「バスキア展」感想。初めての六本木ヒルズにまごまごしたけど、なかなか楽しかったぞ。夜景は勝ち組の見る景色だった

「バスキア展」感想。初めての六本木ヒルズにまごまごしたけど、なかなか楽しかったぞ。夜景は勝ち組の見る景色だった

表題の通りですが、2019年11月14日に六本木ヒルズ森タワー52階にある森アーツセンターギャラリーで「バスキア展 メイド・イン・ジャパン」を観てきました。
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「バスキア展 メイド・イン・ジャパン」
 
ニューヨーク・ブルックリン出身の画家ジャン=ミシェル・バスキアの日本初の本格的な展覧会とのことで、2019年9月21日~11月17日まで開催されていました。

 
以前にもちょろっと申し上げましたが、僕はバスキアが好きです
 
別に絵画に詳しいわけでもゲージュツ()に対する造形が深いわけでもありませんが、昔観たジェフリー・ライト主演の映画「バスキア」がなかなかお気に入りで、それ以降ぼちぼちグッズを買い漁ったりしています。
 
「映画「バスキア(BASWUIAT)」感想。孤独でセクシーなジェフリー・ライトとデヴィッド・ボウイ他。闇堕ちから救った親友ベニーに感動した」
 

 
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チケットを購入したのは9月の上旬だったのですが、なかなか行く時間がなく。残り4日に迫ったところでようやく訪れた次第です。


というわけで、例によって感想を適当に述べていきたいと思います。
 

六本木オシャンティ。そして、森アーツセンターギャラリーの入り方がわからん。心が折れそうになるわ

まず僕は六本木という場所に降り立った経験がほとんどありません。
 
六本木ヒルズはもちろん、六本木駅を使うのも恐らく生涯で3度目くらい。過去に何度か車で大渋滞の中を通り過ぎたくらいで、はっきり言って未開の地です。
 
今回は大江戸線六本木駅から徒歩で向かったのですが、いや~~、オシャンティなところですなぁ~
道行く方たちもキリッと顎を引いて、心なしかみなさん小顔に見える。僕のような下民とは見えてる世界も違うんでしょうなぁ。
 
などとしょーもない小物感を出しつつ、目的地に向かいます。
 
そしていよいよ現地に到着するのですが、いやデケえなオイ。
近くで見るととんでもない圧力っすわ。さすがは大都会東京、コンクリートジャングル。

 
小物感に加え、田舎者感をガッツリ見せつけながらいよいよバスキア展が開催されている「森アーツセンターギャラリー」に入ります。
 
 
と思ったのですが、あれ? どこから入ればいいのかがよくわかれへん。
 
「52階」と書いてあったので普通にタワーに入ってみたのですが、どこを探してもオフィスばかり。
スタイリッシュなスーツに身を包んだスタイリッシュなビジネスマン、ビジネスウーマンたちが颯爽と行き来する中、小物感と田舎者感を出しまくる僕がおろおろする妙な光景が展開されます。
 
明らかにここは違うということに気づいて大慌てでその場から脱出したのですが、今度は「WEST WALK」なるところに入ってしまう謎。
 
よくわからずエレベーターに乗りましたが、いくらがんばっても6階までしか行けない。
目的の階は52階なので、あと46階も足りないぞ? どうしてくれんだオイ。
オサレな飯屋がズラッと並ぶ中、「ここも違う!!」とキレ気味で引き返したわけです。
 
 
結局、さらに奥に進んだ場所でようやく入り口を見つけたのですが、あっぶねえわww
せっかくこんな場所まで来たのに、豆腐メンタルの僕はさっそく心が折れそうになってしまいました。
 
