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ドラゴンクエストユア・ストーリー感想。気になる人は絶対に観るべき。間違いなくドラクエ5がやりたくなる

映画・マンガ・ドラマ, 趣味, 雑談 | 2019年8月10日 | タグ: , ,

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幻想的な風景
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映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」を観た。
 
〜〜〜〜〜
 
「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」(2019年)
 
サンタローズの少年リュカは父パパスと旅を続けていた。
 
パパスの目的は妻であるマーサを探すこと。
天空人の末裔であるマーサは魔王ミルドラース復活の鍵を握ると伝えられ、魔物のボス・ゲマに連れ去られていた。
 
だが、幼かったリュカには母マーサの記憶はほとんどない。
10年間の辛い奴隷生活から抜け出したリュカは、偶然見つけたパパスの日記を読み父の遺志を受け継ぐことを決意する。
 
ベビーパンサーのゲレゲレ、スライムのスラリン。そして幼馴染のビアンカとともに数々の試練を乗り越えていくリュカ。
 
そして、たくましく成長を遂げたリュカはついに父の仇ゲマの前にたどり着くのだが……。
 
〜〜〜〜〜
 

 

 

ドラクエ5には大した思い入れもないんですが、あまりに酷評が多くて逆に興味が出ました

大人気RPG「ドラゴンクエスト5」の完全CG映画化ということで話題の「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」を観たのでその感想を。
 
 
まず最初に。
僕自身はドラクエ5にはそこまで思い入れがない。
 
どちらかと言えば「6」のファンで、今回「5」が映画化されると聞いてもあまり琴線に触れるものはなかった。
 
「5」もプレイ済みではあるものの、やはり印象に残っているのは「6」の方。

ドラゴンクエストVI 幻の大地
カテゴリ: ゲーム, ロールプレイング

ところが実際に映画館に行った方の反応を見ると、なかなかの酷評の嵐。
「この映画は人を選ぶ」という意見から、「なぜこれをやろうと思ったのか」「あまりに酷い」など、存在自体を全否定するような辛辣な言葉まで聞こえてくる。
 
おおう、マジか。
ここまでヤバいのであれば、逆に興味があるぞ?
 
また、僕は基本的にマンガ作品やゲームの映画化にそこまで抵抗がない。
思い入れの強いファンが「原作の世界観が〜」と憤るパターンはよく目にするが、個人的にはどちらでもいいと思っている。
「原作は原作。映画は映画で楽しめればそれでいいかな」
 
「ワイルド・スピード/スーパーコンボ感想。家族愛に溢れたピッコロとベジータがひたすら壊しまくる。ラグビーW杯リスペクトのクライマックス」
 
んで、アレだろ?
どうせ今回の「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」もその系統なんだろ?
 
わかったわかった。
僕が大人の対応()ってヤツを見せてやんよ。
色眼鏡ではない、フラットな視点で評価してやるからちょい待っとけ。
 
そんな感じで、謎の上から目線で映画館に足を運んだ次第である。
 

予想以上によかった。若干詰め込みすぎてダイジェスト感が否めないけど、いろいろ苦労があったんだろうと


そして、実際には思った以上によかった
 
ストーリーは原作に忠実で、登場キャラクターもそれぞれ個性的。
「原作の世界観」どうこうについても問題なし。端々に原作へのリスペクトが感じられる内容だったと思う。
 
むしろ原作への思い入れが強すぎるあまり、それぞれのエピソードが薄まってしまったくらい。
 
あれもこれもと詰め込んだおかげで全体的にかなり駆け足。
ヘンリー王子との絡みはもう少しじっくり描いて欲しかったし、本作の目玉であるビアンカorフローラの件にはもっと時間を割いてもよかった。感動的な結末には違いないが、やはり全体的な物足りなさは否めない。
 
