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「ボーイズ・オン・ザ・ラン」を映画化してはダメだった理由。ドラマ版は最高だったのに、なんでこうなった?【感想】

映画・マンガ・ドラマ, 生活, 趣味, 雑談 | 2018年12月11日 | タグ: , , ,

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映画「ボーイズ・オン・ザ・ラン」を観た。
 
〜〜〜〜〜
 
「ボーイズ・オン・ザ・ラン」(2010年)
 
玩具メーカー・斎田産業の営業部で働く田西敏行は29歳。
異性との交際経験がなく、これといった努力もしない。無気力で冴えない日々を送っていた。
 
仕事ではガチャガチャの激戦区である秋葉原を担当するものの、ライバル会社の「マンモス」の勢いに押されて売り場面積は縮小されるばかり。
 
 
そんな田西は、同僚の植村ちはるにひそかな恋心を抱いていた。
だが、恋愛経験の乏しい田西はどうアタックしていいかがわからない。そこで得意先で知り合ったライバル会社のイケメン営業・青山貴博に相談する。
 
青山の的確なアドバイスにより、田西は少しずつ千春との距離を縮めることに成功する。
 
 
ある日、病欠したちはるの看病をするため、ちはるのアパートを訪れた田西。
 
不器用ながらもまっすぐな田西の姿に心を動かされたちはるは、隣人の風俗嬢・しほの部屋を訪れ田西への思いを口にする。そして、その思いを伝えるため、田西の携帯に電話をかける。
 
すると、なぜか部屋の隅から聞き覚えのある電子音が……。
そこにいたのは、下半身丸出しで縮こまる田西だった……。
 
 
花沢健吾原作の同作コミックを映画化した、2010年公開の青春ラブストーリーである。
 
〜〜〜〜〜

 

 

映画「ボーイズ・オン・ザ・ラン」はアカン。僕にとっては人生を無駄にするレベルの駄作だった

映画「ボーイズ・オン・ザ・ラン」。
 
先日、花沢健吾原作の実写映画「アイアムアヒーロー」を観たことはお伝えしたが、その勢いで今度はこの人の出世作? である「ボーイズ・オン・ザ・ラン」の映画版を観てみた。
 
「映画「アイアムアヒーロー」の進撃の巨人感w 説明不足が却ってミステリアスな恐怖を生む。不条理のゾンビ大量破裂」
 
公開は2010年と若干古いのだが、レビューや感想記事を読むと概ね評判がいい。
ジャケット写真の峯田和伸も凄まじい迫力だし、これは期待できるんちゃうか?
 
ライバルの青山役には松田龍平?
おお、いいじゃないっすか。
 
「アイアムアヒーロー」のゾンビ映画にも度肝を抜かれたけど、これはこれでテンションが上がる。
 
よしよし。
はりきって観てみましょうか。
 
そんな感じで、DVDを購入した次第である。
 
 
ダメでした。
 
いや~、ダメでしたね。
 
うん、ないな。
これはない。
 
映画「ボーイズ・オン・ザ・ラン」は(僕にとっては)間違いなく駄作。
期待値の高さのせいもあってか、ガッカリ度が尋常じゃない。正直(僕にとっては)観る必要のなかったヤツ。
 
というか、ぶっちゃけこの作品は映画化しちゃダメだよね。
全編114分、かる~く人生を無駄にしたよね。
 
「「僕だけがいない街」感想。こんなマンガがあったことにビックリした。読み終わった瞬間、もう一度最初から読み直した」
 

ストーリーの尻切れトンボっぷりがキツい。現実を直視とか、リアリティとか。そういうのはいらんねん。救いがほしいねん


僕が「ボーイズ・オン・ザ・ラン」の映画化がダメだと思うもっとも大きな理由は、ストーリーの尻切れトンボっぷりを受け入れられなかったこと。
 
まず大前提として、僕はこの作品の原作を読んでいない

映画同様、かなり評判がいいようだが、残念ながらこれまで読む機会がなかった。
 
ただ、2012年に丸山隆平主演で放送されたドラマ版は観ており、こちらはめちゃくちゃおもしろかった記憶がある。

恐らくドラマ版の印象に引っ張られているのだと思うが、個人的に映画版の終わり方がどうしても許せない。
 
 
以前から何度か申し上げているように、僕が映画を評価する基準は「わかりやすさ」
小難しいことを考えず、鼻くそをほじりながら気楽に観られる作品こそが最上級。ハッピーエンドならなおいいよね。
 
「映画「神様はバリにいる」感想。久しぶりに突き抜けた堤真一を堪能しれ。そして初期のSABU監督作品が超オススメ」
 
要するに、ストーリーに救いがほしい
現実の厳しさとかリアリティとか、そんなんいらんねん。
 
そういう意味で、映画版「ボーイズ・オン・ザ・ラン」の救いのなさはどうしようもなかった。
 
 
いくらがんばっても報われるわけじゃない。
要領のいいヤツが結局おいしい思いをする。
だって、現実は非情だから。
 
ダメなヤツはいつまでたってもダメ。
それでも明日はやってくる。
 
だったら前を向いて走り出すしかないでしょ。
つまり、「ボーイズ・オン・ザ・ラン」。
 
この映画を高評価していた方の多くはこんな感じの感想を持ったようだが、はっきり言ってそんなもんクソ食らえである。
 

典型的なイタいヤツだった自分。ブラック企業勤務により、すべての理屈がふっ飛んだ

実を言うと、昔は僕もそっち側の人間だった。
映画を観てあれこれと理屈を並べつつ、世の中を達観したつもりになる。
完全に「イタいヤツ」である。
 
だが「2交代制の24時間営業、週6日勤務」とかいう超絶ブラック企業勤務によって心身ともに疲弊し、そういう面倒な思考はきれいさっぱり消し飛んでしまった。
 
「「ルサンチマン」を知っているか? 花沢健吾のデビュー作にして最高傑作。陰キャラぼっちの居場所は仮想現実世界(アンリアル)のみ」
 
あの経験を経て、僕の中ではっきりしたことは一つ。
人間、余裕がなくなると、フィクションにリアリティなんか求めない。
現実がめちゃくちゃしんどいのに、娯楽でまで辛い思いなんかしたくない。
 
