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中谷正義惜しい! テオフィモ・ロペスに判定負け。でも間違いなく通用するとは思ったよね。5Rまで粘れば大健闘とか言われてたけど【結果・感想】

ボクシング観戦, 趣味, 雑談 | 2019年7月20日 | タグ: , ,

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2019年7月19日(日本時間20日)、米・メリーランド州で行われたIBF世界ライト級挑戦者決定戦。同級3位中谷正義が同級4位テオフィモ・ロペスと対戦し、3-0(118-110、118-110、119-109)の判定負け。プロ初黒星を喫した試合である。
 
 
東洋太平洋王座を11度防衛中の中谷が迎えた世界戦へのビッグチャンス。
相手のテオフィモ・ロペスはライト級のトッププロスペクトで、PFP1位のワシル・ロマチェンコへの挑戦を公言している21歳。
 
試合は序盤から中谷の左がロペスの顔面を捉え、ロペスがそれをかいくぐって右を当てていく展開。
両者ともに鋭い踏み込みをバックステップでかわすなど、一進一退の攻防が続く。
 
ところが4Rにロペスの左が中谷の顔面を捉え、中谷の動きが一瞬止まる。
それ以降、ロペスのカウンターを警戒してか、中谷は徐々に得意の左が出なくなる。
 
中盤、明らかに中谷がボディを効かせたシーンがあったものの、そこから畳み掛けられず。両者決定打のないまま12R終了のゴングが鳴る。
 
そして、結果は大差判定でロペスの勝利。
ポイント差が開き過ぎとの声も聞かれたが、前評判通り勝利を挙げたロペスが王者リチャード・コミーへの挑戦権を獲得した。
 
「亀田和毅vsレイ・バルガス、中谷正義vsテオフィモ・ロペスは自民党主導でバックアップすべき案件。参院選でマニフェストに掲げる党がない謎」
 

中谷正義大差判定負け。でも実力は十分示したし、瞬殺される説はガチで謎だった

中谷正義が負けた。
ライト級トッププロスペクトのテオフィモ・ロペスに3-0(118-110、118-110、119-109)の大差判定負け。
 
ただ中谷はめちゃくちゃがんばったし、多くの方が言うようにポイント差はやや開き過ぎな気もする。
ちなみにだが、僕のガバガバ採点は116-112。結果はロペスの勝ちで間違いないと思うが、微妙なラウンドもあったのでこの差もアリかなぁという感じ。
 
 
とはいえ、中谷正義がテオフィモ・ロペスに通用していたことも間違いない。
下馬評ではロペスの圧倒的勝利予想が大半で、日本のファンの間でも「1、2Rまでに瞬殺される」「5Rまで粘れば大健闘」といった声が多く聞かれた。
 
だが、正直僕には意味がわからず。
 
以前にも何度か申し上げたが、中谷正義はめちゃくちゃいい選手。
チャンスさえあればとっくに世界戦線に絡んでいるはずの実力者で、今回の試合も勝てる可能性は十分ある。
 
しかもS・フェザー級の伊藤雅雪やS・ライト級の近藤明広、岡田博喜、ウェルター級の小原佳太など、日本の中量級が世界戦線で通用することは何度も証明されている。
 
その中でもトップレベルの実力を持つ(と僕が思っている)中谷正義が簡単に負けるわけがない。
 
「完敗の伊藤雅雪。ヘリングに最後まで追いつけず…。これ系の相手はどうしても鬼門になるよな」
 
逆に中谷が瞬殺されるようなら相当厳しい。
それこそ平岡アンディが出てくるまであと2年は待たなければいけなくなるのではないか。そのときまで日本人選手がどんどん海外に呼ばれる今の状況が続くかどうか。
 
今回は「普通にいけるだろ」と期待する反面、ガチで大事な試合だとも思っていた。
 

ロペスの左をもらってから手数が減ったのが惜しい。カウンターへの警戒心が強過ぎたかな


試合の感想としては「ああ、なるほど」と。
 
序盤はリーチ差を活かした中谷のジャブがロペスの出足を止め、うまく距離をとる展開。
だが、2Rに入るとロペスがジャブのタイミングを学習し、徐々に踏み込まれるシーンが目立ち始める。
 
