金属戦士軍団とのバトルでは、己の身体が再起不能であることを理解した上で、無刀陣の連打で戦友(とも)となったヒムを守ります。
 
自己犠牲の権化であるヒュンケルにとっては、戦いこそがすべて。
たとえ手足をもがれても、戦地に赴き身体が動く限り戦い続けることが、己の弱さに対する唯一の償いです。
 
鎧を捨て、武器を捨て、完全な生身となったヒュンケル。
拳は砕け、身体中の骨は折れ、すでに立っていることが奇跡のような状態。
にもかからわず、彼はためらうことなく傷ついた拳をオリハルコンにぶつけ、戦友(とも)を守るために戦います。
 
あまりにも哀しく、あまりにも孤高。
無刀陣こそ、不器用な男の生き様を投影する技と言っても過言ではありません。
 
なお、これだけドラマの詰まった技にも関わらずランキングが高くない理由は、切な過ぎて僕が見てられないからww
 
二枚目担当としては悲壮感があり過ぎるんだよなコイツ。
いやマジで。
 
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続きは次回に

だいぶ長くなってきましたので、例によって残りは次回以降に回したいと思います。
 
まだまだ「ダイの大冒険かっちょいい技ランキング」の発表は続きますが、ここから先は僕の好みがさらに強く出ることが予想されます(まだ考え中)。
 
最初に申し上げたように、もしかしたらお好みのものとは違う技が出るかもしれません。
ですが、そこはどうか勘弁していただければと思います。あくまで「僕の」ランキングなので。
 
 
てか、毎回もう少し短くしたいと思ってるんですけどね。
 
やってるうちにテンションが上がってどんどん楽しくなってくるのがね……。
いかんですよねww
 
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