だって、冗談抜きでサザンオールスターズの曲で泣いたことあるからね自分ww
あまりに辛過ぎてww
 
自ら進んで苦行を受け入れろなどと言う気はないが、考え方はもっとシンプルでいい。
 
だからアレだ。
がんばった分は報われてほしい。
努力が形になって表れてほしい。
ムカつくヤツはすべからくぶっ飛ばされてほしい。
 
底値のままエンディングを迎えるなんて、あってはならない。
あのニヤけた顔面に1発ぶち込んでやらなきゃ気が済まねえ。
 
救いのないのがリアリティ?
うるせえバーカ。
 
プライベートの娯楽にまでそんなもんを押しつけてくるんじゃねえよこのヴォケが。
フィクションの世界くらい、何も考えずにスカッとさせてくれよ。
 
そんな感じである。
 
「映画「チャッピー」感想。最高で最低なおススメの1本。予定調和の最悪なラストの土俵際で踏みとどまった。ムキムキヒュー・ジャックマンゴルァ」
 

田西が浮上して青山が失脚。ちはるも堕落する。そういうメシウマ展開が続くんだよな。ドラマ版はホントに最高だったのに


実際「ボーイズ・オン・ザ・ラン」がおもしろいのはあそこからだからね。
 
イケメンクズの青山が病気を患い、髪も抜けて変わり果てた姿を晒すメシウマ展開。
さらに、青山にポイ捨てされたちはるがリストカット癖+手当たり次第に男を漁るというハードモードに突入する。
 
あとは肝心の大巌花の存在を省いちゃいかんでしょと。
そもそも論として、本作のヒロインは植村ちはるじゃないからね。大巌花だからね。
 
・幼い頃の病気によって聴覚を失う
・ボクシングジムでのトレーナー業
・本業はコスプレモデル
・蒸発した旦那が借金まみれで戻ってきて、金をたかられる
設定を上乗せし過ぎて大渋滞起こしとるからねww
 
「42 世界を変えた男感想。困難に立ち向かう俺は1人じゃない。自分が変われば周りが変わる。大谷翔平の二刀流とそっくり」
 
原作を読んでいないので何とも言えないが、少なくともドラマ版では、
・大巌花と田西がいい感じに
・青山が病気で失脚
・ちはるがダークサイドへ転落
という流れが続く。
どん底だった田西が浮上する姿が描かれるのである。
 
むき出しのリアリティ、痛いくらいに現実を直視させるのが花沢健吾の作風という意見も見かけたが、普通に「ボーイズ・オン・ザ・ラン」に救いはある
 
「アイアムアヒーロー」はゾンビSF映画を全面に出すことで成功したが、この作品は違う。
主人公田西の愚直に突っ走る一途さ、その姿に影響を受けて周囲も変わっていく様。一連の成長過程を最後まで描ききってこその「ボーイズ・オン・ザ・ラン」である。
 
なので、絶望オンリーの前半でちょん切った映画版は絶対にダメ。
逆にすべての流れを踏襲した(原作を読んでないけど)ドラマ版は文句なしの傑作だったと言える。
 
繰り返しになるけど、ドラマ版「ボーイズ・オン・ザ・ラン」はめちゃくちゃよかったんですよ。
主人公丸山隆平はがんばったし、平愛梨は無限にかわいいし。上田竜也はかっこいいし。
で、南明奈と斎藤工は果てしなくムカつくしww
 
描写も映画よりは若干マイルドで、ギリギリ地上波放送に耐えられるレベル。
 
 
ちなみにこの時期の斎藤工はまだまだ役者としての格? が低く、「クロヒョウ 龍が如く」の右京龍也役など、割と粗い役どころも多かった記憶が……。

 

すまんYOU。しほ役としては厳しかった。さすがに年齢が離れ過ぎだわ

ついでに言うと、しほ役のYOUがちょっとだけキツかったというのもある。
 
ちはるの隣人で姉御肌の風俗嬢。田西の相談役的なお姉さんという役どころなのだが、やはり年が離れ過ぎだったなぁと。
 
40代半ばの風俗嬢を否定する気はまったくないし、YOU自体も全然嫌いじゃない。
だが、20代前半のちはると30手前の田西とつり合うかと聞かれれば、さすがにそれは……。
 
 
なお、ドラマ版でのしほ役は(長身巨乳が持ち味の)佐藤江梨子。
 
どうよ? この芯食った感じww
しっくりくるってこういうことだからなww
 
何度も言うが、「ボーイズ・オン・ザ・ラン」のようにパンピーの日常を描いた作品には救いが必須。
「アイアムアヒーロー」のゾンビや、前回の「SCOOP!」におけるパパラッチなど。ああいう現実離れしたストーリーであればまだいい。どうぞ、お好きにやっちゃってください。
 
でも、自分の周りにも起こり得るような話で、まるっきり救いがないのはアカン。
約2時間という制限内で収められないのであれば、実写化はするべきではなかった。
 
それがこの映画における僕の結論である。
 
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