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「はじめの一歩」1283話感想。最高だぜ! はじめの一歩。減量がうまくいかずに脱水症状? だったら血を抜けばいい←40年前のあしたのジョーかな?

ボクシング観戦, 映画・マンガ・ドラマ, 趣味, 雑談 | 2019年12月15日 | タグ: , , , ,

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千堂武士vsアルフレド・ゴンザレス戦のアンダーカードとして試合が決まった鴨川ジムの面々。
メンバーが順調に準備を進める中、Jr.ライト級の木村達也だけが一人、減量苦と戦っていた。
 
木村の適正階級は本来ライト級。
だが、ジムメートであり親友である青木勝と階級がかち合ってしまうため、木村はあえて毎試合厳しい減量に耐えてきたのだった。
 
 
そして今回もこれまで通りやれば問題なくクリアできるはず……だったのだが。
 
 
トレーナーである一歩は減量に苦しむ木村を心配し、自身の仕事が終わったあとに木村の自宅に向かう。
 
不安そうな表情を見せる両親に安心するように伝え、部屋に上がり込む一歩。
だが、そこには一向に体重が落ちずに呆然とする木村の姿が。
 
計量は明日だというのにいまだ1.2kgオーバー。この状況に一歩は困り果ててしまう。
 
 
サウナで木村の減量に付き合う一歩だが、突然木村が意識を失い倒れてしまう。
大慌てで今回の試合中止、次回以降の階級アップを告げて救急車を呼ぼうとする一歩に対し、木村は「自分はビビリだから階級アップは恐ろしい」と頑なに拒否する。
 
青木への思い、試合にかける責任感を感じ取った一歩は救急車を呼ぶことを思いとどまり、アドバイスを求めるために鷹村に電話をかけるのだが……。
 

ギャグマンガとして研ぎ澄まされつつある「はじめの一歩」。今回の1283話でも大暴れですねw

ここ最近、ほとんど目を通すことがなくなったマンガ「はじめの一歩」。
前回読んだのが9月発売の少年マガジン43号掲載の第1276話で、今回は12月発売の少年マガジン2・3号掲載の1283話。約2ヶ月ぶりにお目にかかった次第である。
 
「「はじめの一歩」とかいう最高のギャグマンガ。滅びの美学への方向転換のために作品の根幹すらもポッキリ折っててワロタw」
 
その際も申し上げたように、僕は最近の「はじめの一歩」を完全なギャクマンガだと思っている
 
 
下記の記事で「森川ジョージは漫画家として終わってしまった」などと喚き散らしたわけだが、今回もまた最高のギャグをかましてくれている。どうやら作者のギャグセンスはここにきて研ぎ澄まされつつあるようで、この調子でいけばまだまだ「はじめの一歩」は健在と言えそうである。
 
「「はじめの一歩」が酷すぎる。マンガ史に残る汚点。まさか井上尚弥の試合を丸パクリするとは…。森川ジョージは完全に終わったんだな」
 
真剣に読む気はいっさいないけど。
 

木村がサウナで倒れる→木村の制止を聞き入れる一歩。だよな。青木への思いもあるし中止なんかさせられんよな(違


計量が明日に迫る中、木村の体重はまだ1.2kgオーバーという絶望的な状況。
木村と2人でサウナに入る一歩だが、隣で干ししいたけを咀嚼していた木村が突然瓶を落として倒れてしまう。
 
それを見た一歩は木村に試合中止と次回からの階級アップを告げて救急車を呼ぼうとするが、木村に腰に巻いていたタオルを引っ張られて引き止められる。
 
そして「俺はビビリだから階級を上げるのが恐ろしい」と一歩に告げる木村。
これを聞いた一歩は言葉の裏にある親友青木への思いを感じ、救急車を呼ぶことを思いとどまるのだった。
 
 
なるほど、そうだよな。
これだけがんばってきたのに、そう簡単に中止になんかできるわけないよな。
 
しかも木村には学生時代からの親友である青木への思いもある。
確かにあの状況で一歩が救急車を呼ぶのを止めたのは致し方ない。
 
って、んなわけあるかww
 
いやいやいやいや。
ダメでしょ。
ダメですよ。
 
おもろ過ぎるでしょww
 
すぐに救急車を呼ばないと。
木村を振り切らないと。
 
自力で座っていられない状態なんて、普通に大ごとですから。
 
ボクシングの試合?
できるわけないから。
 
階級云々、中止云々以前に本人の健康を優先しなきゃダメだから。
 
笑いが止まらんからww
 
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鷹村にアドバイスを求める→減量失敗は自己責任ではないと突き放される。そう!! 選手がどんな状態だろうと試合は成立させろ(違

壮絶な減量に苦しむ木村の姿を見た一歩は、減量とは無縁だった自身の現役時代がいかに甘いものだったかを痛感する。
と同時に、急場の対処法がわからない自らの経験不足、トレーナーとしての力のなさを思い知らされるのだった。
 
 
困り果てた一歩は同じく過酷な減量を繰り返すジムの先輩、鷹村守にアドバイスを求めることにする。
 
だが電話口での鷹村は辛辣で、
「血を1kg分抜けばいい」
「減量失敗は選手の自己責任ではない」
「チケットを購入した観客をがっかりさせることになる」
「責任者は厳重処分を受け、その上で謝罪させられる」
「多くの人間に迷惑をかけることを忘れるな」
「特にじじい(鴨川会長)に頭を下げさせるのだけは許さない」
と突き放されてしまう。
 