最初から最後までダイジェスト感が拭えなかったのは残念な部分である。
 
「映画「リアル・スティール」を全力で人におススメする理由。親子愛、恋人、格闘技、ロボット…。ロマンの塊、近未来版ロッキーの躍動」
 
とはいえ、どのエピソードもドラクエ5を語る上では外せないものばかり。
子ども時代をドット絵で端折ったせいで「ビアンカのリボン」を省略せざるを得なかったのもわかるし、ラストバトルの伏線として最初にプサンを登場させたのも理解できる。リュカとビアンカを別々の場所で石化したのも、ゲマ戦と抱き合わせにするための苦肉の策。
 
 
映画化するには諦めなくてはならないエピソードが多すぎる。
また、アニメ作品として成立させるにはそれぞれのキャラを立たせる必要もあり、原作をそのまま再現するわけにもいかない。
 
壮大なストーリーを2時間弱に収めるために、製作陣は血の涙を流しながら取捨選択したのだろうと想像する。
 
 
ただ、その中でもビアンカとフローラが2人とも不幸にならない結末を用意したのはお見事だった。どちらのファンにも配慮しつつ、主人公が最高にハッピーになれる。あのエピソードだけでも今作を観る価値はあると思う。
 
 
ついでに言うと、今回は声優陣にもあまり違和感はなかった。
最初は芸能人の名前がずらっと並んでいるのを見て「お、おう……」と思ったのだが、どのキャラも予想に反して出来がいい。特にゲマ役の吉田鋼太郎の気色悪さはサイコーだったww
 

家族との絆。憎き仇。ラストバトルでゲマとの一騎打ちに挑むリュカ。仲間とともにたどり着いた舞台は…

魔界の門を閉じるべく、ゲマとの戦いに挑む一行。
ヘンリー王子やブオーンの助けを得て、とうとうゲマの前にたどり着いたリュカ。
 
父パパスの仇、長年家族を苦しめられた恨み。
この世界を救う使命感を胸に、リュカは猛然とゲマに立ち向かう。
 
そしてついに、リュカは自らの剣をゲマに突き刺すのだが……。
 
ゲマは魔法の力でリュカの剣を受け止め、余裕の笑みを浮かべる。
 
だがリュカは諦めない。
残った力を振り絞り、剣をより深く突き立てる。
すると、息子アルスが“天空のつるぎ”をゲマに突き立て、父親に奮起を促す。
 
「ダイの大冒険かっちょいい技ランキングTOP10。野郎の夢を全部叶えたろうマンガ」
 
親子の同時攻撃によって魔法のバリアを破られ、身体の自由を失ったゲマ。
だが消滅寸前にマーサの亡骸を取り込み、魔界の門を開く呪文を唱えてしまう。
 
 
それを見たアルスは、すかさずブオーンの助けを得て大きくジャンプ!! 魔界の門に“天空のつるぎ”を投げ入れ、門を封じることに成功するのだが……。
 
 
 
 
 
 
 
 
って、
は?
 
 
 
 
 
 
 
何コレww
 
 
 
 
 
 
いやいやいやいや。
 
 
 
ウッソでしょ!?
 

ようやくこの映画が酷評される意味が理解できた。ベタこそ正義、ファンタジーに没頭してこそ正義がドラクエ5なのに


なるほど〜。
そういうことだったのね。
 
多くの方がこの映画を酷評する意味が最後の最後で理解できた。
 
うん。
確かにこれは「アカン……」ってなるわ。
 
全編1時間43分のうち、1時間35分まではめちゃくちゃよかったのに。
一番盛り上がるラスト手前でこれをやっちゃうとはね。
 
「原作の世界観」や改悪どうこうではなく、ドラクエの映画化作品としてダメですね。
 
「映画「ライオン・キング」感想。荒んだらディズニー映画ってそれ基本だから。ハクナ・マタタ。世界が後ろを向いたらお前も後ろを向け」
 
ドラゴンクエストの映画化とは、言うなれば紅白歌合戦のようなもの
その年もっとも活躍した歌手が大会場に集結し、誰もが知っている歌を歌う。
注目度の高い舞台で聴きなれた曲が流れる安心感。1年の最後の日に思いっきりベタなエンターテイメントを家族と共有し、新年を迎える活力を得る。
 
