僕の2019年ベストバウト6選。期待した試合はないかもだけど文句なしの名試合。僕のランキングなので異論は認めない

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2019年も大詰めとなり、多くの方が1年を振り返る時期。
 
ボクシング界では今年も多くの試合が開催され、名勝負と呼ばれる試合もいくつか生まれている。
逆に体重超過での試合中止が目立つなど、ネガティブな出来事が多かったのも特徴と言えるかもしれない。
 
 
そんな感じで表題の件。
今回は「僕の2019年ベストバウト6選」を発表してみたいと思う。
 
最初に申し上げておくと、あくまで僕のランキングなので皆さんの思いつくような試合が出てくるとは限らない。
若干ネタバレになってしまうが、井上尚弥や村田諒太、井岡一翔の試合は一つもランクインしていないことをお断りしておく。
 
高橋悠斗選手が引退だって。コロナの影響で引退する選手はいるとは思ってたけど、日本王者の引退はまさかだったな
 

僕の2019年ベストバウト6選:第6位

○京口紘人vs久田哲也×
(WBA世界L・フライ級タイトルマッチ)
 
2019年10月1日に大阪で行われたWBA世界L・フライ級タイトルマッチ。
同級王者京口紘人が久田哲也の挑戦を受け、3-0(115-112、116-111、117-110)の判定で京口が勝利し2度目の防衛に成功した一戦。
 
「京口vs久田感想。久田のスカウティングと粘りがすごかった。でも、経験値と勝負どころの見極めに少し差があったかな」
 
この試合はもう、挑戦者久田哲也がすごかったというのが大きい。
僕は当初、久田哲也という選手をよく知らず。拳四朗に日本タイトルマッチをドタキャンされたことはうっすら聞いていたが、実際に試合を観たことはない。
 
京口のタイトルに挑戦すると聞いても「へえ〜、そうなんだ」「まあ、京口が勝つんじゃないの? 知らんけど」という感じで、鼻くそをほじりながら気楽に観始めた次第である。
 
ところが試合が始まると、参ったことにめちゃくちゃおもしろい
恐らく久田という選手はインファイトでの連打を得意としていて、なおかつ試合前に相手をとことん研究するタイプ。
比較的攻撃パターンが決まっている京口の動きを読み切り、序盤に見事なダウンを奪ってみせた。
 
中盤から京口の圧力、経験値に押し切られて判定負けを喫したものの、僕はすっかり久田哲也のファンになっている。
 
 
なん……だと…!?
久田哲也vsモルティ・ムザラネだと?


これは絶対やらなアカンやつ。
 
僕はモルティ・ムザラネも大好きだし、もし実現したらたまりませんねww
大便を漏らしてパンツがベシャベシャになりますわ(違
 

僕の2019年ベストバウト6選:第5位

○ディスティノ・ジャパンvs宮崎辰也×
(KNOCK OUT DYNAMITE 賞金マッチトーナメント65.0kg準決勝)
 
2019年10月19日に東京・後楽園ホールで行われたDANGAN228、5R賞金マッチトーナメント65.0kg準決勝。
ディスティノ・ジャパンと宮崎辰也が対戦し、2度のダウンを奪ったディスティノ・ジャパンが1R1分45秒TKOで勝利した一戦。
 
「KODトーナメントをBOXING RAISEで視聴したので感想を。洗練されてない雑多な手探り感が最高におもしろかった」
 
5R賞金トーナメントという新たな試みのメインとして行われたこの試合。
開始直後から両者がフルスイングでぶつかり合い、2度のダウンを奪ったディスティノ・ジャパンがTKO勝利で決勝進出を決めたわけだが、とにかくおもしろい試合だった。
 
試合前から宮崎辰也がSNSやインタビュー等で「1RKOを狙う」と宣言し、何のひねりもなくそのまま突っ込んで玉砕。相手の動揺を誘うための作戦かな? などと考えていた僕の予想をあっさり凌駕し、凄まじい試合を披露してくれた。
 
僕は5Rのボクシングというものにめちゃくちゃ期待していて、ああいう冗談みたいな試合が生まれるのも魅力の一つだと思っている。
また、ハイペースで一気に走りきるには若干長いが、駆け引きをしている暇はないというのもおもしろい。ここから回数を重ねる上で、いわゆる“5R仕様の戦術”がどう成熟していくかにも大いに注目している。
 
