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曙、サップ再戦キター!! 「今さら興味ない、需要ない」って批判しても結局視聴率高いんだろ?【RIZIN】

趣味, 雑談 | 2015年12月1日 | タグ: , , ,

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雪景色イメージ
年末格闘技イベント「RIZIN」の追加カードが発表され、曙とボブ・サップが12年ぶりに再戦することが決まった。

両者は曙が格闘家に転向した2003年、大晦日に対戦して以来の再戦となる。

格闘技ブーム全盛の2003年当時、大晦日に行われたDynamaite!は紅白歌合戦の視聴率を上回るという快挙を達成している。
かつてのブームの真っただ中にいた2人の再戦ということで、否が応にも注目度の高い試合となるだろう。

「RIZINのMVPが山本アーセン? バカ言ってんじゃねえよ。MVPはあびる優に決まってるだろ」

最高っすねww 曙vsボブ・サップ

曙vsボブ・サップ、12年ぶりの再戦。

最高だw
最高すぎるww

榊原はやはり有能だ。

「武尊、那須川天心戦実現せずも大晦日参戦を発表!! 「RIZINを食う」と意気込みを語る」

そして「やっぱり」というか、思った通りこの試合に対する世の中の反応は冷たい。

「今さら需要がない」
「絶対しょっぱい試合になる」
「誰が興味あるんだ?」
「格闘技好きとしては本当に残念」
「もっと実力のある選手を呼べ」
「本当の格闘技ファンはこんな試合求めてない」
「技術のないイロモノ選手の見世物」
「ファンが離れる」
「意味がない」
「こんな試合を組んでも格闘技界の将来のためにならない」

いいぞ、もっとやれ。
それでいい。
煽れ煽れww

こういう批判が出れば出るほど、僕の大嫌いな自称・真の格闘技ファンがRIZINから離れていく。そして潜在的なライト層が入りやすい環境ができる。

結果的に格闘技界の膿を排除して、日本格闘技界はまっさらな状態からスタートできるのだ。

これだけバラエティにとんだ一貫性のないマッチメークでごちゃ混ぜ感を演出する榊原。さすがとしか言いようがない。

先日の記事で「今さら高坂剛なんか観たいか?」と申し上げたが、ここまでくるとあのロートルですらイベントを盛り上げるアクセントとして機能しそうに思えてくるからすごい。

「格闘技「RIZIN」で高坂剛が現役復帰? おいおい今さら高坂なんか観たいか?【ライジン出場選手】」

ネームバリューのあるファイター同士をぶつけて注目を集め、メインのトーナメントにも目を向けさせる。王道中の王道の手法であって実に効果的。格闘技が不人気コンテンツであることをよく自覚したプロモーション方法である。

「至極?の対戦カード4試合発表! RIZIN出場選手発表!! アンディ・サワーvs長島☆自演乙☆雄一郎キター!!」

格闘技界の膿である自称・真の格闘技ファンを遠ざけ、ライト層にインパクトを与えて新規ファンの獲得を目指す。
これを本当に狙ってやっているのだとしたら、榊原の有能ぶりはガチだ。

まあ、さすがにそれはないか。

イベントの全体構成にも注目してみようか


試合順にも注目である。

開始直後の第一試合は若手のホープ同士の前座試合、もしくは大ベテランの顔見せ的なマッチメーク、2試合目以降は中堅の正統派。
そしてイベントのちょうど真ん中にネームバリューのあるベテランの試合を持ってくる。
会場が十分あたたまったところで、勢いそのままに実力者同士の試合を出し惜しみせずにぶつける。そして最後のメイン(ヒョードル復帰戦?)で一気に爆発させる。

だいたいこんな構成になるのではないだろうか。

と思ったら第一試合は高坂剛vsジェームス・トンプソンがアナウンスされていた。

やっぱり。
イベントの導入部分にある程度のネームバリューを持ったベテランに先陣をきってもらう。
これだと恐らく、曙vsサップ戦は中盤辺りに組まれるのではないかと予想するが、いかがだろうか。

いつも思うのだが、格闘技イベントの構成ってプロレス興行そのままだよな。めちゃくちゃプロレスを参考にしてるよな。

露出が大事。それは最近のプロレス人気が証明してるだろ?

ここ最近、プロレス人気(正確には新日本プロレスの人気)がすごい。

・コンテンツの充実
・それぞれの選手のキャラクターを全面に押し出してのプロデュース
・YouTubeやストリームでの動画配信
・ゲームとのタイアップ

時代の流れを掴み、ファンの望むものを提供することで見事に世間の目をプロレスに向けさせた。今や新日本プロレスはチケットを入手することが難しいほど、一般層への浸透を成功させている。

それもこれも、みなブシロードが新日本プロレスを買収したおかげである。
だが2012年当時、ブシロードによる新日本プロレス買収の話が持ちあがった際はやたら批判的な人間が多かったことを覚えている。

「あんな会社の手に渡ったらプロレス本来のよさが失われる」
「ブシロードみたいなゲーム会社がプロレスに携わって何ができるんだ」
などなど。

主にオールドなプロレスファンだと思うが、あれこれと好き勝手な批判を浴びせていた記憶がある。斜陽産業まっしぐらの現実を見ようともせずに。

だが、結果的にわずか3、4年で観客動員数やグッズの売り上げは倍以上に伸び、プロレス人気は見事なV字回復を見せている。ブシロードによる新日買収が成功だったかどうかは、現状の盛り上がりを見れば一目瞭然である。