このわかりやすさこそが大人気RPG「ドラゴンクエスト5」の映画化に課せられた使命である。
 
 
そもそもの話、ドラクエ5はファンタジーの世界に没頭するためのゲームである。
 
学校や仕事中にゲームの続きに想いを馳せ、大急ぎで家に帰って本体の電源を入れる。
誰にも邪魔されず、金曜日の深夜に好きなだけコントローラーを握り続ける。
 
今なら電車の中でスマホをいじるパターンもあるが、とにかく時間を忘れてファンタジーの世界にのめり込むことこそがドラクエ5の醍醐味と言える。
 
つまり、現実に戻るタイミングも自らの意思でなくてはならない
ラスボスを倒してハッピーエンドを迎える。それぞれのキャラのその後を知り、エンドロールが流れて初めて現実に戻る。もしくはキリのいいところで教会を訪れデータをセーブする。
 
いずれにせよ、ファンタジーの世界から抜け出すのは自分の意思があってこそ。そこにはいかなる強制力も働いてはならない。
 
ビアンカorフローラで激論が交わされたり、ファイナル・ファンタジー7のエアリス退場に多くの人が悲しんだり。過去の人気作品におけるドラマチックな流れを見れば、明白すぎるくらい明白である。

FINAL FANTASY VII
カテゴリ: ゲーム, エンターテインメント, アドベンチャー, ロールプレイング

 
それが何だよ。
突然すべてがストップして、鋼の錬金術師の「フラスコの中の小人」みたいなヤツがウザい説教を始める地獄。

 
しかも、これまでの表情豊かなキャラとは正反対の能面野郎。こんなヤツに唐突に出てこられても、思い入れもクソもねえわww
 

残ったものは圧倒的な“虚無”。気になる人は絶対に観るべき。ドラクエ5がやりたくなるから

その結果、僕の中に残ったものは“虚無”
 
かつてプレイした超有名キャラが最強の呪文と武器を駆使し、悪の帝王を打ち倒す。そして、旅の途中で得たかけがえのない家族・仲間とともに大団円を迎える。
 
はずだったのに。
 
盛り上がりが最高潮に達する瞬間にいきなり電源コードを引っこ抜かれ、無理やり現実に引き戻される地獄。
 
一番いいところでアレをやられてしまったら、もうファンタジーの世界に戻るのは不可能。どれだけハッピーエンドを見せられようともひたすら“虚無”でしかない。明日への希望を感じることなどできるわけがない。
 
「映画「いぬやしき」感想。哀愁ジジイの覚醒。男前陰キャラのメシウマ復讐劇。爽快感とモヤモヤの狭間で」
 
マジな話、監督? 脚本家? は何がやりたかったのだろうか。
 
申し上げたようにドラクエ5の映画化とは紅白歌合戦のようなもの。下手な小細工をせずにストーリーにガッツリ乗っかってこその作品で、原作と勝負する必要などこれっぽっちもない。
 
何をトチ狂ったか、最後の最後にイキってしまうとは。
 
 
表題の通りなのだが、この映画が気になる人は絶対に観るべきだと思う。そして、映画館を出たあとは間違いなく「ドラゴンクエスト5」がやりたくなるはず。
 
悪い意味で。

ドラゴンクエストV 天空の花嫁
カテゴリ: ゲーム, ロールプレイング

いや、だって。
こんなモヤモヤしたまま終われないでしょ?
 
映画で爽快感を感じられないなら、自分で感じるしかないじゃないww
ゲームの中のキャラクターだけではなく、自分自身がハッピーエンドになるにはそれしかないじゃないww
 
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