そして電話を切ったあと、鷹村は木村のモチベーションの低さ、普段からの節制の足りなさにいらだちを覚える。
 
「「リクドウ」が井上尚弥vsパヤノ戦にそっくりだったと聞いて。マジか。はじめの一歩だけじゃなく、ここにもアカンことが…」
 
……だよな。
 
確かに減量の失敗は自己責任とは言えないし、試合の中止はチケットを購入した観客を失望させてしまう。その上管理側にも厳重処分が下るなど、多くの人間に迷惑をかける。
 
世界6階級制覇という壮大な目標がある鷹村とは違い、現在の木村には明確な目標がない。だが、それが原因で減量ができませんでしたではプロとしてお話にならない。
 
ここ最近、現実世界のボクシングでも計量失敗による試合中止が頻発しているが、これは作者なりのボクシング界に対する警笛なのかもしれない。
 
って、んなバカなw
 
 
いや、わかる。
わかるぞ。
 
減量失敗での試合中止は多くの人に多大なる迷惑をかけるし、チケットを買った観客を失望させる。
鷹村にとっても、尊敬する鴨川会長に恥をかかせることが許せないのは当たり前。
 
ただ、そんなことは2ヶ月前に言っておけって話だけどな!!
計量前日にこんな矜持を聞かされてもどうしようもないけどな!!
 
てか、減量に苦しんだ経験のない自分は甘い?
 
違うでしょ。
まったく逆でしょ。
 
大した減量もせずに勝ててたことが素晴らしいんですよ。
相変わらずおかしなことをおっしゃいますね一歩さん。
 
 
しかも血を1kg分抜けだ?
それお前、「あしたのジョー」でやってたヤツじゃねえか。40年前に。
 
サウナで倒れるまで汗を出してもまだリミットをオーバーしていて、フラフラしながら近くの医院で強引に血液を抜いてもらう。
 
今回の木村達也のヤツがまんまそれじゃねえかww
いや、実際にはやってないけどさ。
 
40年前の乱暴なネタをそのまま流用して説得力を出そうとするって。
さすがにそこまで読者はバカじゃないからww
 

ベッドに横たわり、自力で立てない木村→服を脱がせ、強引に体重計に乗せる。素晴らしい。これが選手とトレーナーの覚悟だよ(違

翌朝。
一歩が目を覚ますと、ベッドの上でグッタリする木村の姿が。
 
目には精気がなく、すでに自力で立ち上がることもしゃべることもできない。
だが、かろうじて意識だけは保っており、どうにか手を動かし体重計を指差す。
 
服をすべて脱がせ、一歩は木村を体重計の上まで引きずる。
何とか木村を体重計に乗せるのだが、無情にもリミットまで400gのオーバー。
 
ここまでやっても体重が落ち切らない状況を前に、一歩の脳裏に昨夜の鷹村の言葉が蘇る。
「ぶん殴って血を1kg分抜けばいい」
 
いや、そんなことはさせられない。
 
そのとき、一つのアイディアが一歩に舞い降りるのだった。
「木村さん……」
「ボクはとことん付き合いますからね……」
 
 
そして、鴨川ジムメンバーとの待ち合わせ場所に現れたのは、頭を丸坊主に剃り上げた一歩と、同じく頭を丸め、一歩に背負われる木村の姿だった……!!
 
 
そうか……。これだけやってもまだダメだったのか。
だが、ここまで努力した木村に試合を諦めさせたくない一歩の気持ちは重々理解できる。
 
トレーナーと選手は一心同体。
お互いの信頼関係と意思疎通があってこそのプロフェッショナル。
チケットを購入したファンのため、鴨川ジムのため。そして、プロボクサー木村達也本人のため。
 
髪の毛を含む全身の体毛を剃り上げ、残り400gの帳尻を合わせる最終手段。
最後の一コマからは、まさしく二人三脚で戦場へ向かう男たちの悲壮な覚悟を感じ取ることができる。
 
いや、うっそだろww
 
何でこの状況で体重測ってんだよww
 
自力で立てないどころか、口を開くことすらできない人間を目の前にして。
無理やり全裸にして「あと400gだぜちくしょーい!!」とかやってる場合じゃねえから。
 
とにかく大急ぎで両親を叩き起こして電話だよ。
お前がやるべきなのは1秒でも早く木村を病院に送ることだよ。
 
知ってるか?
救急車を呼ぶには「119番」をプッシュするんやで?
普通に生きてりゃ小学生でも知ってることだぞ? お?
 
チケットを買った観客?
鴨川会長のメンツ?
 
そんなもん、あとでゆっくり考えりゃいいから。
今は人命が最優先だからww
 
「「ファイティング・ファミリー」感想。クソ名作出ました。ロック様「プロレスは脚色された世界だ。だが、観客は嘘を見抜く」」
 

ギャグが冴え過ぎて、笑いを通り越して感動的ですらある。「はじめの一歩」はギャグ漫画の新たな境地を開拓中なのである

マジな話、ここまで振り切ってしまうと笑いを通り越して感動すら覚えるレベル。
 
「責任者が厳重処分を受ける」と言いつつ、減量に苦しむ選手をジム側はほったらかし。
その上選手の状態を把握しているはずの担当トレーナーは自力で立ち上がれない重症患者をボクシングのリングに立たせようとする。
 
狂気である。
完全なる狂気がここにある。
 
これがボクシング界で頻発する計量失敗への警笛だというのであれば、もはや僕には理解不能の世界。「あしたのジョー」の丹下段平ですら、体重計に細工までして矢吹丈に試合を止めさせようとしたのに。
 
 
つまり、すでに「はじめの一歩」はギャクマンガでなくてはならない境地にきている。
 
「黒子のバスケ」や「テニスの王子様」のようなとんでも超人バトルでもない、「鬼灯の冷徹」のようなセンスに溢れたギャグマンガとも違う。
 
クソ真面目に描いているものが自然とギャグになるという新たなジャンルを開拓中なのである。
そうでなくては辻褄が合わないのである。
 
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