そして、4Rにロペスの左をカウンターで被弾。一瞬中谷の動きが止まる。
 
中谷の左にロペスが右をカウンターで被せ、そこからもう一歩踏み込み左を強振する。このカウンターへの警戒心が強いせいか、中谷は得意のジャブが出なくなる。
 
「黄昏時のサーマンが若き王者パッキャオ(40)に2-1で敗れる。肘も痛いし足も動かない。だから僕はサーマンに感動したんです」
 
5Rにはガードの間から中谷が左ボディを通し、ロペスが後退。
そこから一気に詰めたい中谷だが、ロペスのパンチ力とカウンターの脅威により思い切って前に出られず。
 
中谷の知能と経験をロペスの馬力と反射が押さえ込んだというか。
持っているものは十分通用したが、ロペスの身体能力にそのつど上を行かれたイメージ。
 

ロペスは中谷の得意なタイプだと思ってました。2013年の土屋修平戦を観て

そして、中谷正義がテオフィモ・ロペスに十分通用すると思った一番の理由が2013年の土屋修平戦
僕が初めて中谷を観て「何じゃコイツ、めちゃくちゃすげえ」と思った試合でもある。
 
あの試合は1Rを観た時点で中谷の勝ちを確信したわけだが、今回のテオフィモ・ロペスは土屋選手とやや特徴が似ている(気がする)。
 
・若干低いガード
・カウンターが得意
・後ろ重心で追い足はない
 
ガードが低く自分から前に出るタイプではないため中谷のジャブが機能しやすく、後退させられればボディも当たりやすい。
 
長身を活かした上体反らしやバックステップで腕を振るスペースを確保しつつ、打ち下ろしの右を狙う。
踏み込みスピードや一瞬の爆発力はロペスの方が上だとは思うが、土屋修平戦を観る限りロペスは決してやりにくい相手ではない。結果的に身体能力の差を埋められずに負けてしまったが、得意な相手への対応力はたっぷりと見せたと思う。
 
 
あえて希望を言うなら、後半はもう少し荒っぽく攻めてもよかったかな? とも思うが。
予想記事で「中谷が2013年あたりの荒々しさを取り戻せば……」などと喚いたのもそれが理由だったりする。
 
「応援しない理由が見当たらん中谷正義vsテオフィモ・ロペス。勝てばvsリチャード・コミー? 通過点の試合を無傷で乗り切れ」
 
やっぱりアレだな。
中谷はまず、髪の毛をシルバーにしてイキり倒すところから始めるべきだったな(違
 
リズムが出てきた際に見せるこの感じ、ホント好きなんですよねww
20190719_nl
(写真:FITE.TVより)
左腕を下げて、腰を落として相手を煽る姿。これこそが中谷正義の真骨頂ですよww
 
 
いや、土屋選手がこの試合のことを言われ過ぎててウンザリしてると思ったのでこれまで黙っていたがww
 

アウェイ感はすごかったな。ポイント差もそうだし、レフェリーの注意の早さがww


ただ、OPBFタイトルを11度防衛した経験値は随所に見られた(気がする)。
 
ロペスが腕を振ろうとする瞬間にスッと前に出て腕を絡めたり、身体を大きく倒して絶対に当たらない角度でよけたり。
OPBFの11度防衛は明らかに長過ぎるとは言われていたが、その分身についたものも多かったのかなぁと。
 
20代前半の頃の荒々しさが目減りした分、膨大な経験値による試合運びのうまさが山ほど感じられた。
 
 
まあ、レフェリーが中谷にクッソ厳しかったのは笑ったけどね。
少し覆いかぶさっただけで試合を止めるし、クリンチ際のパンチはめっちゃ注意してくる。
いや、あれだけ近い位置なら多少は当たるでしょw みたいな。
ロペスのブレーク間際のパンチにはなーんも言わないのにww
 
こういうところはやはりアウェイだなぁと思わされた次第である。
 
「結末は突然に。拳四朗がタコニンを右ショートでKO。今回は相当自信があったんだろうな」
 

亀田和毅、中谷正義。僕の注目試合が2連敗。でも、両方ともおもしろい試合だった

これで僕の期待していた2戦、亀田和毅vsレイ・バルガス、中谷正義vsテオフィモ・ロペスは日本人選手の連敗となってしまったわけだが。
 
亀田和毅はスピードと出入りはすばらしいが、攻撃パターンがやや少ない(かな?)。
中谷正義はすべての要素を高次元で備えているが、右の威力とフィジカルが少し足りない(かな?)。
 
両選手ともに勝負できる部分と足りない部分がよく見えて、個人的には満足度の高い2戦だった。
 
てか、日本人選手が海外のリングで負けると水を得た魚のようにドヤ顔するファンが目立つが、そういう海外コンプレックスはもういいよね。
 
「僕レベルのレイ・バルガスオタクになると、亀田和毅が勝てないって3Rでわかったから。もう半歩の拳は最後まで届かず」
 
ついでに言うと、今回はセコンドがやや入れ込み過ぎな気はしたかなw
中谷本人は適度な緊張感と気合いの入ったいい表情をしていたが、その分セコンドが前のめり過ぎて。
 
亀田和毅vsレイ・バルガス戦はアマチュア時代に負けたせいか、本人の意気込みが空回りしている感じだったが、今回はその真逆。
 
いや、当事者ではないので何とも言えませんが。
 
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