「六本木ヒルズ ミュージアム・展望台」
 

クッソ混んでやがる…。入場待ちが30分ってなかなかですね

とまあ、到着早々のつまずきもありつつ、ようやく森アーツセンターギャラリーに入ります。
 
ところが!!
期間終了間近ということもあり絶賛大混雑中。入場規制が行われており、待ち時間が約30とのこと。
 
階段を上ると、なるほど確かに。溢れんばかりの行列が目の前に現れました。
 
おおう、マジか……。
混雑しているとは聞いていたが、平日の夕方(15:30くらい)でこの混みようはちょっと想定外。やっぱりもう少し早い時期にくるべきだったなぁ。
 
てか、いつになったらお目当てにたどり着くのよこれ……。
すべては後の祭りなのでどうにもならないのですが、とにかくたっぷり30分、のろのろ動く列とともに入り口を目指しました。
 
「男性声優「この声は卑怯だろ」ランキング。一度聞いたら忘れない、耳に残るイケボベスト7」
 

ようやく入場。展覧会はなかなか楽しかったです。やっぱりバスキアいいっすね。場内はめちゃ混みだったけど

そんな紆余曲折を経て、ついに「バスキア展 メイド・イン・ジャパン」への入場を果たしました(六本木駅に降り立ってから苦節約1時間、長かった……)。
 
前置きが長くなりましたが、全体の感想としてはなかなかよかったです
 
申し上げたように僕はあまり美術に詳しい人間ではないのですが、やはりバスキアの絵は好きだなぁと。
一見すると落書きにしか思えなくても、じっと眺めていると三半規管がじりじり刺激されるというか。うまく言葉にできないのですが、なーんとなく「うん、いいっすね」みたいな。
 
もともとバスキアは精神が不安定な人間で最期はオーバードーズで亡くなるわけですが、それぞれの作品からは眼前に迫るようなパワーが感じられます(気のせい?)。
描き殴りにしか見えない絵も、実は綿密に練られた精巧なものなのだろうなと。
 
何より一つ一つの作品が巨大なのがいいですよね。
あれこれと理屈を述べるのも大事ですが、“デカさこそは大正義”というのは実際にあると思っております。
 
まあ、仮に作者名を隠して見せられたら確実に「単なる落書きだろ」とほざくとは思いますがww
 
「「小さな村の物語 イタリア」とかいう暴力的癒し番組。土曜日の夕方、大切なものを求めて僕はテレビの前で旅に出る」
 
そして、案の定場内は混みまくりです。
入り口で音声ガイドが無料配布される(僕は使わなかった)のですが、みなさんが各作品の前で立ち止まってガイドに耳を傾けるのでとにかく回転率が悪い。
 
また、撮影OKの作品の前には当然ながら人だかりができます。僕も写真を撮るべく待機するのですが、なかなか自分の順番が回ってこない状況にやきもきさせられます。
 
申し上げたように展覧会はだいぶ楽しめましたが、有名店の行列に並ぶのが大嫌いな僕にとってあの人ごみはだいぶキツかったですね。
 
 
なお後で知ったのですが、どうやら開催期間の序盤は比較的空いていたとのこと。
 
なるほど。
次からはもっと早い時期に行けってことですね。
また一つ賢くなりました(違
 

撮影OKの作品を一通り。テンションが上がって、結局チケット代1900円の倍以上のグッズを買い込む事態にw

では、ここからは撮影OKだった作品の写真をつらつらと。
一応展覧会が終わったので、載せても問題ないという判断をさせていただきました(ダメだったら言ってね)。
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一通り回っているうちに、いつの間にか外は真っ暗になっていました。
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すげえ眺望。
まさに勝ち組の景色ですねww
 
 
前澤友作さんが落札した作品が展覧会の宣伝に使われていました。
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チケットはコースター付チケット2800円のものを購入したのですが、テンションが上がったせいであれこれグッズを買い込んでしまいました。
「おお、2800円は安くていいね」と思って出向いた結果、何だかんだでチケット代の倍以上の金を使うというわかりやすいカモられ方をしてきた次第です。
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それでも他の展覧会と比べればだいぶ割高ですけどね。
 
 
以上でございます。
バスキア展の感想というより田舎者が大都会にやられた報告っぽくなっておりますが、楽しかったので別にいいか。

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