結局のところ、コンテンツが成長するか否かはどれだけライト層に浸透させるか、露出を増やせるかにかかっている。

どのような売り込み方、プロモーションを行えば世間の注目を集めることができるのか。ブシロードの買収により心機一転、主催者、選手それぞれが一枚岩となって実行した結果がこれなのだ。

「日本の格闘技が不人気な3つの理由【低迷? 迷走?】」

たとえば真壁刀義。
あのおっさん、あんな強面のくせに死ぬほど甘党スイーツ好きである。しかも素顔は優しくておもろい愛くるしさの持ち主だ。

優しくて力持ち。なおかつスイーツ好き。
この愛すべきキャラクターを惜しげもなくテレビやブログで全面に押し出すことで、自分の名前を積極的に世間へ浸透させているのだ。

コメント一つとっても、自分のキャラを意識した立ち振る舞いが感じられる。プロレス人気を高めようという努力がひしひしと伝わってくるのだ。

おわかりだろうか。
これが自己プロデュースというヤツである。

これはずっと言い続けていることなのだが、コンテンツとしてのプロレスは間違いなくおもしろい。それは会場で実際に見てみればわかることである。
僕自身、格闘技もボクシングも好きな人間だが、それと同じくらいプロレスも好きだ。週末のプロレス観戦こそ極上の贅沢だと思っている。

コンテンツはおもしろい。
だけど今までは人気がなかった。
なぜか。

露出が足りないからだ。
どれだけおもしろかろうが魅力があろうが、人目に触れなければ誰もそれに気づかない。
本当に簡単な話なのだ。

そしてこれまでプロレスに足りなかった部分を、ブシロードのプロデュース力と選手個人の努力が見事に補ってみせたのである。

「格闘技低迷の元凶は谷川貞治」この意見にひと言言わせてもらいたい

大方の格闘技ファンはRIZINに興味がない?
ハイレベルな本物の試合を見せれば人気が出る?
スターは勝手に出てくる?

笑わせないでいただきたい。
スターは作るものだ。

繰り返しになるが、プロレス人気が復活したのは露出を増やし、プロデュースに力を入れて世間の目に触れるための努力をした結果である。

今回の格闘技イベント「RIZIN」に関して、実行委員長の榊原はその部分を非常に意識したマッチメークをしている。これが僕が彼を有能だと言っている理由だ。

人気を得たければ露出を増やせ。
これはプロスポーツのような人気商売において普遍的かつ絶対的な真理だ。
綺麗ごとを並べて理想を追いかけたいならいくらでもやればいい。ただしアマチュアで。

そういう意味で、僕は谷川貞治は本当によくやっていたと思う。魔裟斗引退で人気が急下降していたK-1をどうにかしようと、さまざまな趣向を凝らしていたのだ。ライト層の人気をつなぎとめるための努力をしていたのである。
モンスター路線や軽量級の設立、掴みを禁止してKOを生み出しやすいルールへの移行。総合とのミックスルールなど、あの手この手を使って格闘技人気を支えようとしていたのである。
「僕の考えた最強」
この幻想に応えるために、頭をひねり続けていたのだ。

谷川が突き進んだ方向が正しいかどうかはともかく、少なくともあのおっさんがファン獲得に尽力していたことは事実である。
格闘技バブルが弾けて人気が下降線をたどる中、K-1を始めとした格闘技界の行く末を誰よりも真剣に考えていたのが谷川貞治。そう断言しても過言ではなかったのだ。

自称・真の格闘技ファンは何としても谷川貞治をK-1を終わらせた元凶にしたいようだが、はっきり言ってそんなことはない。谷川がいようがいまいが格闘技はいずれ衰退していたし、ファイトマネーの未払い問題などはあくまで結果に過ぎない。遅かれ早かれK-1は地上波放送から姿を消していた。

そして自称・真の格闘技ファンが再三望んだ石井和義館長の復帰。
過去を美化する懐古主義的な気持ちはわからないでもないが、これも谷川と同じだ。石井和義がいようがいまいが、どの道格闘技のブームは終わっていた。
むしろ、谷川があれだけがんばったおかげでテレビとの関係をつなぎとめられたと個人的には思っている。

一度好きになったものは未来永劫応援し続けろ!!←は?

以前「格闘技が好きだ」と言って熱狂していた人間が、今はプロレスに流れているという。
そして、これを「裏切りだ」と批判する人間がいる。

毎度のことながらいったい何を言っているのだろうと思う。
必ず世の中には個人の趣味趣向の変化を裏切り者呼ばわりして批判する人間が一定数存在するのだが、その思考回路が僕には1ミクロンも理解できない。

自分が好きになったものを未来永劫好きでいなくてはならない理由とは何だ? そんな義務がいったいどこにあるのか。
一つのコンテンツに魅力を感じなくなったから別のものに興味を持つ。何がダメなのか。いくら考えてもわからない。

ミーハーってそんなに悪か?

もし自分が一度好きになったものをこの先もずっと好きでい続けなくてはならないのなら、世の中から浮気は消滅するだろうし、離婚率も0%になる。
そんなことがあり得ないことくらいわかりそうなものなのだが。

一般層にインパクトを与える上では最高のカード

今回の曙vsボブ・サップ戦。
一般層に「RIZINここにあり」というインパクトを与える上で必要不可欠であり、榊原の有能さを存分に発揮したマッチメークである。

興味がない、需要がないという批判は大いに結構だ。だが、この試合を話題にしていることそれ自体が需要であるという事実を忘れてはいけない。

曙vsボブ・サップ、最高である。

一つ問題があるとすれば、試合自体はクソほどつまらないだろうということか。









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