 
てか、宮崎のダンナは相変わらず月1くらいのペースで引退宣言→翌日復帰を繰り返しててウケるんだよなww
「引退するするマン」といえば、コナー・マクレガーか宮崎辰也かってくらい。
 

僕の2019年ベストバウト6選:第4位

○テオフィモ・ロペスvs中谷正義×
(IBF世界ライト級挑戦者決定戦)
 
2019年7月19日(日本時間20日)、米・メリーランド州で行われたIBF世界ライト級挑戦者決定戦。
同級4位テオフィモ・ロペスが同級3位中谷正義と対戦し、ロペスが3-0(118-110、118-110、119-109)の判定で勝利し次期挑戦権を獲得した一戦。
 
「中谷正義惜しい! テオフィモ・ロペスに判定負け。でも間違いなく通用するとは思ったよね。5Rまで粘れば大健闘とか言われてたけど」
 
何度か申し上げているように僕は日本中量級で中谷正義にもっとも期待していて、トッププロスペクトのテオフィモ・ロペスを相手にその実力を山ほど発揮してくれたことがめちゃくちゃ印象に残っている。
 
特に左の使い方、ジャブの精度は秀逸で、ガードの低いロペスを大いに苦戦させた。
判定結果もそうだが、全体的にレフェリング等も相手寄りだったのがアレなのだが、ロペスのキャリアでもっとも苦労した試合だったことは間違いない。
 
本人の決断なので仕方ないが、この試合を最後に中谷が引退してしまったのは残念極まりない。
 
 
てか、これも以前から申し上げているのだが、「日本人選手は海外の選手にかなわない」「もともとの体格、パワーが違う」というのは絶対に嘘。重量級は確かにそういう面もあるかもしれないが、少なくともライト級前後に関してはそんなことはない。
 
だって、実際に通用してるしね。
中谷正義だけでなく、伊藤雅雪(S・フェザー級)、近藤明広(S・ライト級)、岡田博喜(S・ライト級)、井上岳志(S・ウェルター級)などなど。
S・ライト級の平岡アンディも海外デビューを果たしたし、海外の選手が相手でも日本人選手は普通に勝負できている。
 
なので、無意味な海外コンプレックスは早急に捨てた方がいいんだろうなと。
 

僕の2019年ベストバウト6選:第3位

○高橋悠斗vs堀川謙一×
(日本L・フライ級タイトルマッチ)
 
2019年10月10日に東京・後楽園ホールで行われた日本L・フライ級タイトルマッチ。
王者堀川謙一に高橋悠斗が挑戦し、2-0(95-95、96-94、97-93)の判定で高橋が勝利し、初戴冠を果たした一戦。
 
「高橋悠斗vs堀川謙一戦、吉野修一郎vsハルモニート・デラ・トーレ戦感想。まさかの週2で後楽園ホール参戦」
 
僕はもともと後楽園ホールが好きではない(嫌い)のだが、これは現地観戦しなきゃアカンと思って足を運んだ試合である。
 
序盤から高橋悠斗が積極的に前に出て優位に立ち、中盤から堀川がペースを引き戻す展開。
お互いの駆け引きや経験値が真正面からぶつかり、僅差で高橋が勝利。両者の過去の試合を観て「絶対にいい試合になるでしょ」と思ったのだが、まさにその通りの大接戦に感動させていただいた。
 
 
で、高橋悠斗応援で行ったつもりが堀川謙一のカッチョよさにテンションが上がり、あっという間にファンになってしまうという。僕はこの選手の試合をぜひともまた観たいと思っている。
 
てか、辞めんなよ堀川。
まだ全然できるからな。
 
などと勝手なことを考えつつ、続報を心待ちにしている。
 

第2、1位の発表は次回に

だんだん長くなってきたので、第2、1位の発表は次回ということで。
 
「僕の2019年ベストバウト6選完結編。“僕の”印象に残った試合第2、1位を発表する。いや、ホントに感動したんだってw」
 
ここまでの順位を見てもわかるように、恐らくみなさんの期待するようないわゆる“定番の試合”は入っていない。当然第2、1位もこの流れなのだが、興味があれば引き続きお付き合いいただければ幸いでございます。
 
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